ずーっと読みながら叫んでました!
古代ギリシャを扱った作品の外伝込みの四作目にあたります。
主人公のティリオンが【ネタバレ】や【ネタバレ】に巻き込まれ、今回な本当に可哀想なことになっているのですが……
ぐう、みんな様々な事情があってすぐにティリオンを助けることが出来ません!
みんな助けたいという気持ちはあるんですけど…… ぐうう! ぐうう!!!
そのもどかしさをテンポの良いタッチで書き進めておられます。
新しいキャラや新しいポリス(というか内情がわかってきたポリス)が出てきて、前作にも比べて一層躍動感とエンタメ感が満載です!
エンタメ要素のある歴史小説が好きな方におすすめ!
まだまだ話は続くようですので、続きに期待しています! まだあんなキャラとかこんなキャラとかが活躍する可能性がありますのでね!
物語の持つ面白さ。それがとにかく凝縮された作品です。
個性的かつ強い意志を持った登場人物たち。そして先の読めない展開。二転三転と物語の構図が変化し、強力なリーダビリティーによって読者の心をずっと離しません。
本作の何よりも面白いところは、「人物同士の邂逅」により、思わぬ方向へと物語が転がって行くところです。
時には「取引」という形で、思わぬ人物同士が手を取り合い、事態を動かすように行動を始める。
時には「謀略」という形で、ある人物が己の欲望を満たすために人を利用し、他者を出し抜いて単独行動を始める。
本当に、読んでいてハラハラする作品です。悪役の非道っぷりに「おのれ!」となったかと思えば、それが倒されそうになって「やっちゃえー!」と胸が熱くなることも。思わぬ取引や対決の場面が登場し、「どうなっちゃうんだ……」と驚愕することも。
いたるところに読者を魅了する要素が散りばめられ、読み始めれば先が気になって気になって仕方なくなります。気が付けば一日が終わりを迎え、「続きは明日までお預けか……」と仕方なくページを閉じるようなことにも。
とにかく面白い。ひたすら面白い。壮大で魅力的で、笑える場面も緊張する場面も各所に登場します。
一気読み必至で、徹夜したくなる欲望と日々戦いながら読みました。
圧巻のエンターテインメント。是非とも多くの方にオススメしたいです。
作者の代表作にしてカクヨムの大人気歴史物語『ギリシャ物語』シリーズが、ついに完結です!
恋、父子の相克、兄妹の愛情、臣下の忠義、タンポポ、国家の戦略、王家の盛衰‥‥、見どころが「これでもか!」と詰まった歴史巨編!
父を斬殺し(たと思い込み)国外に逃れたアテナイの貴公子ティリオン・アルクメオン、それを追う「アテナイの氷の剣士」フレイウス、ティリオンと想いを通じたスパルタのアギス王家のアフロディア姫、哀れな老医師、奴隷の姉弟、スパルタ、テパイ、コリントスなど有力ポリスの首脳陣‥‥。
皆が皆、想いを叫び、走り、地に転げ、テーブルを投げ、剣を取り戦い奮闘します。
美貌の貴公子ティリオンの運命は!?
ラストは、「この男がそれを言うかあ!」というラスト。
これぞ、歴史ロマン!
