エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
こちらの御作もまた、鳥肌の立つほど美しいものでした!!!
どのお話も驚異的に完成度が高く、悲しいものからブラックユーモアのきいたものまでバリエーションも豊か。
AIとの関わり方に悩んでいる私としては、特に第3話が印象深くてニヤリとしてしまいました。
AIについてはいろいろな考え方があると思うのですが、やはりAIの書いたものを自分で書いたと偽って発表する行為は、相応の報いを受けるべきだと思っています。
持ち主を「エタるな」と励ましてくれる書き物机さん、とても可愛いです (*ˊᗜˋ*)
物との関わり方を見つめ直したくなり、また、パリには行けなくとも古道具屋さんを覗いてみたくなりました。
なお、我が家で感情を持っていそうな物の筆頭は、ぬいぐるみです (,,^_^,,)
作者からの返信
ハルさん、こちらにもお越しくださって、最後までありがとうございます!光栄なご感想を頂いてまたまた励まされました。
オムニバスは初めて書いてみましたが、面白くもありなかなか難しかったので、あたたかいお言葉が胸に沁みます。本当にありがとうございます。
AIは選ぶ選ばないの意思に関係なく、もう色んなものに入り込んでしまっていますね。でもモノを作ることに関しては、なんというか、自分自身の体や脳で学んだこと以上のものをあたかも自分の蓄積のように扱うことはできないと思います。筆が進まないぐらい悩むのも含めて創作だと思いますし、こういう場所にまで効率が優先されるのはひとの行き場がなくなるというか。
気持ちが弱くなったときは机に励まされてみたいですね(笑)
ぬいぐるみは4話で人形とどちらにするか迷いました。顔があるオブジェはいかにも何かを考えていそうですよね。
久しぶりに読んでもらえたのでオブジェたちも喜んでいると思います。あたたかい星もありがとうございました。お礼申し上げます!m(__)m
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
はじめまして。
しっとりとした落ち着いた文章で、異国情緒も感じとることができました。
短編ではありますが、その中に大きな物語を見るようで、感動的でとても素敵な小説だと思いました。
作者からの返信
こふいさん、はじめまして。お越しくださり、嬉しいコメントをありがとうございます。
限られた文字数の中ですが、そのように深く感じ取っていただけたら本望です。光栄なお言葉に感謝です!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
懐中時計って憧れアイテムですよね。アンティーク物ならますます趣ある値打ちものかもしれません。モノの命って場合によっては人よりもずっと長生きかもしれなくて、味のあるシリーズでした!柊さんの感性が光っていました✨
作者からの返信
こちらも最後まで読んでくださってありがとうございます。懐中時計、渋いアイテムですね。職人技って感じがします。
人間より長く生きるモノたちが世の中を見ると、滑稽だったり悲しかったりするのかな、なんて思います。味があるって嬉しいです。たくさんの星もありがとうございました!✨
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
それぞれの“モノ”の個性が見られて、いずれも面白いオムニバスでした。九十九神が本当にいそうな気がします。
オブジェたちのチョイスも、どれも古き良き物たちという感じがして良いですね。ある意味、時代に置いて行かれた物たちのような。
素敵な物語ありがとうございます!
作者からの返信
上田さん、お読み下さりありがとうございます。
モノの個性を生かして物語を作りたかったので、そこを感じてもらえて嬉しいです。魂が宿るという考え方には日本的な尊重や大事にする心が感じられますね。
時代に置いて行かれたようなオブジェばかりですが、これからも誰かにずっと大切にされて生き永らえてほしいなと思います。
あたたかいコメントに加えてたくさんの星も頂戴して光栄です。最後までお付き合い下さり、こちらこそありがとうございました!
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
お久しぶりになってしまいました。切ないお話ですね。でもあるじのお友達のお孫さんが優しい人で良かったなぁと、最後に救われた気分になりました。お人形に意識があると思える感性の持ち主なんですね。大事に扱ってくれていて良かったです。
作者からの返信
神原さん、コメントありがとうございます。こちらも読んでくださって嬉しいです。
人形と子供、弱い存在から見る世の中って理不尽ですね。
>お人形に意識があると思える感性
そうですね。悲しい過去の思い出を抱えつつ、今こうして大事にされていることがせめてもの慰みかな、と思います。
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
柊圭介さま
わー(;;)終わってしまった……。
しかも最後は懐中時計でお店閉めておしまいとか最高(〃▽〃)ポッ
ちなみにゼンマイの腕時計を持っています
部品なくて壊れたままで動きませんが💦
あとは足踏みミシン。
こちらは動きますが、インテリアになっています。
圭介さま、お話に入れてください(冗談です^^)
どの短編も面白くて雑貨好き桃子としては
いつまでも読んでいたい作品でした✨\(^o^)/
それと、皆さんと違って浅いコメントで
すみません(;^ω^)💦
圭介さま、いつも素敵な作品ありがとうございました✨°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
作者からの返信
青木さん、最終話までお付き合い下さり、素敵なレビューもありがとうございます。タイトルから文章まで面白くてとても嬉しいです!
ところでゼンマイの腕時計なんておしゃれアイテムですね。でも修理したくても部品がないとか……時代を感じて切ないです。作る人もいなくなっていくんだろうなと思います。
足踏み式ミシンって優雅な形でインテリアにいいですよね。飾り机の代わりに使ったり。
今作にいただいたコメントで、青木さんのお宅がおしゃれ雑貨で彩られていることが分かりました。狭いアパートに住んでいると憧れだけで終わってしまいます(^^;
コメント、しっかり読み込んでくださってなおかつユーモアあるお言葉でとても楽しく嬉しかったです。改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!
編集済
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
柊圭介さま
わー(;;)人形ちゃん!
今、いろんな国で何の罪もない子どもが犠牲になっているから
子ども好き桃子は毎日のニュースに……(´;ω;`)ウッ…。
さりとて自分が世界を変えることできないし……。
トラウマ映画「火垂るの墓」
その時思ったのが
戦争中は人を変えてしまうのかなって
貧しいと心まで蝕みますよね
隣の明るいおばさんも……。
友達がいなくなって
娘が傷ついていることに気付かないなんて(;;)
余計に傷ついただろうな。
フランスもそんな歴史があったのですね。
初めて知りました。
あれ? ぜんぜんまとまりない感じで。すみません(;^ω^)💦
作者からの返信
青木さん、コメントありがとうございます。
蚤の市では人形も定番なのでどうしても入れたくてこういう話になりました。この時代から80年以上経つのに、ずっと色んな国で子どもが犠牲になっていますね。自分もとてももどかしく腹立たしい思いをしています。
「火垂るの墓」は一度見たらもう無理ですね。戦争中って心を蝕むのと一緒に人間の本質も見せてしまうんじゃないかと思います。
偏見や狡さのない子どもの目が一番まっすぐに物事を見られるのかも知れませんね。そういうのを人形の瞳に重ねてみたいと思いました。
ご感想嬉しいです。ありがとうございます!
編集済
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
柊圭介様
懐中時計は魅力的ですよね。思わず欲しいなと思ってしました(笑)
ラストを飾るのにふさわしい存在。思わず針を反対に回したくなる気持ち、わかります。でも、それは、彼が幸せだった事でもあるのでしょうね。
結局前へ前へと針を進めていますが、止まりそうです(^_^;) 店長、ゼンマイ巻いてあげて(笑)
どの短編も読み応えのある、素敵な短編集でした。終わってしまうのが残念でした。
作者からの返信
涼月さん、最後までお読みくださってありがとうございます。
懐中時計、渋いですよね。短めのエピローグですが、締めにふさわしい存在として書けていたら何よりです。
昔に戻りたいという気持ちは幸せな時間があったということですね。色んな過去を抱えつつもやはり前に進むしかなく。最後のところ、クスッとしてもらえたら嬉しいです^^
いつもお優しいコメントをありがとうございました。オムニバスは初めて書きましたがそう言ってくださると励みになります。たくさんの星もいただき感謝です!
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
柊圭介様
戦時下を見て、閉じ込められて、生きながらえた人形の瞳に秘められた記憶。人間の醜さや恐ろしさと共に、無垢な愛情も刻み込まれていて、いたたまれない思いになりました。
それでも、今も人は変わらず戦争と差別を続けている現実も申し訳ないです。
一方で、穏やかに遊ぶ子どもたちの描写に、少しでも明るい未来が続くことを祈るような、そんな気持ちになりました。
作者からの返信
続けてお読み下さりありがとうございます。
ヒトの形をしているのに代わりになれず、あるじより生き永らえてしまう、というのは人形にとってすごくつらいのではないかと思いました。
殺人や差別、人間はどうして繰り返してしまうのでしょうね。人形の目がそれをずっと見ているように感じます。今の子供たちが明るい将来を作っていってくれたらと思えてなりません。
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
柊圭介様
書斎机とAI作品。醸し出す雰囲気の違うものが並んでいる様子は、時の流れを強烈に印象づけられますね。売買もインターネットで行われてしまい、書斎机さんも驚きの引っ越しを経験されたのですね。
コメディタッチで軽快な文章。前2話とは違った趣があって楽しかったです。
作者からの返信
涼月さん、コメントありがとうございます。
書く道具を振り返るとずいぶん様変わりしたなと思いながら、書斎机の気持ちを想像してみました。あと、今回だけはネットの個人販売にしたのも目を留めてくださって嬉しいです。
これからの物書きを机はどんな目で見ているのでしょうね。少しでもクスッとしてもらえたら幸いです!
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
( ゜▽゜)/コンバンハ柊圭介さん
万年筆のくすぐったさには身悶えしたものだ。
引き出しを震わせて歯ぎしりした
書斎机くんの健気さに笑ってしまいました。
机ヾ(⌒(_*>ω<*)_バンバンッ!
書斎机さん痛かったかなゴメンナサイ。
そういえば、この前、夫の知り合いが
X(旧Twitter)にAIで作った漫画、アニメ、小説を投稿してて
どっかのサイトでweb小説デビューするんだとか聞きました。
まあ、元リク〇ート社員だったから
強引に売り込んで成功したようですが。
元ライターの夫が読むと内容が「???」だったそうです。
今回はブラックケロスケさん
面白いお話ありがとうございました✨
作者からの返信
青木さん、コンバンハ。コメントありがとうございます。
そういえば青木さんはよく
机ヾ(⌒(_*>ω<*)_バンバンッ!
してますよね。
痛いかも笑
なるほど、Xってそういう創作系の投稿が多いんですね。まあなんというか、リ○ルートのツテって強いんだなとしか……
夫様はライターだったんですか? じゃあ文章を見る目も冴えておられるでしょうね。AIが幅を利かせる昨今、どう思っていらっしゃるでしょう?
ちょっぴりブラックですが楽しんでいただけたなら嬉しいです。こちらこそありがとうございます✨️
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
ああ、読み終わってしまいました……!ものすごく寂しいですが、愛おしいオブジェたちそれぞれの物語を、最後まで見届けることができて、晴れ晴れとした嬉しさも感じております。
親父さんの店じまいに、きゅっと心が切なくなりましたが、渋くラストを締めくくろうとした懐中時計の最後の台詞に、くすりと笑いが零れました。この緩急が、柊さんの物語の素敵なところの一つですよね。
全編を通して、感情を丁寧に扱われた美しい物語で、とても読み心地がよかったです。素晴らしいお話を読ませていただき、ありがとうございました!
