セイバーメトリクスを一人だけ活用出来るってだけで物語に出来るのに、それを回転数や回転軸、全てを認識出来るって設定をファンタジーでゴリ押してる
そしてそれを全て活用した上で、異世界ファンタジーに異種族に貞操逆転に掲示板にどれだけ設定をマシマシにしてるのかってぐらいなのに、それすらスマートに料理してる作者のセンスが頭抜け過ぎてて、ヤバい
異種族だから女性の球速帯をリアル男に近付けて、OK
貞操逆転で、男の主人公を異性の中にぶち込んでも、読者に違和感を抱かせない
掲示板でのコミカルな外部視点の取り入れ
どれも無駄がなさすぎて、物語の構造設計の神を見るレベル
てかセイバーや理論をどうやってここまで言語化出来てるんだ……?
元々の知識があるにせよ、ここまで体系化して創作に落とし込むのヤバすぎるだろ……
知識とセンスも両方抜群にあるとか、ダルや大谷かよ……
主人公の性格もクズと言いつつ、不快感がなく、共感を呼ぶ仕組みになってる
こんなの読まされた人はもう野球の小説書けねえだろ……
頭、おかしいわ、この作者……
設定が勝利しています。
水原勇気が男で、藤村甲子園が女、的な世界に転生して、水原勇気ポジションの主人公が唯一使える魔法がステータスオープン(?)。
フィジカル的には女性上位の世界で、確実に自分は大谷レベルにはなれないと自覚しながらも努力する主人公。個性的なライバル達がみんな女の子。試合相手の渋い監督が、実はおおきく振りかぶってみたいな素敵な年上のお姉さん(主人公から見て)だったという衝撃(自分が勝手に衝撃を受けただけです)
さて、安心して下さい、履いてますよ。ここまでのネタバレは実は初期設定レベルです。主人公が決して俺無双ではないので、物語がどこに終着するのか、全くわかりません。まだ高1の夏の甲子園の県大会予選ですよ。