不幸な偶然と行き違いのため、周囲の人々を信じることができなくなり、父を裏切って故郷アテナイから逃げ出した青年ティリオン。流浪の旅のさなかスパルタの姫アフロディアとひかれ合うが、数々のポリスの思惑がからみ合い、再び居場所を失って逃げ回るうち、さらなる過酷な運命に飲み込まれていく。逃亡中に大けがを負ったティリオンが目覚めたのは……。
一方、そもそものティリオンの旅立ちに大きな誤解があることに苦悩するフレイウスは、こちらもまた数奇な出会いを繰り返しながら、ティリオンを追う。断罪ではなく、誤解を解いて、彼を本来の居場所に迎えるために。ティリオンと、フレイウスとは、そしてアフロディア姫とは、再会を果たすことができるのか。いくつものポリスの人々もまた、ひとりの青年のために、大きな事件に巻き込まれていく……。
古代ギリシャのポリス時代を舞台に、史実と習俗と情熱とユーモアを巧みに盛り込み、愛憎、プライド、苦悩、陰謀、剣戟を織り出した一大ロマン。Ⅰ、外伝、Ⅱ前編、そして後編と続いてきましたが、ついにと言おうか残念ながらと言おうか、フィナーレへ。カクヨムサイトでも有数と思われる過酷さを背負ったティリオンの旅路の果てを、どうぞ見届けてください。
面白いんです。
これはギリシャ物語、Ⅱ、【後編】ですから、当然、【前編】も存在しますし、Ⅰ、外伝も存在します。
ぜひ、Ⅰ、から読んでいただきたい。物語は続いています。
そして、寄せられたレビューを見てください。
どのレビューも、熱い!
みんな、ファンなんです。この壮大な叙事詩の。
美形で悲劇の貴公子、ティリオンを、皆、はらはらしながら見守ってますし、その恋人、アフロディア姫を応援してますし、ティリオンを追いかけ、そして心で追い求めるフレイウスと、ティリオンがどうなるか、物語を、じーーーーーっ、と固唾をのんで見守ってるんです。
物語を開けば、ハラハラの、先が見通せない展開が待っています。そしてコメント欄も、大盛況。作者さまのコメント返信も、おもしろいので、読者さまは覗いてゆくべし!
とにかく、読者を飽きさせません。
私が望むことは一つのみ。
早く続きを読ませてぇぇぇぇぇ!
ギリシャ物語ⅠやⅡの前編を読んでいなくても詳しい解説付きなので、本編からサラッと読み進めることができますのでご安心ください。
壮大なスケールで美しく、時に狂おしく展開される古代ギリシャの群雄割拠とそれを取り巻く人間ドラマ。
恋も! 戦も! 笑も!
コメディ調でパンチの効いた会話など飽きさせない工夫が見事に凝らされ、気付けばどっぷりと物語の深みにハマってもう抜け出せません。
禁断症状に苦しむティリオン。
怒りをぶち撒けるフレイウス総司令官。
やってくれますアフロディア姫の爆弾発言。
対するペロピダス総司令官はキョドリまくり……
敵国とのバッチバチのシリアスシーンにまさかのハッタリ交渉?
こんなので乗り切れんのか?……と肝の座りに冷や汗タラッタラと見どころ満載なのです。
語り出したらキリがありませんよ。
魅力たっぷり。とにかく一度読んでみてほしい。
小気味よいテンポで駆けていくストーリー。
それはまるで古代ギリシャの勢力図が変わるように塗り替えられ、躍動するその瞬間に降り立つ感覚。
激動のギリシャ! 最高のラスト!
これは必見ですよ!
無印『ギリシャ物語』では、主にスパルタ国とそれ以外のポリスとの対立が描かれました。
『ギリシャ物語 Ⅱ【後編】』では、異なる陣営、そして兵も一般人もごちゃまぜになった新しい共同体によるティリオン救出作戦が主な目標となります。
『外伝』も含めた流れから、ずっとティリオンを追い続けてきた氷の剣士フレイウス。冷静沈着な彼もティリオンのことになるとぶち切れてテーブルを家の外まで投げ飛ばします。やっちゃえフレイウス。
そしてフレイウスがタッグを組むのが、普通では相容れないはずのハイパーじゃじゃ馬アフロディア姫。二人が組めばもはや向かうところ敵なし。大ボスペロピダスが待つテバイ陣営へ突撃だ。
コリントスのパシオンも良いキャラをしている。個人的に若干目移りしがちなペイレネのハートをいつか彼に射止めてもらいたい。
フレイウスとカーギルのポリスの垣根を越えた友情もじんときました。
無事ティリオンを救って大団円を迎えるまで、レビューは書いてやるものかと思っていました。しかし本日から物語は「最終章」へ突入。書くなら今しかない。いや、今でしょ!