作者からの返信
一初さん、最後まで見届けてくださりありがとうございます。しかも過分なレビューまで!一初さんの素晴らしいレビューに本編が負けていないことを祈るのみです。ひとつひとつのオブジェやそのテーマまで触れて下さり、その中に変わっていくもの、変わらないものまで汲み取っていただいた名文にひたすら感服しています。
最後のオブジェは時と切り離せない懐中時計がふさわしいと思いました。店じまい、というひとつの時代の終わりにも絡めてみました。懐中時計の最後のセリフ、ちょっとでもくすっとしてもらえたら嬉しいので、そこも拾ってくださってありがとうございます^^
声なきオブジェたちに見られているのかなと思うと、人間もしっかり生きなきゃと背筋が伸びますね。あたたかいコメント&レビューに作者も本当に励まされました。心よりお礼申し上げます。ありがとうございました!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
こんにちは。
どのお話にも柊さんの、現実を見つめながらもあたたかい視線がそそがれているようで、心に沁みました。文章の雰囲気もぴったり合って。
時計の針を逆に回したくなる、、なつかしく幸福だった頃へと。叶わないとわかっても願わずにいられない、、、すべてのオブジェたちの、せつなくなる独白ですね。
作者からの返信
久里さん、こんにちは。最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。
>現実を見つめながらもあたたかい視線
そんな風に感じていただけて光栄です!
モノも人も長く生きていると昔を懐かしむような気持になるものだと思います。それでも時が進むのは止められないし、どうせなら前を向いていたいなというのを懐中時計に最後に語ってもらいました。
いつもあたたかいコメントに励まされました。たくさんの星も頂戴してとても嬉しいです。ありがとうございました!
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
柊圭介さま
ケロスケさん、あけおめです!
娘の🍓が冬休み。
一人静かに読みたくて~
間が空いてしまいましたが、楽しみでした(*^^*)るん♫
酸いも甘いも嚙み分けるミル姐さん。
不倫女さん、ドン( ゚д゚)マイ。
器用でマメな男だからウンチク語るし
女にモテるんでしょうけど
コーヒーミルを値切ってそれをプレゼント🎁
安く見られたものですね😡=3
ちなみに桃子はコーヒーミルを買いたいと思ったことあります。
インテリアとして笑笑
キッチンに飾っていたらおしゃれじゃないですか?
ミル姐さんに怒られますね。買わなくてよかった。
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
☕今日も素敵なお話ありがとうございました✨
作者からの返信
青木さん、あけおめです!
お子さんがバカンスだとお母さんは忙しいですね。お時間とって下さってありがとうございます^^
ミル姐さん(笑)思いのほかそういう雰囲気が出ているみたいですね。コーヒーだけに酸いも甘いも嚙み分けるのでしょうか。
器用で口の達者なマメ男でもプレゼントを値切るところで本性が表れますね。桃子姐さんぐらいになるとこういう奴も鋭く見極められるんじゃないかと思います。
ところでミルは飾りとしても可愛いですね。それこそアンティークのなんか味があっていいんじゃないでしょうか。キッチンの出来事を全部見られているかも知れませんが笑
楽しいコメントありがとうございます。またどうぞご都合のよいときにお付き合いください✨️
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
短編って良いですね 。長編以上に好きかもしれません。
(今まで読まず嫌いをしていました。有名作家の作品は、あまりピンとこなかったというか。…私が若過ぎた?)
長編以上に物語るものがありそうで、物思いに沈んで行きたくなります。
ハッ、日常生活に戻らねば…年末掃除!
柊さんの素敵な作品に巡り逢えて、幸運な一年でした。
個人的に『雨の休日、読後感を引きずりつつ過ごす』のがツボでした。笑
書籍でもなかなかない体感なので。
「これがフランスの香りか!?」
…違いますね。
数々の作品を発表して頂き、ありがとうございます。
どうぞ、良い新年をお迎えくださいませ。
作者からの返信
サバトラコさん、こちらにもお越し下さり、ありがとうございます。本作にもあたたかいお言葉をいただき、とても嬉しいです。
短編は多くを説明しないので、行間を読むというか、想像する面白さがありますね。実際に書いてみるとどこを生かしてどこを削るかがいつも難しいのですが、文章を書くいい訓練になります。
『雨の休日、読後感を引きずりつつ過ごす』
素敵な時間ですね。少しでもそういう余韻のあるものが書ければと思っています。
いつも感性豊かなコメントをいただき、刺激になります。こちらこそ改めて感謝申し上げます。
そちらはもう新年ですね。あけましておめでとうございます。
サバトラコさんにとって良い一年になりますよう。
どうぞよろしくお願いいたします。
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
こんにちは。
冒頭から引きこまれました。
質朴で、あたたかい手ざわりの物語ですね。柊さんの人となりが伝わってくるようです。
作者からの返信
久里さん、こんにちは。こちらにお越しくださってありがとうございます。
年老いたイーゼルにあたたかい手触りを感じていただけたら嬉しいです。過分なお言葉に感謝です。ありがとうございます^^
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
「人形にはひとつの顔しかないけれど、人間には別の顔がある」という理解の悲しさが、胸に迫りました。その一方で、隣家の娘がエマに抱いていた親愛は本物で、「長いこと閉じ込められていたから、かわいそうでね。だからこうして外の景色を見せているんです」と告げた店主の真心も、確かなものなのだと信じられたことが、とても嬉しく感じました。
戦時中の殺伐とした世界の中で、確かに根付いて、現代まで生き長らえてきた希望が、静かに佇んでいるフランス人形の姿と重なりました。
「生き永らえた後悔は消えない。ならば、私は……」からラストまでの文章と、そこに込められた思いが、あまりにも美しくて、涙腺が緩みました。彼女が見つめ続ける風景の中に、子どもたちのたくさんの笑顔があればいいなと、私も願ってやみません。
作者からの返信
一初さん、コメントありがとうございます。
占領下のパリを舞台にしましたが、出来事そのものよりも本当に書きたかったところを取り上げてくださり、感謝です。隣の母と娘は親子でも大人と子供で違う目を持っていますね。偏見に汚されていない子供の感性と友達を失う悲しみを、箱を開けられなかったところで表したかったです。その気持ちを汲んだ店主の人間味も感じてくださってありがたいです。
人形はなにもできないですが、色んなことを含んだ目でずっと世の中を見つめ続けるような印象があります。どの国でも子供が笑顔でいられる世界になってほしいという祈りも込めて。
重たい話でしたが、お優しいコメント、ありがとうございます。
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
どの短編も面白かったです!
ノスタルジーと時代の波が交錯する様が、寂しげな情感を呼びますね。
作者からの返信
関川さん、最後までお付き合いくださり、嬉しいお言葉ありがとうございます!色んな時代を見てきたモノには独特の哀愁がありますね。
コメントに沢山の星にも感謝です。ありがとうございました!
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
本作で「エタる」「AI」というワードが出てくるとは思いがけず、時代を反映した物語の展開にわくわくしました……! エピソードタイトルの「嘆き」がまさにぴったりな回でしたね。「ええい、物言えぬこの体が口惜しい」の言葉に込められた悲しみと悔しさが、ひしひしと伝わってきました。
このコメントを打っている今、私も長年使ってきた机にノートパソコンを載せているので、なんとなくにっこりしてしまいました。自分の言葉で、自分に恥じない物語を作っていく高潔さは、大切にしていきたいものですよね。今回も、ラストの締めくくりが素晴らしく、とても読み応えがありました! 折り返しに入ってしまったことが寂しいですが、引き続き大事に読ませていただきます。
作者からの返信
一初さん、コメントありがとうございます。
古道具の話にこのワードは場違い感がすごいですね(笑)ちなみにエタるという言葉はカクヨムで初めて知りました。
書く道具の変遷を見てきた書斎机も、AIには言いたいことがあったようです。おじいさんが怒ってるようなイメージで吐き出してもらいました。クスッとしていただけたら嬉しいです。
みなさんご自分の机があって、愛着を持っておられるんじゃないかなと思います。きっと執筆中に書き手を励ましているかも知れませんね。
執筆には悩みがつきものですけど、それも含めて喜びになるし、作品の価値になるのだと思います。バッサリ終わるラストも挑戦してみたかったので、拾ってくださって嬉しいです。いつも細かく読んでくださって感謝です。ありがとうございます!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
ネット販売は便利かもしれませんが、肉眼で見られる風合いや手触り、古道具が醸し出す雰囲気は伝わらないでしょうね。
五つの物語、どれもとても素敵でした。いずれシリーズ化して欲しいくらいです。読ませて頂きありがとうございました。
作者からの返信
葵さん、最後まで読んでくださってありがとうございます。
今はなんでもネット販売ですよね。でも仰る通り、本物に対峙しないと分からない風合いや雰囲気があるし、古道具はそれこそが要なんじゃないかと思います。
それから、嬉しいサプライズ、素敵なレビューまでいただき、ありがとうございます!作者が書きたいことをしっかり代弁してくださって本当に嬉しいです。持ち主と一心同体、それってオブジェの本望ですね。そんな幸せが彼らにまた来るといいなと思います。
いつも丁寧なコメントに励まされました。心よりお礼申し上げます!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
こんにちは。
珠玉の名品集といった趣ですね。どのお話も単独で名作だと思います。強いてあげればわたくしは第一話かもしれません。売れなかった画家・頑固な男の孤独とわびしさ、純真な子供との束の間の楽しさ、そして別れ。そして衝撃の再会で第三者的な語り手が当事者になる展開。おお、とため息がでました。
作者からの返信
文鳥さん、こんにちは。お越し下さりありがとうございます。
過分なお言葉、いたみいります。粒の大きさや味がまちまちではあるのですが、そう言って下さるととても励みになります。
第一話はこういう再会があるといいなという希望を込めてみました。
全話お付き合い下さり、嬉しいコメントと星まで、ありがとうございました。感謝です!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
読んでからずっと感想を書きたいと思い続けていました。以前、モーパッサンについてのエッセイで「首飾り」について、応援コメントを残させて頂いた秋色です。
「首飾り」……十代前半で読んだ時には反発も感じ、こうはなりたくないと強く思い、ある意味、人生で大きな影響を受けた小説でした。こんなに心に爪痕を残すというのは、他のモーパッサンの作品もそうなんですが、やはり名作でありストーリーテラーなんですよね。
今回の柊様のお話を読んで、視点が古道具という所に、何だか「首飾り」を思い起こすものがありました。古道具達は、その持ち主に対し、何も行動は出来ないし批判も出来ない、でも持ち主を愛する事は出来る。その視点のせいで、このオムニバス全体にすごく温かみがあって何度も読み返したくなります。古道具の持ち主達、またそれに関わってきた人達もみんな一生懸命に生きてきた人達で、いいかげんな人ではないのがまた……。
素晴らしいお話をありがとうございました。
作者からの返信
秋色さん、お読み下さりありがとうございます。
モーパッサンの連載もこちらも丁寧なコメントをいただき嬉しいです。
モーパッサンの短編は単純に楽しいものは少ないですね。どちらかというと後味が悪いものが多いので、万人受けはしないと思います。でも心に爪痕を残すというのも、ひとつの小説の在り方ですね。そういう作品をたくさん残したからこそ文豪と呼ばれるのでしょう。
古道具は19世紀から生きていたりしますね。どんなことを見てきて現在にいたるのか、想像すると果てしないですが、持ち主を愛することはできる、というのはそうかも知れませんね。彼らのあるじたちにも人生があって、一生懸命なんですよね。その辺りにも目を向けてくださったのが嬉しいです。
こちらこそ、読んで下さり、あたたかいご感想もありがとうございました!
