暮らしのアイデア川柳

暮らしは、生きることの基本です。
衣食住の生活を整えることから、人はより良く活かされるのです。

悠鬼よう子さんが詠まれ、川柳の形となった生活の知恵たちが並んでいる本作。
どの作品にも易しい言葉で、より良い暮らしのための優しい気づきが溢れています。

マシュマロ、レタス、フルーツキャップ、スパイス入のココア。

身近な物品を活用する小さな生活改善。
それはまた、ルーティン化しがちな日常を確りと意識させてくれます。

流されるだけの時間と意識を一時止めて、暮らしを見つめさせてくれるのです。

そんな豊かな時間を過ごすヒントが、ここにあります。
どうぞ、ご覧ください。
お勧めですよ。

川柳と、その背景にある日常が綴られたエッセイです。
詠まれることば、描かれることばはあたたかく、日々の暮らしへの愛情をも感じました。
また「知恵袋」のタイトル通りに、知らなかった気付きももたらしてくれる、優しい一作です。

暮らしの中に小さな知恵とやさしいリズムが灯る、『暮らしのアイデア川柳』。
マシュマロの意外な使い道やレタスをシャキッと保つ工夫、フルーツキャップの再利用など、思わず「へえ！」と声が出るアイデアが、リズム良い川柳とともに紹介されています。
さらにスパイシーココアの一篇は、暮らしの整え方や心への寄り添いが感じられ、とても癒されました。
読むほどに日常がちょっと楽しくなる、あたたかなエッセイ集。
思わず今日から取り入れたくなります🍀。

世の中には様々な知恵が溢れています。

上から目線で教えてくる人もいるなか、川柳も効いた暮らしの知恵。
ひとつ、ひとつは小さなものでも、知ると知らないのでは大違い。
日常を見る目がちょっと優しくなるような、難しくもない、これならできそうな知恵が嬉しかったです。

暮らしの中には、ささやかな工夫と気づきが隠れている。
それは、誰かに教えられたものではなく、自分の中から静かに芽吹いていく感覚だ。

例えば、
さらさらの砂糖を保つために、マシュマロをひとつ容器へ入れるだけの知恵。
レタスの瑞々しさをよみがえらせる、50度の優しいお湯。
フルーツキャップがタワシとなり、大切な場所を磨く再利用の魔法。
そして、夜に食べない時間を持つことで、自分の心と静かに向き合う時間。

この知恵袋は、そうした「整える」という言葉の意味を、暮らしと心の両面から丁寧にすくい上げてゆく。
書き手の目線は常に優しく、日常の中のひとつひとつを丁寧に扱いながら、
何気ない風景を、もう一…続きを読む

まだ二話ですけど、目から鱗のエピソードでした。
そんな沢山ライフハックがあるわけではないのでしょうが、気長に続きを楽しみにしています。レビューも後で編集するかもです。