この長きに渡った物語にどんな結末が訪れるのか。おそらく読者の100%がハッピーエンドを願っている。
ここから先はあなたの目で確かめてください。
カクヨムでは非常に有名な作品です。コメディ創作論で知られる作者さまですが、今作の横顔は凜としています。
古代ギリシャはもう遠い過去なのですが、魅力的なキャラクターによって現在進行形の歴史かのように息吹を生じ、かつ超大作であり完結せず物語は今も未来へ向かい続けています
未来へ向かうと書いたのは、「あの頃には戻れない」から前進するしかない感がすごいんです、ギリシャ物語は
かなり主要人物でも容赦なく亡くなってしまいますし、逃避行で逃げれば逃げるほど、逃げた先がさらに地獄が待ってる。ページを捲るほど事態はやり直しが効かない方へ向かってしまうんです
どんな展開や悲劇でもあり得るだろうという緊張感が常にギリシャ物語には渦巻いている
スパルタ衰退、そしてアテナイ・テバイ連合、マケドニアの台頭とペルシャへの反逆へ向かう時代、明日見えぬ内乱のギリシャの中でそれでも未来へ向かわんとする少年少女のたち、ギリシャ物語の青春だと思いました
「ティリオンVSフレイウス」
Ⅱはついに、ティリオンとフレイウスが対峙します。(連載中現在)
ティリオンを守るために剣を磨いてきたフレイウスがティリオンと対峙しなければいけない
そして前述の「どんな展開や悲劇でもあり得るだろうという緊張感」の中、ギリシャ物語屈指の好カードは
後編の花形であり読む動機になるでしょう
読む順番で読んだ感じが変わる珍しいシリーズなので、旧作に触れながら後述します
理解しやすいのは「初代→外伝→Ⅱ」、でも時系列的には「外伝→初代→Ⅱ」なので、どちらが正しいとは言い切れない
「ギリシャ物語」
スパルタが舞台です。どのキャラも初対面として登場するので読みやすいと思います
ティリオンたちの今の10代とそんな変わらない青春から、後半一気に乱世なんだという厳しさが出て、その温度差で「非日常トリップ感」が出ます。
ここの切れ味がすごいので、外伝で事前知識を入れない方が「落差」がよく出る気はします。
テバイ軍や、スパルタの教育システムとか、スパルタの料理おいしくないとか、ギリシャ知識が面白い形で登場します。
「ギリシャ物語外伝」
アテナイが舞台です。ティリオンの苦しい少年時代、それを守れなかった剣士フレイウスの物語。
初代より外伝を先に読んだ場合は、ティリオンの素性を知りつつアフロディアと出会うことになり、それもそれで逃避行として緊張感があるかも知れません
アテナイはエーゲ海があって文化的なポリス。医療、芸術、被服、料理屋……それにまつわるいろんなキャラが出てスパルタ編とは異なる賑わいがあります
アテナイこの時代にすでに親権?のような概念もあるという。それがまた物語に密接に関わってくる。すごい。そんなとこから話広がる。博学なんです
古代アテナイが想像よりずっと近代的なこと、そしてその文化がルネサンスや近代の法律にまで影響を及ぼす萌芽を感じる外伝です
BL要素が増え、初代ギリシャ物語と毛色が変わります
さーっと書いてしまいましたが、
作者さまの作品はとても安定していて、安心して読めます。
そして博学です。知ってそうで知らない古代ギリシャ、触れるきっかけになるのではないでしょうか
崖から落ちて意識不明のティリオンは、ペイレネを信奉するコリントス兵が守るスパルタ残兵の隠れ陣へ、一緒に逃亡していたアフロディア姫はフレイウスに捕まり、アテナイ陣に連れていかれてしまいました。離れ離れの二人は、再会できるのでしょうか…!?
誤解をといてティリオンをアテナイに連れ帰る事を目標にしているフレイウスは、ある事をきっかけにティリオンの居場所を知りますが、重症のティリオンにはタンポポ頭ことネリウスの毒牙が迫っていました。
この二人も再会できるのか、ティリオンはどうなってしまうのか、目が放せません!
魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが、中でもコリントス指揮官のペイレネ、能弁なパシオン、氷の剣士フレイウス、そして私の推しアフロディア姫のカッコイイ活躍が描かれていて見所満載です!
ぜひ、読んでみてください!
2022年のカクヨムコン8にて、彗星の如く現れたギリシャ物語。
古代ギリシャを舞台にした大河小説が、カクヨムコン10にて帰ってきました!
前作の続きを心待ちにしていた読者の皆さま、毎日更新が嬉しいですよね!!
新規でこのお話に触れる方、どうぞ安心してください!シリーズ四作目ですが、今からギリシャ物語のファンになっても十分追いつけますしたのしめます!!!
とはいえ、やはりシリーズものですから一作目から読まねば話についてはいけません!
うう〜ん、でも長編って長いし最新作まで追いつくのも大変だし……そのお気持ちもとっってもわかります!!
ですが安心してください!(二回目)
ちょっとでも興味を持ってくださった方は、まずギリシャ物語のコメント欄をのぞいて見てください!
どのシリーズ作品にも、読者の皆さまのあつ〜いコメントでいっぱいなのです!!
と言うように、熱烈なファンが多いギリシャ物語。
もちろんその理由もしっっかりありますよ!!
歴史小説はちょっとお堅いイメージだしむずかしそう。そんな印象はすぐに消えてなくなるほど読みやすく、またこの先どうなるんだろうというワクワクドキドキハラハラ続きのストーリー。
美貌の青年ティリオンと、彼を取り巻く登場人物が非常に魅力あるキャラばかりで、たくさん人物の名前が出てきてもしっかり覚えられます!!時には感情移入しすぎてしまうことも……!?(コメント欄参照)
さて、ここまで読者を熱くさせてくれるギリシャ物語シリーズ。
ぜひぜひ、この物語に触れて新たなファンの一人になって頂きたいです!
シリーズ4作目のこちら。物語はさらに熱く加速していって、今まで以上にワクワクが止まりません!
これまでのあらすじや補足も添えられていますが、やはり初めましての方には第1作目から楽しんでいただきたい「ギリシャ物語」。シリーズすべてを読むと70万文字をこえる(現時点)ので、数字だけを見るとちょっと尻込みしちゃうかもしれませんが、大丈夫です。だって、すごく面白いんです!
ギリシャ物語の見所のひとつは「すれ違い」だと思います。登場人物たちが物理的にすれ違ったり、精神的にすれ違ったり……。しかも、キャラたちは誰もが強い思いを抱き、生き生きとしているので、すごく感情移入できちゃうんです。ストーリー展開に何度「ああー!」「なんてこった!」等と叫び、キャラに心を寄せて「違うんだよお」「切ない……」「とんでもねぇ奴だ!」等と情緒を揺さぶられたことでしょう。
ストーリーの軸・各キャラの軸が、シリーズを重ねてもブレないのもすごいです。だからこそ、読者は「これぞギリシャ物語!」とずっと夢中でいられるのだと思います。主人公たちの前に次々と立ちはだかる障害といい、その他のいろんな点といい、作者様の筆力の高さに尊敬の念を覚えます!
そういったエンタメ性は、読者が楽しむための作者様からの「プレゼント」と言うことも出来るのではないかと思うのですが、ギリシャ物語にはもうひとつ、作者様から読者へのプレゼントがあると私は思っています。それは「読みやすさ」です。
一文ずつ改行が入っているのでスマホから読んでも視認性が高いですし、1エピソードの文字数が2000文字前後なので休憩を挟んだり、隙間時間に開いたりと自分のペースで気軽に読み進めることができます。さらには、人物紹介やストーリーのおさらい等もあって理解も深まります。
これらも、読者が作品を楽しむための作者様からの心遣いなのだと、私は思うのです。
読み続けても楽しいばかりで全く疲れず、Ⅱ【後編】も2日で最新話(第三十章 恐ろしい薬 5)に追いついてしまいました。この先の物語も楽しみで楽しみでたまりません!
激推しの作品です!