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
人形って魂が入っているようで、真実を見通すような怖さがありますよね。「私を抱きしめた細い腕のぬくもりだけが、残り香のように体に染みついていた」ここ、好きです。
人の不幸は自分には関係ない・自分の幸せを守ることに集中しろという考えは戦時下のみならず、日常でもよく見られますよね。勿論、私にもその醜い感情はありますが、誰かの為に何かをしようとすると、甘い等と批判されたり面倒がられる事が年を重ねるほど増えました。職場全体の待遇を変えるより、自分だけ改善されるように陰で動いたり(具体的ですみません笑)。
この話でも子ども達の純粋さが際立ち、胸に響きました。
作者からの返信
葵さん、コメントありがとうございます。
人形の顔って、目がはっきり開いているのと、口元がかすかに笑っている印象が強くて、色んなことを見てきたけど、全部心に押し込めて微笑んでいるように見えるんですよね。人形が子供の体温を感じる部分、引用してくださって嬉しいです。
このおばさんみたいな考え方は人間ならどうしてもつきまとうものだと思います。葵さんのお話で、それは視野の問題でもあるかなと思いました。戦争中のような視野狭窄にならざるを得ない(というかそう誘導されている)ことに気付けるのが本当は大事なのですが、難しいですね。
子供の純粋さ、歪みのない視線は人形にも通じるような気がしました。
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
今回のエピソードも好きです!! 「一度挽いた豆がどんどん酸化するように、恋も酸化する」の一文の切れ味にやられました。しかも、恋した彼は、既婚者だったのですね……新しいエスプレッソマシンが登場した際の「そう、それでいい」のシーンには、コーヒーのようなほろ苦さを感じました。ここで苦笑する彼女に、蚤の市で長いときを過ごした人生(?)経験の重みを見た気がしました。恋に区切りをつけた者同士の、目に見えない繋がりのようなものも。
エスプリが効いた展開も、「ひとをバカにして」の台詞で締めくくるラストも、とても素晴らしかったです!
作者からの返信
一初さん、こちらにもコメントありがとうございます。
コーヒーと恋を絡めてみたんですが、新鮮味とか酸化とか、妙にしっくり来たので書いていてちょっと面白かったです(笑)
手回しの道具から見たマシンってこういう気持ちを抱かせるんじゃないかな、と思って。苦笑してうなずいてくれるような感じですかね。それも古道具ならではの器の大きさ?かもしれません。
二人の女が重なるような話にしたかったので、素敵なご感想をいただいてホッとしました。ありがとうございます!
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
この作品に感銘を受けた翌日、こんな詩が出来ました。
「炎」
炎の色を
写し取ることが出来たら
私はもう
死んでもいい
ある画家が言った
暖炉には炎が
あかあかと燃えていた
炎はすでに
そこにあるのに
どうして写し取る
必要があるの?
少年が尋ねた
少年は画家の孫である
画家は黙って
描きつづけた
胸に宿った
炎と見比べながら
太古の昔を
夢みながら
理性の箍(たが)を
外しながら
熱き血潮を
鎮めながら
しかし
炎の色はついに
画家のキャンバスに
宿ることはなかった
どんな絵の具も
色褪せて見えた
暖炉の炎は
いつしか消えた
画家は天寿を全うした
少年は画家の亡骸を前に
その唇から
発せられた言葉を
思い出した
炎の色を
写し取ることが出来たら
私はもう
死んでもいい……
少年は暖炉に薪をくべ
画家の絵筆を拾った
少年の心に
画家のたましいの
炎が宿った
(了)
柊圭介さま。これが私の感想とお礼です。ご笑納ください。
作者からの返信
ヤマシタさん、
こちらこそなんとお礼を言ったらいいか、ささやかな短編にまさかこんな素敵な「ご感想」をいただけるとは、もう恐縮しきりです。もったいないぐらいです。炎と画家の生きざまが重なり、描くということの本質まで考えさせられました。画家の魂が次に繋がっていくところに希望を感じます。
嬉しい驚きをありがとうございました。こちらこそお礼申し上げます!
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
ハンドドリップって、同じ豆を使っても淹れる人によって全然味が違うんですよね。よく観察、研究して丁寧に淹れる男の手が力強く回す……これはエロスですね。
不倫カップルの心の機微と、ミルが女に情が移ったところ、見事でした。コーヒーマシンを手に入れてもお別れにミルを挽く…二人が通じ合ったようでぐっときました。切なくも爽やかなお話でした。
作者からの返信
葵さん、コメントありがとうございます。
もう今はエスプレッソしか飲まなくなったので、日本へ行くとハンドドリップのお店があるのがいいなと思います。コーヒーミルには男の手が似合うように思えるんですよね。なので自然とこういう方向へ(笑)
ミルの独白と女の気持ちを重ねたら面白いかなと思いました。最後はちょっと切ないですけど、女同士の(?)なにか通じ合うものを感じてくださって嬉しいです^^
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
このまま他の古道具たちのお話もずっと読み続けたくなるような、心地の良い短編集をありがとうございました。
どのお話も時代の移り変わりが生々しく感じられて、ふとその場にいるような臨場感、匂いや手触りまで伝わってくる、命のあるお話だと思いました。
面白かったです!
作者からの返信
鐘古さん、最後までお読み下さり、ひとつひとつにご感想も書いてくださって本当にありがとうございます。エッセイにくださったコメントからヒントをいただいたので、鐘古さんのおかげです、感謝しています^^
ささやかながらそれぞれの過去とか思いが書けていれば幸いです。命のあるお話、なんてとても光栄です!改めてたくさんの星も励みになりました。ありがとうございました!
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
額のひびに灰色の記憶が閉じ込められているんですね。
見開いた目で何もかも見てきた人形の心を、今の青空と子供たちの姿が、少しでも癒してくれますように。
隣のおばさんも戦時下でなければ普通の良い人だったかもしれません。
人が人を変えてしまう戦争はやはり絶対に起こしてはならないものですね。
作者からの返信
こちらにもコメントありがとうございます。
ひびの痕は人形の心の傷跡のようなものですね。開いたままの人形の瞳ってなんでも見ているようで、ちょっとそういう畏れの気持ちも込めて書きました。
普通の日常でもネガティブなプロパガンダに流されやすいものですよね。それが戦時下となるともっと極端に走るのではないかと思います。
人形が優しい目で見つめられる世界になってほしいです。
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
先の2話とは趣が違って、ちょっぴりSFチックな風味が面白いです。人間の書く道具が目まぐるしく変わるのを呆れながら見ている書斎机の眼差し、シニカルでいいですね。
AIは一見整った文章を書けるのかもしれないけれど、その中に込める魂は絶対に生み出せないだろうと私は思っています。
でも、読み手がそれを見抜けるとは限らないから、いつかはAI作家が大量生産の消耗品みたいな作品を書く日が来るだろうなあと思います。
それはそうと、「エタるな!」と応援してくれる机、私も欲しいです(笑)
作者からの返信
鐘古さん、コメントありがとうございます。
インターネットと古道具の違和感がSFチックな感じにするのかも知れませんね。今回だけはブロカントでなくネットの個人販売にしてネット尽くしにしました。
自分もAIの書いたものに魂が込められるとは思えません。
>でも、読み手がそれを見抜けるとは限らない
ここなんですよね。すっかり騙されてめっちゃ感動したりしそう(笑)見る目を養うのが一番難しいのかも。
鐘古さんはエタらないでしょう。でも悩んだときに励ましてくれる机、欲しいですね^^
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
懐中時計。彼のお腹の中の精巧さといったら、目を奪い時を忘れさせてしまう見事さですよね。時計なのに。
木や鉄がプラスチックに代わり、更にはデジタルへと変わっていく。丹精という枕詞は簡便へと置き換わり、それはそのまま使い手自体にも適用されていく。この流れは、もう留まることはないのでしょうね。
『自己肯定感』という言葉、今一ピンとこなかったのですが、なるほどと漸く解った気がします。自身は他者との相関の中で確定し固定する。他者を代替可能と軽んじれば、当然自らも同じくなる。今の世は、それが行くところまでいってしまった状況なのですね…
固執することと大切にすることとは別だろうし、使い捨てることと足ることを知るのも別だと思うのです。この一連の物語は、そのことを再認識させてくれました。
…まずいなあ、柊さんが文壇デビューしちゃったら、もう声を掛けられなくなっちゃうじゃありませんかっ
本当に、素晴らしかったですっ!!
作者からの返信
呪文堂さん、最後までお付き合い下さり、いつも深いコメントを残してくださって、本当にありがとうございます。いただくコメントで、自分が考えなかった部分まで気づかされることが多いのですが、今回も思わずうなずきました。
価値観が時代とともに変わっていくのは仕方のないことですが、それが自分たちの身にも返ってくることをもっと感じなければいけないのでしょうね。モノへの利便性や採算などが人間にもあてはめられていくことは、自分で自分の首を絞めるという皮肉でもありますね。
それぞれ違うテーマのエピソードを書きましたが、全部でなにかひとつの形が出来上がっていれば幸いです。
書くのはあくまでも趣味の範囲ですが、いつも真摯に&ユーモアをもって声をかけて下さり、本当に感謝です!たくさんの星もありがとうございました!
追記
レビュー拝見しました!歴史を積み重ねた者たちへの優しさとリスペクトに満ちたあたたかいお言葉、光栄です!
どうしよう、もう東京へ足を向けて寝られません。
改めてお礼申し上げます!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
柊さんの世界を堪能させてもらいました!
最後を飾る「懐中時計の音」はエピローグにふさわしく、いろいろなことはあれど前に進んでいく意志を感じて、読後感が良かったです。
今は、物の消費サイクルが早くて。だからといって、重厚な家具が似合う家の作りではなく。お手軽さが求められる時代。お手軽さを求められて作られた物たちの声、嘆いていそうですよね。自分達は過去を持てないって。
そう考えると、蚤の市にいるオブシェたちが思い出の中に生きているというのは、ある意味幸せなのかも(つらい思い出もあると思いますが)
どんな物であれ、私たち人間は大切に使っていきたいですね。
作者からの返信
遊井さん、最後まで見届けて下さり、おまけに素晴らしいレビューまで書いてくださって、本当にありがとうございます!
エピローグなので短いんですけど、古道具代表として時を刻むオブジェに締めてもらいました。書きたいことを汲んでくださって嬉しいです。
レビューにもありましたが、今はモノも消費物ですね。人間より長生きするのはつらい出来事を見ることもあるけど、思い出を持つってとても豊かなことだと思います。歴史のあるオブジェには敬意を持ちたくなります。
それぞれの話に色んな感情も書きたかったので、そのあたりも書いてくださったのがとても嬉しかったです。
改めてお礼申し上げます。ありがとうございました!
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
柊さん、お久しぶりです。暫くめまいが続き、カクヨムを離れていましたが、復調いたしました。少しずつ読ませて頂きますね。
あのブロカントからこんな素敵な物語が生まれるとは。柊さんは少し離れたところから物事を繊細かつ鋭く観る目をお持ちに思いますが、物が主役という作風に活かされているなと感じました。
やんちゃ坊主が偏屈なおじいさん画家のアトリエを好むのに?を感じましたが、そういう訳があったのですね。虐待に(恐らく)気づけなかった事や少年と母を案じ、又寂しさから画家は気力を無くしたのでしょうね。その切なさと結末の温かさや希望のコントラストが胸に響きました。
作者からの返信
葵さん、おひさしぶりです。こんにちは。
めまいですか、厄介ですね。自分もちょっとそういう体質なので気を付けています。復調されてよかったですが、くれぐれもご無理のないよう、お過ごしください。
そんな中、お越し下さり、丁寧なご感想までありがとうございます。
ブロカントエッセイ覚えててくださって嬉しいです。今回は人を観察する側のオブジェになりきってみましたが、難しくもあり面白くもあり、いい勉強でした。
少年にとっては画家のアトリエは隠れ家でオアシスみたいな場所だったでしょう。昔って殴られても今ほど子供は心配してもらえないのもあるし、画家もどうしようもなかったでしょうね。別れと長い時間を経てこういう再会があったら幸せだなと思って書きました。励みになるコメント、ありがとうございます。
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
すごく素敵な短編小説でした!
