夢は意識と無意識の間にある道である。
その行く先は日々刻々と変わり、予想のつかない不思議をもたらす。
これから語られる、3つの不思議な出会いのように……
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夢というのは、その人の個性が最も出るものだと思っている。
個性というより、人生のほうがより正確かもしれない。
フィクションともノンフィクションとも言えない奇妙さ。誰も真似できない、真似しようのない領域。
唯一無二の神秘の箱だ。
しかし、それは同時に当人以外の誰も目の当たりに出来ず、本人もまた速やかに忘れてしまう運命にある。
この作品は夢の未知な部分をうまく示してくれる。
それは怖くもあり、優しくもあり、はたまた希望にもなる。
受け入れてみると、少しだけ気が楽になる。