概要
語ってあげよう。姫が皇帝となる世にも奇妙な譚を。誰が語らずとも俺だけが
陰と陽を逆転させた"ワケあり皇太子"と後宮に潜む"毒舌な秘密の妃"の歪なバディが、
宮中で連続する神怪絡みの謎を解く、中華幻想の"怪異"事件簿!
羲(ギ)の国では、皇帝のみが神であるという思想のもと、怪異や死鬼、異能は徹底的に排除された。
「怪力乱神を語らず」それが宮廷における禁である。
時は経ち、第五代皇帝が倒れ、十三歳になったばかりの幼き皇子 夭(ヨウ)が皇太子となる。
夭には出生を隠された双子の妹である胤(イン)を巡って、誰にも語れぬ秘密があった。
夭は視察に赴いた羲の都で"死者の行進"という怪異に遭遇する。
不可解な事件があれば後宮の深淵にいる《カタラズの妃》を訪ねよと皇帝から命じられていた夭が、解決の糸口を捜して訪ねると、奇妙な妃は妖しく微笑む。
「さあ、今宵は妾に何を語ら
宮中で連続する神怪絡みの謎を解く、中華幻想の"怪異"事件簿!
羲(ギ)の国では、皇帝のみが神であるという思想のもと、怪異や死鬼、異能は徹底的に排除された。
「怪力乱神を語らず」それが宮廷における禁である。
時は経ち、第五代皇帝が倒れ、十三歳になったばかりの幼き皇子 夭(ヨウ)が皇太子となる。
夭には出生を隠された双子の妹である胤(イン)を巡って、誰にも語れぬ秘密があった。
夭は視察に赴いた羲の都で"死者の行進"という怪異に遭遇する。
不可解な事件があれば後宮の深淵にいる《カタラズの妃》を訪ねよと皇帝から命じられていた夭が、解決の糸口を捜して訪ねると、奇妙な妃は妖しく微笑む。
「さあ、今宵は妾に何を語ら
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!あぁぁエモすぎる・・・ザッツ・エンタテインメント!!
まずは、だまされたと思って、無料話だけでも読んでほしい――
数奇な人生の巡り合わせで、はからずもバディを組むことになった胤とカタラズの謎めいたバディはもちろんのこと、脇を固めるキャラも、セリフも、ストーリーテリングも、とにかくエモい!
ちぐはぐな心と身体、公と私のあいだで引き裂かれる痛み。
愚かさと愛しさ、喜びと哀しみ、誇りと屈辱、男と女、人と獣、この世なるものとそうでないもの……ありとあらゆる境目が溶けあい、ダイナミックな物語の起承転結のうねりとなって、心をさらってゆくこと請け合いです!
流麗な文章が醸し出す中華幻想の妖しい雰囲気に呑まれ、最初こそ戸惑う向きもあるかもしれませんが、謎…続きを読む - ★★★ Excellent!!!中華怪奇ミステリー+麗人皇太子+妖艶妃(仮)
夢見里先生の新連載、楽しみにしておりました!
後宮モノではありますが、中華怪奇ミステリーの様相で、展開が楽しみです!
やはり素晴らしいのは、美しい描写の数々。相変わらず、先生のものがたりは、かぜや香り、熱を感じます。喧騒と静寂、あたたかさと寒さ、はっきりと読者が思い描ける描写は健在です!
皇太子の名前も意味深ですね。行く末が心配でもあり、そうだったのか!という驚きもありました!
不語の妃の妖艶さ!登場シーンに至る場面で、モノクロから極彩色に、そしてモノクロに戻っていくさまは圧巻でした!
不語の妃が語るシーンは、ぜひともアニメで見てみたい!
第一部で、取り敢えず謎が揃ったところ、第二…続きを読む