本は心の旅と申しますが、本作はまさに蚤の市から始まり、名もなきオブジェたちと共に様々な場所や人々に想いを馳せる楽しい時間でした。名作をありがとうございます!
大満足です!!
作者からの返信
mk*さん、最後までお付き合いくださり、たくさんのコメントも本当にありがとうございます。
主人公たちの時間や思いを一緒に感じていただけたなら、作者として何より嬉しいです。こちらこそあたたかいお言葉に感謝です。
それからたくさんの星も改めてお礼申し上げます。コメントで充分お気持ちが伝わりましたが、さらに励みになりました。重ねてありがとうございました!
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
人が思い描く悪魔とは、人の姿そのものなのではあるまいかと、つくづく思うのです。おそらくすべての人が、その悪魔を宿している。ひとは、容易くその境界を越えてしまう。誰もが決して、他人事ではない。頭上より自らを見詰める眼、僕らはエマの瞳を養い得るだろうか。
眼前に広がる世界は、我々自身が作っている世界に他ならない。まずは、曇りなき眼で刮目するしかない。…その想い、しかと受け止め刻みたく。
深い物語を、ありがとうございました!
作者からの返信
呪文堂さん、コメントありがとうございます。
人間には別の顔があると書いたところ、まさにそういうことですね。自分の中に悪魔を飼っている事実が変えられないなら、せめて境界を乗り越えないように踏みとどまる別の目を持つこと。お天道様という言葉が日本にあるのはすごくいい考え方だと思います。
ビスクドールの瞳は何かを見透かしているように感じたところからこの話を書きました。こちらこそ、真摯なご感想、本当にありがとうございます!
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
柊さん、こんばんは。
AI小説、流行っているみたいですね。私は古い人間なのか抵抗があり、この書斎机さんと同じ気持ちでした。これも時代なのかもしれませんね。我が事のように読ませていただきました。
作者からの返信
mk*さん、コメントありがとうございます。
書斎机に共感いただいて心強いです。時代なのでしょうか。AI小説は書くということの価値をひっくり返してしまうように感じます。なんでも新しいものに飛びつくのじゃなく、根本的なところは失いたくないですね。
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
なんて素晴らしい……絵筆で少しずつ色彩と温もりを足していくような物語に、あっという間に引き込まれました。ラストの一文を読み終えた今、一幅の絵画が完成した瞬間に立ち会えたような、感動的な気分に浸っています。次なるオブジェの呟きも、わくわくしながら読み進めていきます……!
作者からの返信
一初さん、お越し下さりありがとうございます。
絵画になぞらえた素敵なコメントに感激しました!そんな風に感じていただけたらイーゼルも喜びます!
長い時間を経て会うべき相手に出会うのは絵が完成するのと似ていますね。
それぞれ違う主人公で話のトーンも変わりますが、ゆっくり見守っていただけたら幸いです。ありがとうございます!
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
( ゜▽゜)/こんにちは!柊圭介さま
めまいも治ってきたので
今日からゆっくり読んでいきまーす
昨日、オオカミエッセイ「ブロカント」読んだばっかりで
え……。ええええー(*^^*)
ここにも雑貨と会話する人いたー!Σ(・ω・ノ)ノ!
ジュリアン、桃子と気が合いますね~🍑🎵
ああ。年老いたイーゼルよかった(;▽;)
圭介さまは雑貨と会話しないのに
こんなお話を考えるなんて!すごい✨
わたしもインテリア雑貨飾るので好きな世界観ですよ
今日も素敵なお話ありがとうございました✨
作者からの返信
青木さん、さっそくお越しくださって、ありがとうございます。なんとお優しい。。
めまいが治ってきてよかったです。でも無理のないようにお願いしますね。
ブロカントエッセイのすぐあとにこれだと笑われそうですけど、温かい目で見てくださって嬉しいです^^
それぞれのオブジェに憑依して書きました(笑)
こちらこそ、お付き合いくださってありがとうございます。たくさんの星も感謝です✨
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
物も人も、長く生きると、つらいものを見ることになってしまうという。この世はどうなってんだ、と思ってしまいますが。
検挙された人々に同情する人もいれば、隣のおばさんのように自分とは関係がないと思う人もいて。
この「自分とは関係がない」っていう感情、怖いですよね。
戦争もそうだし、SNSの中傷とか、いじめとか。
ビスクドールのエマに外の景色を見させてあげている孫娘のように、人の言葉にはしていない想いや、物に宿った想いに、気持ちを馳せてくれる人が多い世の中になるといいなって思います。
作者からの返信
遊井さん、コメントありがとうございます。
そうですね、長く生きると醜いことも見なきゃいけないって、悲しいですね。人間もそうなのでしょうか。
支配下のパリを舞台にしましたが、人間の感情の方を書きたかったので、この部分を拾ってもらえたのが嬉しいです。関係ないとか、自分じゃなくてよかった、って人間の本音じゃないでしょうか。でも孫娘のように人の思いに気持ちを馳せることができる人もいて、それが少なくとも救いになっていればと思います。
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
「姉さん!」と呼びたくなるほど、コーヒーミルはいい女でしたね!!
胸がワクワクします。コーヒーミルを回す男の人の手って魅力的ですよね……題材の選び方がおしゃれで、しかも場面が浮かび、微笑ましくも切なくもある。読んでいるのが楽しいです!
作者からの返信
こちらにもコメントありがとうございます。
コーヒーミルと男の手は似合うような気がしてこの話を考えました。こういう結末でしたが、いい女と言って下さるとミルも喜びます!
誰もが分かるオブジェを題材にしましたが、いざ書くとなかなか難しく……。コメントいただいて報われます。ありがとうございます!
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
はじめまして、こんばんは。
あらすじに惹かれて読み始めたのですが、イーゼルの淡々とした語りに場面が目に浮かび、自分でも驚くほど共感してしまいました。
童謡の大きなのっぽの古時計のように、語り継がれてほしい物語ですね。道具への愛着と巡り合わせ、素敵ですねぇ……!
こんな素敵な物語を書かれて羨ましいです🌟
続きも楽しみです。
作者からの返信
mk*さん、はじめまして。お越し下さりありがとうございます。
モノを主人公にした話ははじめてですが、共感していただけてとても嬉しいです。
人間の人生を見てきたところは古時計にも似ていますね。こんな再会があったら幸せだろうなと思って書きました。
ありがたいお言葉、恐れ入ります。励みになります。
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
AIで物語創作…絵やイラストや背景なんかはもうAIが溢れてますね。CMもAIのタレントがチラホラ出てきました。そんなCMはどこかしら違和感を覚えてクレームが来るそうです。でも見慣れて行くとその違和感は消え、それが普通になっていくんですよね。
140文字のつぶやきで世界は動き、30秒の動画で人は判断される世の中。もう少し時間を掛けて創造を感じてもいいと思うけど、AIの作品は最短、最速で淘汰されて洗練されていくのかもしれないな、なんて思いました
作者からの返信
りくさん、読みに来てくださって、コメントも嬉しいです。ありがとうございます!ていうか平仮名かカタカナかどっちやねん。笑ったわ。あ、冗談。すみません。
そう、AIの創作物はどんどん入り込んできて、最初は違和感があったものが抵抗がなくなっていくんですよね。なんかそこに疑問を持たないまま突き進むのかと思うと、人間が支配される不気味な未来が待っている気がします。というかもう片足突っ込んでると思う。
>140文字のつぶやきで世界は動き、30秒の動画で人は判断される世の中
言い得て妙ですね。世界の回転がどんどん速くなって、どんどん生まれては忘れられていく。でも創作物に関しては、どんなに洗練されても表面的なだけのような気もします。例えば文章なんかでもその人の文章ってのがあって、ストーリーだけでなくそういう滲み出るものに惹かれる、そういうものじゃないですかね。
加速するものに抵抗するのは難しいだろうけど、自分が大事にするものは守りたいものです。時代遅れなことを言ってるエピソードかもしれないけど、主役は書斎机なので(笑)
読んでくださって、すでにたくさんの星まで、ありがとうございます!
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
こんにちは。常々エタりそうな呪文堂です。AIと創作物。色々話題になっているようですよね。僕なんかが語る資格はないことを重々承知の上でこっそりと囁いてしまいますが、創作は学問に似ている気がするんです。重要なのは答えではなく、問い。答えは、次の問への架け橋に過ぎないから。
作品そのものは、非常に尊いものです。読者に、新たな世界を観せてくれから。でも、本当に凄いのは作者のなかで渦巻く思考や発想の化学的爆発状態そのもののように思うのです。作品はたぶん、そのごく一部。上澄みのようなもの。
AI生成も、それで満足できるなら別に構わない。価値を認めるなら、対価を付けたっていい。ただ、僕はそれでは満足できない深い業を負ってしまっている。たぶん、その海域では楽しく泳げないのです。使い捨てる為に作られたものは、AI生成物に限らず愛着を持てない。…自分の罪深さに改めて慄きますが…
折角この世に誕生した以上、汎ゆるモノや機会を大切に見詰めたいものだなあ、なんて思っております。
作者からの返信
呪文堂さん、コメントありがとうございます。
>重要なのは答えではなく、問い。
ここを読んで、なるほどAIにごっそり抜けているものはこれかとはっきりわかりました。上澄みの中にはきっと作者の渦巻く思考が蒸留?されたものが浮かんでいて、人間の化学的爆発状態とインターネット上の引用のかけらでは説得力が違うといいますか。
例えばAIで書かれた小説にもどこか使い捨てのような刹那的な部分があるのでしょう。出しては消えるものみたいな、そういうものもあるでしょうけど、小説とか、創作物に関しては消費物になってほしくないと思っています。数なんか多くなくていいので、長生きさせるものを作るのが書き手の仕事ではないかと、コメントをいただいて改めて感じました。
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
だいぶ前の話になるのですが、私の作品を読みに来てくれた人がいて。その人はどんな作品を書いているのだろうと、読んでみました。ショートだったのですが、全然おもしろくなくて。ちょっと意味不明。ということで、そっとページを閉じました。
その後。その人の近況ノートで、「AIで書いています」ってあって。
私は、この人、なにがおもしろくて投稿しているんだろう?自分の頭で考えるから、創作って楽しいんじゃない?と謎でした!!
AIで創作する人って、創作に憧れているのに書けない人なのではないかと思っています。
柊さんもそうだと思うんですけれど、物語を考えたり、文章を書く時間の楽しさってありますよね。
作者からの返信
遊井さん、コメントありがとうございます。
そんなことがあったんですね。日本語としても物語としてもまだおかしなところが多いということですね。
その方は手っ取り早く物語を作りたかったのかもしれないとも思いました。悩んだり書いたりする時間がもったいないというか。
タイパとかコスパとかそういう言葉をよく聞きますが、そのうち創作にもそれを求める流れになってくるんじゃないかと危惧しています。書くときは悩んだり迷ったりいっぱいしますが、それも含めての楽しさというか、喜びが大きいと思うんですけどね。
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
どれも素敵なエピソードでした。イーゼルのお話が一番好きです! なかなかコメントできずすみません。「古道具みたいな顔」趣のある表現ですね。ほかのオブジェたちの物語も読みたい気持ちでいっぱいです。素敵なお話をありがとうございました。
作者からの返信
橋本さん、最後までお付き合いくださって、ありがとうございます。いえいえ、コメントどうぞお気遣いなく。人は一緒にいる人の顔に似るそうですが、店主たちもそうなるのかも?
