冤罪令嬢は、孤独な魔術師と解き明かす

闇が深い背景と謎。
でも、読んでいて、ほんわかした気持ちが勝つのがとても良い。

ネタバレはしたくないし、先入観を持たずに、いろんな人に読んでほしい。

私にはとても面白かったです。

突如、殺人未遂の犯人とされてしまったティナ。
ティナとクロードが謎を推察、そして解明していく過程で、共に推理していたのですが、予想外の結末が待っていました。
いい意味で裏切られます！！
普段、ミステリーを読まない人でも、楽しむことの出来る爽快感があるので、ぜひ最後まで読んで欲しいです！！
ティナとクロードの穏やかな日常番外編、希望です！

以下、小説ど素人が率直な感想を述べます。
私の求めていた小説はこれだ！と思いました。
会話がないけれど、それが嫌じゃない。無口な二人の何気ない日常がゆっくりと過ぎていく。
ほんわかしているのに単調にならないのは陽気なイリエの存在あってこそだと思います。
緊迫したシーンもあり、読んでいて飽きない。
あとは個人的に異世界とか魔法とかが好きなので、魔法のある世界のミステリーは普通の推理小説より読みやすかったです。

無実の罪を着せられたティナがどうなって行くのか、読んでいてドキドキハラハラすること間違いないでしょう！
大変な目に遭ったティナですが、クロードの元へ行ってからのやり取りは読んでいて少しホッと安心感があります。
そして、黒幕が分かった時、きっと驚くこと間違いなしです！
個人的には黒幕の心情にはドキドキしっぱなしです！！
是非読んで誰が黒幕なのかを確かめてみてください！