こんなにじわじわと怖さが襲ってくる作品はありません。ホラーが好きな人におすすめしたい作品です。
これほどジワジワと恐怖を誘う作品はなかなかお目にかかれない。特にラストに畳み掛けてくる怖さはなかなかなもので、私たちが忘れかけている神様への怖さを思い出させてくれます。
友人から頼まれた調べもの。それを軽く調査するまでは良かった。妙だと気付いたのは、友人宅に着いてから。部屋は暗く、なにも見えない。異様な臭いも感じられる。そして絶えず──なにかをひきずる音がする。民俗学を絡めた理屈と理不尽の物語。良質で最悪な結末(ある種の始まり)をどうぞご堪能ください。