全部違う話にしたかったのですが、そう言って下さるとオムニバス挑戦してみてよかったです。たくさんのお星さまもありがとうございました!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
他の方のレビューをきっかけに、読ませていただきました。
それぞれのものの性質をストーリーにも活用した、名もなきオブジェたちの物語、とても面白かったです。
他の作品も楽しませていただきます。
作者からの返信
広沢さん、はじめまして。こちらにお越し下さりありがとうございます。興味を持っていただけて嬉しいです。
オムニバスなので一話で完結させるのは難しかったですが、オブジェの性質とストーリーを組み合わせて考えるのは楽しかったです。そこを評価していただき、挑戦してよかったと思います。素敵なレビューに感謝しています(ミルの話、気に入っていただいて嬉しいです^^)ありがとうございました!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
どのお話も素敵で、大事に読ませていただきました。
ほんと、読み終わるのがもったいないくらい!
拙くて申し訳ないですが、レビューを書かせていただきました。
少しでも、この作品が広まる手伝いができたら嬉しいです。
お金を出しても読みたい素晴らしい作品をありがとうございました。
(*´ω`*)
作者からの返信
陽咲乃さん、最後までお読み下さりありがとうございます。こちらこそもったいないコメントにとても元気づけられます!
しかも素敵なレビューで応援していただき、感謝感謝です。日本には付喪神という存在があるの、いいですね。モノを尊重する考え方の表れですね。それぞれ全部違う話にしたかったのでトーンも違ったと思いますが、短編集としてひとつになっていたらと思います。
過分なお言葉に感謝でいっぱいです。心からお礼申し上げます!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
柊圭介 様
全話拝読しました!
アンティークたちの少し物悲しいストーリー、どの物語も彼らの特徴を捉えた描写があっておもしろいなと思いました。特にイーゼルのお話とフランス人形のエマのお話は悲しくて涙が出ました。
素敵な作品だと思いました。
作者からの返信
青時雨さま、
最後までお付き合い下さり、ありがとうございます。
古道具にはどこか悲哀がありますね。ひとつひとつ丁寧にお読みくださったのが伝わり、作者として光栄です。
それぞれの視点に近づけたらと思っていたので、レビューのお言葉がとても嬉しかったです。ありがとうございました!
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
柊圭介 様
はじめまして、青時雨と申します。
「さらってきた首飾りを品定めしながら」という文章が、凄くエマ(フランス人形)視点として考えられた文章だなと思いました。
エマはフランス人形(物)だから、首飾り(物)に対しても「さらわれた」という感想を自然に抱くのだなと。
エマ(フランス人形)を祖母から譲り受けたお孫さんは、優しいですね。ずっとしまわれていたエマ(フランス人形)に外を見せてあげたいと思う心が優しいです。
作者からの返信
青時雨さま、
はじめまして。こちらにお越し下さりありがとうございます。
「さらってきた」に目を留めてくださって嬉しいです。人形視点、そしてこれらはあくまでもエマ(少女)のうちのモノだという気持ちで、この言い方になりました。
店主は歴史を引き継ぐ人のようなイメージでした。人形にはずっと子供たちを見守ってほしいなと思います。
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
とても悲しい記憶を持った人形なのですね。
店主がいい人で本当に良かった。
( ;∀;)
作者からの返信
陽咲乃さん、コメントありがとうございます。
戦争の記憶もですが、その中での人間の顔というのを書きたいと思いました。店主があとをついで大事にしているのが、せめてもの救いですね。
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
どのエピソードも道具の心が感じられて素敵でした。
道具らしい視点や表現が面白く、それそれに関わる人間との関係性も味わい深かったです。
作者からの返信
右中さん、お越しくださり、コメントをありがとうございます。
道具の心や視点が読者の方にも感じてもらえたら本望です。人との関わりも丁寧に読んで下さり、とても嬉しいです。
コメントに加えたくさんの星も、励みになりました。ありがとうございました!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
一気に読ませていただきました!
どのエピソードも別々の方向で趣深く、細やかな表現が心に沁みました。
特に第3話で「AI」のワードが出てきた時は思わず笑いましたし、フランス人形のお話は非常に痛ましかった……
それでも時は前に進んでいく。終わりではなく始まりという懐中時計の呟きはエピローグとして素晴らしかったです。
良いお話をありがとうございました!
作者からの返信
kayako さん、一気に読んで下さり、コメントありがとうございます。
オブジェに合わせた話を考えるのは楽しかったですが、いざ書くとなかなか難しく。その中で表現を細かく読み取って下さり、とても嬉しいです!
エピローグ、そう言ってくださって作者冥利に尽きます。
嬉しいご感想とあたたかい星に感謝です。こちらこそありがとうございました!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
柊さん、こんばんは!
お久しぶりです。少しの間、カクヨムからは離れてしまっていたので久しぶりに柊さんの作品に触れさせて頂けて凄く嬉しいです。
パリを舞台としたオムニバス形式のこちらの物語。どの主人公たちの物語も温かく、それでいて読み終えたあとは心が洗われていくような、ほんとに素晴らしい物語でした。その余韻に浸りながら、今コメントをさせて頂いています。
全て読み終えて、私は柊さんの書かれた文章が好きだなって改めて思いました。繊細で丁寧な情景描写に、言葉ひとつひとつに温度があるというか、読みながら少しずつ温かくなっていく感覚がとても心地良かったです。
ほんとに素晴らしい物語でした…!
素敵な物語を読ませて下さり、ありがとうございます☺️✨
作者からの返信
深海さん、こんばんは。お久しぶりです。
こちらにお越し下さり、心のこもったレビューまでいただき、こちらこそすごく嬉しいです。ありがとうございます!
一話完結でオムニバスを書くのはなかなか難度の高いもので、これでいいのかなと不安に思いながらの公開でした。なのでそう言ってくださると本当に報われる気分です。
決して愉快な話ばかりではなかったと思いますが、心が温かくなるというお言葉がとても嬉しく、安堵しています。
とても励みになるコメントとレビューに改めて感謝申し上げます。ありがとうございました!☺️✨
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
なんで男は木曜日の夜にしかやって来ないのだろう?と不思議でしたが……そういうことでしたか。
「僕だけを大事にしてくれれば」というのも、
「束縛しないなんて嘘だ」というのも。
男の身勝手さを感じます。でも、いい男なんでしょうね。こういう男性こそ魅力的に映るものなのだと思います。珈琲を上手に淹れられるしね。
でもやっぱり、値切ったものを贈られるような女になってはいけませんね。別れたのはいい選択だったと思います。
この後のコーヒーミルの運命はどうなるかわかりませんが、捨てられたとしても、コーヒーミルは堂々としていると思います。最高の女(コーヒーミル)だ!!
作者からの返信
遊井さん、コメントありがとうございます。
そうですね、「本妻」のある人は週末は都合が悪いですからね。
行動だけじゃなくちょっとしたセリフにも本心というか本性が出るのでしょう。でもたしかに狡くて身勝手な男ほどどこか魅力的だったりするのかも知れませんね。そこを吹っ切るのは簡単じゃないでしょうが、新しいコーヒーメーカーを買ったのは正解だと思います。
この後のミルの運命は読者の方のご想像にお任せしますが、今度こそ長続きするあるじに巡り合ってほしいですね。最高の誉め言葉、ミルも喜んでいると思います!
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
実はいまだにAIを使ったことがないのですが、以前、交流のあったカクヨム作家さんが「AIに負けた」みたいなことを書いて脱会してしまったことがあります。
絶対そんなことはないのにとモヤっとしたのを思い出しました。
オチがスカッとしました(*´ω`*)
作者からの返信
陽咲乃さん、コメントありがとうございます。
僕もAIってどう使うのか分かっていません。でも気づかないところで生活に入り込んでいるんでしょうね。
それにしてもその作家さんのお話は悲しいですね。そう考える人も出てくるのかと思うと、悲観的になってしまいます。せめてものオチ、スカッとしてもらえてよかったです!
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
おじいちゃんと少年の交流でほっこりしていたら……イーゼルを違う形で受け継ぐことになったのね…。武骨な手がこれから描き出すであろう絵はどんなのかなと、想像してしまいますね。
作者からの返信
こちらにもコメントありがとうございます。
思い出は良いことと悲しいことが一緒に含まれてるように思います。
もしかしたらこの再会が彼らの新しい人生のはじまりになるかもしれませんね。
編集済
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
そうか…箱根のおしゃれVillaに泊まったら、手回しミルがあったので引いてみたらとんでもないあらびきが出来上がったのはミルが女の子だったからなのか……。恋が終わったら速攻でポッド式買うところが、引きずらなくてカッコいいです。
作者からの返信
とんでもないあらびきがどんな味だったのか気になります(笑 )いったい何にジェラシーを感じてしまったんでしょう。
ポッド式っていうんですか、きっと反動で最新式だったのかも。
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
うちの子、デジタルネイティブなのに頑なにAI使わないんですよね。でもインスタなどでは講義ノートをAIでとれとか、AIで商品説明のバイトしろとか流れてくる。本当に奇妙な感じです。机も呆れるわけですわ。
作者からの返信
母猫さん、お読み下さりありがとうございます。
デジタルネイティブだから全部そっちに流れるわけじゃないんですね。
技術の進歩って選択肢を広げるはずなのに、かえって狭めてる気がします。
編集済
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
大人の男女とコーヒーミル。酸味と苦みが際立つ関係で面白いですね!
手に恋をして……というのが妙にエロティックでしっとりとした熱を感じられて、そのぶん、恋を失った後の女たちの寒々しさや乾いた気持ちが痛々しかったです。
どちらも新しい恋にまた出会えるといいいなあ。
作者からの返信
鐘古さん、コメントありがとうございます。
酸味と苦み、まさにコーヒーですね。手で触られる道具なのでどうしても?エロティシズムに結びつきました。ミルと女に重なるものを感じてもらえてよかったです。そうですね、新しい恋に(ミルも)出会えたらいいですね。
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
また今年もカクヨムコンに参加されるのを、首を長くして待っていましたよ!
執筆している皆さん、それぞれの色がありますが、柊さんは青みがかった透明な感じがしています。柊さんの文章を通して、もの寂しさの漂う世界に入り込む。そんなイメージです。
「イーゼルの落書き」
変わってしまうもののほうが世の中には多いけれど、イーゼルに落書きした、そのときの思いは彼の中に残っているのではと思いました。
おじいちゃんと過ごした時間は短いものであっても、心の交流を持てたことは宝物ですね。
空の下にいたイーゼルの晩年が幸せなものであって、良かったです。
作者からの返信
遊井さん、お忙しいところお越しくださってありがとうございます。長編で参加されるのはいろいろ大変じゃないかと思いますが、待っていたなんて言って下さると本当にありがたいです。体調はいかがでしょうか。
今回はオムニバスにしたので話も主人公も雰囲気が変わればと思っています。色味が変わらないか変わってくるか、またご感想を聞かせてもらえたら嬉しいです。
第一話は諦めたものが蘇る、ちょっと希望のあるエピソードになればと思いました。二人へのお優しいコメントに感謝です。
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
どの短編も面白く読ませていただきました!
