こんにちは。
いよいよ秋ですね。
タイトルの通りです。苦手を克服します。
もちろん苦手なことはたくさんありますが(虫とかセロリとか)、ここでいうのは小説を書くうえでの文章表現の苦手です。
まあ、これもたくさんあるのですが、ひとつ挙げるなら「食べ物の描写が苦手」
作中の食べ物がどんな見た目をしていて、どんな匂いで、どんな味わいなのか……
それを簡潔な言葉で、まるで読者の目の前にあるがごとく、まるで読者が実際に口にしているかのごとく伝える表現技法。
ところが自分はこれがえらく苦手です。カクヨムの他の作家さんがこともなくこなしているのを見ていつも羨ましく思っています。
そんな自分が食を表現するとこんな感じになります。
「ほう、これが初めて食べるビーフストロガノフか。……美味い!なんか……美味い!」
もうひどいです。何にも伝わりません。
自分、食にあまりこだわりなく生きてきたので、大体何食べても美味しく感じるんです。あまり細かい表現を必要としないのです。
現実の苦手がそのまま創作の苦手になっている形です。良くない。
どんな物語であってもそこには人がいて生活があり、生活の中心には食事があります。
物書きをするならそこから逃げることはできません(これまでは全力で逃げてきましたが)。
逆にいえば、この苦手を克服することで作品内の生活にリアルな五感を与え、物語に厚みを加えることができるかもしれません。
いや、その効果はきっと表層的なものに留まらないでしょう。
その食事への接し方、感じ方で登場人物の内面の一端を表現できるかもしれません。
その食事の材料、作り方などから作中世界の文化風俗、科学技術などを知ることができるかもしれません。
これはもう、苦手を克服するしかありません。
まあ、いきなり上達はしないので少しずつ。
早速ですが本日、その練習におあつらえ向きなヤヤコシイものを食べてきました。
渋沢のラーメン屋さん
【麺や 阿闍梨】
どのあたりがヤヤコシイかといえば、ラーメンの上にかき揚げのってます。
ほら、いきなり想像しづらいでしょう?
ちなみに「阿闍梨」というのは弟子を導く師僧の意。それもただの僧侶ではなく、厳しい修行を積み、欲を落とし徳を積んだ高僧だけに許された位です。
そんな阿闍梨が贈る、ラーメンとかき揚げのマリアージュ。
「煩悩まみれやないか!」
いやいや、やりたいのはツッコミじゃなくて食レポなんです。
このヤヤコシイ食べ物をどうにか皆さんにお伝えしたいのです。
相手にとって不足なし。
さあ、かかってこい。
うまーーーーい!!!
なんだこれよくわからないけど美味しいなあ。
写真貼った方がわかりやすいわコレ。
