昔、まだWEB小説がなかった頃、紙のラノベにハマっていた頃を思い出しました。本棚の背表紙を見るだけで話の内容が頭に浮かんで、つい本編にないオリジナルの妄想をしてしまう、そんな懐かしい時代の小説に再会できたようで本当に感無量です。第1章はカーミラちゃんは可愛いし、ロディーヌちゃんは良いお嫁さんだし、サヤちゃんは、、、最終話『邪竜の後継者』の結末も切なくて、これ無料でいいのか、、、と思うくらい胸が熱くなりました。第2章ミスランディアさんが理想のお姉様で、チエリさんとかメドラウト姫とかも大好きです。事情があり、しばらく読みに来られなくなるため、レビュー兼ファンレターで作者様に感謝の気持ちを伝えたいと思います。女性キャラばかり書きましたが、一番の推しはアルフレド君とブラムさんです。再登場を楽しみにして、またいつか読みにきます。更新、無理せずに頑張ってください。
遂に、一つの区切りを迎えました。
自分の言葉ではとても言い表せないほどの、醜く、だから美しい物語。
構成、ストーリー、キャラクター、設定、伏線。
何を取っても至高、劣るものなどありません。断言出来ます。
長いので尻込みしてる方、いましたら一言。
読んで得しかありません。
今読む気にならないのなら、絶対フォローだけでもしておくべきです。
自分の浅薄な言葉では、この作品の魅力など語れたものではありません。
まずは一話でも読むことをお勧めします。
すぐに作品があなたを呼び込むでしょう。
白狼と少年、その師匠、そして全ての人々に。
闇祓いの作法に従い――!
この物語は――少年が、闇祓いとして、そして一人の男として、成長していく物語です。読者もまた、少年の成長を見守り、あるいは共に成長を実感できる物語でもあると思います。
ところは、中世あるいは近代ヨーロッパにも似た世界、そしてその都市国家にも似た街、ブリギット。
その街を治めるレイン公爵家の庶子・ユウリスは、友人たちの呪いじみた遊びに端を発する、『闇』の顕現に出くわす。
そして出会う、美しくも強き白狼と、闇祓い《ゲイザー》の女・ウルカ。
白狼、そしてウルカと共に、ユウリスは『闇』と対峙し、そして以後、ブリギットを舞台に繰り広げられる、『闇』との戦いに身を投じることになる――。
これ以上は、物語をご覧くださいとしか言えません。ここで触るよりも、その方がきっと楽しいです。
また、ブリギットを軸に構成される作品世界、その紡がれた歴史、文化などに思いを馳せるのも、この物語の魅力です。
長い物語ですが、それだけ長く楽しめる、そういう物語です。
再度、改めて申し上げますが――物語をご覧ください。
面白いですよ!