物に宿った魂が背負った過去。素敵ですね。
作者からの返信
櫂矢さん、お越し下さり、しかも素敵なレビューまで書いてくださって、本当にありがとうございます。オムニバスは初めてでしたが、嬉しいご感想に安堵しています。イーゼルも喜んでいることでしょう。あたたかいお言葉、心よりお礼申し上げます!
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
男はダメ男でしたね。
コーヒーミルちゃんは心が女の子だから、最後は女性の気持ちに寄り添ってくれて、その優しさに泣けました。
また蚤の市に戻って、新しい出会いが始まるのかな?
(*´ω`*)
作者からの返信
陽咲乃さん、コメントありがとうございます。
美しい手と中身は両立していなかったようで残念ですね。ミルは女性の中に自分を見るようなところがあったのでしょう。
この後は読者さんのご想像にお任せしたいと思います。蚤の市で新しい出会いを待つのもひとつの道ですね(*´ω`*)
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
AI作成のストーリーに言いたい事を言ってくれてますね、書斎机さん。魔法のように瞬時に現れるストーリーには操作する人の経験も魂も反映されようがありませんからね。作家の魂を持つ人は使いたいと思わないであろう技術ですね。張りぼての中古品、的を得た表現です!
作者からの返信
こちらにもコメントありがとうございます。
今までのあるじを見てきた書斎机さんには、こういう技術は根本から違うと思ってしまうようです。この魔法には「作者」の経験や魂は反映されない、まさにその通りですね。悩んだり時間をかけることが無駄なことみたいな価値観になったら、なんか大事なものをなくすような気がします。
編集済
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
―― もう一度分解してほしくてわざと刃に豆のかけらや粉を残してみたりした ――
これ、女心いやコーヒーミル心が解らなきゃ書けないですよ!
本当に見事です。女心に疎い僕は、二度目は教科書を読むような思いでミル先生の言葉を噛み締めました。うーん、なんというのでしょう。ものごとって、見る角度や時間軸で全然違うものになってしまう。同じものを見ているつもりでも、まるで違うものを見て感じている。それは、当然といえば当然なのですが。
―― いいこと、あんたは値切られるような女になっちゃだめ ――
このセリフが、また。眼前の誘惑と、俯瞰した沈着。しかし、瞬時の色香を振り撒き得て失ったからこそ、ミル先生の言葉には厚みと奥深さがあるようにも思えて。
ぐっときました!家に帰ったら、美味しい珈琲を淹れ、香りに包まれながらもう一度読みたいです。
作者からの返信
呪文堂さん、コメントありがとうございます。
コーヒーミル心(笑)なんか、こうして引用されると自分は何を書いてるんだって赤面しますね。最初はただ男女の機敏を見ているだけにするつもりだったんですが、せっかく手で触られる道具なので、もうすこし踏み込んだ視点にしようと思いました。
値切られること=価値を下げられる、って、夢中になってるときは気づかないふりをしているのかも。失ったからこそ強くなれたらいいですね。
こういうキャラは振り切って書くのが楽しかったです。ご感想、ありがとうございます!
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
おお、今回もすごいですね!冒頭からエロティックです。まさかのセクシー系コーヒーミル。そっちもアリなんですね^^ やっと現れた王子様かと思いきやすでに彼女がいて、さらに不倫カップルと判明。この展開も心憎い、ありそうな大人のストーリーですね!後半は嫉妬していたコーヒーミルが若い彼女を励ますあたり、いい子だなって感じます・・・^^ やばいですね、ブロカントシリーズ、もう書籍化になって欲しいぐらいです。クォリティー半端ないです!
作者からの返信
手で触る道具って「触られる側」の好みもあるかもしれませんね。ガサツな手よりは美しい手の方がいいかな、とか。なので必然的に男女のエロス方向にいきました。この男女はよくありそうなふたりですが、それを見ているオブジェの気持ちを想像するのが楽しかったです。でもきれいな手はいい人間というわけではないですね。嬉しいご感想、感謝です!
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
ブロカントから生まれる物語・・・イーゼルという言葉の意味をいま初めて知りました。キャンバスを支える道具なんですね。
柊さん、モノにも意識があって、その言葉や思いが聞こえてくる体質ですね。(ちなみに私もそうです。神原家にあるモノや食べ物がみんな話し出すので大変です。だいたいみんな怒りっぽいです笑)こんなに淋しく切ない物語が詰まっていたらと思うと泣けてきます。ハッピーエンドにしてくれて良かった✨最後の一行、打たれますね。柊さんの才能に打ちひしがれるような作品です。やっぱりスゴイなぁ。
作者からの返信
神原さん、こちらにもお越しくださってありがとうございます。
そうそう、キャンバスを支える台ですね。絵は注目されるけど、イーゼルってあまり気にかけてもらえない気がするので主役にしました。
えっと僕にはそのような体質はないのですけど、神原さんには聞こえるんですか?すごい。おうちにあるモノや食べ物が話し出すとか、楽しすぎますね。というか今度そういうのもお話の中に入れてください。
自分は聞こえないので地道に悩んで書いたのですが、そう言ってくださって光栄です。ありがとうございます^^
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
柊圭介様
コーヒーミル、イイ女ですね✨️
自分は埃を被っても、コーヒーマシンを購入した女性にエールを送る姿が粋で格好良かったです。
指先に恋をする気持ち、ものすごく分かります。私もつい、指先を見ちゃうので(笑)触れて欲しい、そんな欲望も生まれて恋に結びつきやすいんですよね(笑)
男性に磨いてもらっているシーンではエロティシズムを。恋人たちが喧嘩している様子は味の落ちたコーヒーと重なる表現。ずっとコーヒーの香りが漂ってくるような素敵な文章にうっとりさせていただきました。
作者からの返信
涼月さん、コメントありがとうございます。
イイ女✨️なんて言ってもらえたらミルも喜びますね。女性に評価してもらえると作者としてもほっとします。
指先とか、細部の美しさは罠っぽいというか、騙されやすいというか、そんな気がしますね。肝心の中身が見えなくなりそうな。今回の男もそんな感じでした。
エロティシズムとコーヒーの味の比喩は自分でもあざといと思いつつ(笑)書いていて楽しかったです。
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
終わってしまうのが寂しいけど、それに相応しい素晴らしい主人公! 何十年、何百年の時をこれからも刻んでいく彼。
作者からの返信
蜂蜜の里さん、最後までお読みいただきありがとうございます。
古道具はどうしても時との結びつきが強いですね。色んな過去を背負いながらも前に進む気持ちをこの時計が体現していれば幸いです。
いつも心のこもったコメントを下さり、嬉しかったです。温かい応援と星も、本当にありがとうございました!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
最終話に相応しい主人公でした!
時を刻むもの。そうですよね、時間は前にしか進まない。
古道具というと少しネガティブなイメージもありますが、過去から未来へ向かい続けている道具だと思えば、とてもポジティブに感じます。
素晴らしい短編連作でした。本当に面白かったです!
作者からの返信
陽澄さん、最後まで見届けて下さり、素晴らしいレビューまで、感激です。ありがとうございます!
懐中時計を主役に思ったとき、最終話もおのずと見えてきました。時間が前にしか進まないように、古道具でも過去を背負いながら未来に向かって進んでいるような気がします。
各話に温かいコメントをくださり、励みになりました。書きたいことを汲んでくださったレビューにも改めて感謝です!ありがとうございました!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
日本語の蚤の市の語源がフランス語だったことを初めて知りました。
いや、そこではなく。
懐中時計をラストに持ってくる構成の素晴らしさ、お見事です♪
どのエピソードも心に残りました。柊さんワールドを堪能し、余韻を楽しんでます。
完結おめでとうございます🎉
作者からの返信
ハナスさん、最後までお付き合い下さりありがとうございます。
蚤の市はフランス語も英語も蚤の市ですよね。面白いです。
最後はやはり時を刻むオブジェで終わりたいと思いました。全部違う主人公で違う話を書くのは難しかったですが、そう言って下さると悩んだ甲斐があります。いつも励ましの言葉に力をもらっています。たくさんの星にも感謝です。こちらこそ、本当にありがとうございました!
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
このテーマは重くて深くて、泣きそうになってしまいました。
「アンネの日記」が頭をかすめました。
『人形にはひとつの顔しかないけれど、人間には別の顔があることを』
『ヒトの形をしていながら、なんと無力なのだろう』
ここはいい意味で鳥肌が立ちました。柊さんらしい秀逸な言い回しです。
作者からの返信
ハナスさん、コメントありがとうございます。
パリ占領と42年のユダヤ人の一斉検挙を題材にしました。子供が犠牲になるところではアンネと同じですね。というか、犠牲になるのはいつも子供ですよね。
この二つの文はどうしても書きたい部分でした。両方取り上げていただいて感激です。ありがとうございます。
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
柊圭介様
終わってしまった……( ;∀;)
物語が始まれば、必ずいつか来る最終回。これは逃れられない宿命で。
でも、『名もなきオブジェの呟き』の続編を早くも期待しています。
蚤の市にはまだまだたくさんの銘品がありそうな気がします。
イーゼル、コーヒーミル、書斎机、フランス人形、懐中時計。登場した全ての御品がフランスを象徴していて、柊圭介様のリスペクトが感じられました。
泣かされたり、困り笑いさせられたり、考えさせられたり、大泣きさせられたり、最後は……なんでしょうか、この余韻は。祭りの後の寂しさのような。
『名もなきオブジェの呟き』
心にずっと残る素晴らしい短編でした。
柊圭介様、読ませていただき、ありがとうございました。
作者からの返信
ブロッコリーさん、最後までお読み下さり、毎回丁寧なコメントをくださって、本当に感謝しています。ありがとうございます!
一万字は長いような短いような難しい長さですね。この中で少しでも何か残せれば、と思っています。
そうですね、蚤の市にはまだまだ色んな品がありますが、続編を書くと今度こそ剥げそうです。今回登場した品は確かにフランスっぽいかもしれませんね。
彼らに寄り添うように感性豊かに読んでくださって、作者冥利に尽きます。あたたかいお言葉ありがとうございます。こちらこそ、心よりお礼申し上げます!
編集済
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
完結おめでとうございます。
どのお話も素敵でした。骨董市で道具の声が聞こえてきそうです。
骨董屋の主人が時代の波に逆らえずにネット販売に舵を切らなければならなかったのは切なかったですが、懐中時計の言葉「過去は未来のためにある」に救いを感じました。
ところで、私は作品紹介・感想エッセイ『迷える子羊の読書録』を連載していて、カクヨムコン10期間中は応募作品の応援記事を投稿していく予定でいます。そこでこの作品を紹介してもよろしいでしょうか?
先ほどレビュー文を投稿したのですが、大体その内容がベースになります。了承していただいた場合でも、ご希望されるなら掲載後に紹介記事の取り下げも可能です。
見本としてカクヨムコン応援編の趣旨説明と応募作品応援記事のリンクを貼っておきます:
https://kakuyomu.jp/works/16818093085464641449/episodes/16818093089541566035
https://kakuyomu.jp/works/16818093085464641449/episodes/16818093090499497932
よろしくお願いいたします。
追伸:ご了解いただき、ありがとうございます。よろしくお願いします。
作者からの返信
田鶴さん、最後までおつきあいくださり、素敵なレビューまでいただき嬉しい驚きです。ありがとうございます。人の思いや人生が道具に命を吹き込む、というのがまさにその通りだと思います。過去の色んなあるじの思いを背負いつつ、この先も生き続けていってほしいですね。
御作品で紹介していただけるなら光栄です。田鶴さんの趣旨も素敵ですね。お任せいたします。
改めて、ありがとうございました!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
なんか、物には命があるんですね。
そんなことを思うと同時に、時を刻むことが前へ進むこと、という言葉に勇気づけられました。
皆見事な作品でした。
完結おめでとうございます。
作者からの返信
レネさん、最後までお読み下さり、素敵なレビューまでくださって感激です。
過去を背負っている古道具もまだ生きていくわけで、それを時をきざむオブジェに最後に語らせたいと思いました。ヒトも前に進んでいきたいですね。
大切なものを心に残すという言葉がとても嬉しく、書いてよかったと思いました。
こちらこそ、ありがとうございました!
