アストレアの花嫁〜辺境の小国に嫁いだ姫君は、病弱な旦那さまにもっと愛されたい！〜

大国からアストレアという小国に嫁いできたパトリツィア。だけれど彼女には大きな問題が。実は新郎ギルベルトが寝所へ訪れてくれないのだ。
一旦はへこんで泣いてしまうパトリツィアだけれど、夫たるギルベルトが病弱だと知ると心機一転、彼を健康にさせるための薬草集めにむかう！


流麗かつ丁寧な文体で紡がれる美しい恋愛小説です。
主人公パトリツィアが何より前向きで、読んでいるこちらも元気になりました。やや天然なところも可愛くて……もうずーっとパトリツィア可愛いパトリツィア可愛い！と読みながら連呼しておりました。
さて、問題のご夫君のギルベルト様も……真意を知るとめちゃくちゃ可愛い！
ううおおお！！！この夫…続きを読む

政略結婚で小国に嫁いだ御姫様が主人公なんです。
とはいえ相思相愛で幸せな結婚でした――のはずだったのに。

新婚初夜を、す　っ　ぽ　か　さ　れ　ま　し　た。

御姫様、気合いをいれてベッドで待ってたのに、夫が現れねえ！！

なんで？　どうして？　私にそんなに魅力ないの？　ってなもんですよ。

でもね。これは深いわけがある。
夫にも夫の事情があるわけですねえ。

でもそんなことを知るよしもない御姫様は、夫を自分に振り向かせようと、あの手この手を画策し始める。

とにかくこの御姫様がポジティブ、行動力もすごくて見てて楽しくなっちゃうんですね。

そんな彼女の大騒動を描いた異世界恋愛もの短編となっ…続きを読む

辺境の小国に嫁いだパトリツィア王女。

明るい性格なのか、政略結婚にもかかわらず前向きに嫁ぎました。
優しい夫とさっそく距離をつめようとしますが、なぜか上手くいきません。

嫌ってはいないはずなのに……。

世間知らずなお姫様。あれ⁉　落ち込むどころか違う方向に進みます。
その様子が愛らしくて、可笑しくて
ときどき「人の話、聞いています？」って言いたくなります。

その辺の天然な感じが、「イレスダートの聖騎士」のブレイヴの祖母のお話なので、そうなのか～って納得です(≧▽≦)

とはいえ、作者さまの代表作「イレスダートの聖騎士」を知らない方でも楽しめますよ。

一方、夫のギルベルトにも寝室に訪…続きを読む

辺境の国アストレアに嫁いできた王女パトリツィア。満を持して寝室で夫を待つも、多忙な夫は来てくれない。
天然で純粋で、でもちょっと鈍感な彼女は、夫を寝室に呼び込むためにあれこれと頑張ります。すごくすごく、周囲を巻き込んで頑張ります！（わりと猪突猛進型）
一方、あっさり草食系に見える夫のギルベルトは何やら事情がありそうで──。

夫のギルへパティの魅力は届くのか？　病弱な夫の体力は回復するのか？　そもそも、原因は本当にそれなのか？　パティ、人の話は最後まで聞きましょうよ。

終始にやにやしっぱなしの、新婚夫婦すれ違いラブです♪

辺境の小国に嫁いだ王女パトリツィアには悩みがあります。結婚初日から、旦那様に距離を置かれているのです。

「まさか旦那様は体調が悪いのかしら？」「それとも私に魅力がない！？」などと考えては、全力で行動を起こします。
そう、彼女は真っ直ぐ前向きなヒロインです。時々突っ走り過ぎて周囲の言葉が耳に入らなくなってしまう辺りも可愛らしい。読者としては「ちょっとちょっと、立ち止まって皆の話を聞いてみてー！」と思わず叫んでしまうのですが、そんなすれ違いにもニヤニヤします。

王女様らしくどこか世間知らずなところがありつつも植物への知識に明るく賢明なヒロインと、心の奥に色々と……ええ、本当に色々と秘めている…続きを読む

国王のおうちから嫁いできたパトリツィア。でも結婚相手の領主さま、ギルベルトは距離を置いている。
いわゆる「白い結婚」なのかなと思いきや、そうでもなく、二人の結婚、そして子どもは望まれるところ。
何より、パトリツィアの気持ちはギルベルトに向いている。
ここまで状況ができあがっていて、なぜギルベルトは「来ない」のか。

……こんなこと書いてますけど、キャッチフレーズとかタグを見ると、この後の展開が、わかるような、わからないような(笑)

ぜひ、ご一読を。

　結婚しても、寝室を訪れない夫。
　来てくれない、と悲しんでばかりはいられません。
　病弱と言われている夫を健康にしようと、嫁いできた元気な妻、パトリツィアが、失敗をしながらも、奮闘します。
　しかし、実は、夫が妻の寝室を訪れないのには、別の、とっても濃ーい理由があったのです。
　財政難をも抱えながら、このちょっぴりおかしな、すれ違い夫婦、うまくやっていけるでしょうか。
　大人気『イレスダートの聖騎士』のブレイヴのお祖母さんのお話。
　ブレイヴのお祖母さんって、こんな人だったんだ。
　お勧めします。面白いです！