編集済
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
どの話も、本当に最高に練られた、素晴らしい作品ばかり。読み応えのある作品を読ませてもらい、嬉しかったです。
ありがとうございました。
完結、本当におめでとうございます。
作者からの返信
雨さん、最後までおつきあいくださり、ありがとうございます。
そう言って下さると本当に光栄です。悩んだ甲斐がありました。オムニバスは初めて書きましたが、いい勉強になりました。
こちらこそ、あたたかいコメントにたくさんの星もいただき、励みになりました。お礼申し上げます!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
柊圭介さん。
長年にわたって時を刻む懐中時計。
>一秒の正しさは誰にも負けないつもりだ。ゼンマイを巻いてくれれば、ずっと針を動かせる。
この一文にグッときます。
古き良き時代に丁寧に作られた精巧な懐中時計の誇りを感じます。
最後は懐中時計からの応援歌のような言葉。
エピローグにふさわしい明るい未来があることを感じさせてくれます。
これからもずっと時を刻みながら味方でいてくれそうです。
どの作品も素晴らしく心に残る短編集でした。
ありがとうございます✨✨
作者からの返信
この美のこさん、最後までお読み下さり、コメントも入れてくださってとても嬉しいです。ありがとうございます。
>古き良き時代に丁寧に作られた精巧な懐中時計の誇り
そうなんですよね、職人の技とか、人間の手で作られたものの価値って大きいと思います。
古道具が主人公なので、時を刻むオブジェならではの話で締めくくりたいと思いました。過去を抱えつつも前を向いていきたいですね。
あたたかいコメント、いつも感謝しています。ありがとうございました!
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
柊圭介さん。
フランス人形が見てきたものはあまりにも悲しい現実ですね。
人形の額に残されたひびの痕にたくさんの苦悩が詰まっているようです。
戦争や人種差別も織り込んだ重いテーマで辛くなりますが、店主の優しさが救いでした。
公園で走り回っている子供たちの笑顔が永遠に続くことを祈ってやみません。
作者からの返信
こちらにもコメントありがとうございます。
人形のひびの痕に詰まっているもの、それは人間の過ちや愚かさを見てきた苦悩なのでしょうね。
フランスの歴史を取り入れたので少し重たくなりましたが、祖母の気持ちを汲んだ孫に救いを感じてもらえてよかったです。
本当に、どこの国でも子供が笑っていられる世界になってほしいですね。
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
柊圭介さん、こんにちは😊
「書籍机の嘆き」
今の時代を風刺する様な内容ですね。
AIが社会に浸透してきて気軽に便利に使えるようになった反面、こんな怖さもありますね。
長年の作家を見てきた書籍机にとっては驚きの展開でしょうね。
「頑張れ、エタるな!」と激励し続けてきた書籍机さんも今の世の中のAI出現に閉口していることでしょう。
ちょっと捻りのある面白いお話でした。
作者からの返信
この美のこさん、こんにちは😊 コメントありがとうございます。
この話はまさに今話題になっていることを書斎机に意見してもらいました。なんせインク壺の時代から生きているので(笑)書くことに対しては厳しい目を持っているのではないかと。
AIに関しては自分も危惧しています。なんというか、人間の領域って何だろうと思ってしまいます。
今回はネット販売というのも今の時代を取り入れてみたかったです。嬉しいご感想ありがとうございます。
編集済
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
最終回は懐中時計、私も蚤の市で見たことがあります。「銀のふたには草花をあしらった彫刻が施されていて」、まさにそういう感じ。木枠のガラスケートに入っていて、金のもありました。男性が上着の穴にくさりを通して、ポケットから時計を出してもパチンと開いてみる、なんてかっこいいですよね。この懐中時計、きっと新しい買い手が見つかり、大切に使ってくれることでしょう。私もほしいですから。
では、締めはまた絵の話で。時計といえば、ダリ。ダリがくにゃっとした懐中時計を描いた「Persistance of Memory(記憶の固執)」、強烈な印象で、好き嫌いは別にして、忘れられなくなる絵です。ニューヨークのMoMAにあり、意外と小さな絵でした。この人、奇妙な印象があったけど、才能あるなぁと思いました。
短編完結、最後は詩的に終わって、すてきです。おめでとうございます。
作者からの返信
九月さん、最後までお読み下さり、ありがとうございます。
懐中時計、かっこいいですよね。上着から垂れ下がる鎖とか、渋い。19世紀の男性の服装にこれほど似合う小道具はないと思います。この時計もあるじが見つかるといいですね。
絵をモチーフにしたご感想、ありがとうございます。ダリの絵は分かります!記憶の固執、意味深なタイトルですが、過去を通ってきたうえで前を向いてゼンマイを巻いていけたらいいなと思います。
ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。レビューにも改めて感謝申し上げます!
編集済
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
物には魂が宿ると、かなり本気で思っております。
何十年来の古い品で大事にしているものがいくつかありますので、どのお話も深く首肯しながら拝読させていただきました。
オムニバスというお洒落な言葉、貴作のためにあるようなものだな~と。
作者からの返信
上月さん、最後までおつきあいくださりありがとうございます。
日本には特にそういう考え方があって(付喪神とか)、人間を取り巻くものに対する敬意や愛情を感じます。
短い話の寄せ集めでしたが、彼らの言葉に共感していただけたら幸いです。オムニバスに挑戦するのも難しいですけど面白いですね。あたたかい星にも感謝申し上げます!
編集済
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
長いあいだ時の流れを見つめてきたオブジェたちの物語。そのラストを飾るに、懐中時計はもっとも相応しいと思いました! そのセンスに脱帽です。
AIを使った「あるじ」に怒り嘆く書斎机さんも、過酷な状況のなかでつらい別れをし、人間の裏側を見たフランス人形さんも、この懐中時計さんと同じようにずっと長い時を刻んできたんだと、あらためて強く感じることができました。
そして、大切に使えば永遠かもしれないその命も、いつかあるじの手を離れ、どこかに仕舞い込まれたり、棄てられたりしてその存在を忘れられ……本当に、ただの「モノ」になってしまうのでしょう。最後の音が「チク タ」で止まっているのが、まるで鼓動を止めたように感じられて……第一話とは違った涙がひと粒落ちました。
今の時代は、壊れたら買い替えるのが当たり前、壊れたわけではなくても気に入ったものがあれば買って、要らなくなったものは処分したりすることが多くなりました。私が子供の頃……つまり昭和の頃はまだ、物は大事に使いなさいと教えられ、壊れたものは直し直し使っていた憶えがあります。
どんどん買って経済をまわさねばという考えもありますが、やっぱり物を大切に使うことを忘れてはいけないなと思いました。
素晴らしい物語たちでした。読ませてくださってありがとうございました!
作者からの返信
烏丸さん、最後までお読み下さり、心のこもったご感想、ありがとうございます。
時の流れを象徴するものはやっぱり時計だなと思って懐中時計に締めてもらいました。古道具たちが見つめてきた時の流れを書くには自分はほんの少ししか生きていないですが、少しでも彼らの見る人間が書けていれば幸いです。色んな人の手を渡ってきたモノには、それだけで歴史の生き証人みたいな重さがありますね。
確かに、今はどんどんサイクルが早くなっていて、消費することが社会を回すことみたいになってますね。でも地に足の着いたモノたちは、人間に落ち着きや安らぎを与えてくれるのでは、とも思います。だからやっぱり大事にしたいですね。
連載中から読んで下さり、コメントも星も励みになりました。こちらこそ、ありがとうございました!
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
こちらの作品、危うく見落とすところでした。
危ない危ない(;'∀')
ものっすごく、良い!
中年になった少年と再会したところ、鳥肌が立ちました!
一気に読むのはもったいないので、一日一話ずつ読ませていただきますね。
(*'ω'*)
作者からの返信
陽咲乃さん、お越しくださってありがとうございます。見つけてもらえて嬉しいです^^
わあ、そう言っていただけると励みになります!
一話ずつ話が変わるので、お時間のある時にどうぞごゆっくりお付き合いください^^
あ、もう星までくださって感謝ですm(__)m
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
どのお話も素晴らしく、深く、心にのこるものでした。
誰もが、幸せになりたいと思い、懸命に生きておりますが、思い通りにはいきません。傷つくことも多々あります。それでも、時には人のあたたかさに触れて、また、歩み出せるのですね。
最後の懐中時計のエピソードに勇気をいただいたのは、私だけではないと思います。
作者からの返信
簪さん、最後までお付き合いくださり、とても嬉しいご感想をありがとうございます。
思い通りにはいかない人生ですが、時は前にしか進みませんから、ゼンマイを巻いてまた針を進めていきたいですね。
改めてコメントと素敵なレビューにお礼申し上げます。ありがとうございました!
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
柊文学、その真髄を垣間見させて頂いたような心地です。不条理に目を背けることなくその無情を描きながらも、しかし人間の愛情が枯渇することはないと信じる純真。まさか、イーゼルで涙が溢れそうになるなんて、思いもよらなかった。
一話一話、大切に大切に読ませて頂きます!なんだかアドベントカレンダーを頂いたようでワクワクですっ!
作者からの返信
呪文堂さん、お越し下さり、ありがとうございます。
文学なんて言われるとこそばゆいのですが、時が流れてこんな再会があったら幸せだろうなと思って書きました。お優しいコメントに感謝です。
一話ずつ主人公が変わりますが、お付き合いいただけたら嬉しいです!
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
全体的に、素敵な短編集でした。味があって、雰囲気もよく感じられました。
作者からの返信
snowdropさん、お越し下さりありがとうございます。
みんなバラバラですが、全体的にひとつの雰囲気ができていたらと思います。嬉しいご感想、ありがとうございます。
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
素敵な懐中時計ですね。相棒にしたくなっちゃう。ゼンマイを巻いてあげるよ。
一緒に前に進んでいこう。過去は未来のためにある。
エンディングに希望を与えて頂けます。
それぞれ趣の違う5つのエピソード。その1つ1つに丁寧に込められているものを感じました。
柊さん自身が1万字に詰め込まれているような、素晴らしい作品をどうもありがとうございました。
またレビューも書いてみたいな。
作者からの返信
風羽さん、最後まで読んでくださってありがとうございます。
渋い懐中時計にこういうことを言わせたかったのです。ゼンマイ巻いてやってください(笑)
全部違う話を一話ずつまとめるのは悩みましたが、いつも前向きなコメントくださって、すごく励まされていました。
それから素敵なレビューもありがとうございます!確かに自分のエッセンスが一滴ずつ入っているかもですね。こちらこそ、温かいお言葉に心からお礼申し上げます!
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
とても苦しいお話でした。
戦時下では、人の心も歪みますね。
エマの友達にとって、しまい込んだお人形は、何か戒めのようなものだったかもしれませんね。
過ちを繰り返してはならない。
彼女の孫がお人形を大切に扱っていることが救いに思えました。
作者からの返信
陽澄さん、コメントありがとうございます。
人形が隠し持っている過去を想像するとこういう形になりました。つらい話ですがコメントもくださってありがとうございます。
生き残った存在が戒めになるって、大事なことかもしれません。それを守り、繰り返さないようにすることも、同じように大事ですね。
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
人形には一つの顔しかないけれど、人間には別の顔があるー印象的なことばですね。
店主の優しさが心に残ります。
テーマは新しくないけれど、方法は今までになかったようにも思います。
ところで、フランスの子供も缶蹴りなんてやるんでしょうか?
作者からの返信
レネさん、コメントありがとうございます。
一番書きたかったところをくみ取って下さり嬉しいです。
このテーマはもう語りつくされていますが、人形の視点でどう見えるのか、書いてみたかったです。
缶蹴りも鬼ごっこのようなものですが、ほかにも子供の遊びって意外と万国共通ですよね。少しずつルールが違っても、楽しいことは同じなんだなと思います。
編集済
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
泣きそうになってしまいました。「善良」な人間の悪意が一番(では、本当はないけど、恐怖を感じるという意味で)恐ろしい。それでも娘の友達が物事をきちんと見届けられる善意と勇気の持ち主だったことが救いです。
ですが、死ぬべきではない人が死んでしまうのは、本当に辛いです。(というか、皆が死ぬべきではないんだけど)
作者からの返信
蜂蜜の里さん、コメントありがとうございます。
そうですね、善良に見える顔の裏に傲慢さや差別的な目が潜んでいることをおばさんに体現させたかったです。
でもそれを見ている娘は決して同じにはならない、それが唯一の希望かもしれません。
今も奪われなくていい命が奪われていますね。人形はどんな目で見ているのかなと思います。
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
柊圭介様
涙が止まらぬではないですか。今日は一日じゅうエマのことが頭から離れそうにありません。
戦争の悲劇、狂った為政者、差別や偏見、妬み、嫉妬、裏の顔……。救いは、友情、でしょうか。
>人形にはひとつの顔しかないけれど、人間には別の顔がある――
本当にそうですね。人形のエマには「ごめんなさい」と謝る他ありません。
やたら愛想の良い人は(別の顔とのギャップがあり過ぎる場合があるので)ちょっと怖いですが、そうでない人も苦手ですねェ(;´∀`)
やっぱり自然体がいいですよね。
エマの友だちは自分の母親のような人間にはならなかったのでしょう。人形のエマを自分のものにすることなく、いつか友だちのエマが帰って来た時のために大事に仕舞っておいたのかもしれないと思いました。
彼女の優しい友情はお孫さんである店主に受け継がれたのですね。
人形のエマの「生き永らえた悲しみ」が「生き永らえた歓び」に変わることがなくても、そのエナメルの瞳は元気な子どもたちの姿を映し続けるのでしょう。
柊圭介様のあまりにも美しい見事な文章に騙されそうに(⁉)なるけれど、悲しくて悲しくて、悲しいお話でした。今日は一日、しんみりしそうです。
作者からの返信
ブロッコリーさん、コメントありがとうございます。
悲しい話になって恐縮です。ビスクドールの瞳って、何を考えているのかな、と思わせる怖さがあるというか、秘密を隠しているような気がして、そこからフランスの負の歴史に繋げてみました。人間の愚かさとか残酷さを黙って全部見てきたんだろうなと思います。
おばさんのようなメンタルは、決して占領下だからというのではなくて、普通に人の中にあるもので、それはときどき自戒しないといけないなと思います。
隣の娘に救いを見出してもらえて嬉しいです。帰ってきたときのために、というところにブロッコリーさんの優しさを感じました。長い間人形と記憶を一緒に閉じ込めてしまった部分もあるでしょうね。
持ち主を失って生き続けるのはつらいですが、ずっと子供を見守ってほしいと思います。しんみりさせてすみませんm(__)m 丁寧なご感想に感謝です。
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
なんだか、泣きたくなりました。
戦時中のユダヤ人たちの悲劇でしょうか。人形を通して、胸に迫りました。
作者からの返信
雨さん、コメントありがとうございます。
占領下のフランスでも一斉検挙があって、生き延びた人はほとんどいないようで。その中に子供もたくさんいたのが本当に残酷です。こんな風に残された人形もいたのでは、と思います。
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
深い…
今回は簡単にコメントを書けない感じで。
フランスの歴史とかに無知な者にとっても心が痛みます。
優しそうな隣りのおばさんも別の顔を持っていた。
これが人間。
祖母の友達の形見を売り物にせずに、額の"ひび"を直して外の景色を見せてくれている店主。
それも人間。
ヒトの形をしていながら何も出来ない無力さへの嘆きを抱えつつも、この人形のエマへの呼びかけと決心で結ばれるエンディングに大切なものを見た気がしました。
ビスクドールという一般的な可愛さではなく、独特なちょっと怖いような人形そのものを感じる事ができました。
作者からの返信
風羽さん、コメントありがとうございます。
今回は重たかったですね。パリ占領の歴史を交えてみましたが、犠牲になるのは子供というところでは国も時代も問わず普遍的ですよね。
今回はヒトの形をしているものを題材にしたので、人間の顔も少しでも書ければと思いました。
あるじの代わりになれない、生き延びてしまうってつらいことじゃないかと。だからこそこのまま子供たちを見守ってほしいと思います。
ビスクドールの独特の怖さ、なにか隠している風な雰囲気が出ていれば幸いです。たくさん汲み取ってくださり、ありがとうございます。
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
桂圭介様
目頭がじわ〜
こういうお話大好きです。おじいちゃんの人生、少年の人生、イーゼルの生。
みんなの生が尊いです。
作者からの返信
涼月さん、お越し下さりありがとうございます。
嬉しいコメント、励みになります。
短い話ですが、三者の生を感じてくださってありがとうございます^^
第4話 フランス人形の瞳への応援コメント
柊さん、こんにちは。
前のは「カササギ」でしたが、今回イメージしたのはジョルジョ・キリコの「通りの神秘と憂愁(Mystery and Melancholy of a Street)」。彼は心の中の漠然として不安や恐れを描いた人。(残念ながら、初期だけですけれど)
不安な人の表情を描いたのではなくて、その絵を見ていると、その先に戦争と死がありそうで、なんか不安になってきます。変な感想でした、いつもながら(笑)
作者からの返信
九月さん、コメントありがとうございます。
絵を見てみました。一人で遊ぶ女の子と建物の向こう側に待っているものを想像させます。不穏なものが待っているような、女の子を引き留めたくなるような雰囲気。九月さんのコメントを読んでから見たのでそう感じるのかも知れませんが、女の子にエマを重ねてしまいました。印象を絵画で伝えてくださるのがとても興味深くて、ああなるほど、って。こういうご感想も嬉しいです。ありがとうございます。
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
はじめまして、コメント失礼いたします。
彼のものになると思いきや、彼女にプレゼントされてしまい
しかしその後……とテンポよく展開されてゆき
「値切られるような女になっちゃだめ」というところで
すごく切なくなりました。
最後、ちゃんと使われて気持ちが通って
妙にぐっときました……。
これからもお話、応援しております!
作者からの返信
七澤さん、はじめまして。お越しくださり、コメントありがとうございます。
この話は恋する複雑な女心のようなものが書けていればと思っています。「値切られる」というところでミルと女を重ねてみたかったので、このセリフを拾ってくださって嬉しいです。
温かいお言葉、ありがとうございます。励みになります!
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
確かにAIによる小説に書斎机さんは驚くでしょうね。
応援していたあるじだけに、憤りも隠せないでしょう。
これから、作家という職業もAIに変わっていくかもしれないですね。
作者からの返信
ハナスさん、コメントありがとうございます。
羽ペンとインク壺の時代から生きている机にとっては、書くということを根っこからひっくり返しているように思えたのではないでしょうか。
取扱説明書とかはもしかしたらもうAIがやっているかも知れませんね。作家がいなくなってAIに感情を動かされる世界になるのでしょうか。うーん。。。
編集済
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
現代ならではのお話です。とても、こわい。
作者からの返信
こちらにもコメントありがとうございます。
おもちゃだと思って油断しているといつの間にか命令される側になっていたりして。こわいです。
続けてお読み下さり、たくさんの星にも感謝です。ありがとうございますm(__)m
編集済
第2話 コーヒーミルの恋への応援コメント
愛人も、ミルもいい女です! そして骨董市でプレゼントはいいんだけど、1/3に値切るって、なんかみみっちい。本性ってこういうところにちまちま出ますね。
作者からの返信
いい女ですか、よかった!
そう、プレゼントを値切る時点で本性が出てますね。言葉より行動に表れるとはこういうことなのかもしれません。
第1話 イーゼルの落書きへの応援コメント
立派な男性となった元少年、ジュリアンとの「再会」。おじいちゃん、天国で見てたら喜んだだろうな。
作者からの返信
蜂蜜の里さん、お越し下さってありがとうございます。
心を残したものに再会できるって、時間を超えるのかも知れませんね。
ああ、おじいちゃんが見ていたらどれだけ嬉しいでしょうか。優しいコメント、ありがとうございます。
第3話 書斎机の嘆きへの応援コメント
書斎机さんは今の時流に敏感ですね。
ちょうどこのところ、XでもAIが書いた小説の話題を見かけたところでした。
今はまだAIの書いたものは見分けがつくのかもしれませんが、いずれ生身の人間のようにオリジナリティのある文章を生成するシステムへと進化する可能性はありますね。
そうなると、本当に創作自体が好きで、楽しんでやれる人じゃないと、小説を書き続けられなくなるかもしれませんよね。
作者からの返信
陽澄さん、コメントありがとうございます。
まさか自分の上でこんな魔法が使われるとは思わなかったでしょうね(笑)
小説とかはまだ今の技術では人間と差があるのかも知れませんが、進歩の速度を考えると、情緒とか機敏とかのプログラムまでインプットしてしまいそうで。今度は人がAIに感情を動かされてしまうのかな……SFの世界が本当に迫ってきそうですね。
編集済
エピローグ 懐中時計の音への応援コメント
大変に感慨深く拝読しました。殊に当話、ゼンマイを巻き直せる道具と、巡る暦法の詐術に誑かされて限りある永遠を錯覚しつつも、その実、巻き直すことの出来ない不可逆的な時の流れに身を委ねるより外ない人間……故にこそ、擬人化された古道具達の眼差しの何と怜悧なことでしょうか。同じく儚いけれど、かたや事によっては千年以上に亘って存える道具と較べて、こなた長く見積もったとて百年がせいぜいの眇たる人の命はより儚い。被造物は何時しか造物主を越える存在になる、なってしまうところに少なからぬペーソスと、何処か安堵とを覚えずにはいられません。個人的には、祖父の亡くなって後も時を刻み続ける柱時計を想起致しました。
作者からの返信
工藤さん、こちらも目に留めてくださり、コメントもありがとうございます。それぞれ違う色味のものを書きたいと思って挑戦しましたが、なかなか難しかったです。少しでもお口に合うものがあれば幸いです。
古道具と時の流れは切っても切れない結びつきがありますね。それぞれの話で彼らがどんなふうに人間たちを見るだろうか、と考えるのが楽しくもあり、悩むところでもありました。
人間の生命を超える存在になっていくことにどこか安堵を覚えるというお気持ち、共感します。人間が造ったものでありながら神秘的な偉大な存在になっていくというか。それでいて主人がいなければただのガラクタでしかないのも哀愁がありますね。
ご祖父様がお亡くなりになったあとの柱時計はきっとご家族に大切にされてきたのだろうなと思いました。
素敵なコメントにあたたかい星も頂戴してありがとうございます。他の作品にもお立ち寄りくださってとても嬉しかったです。重ねてお礼申し上げますm(__)m