閉ざされた霧の山――アワ山。
かつて王を殺めんとした罪により、「神官」とその血族は追放され、
いまもその首には銀銭十枚の報奨がかけられている。
市場に現れたひとりの少女・アマネと、その護衛・サクヤ。
彼らは都人の目を欺き、秘かに故郷のための交易を行っていた。
しかしその出自は、忌むべき『アワ山の一族』。
神に愛されし血は、いつしか人に恐れられるものとなった。
だが、アマネの中に眠る力は、確かに応えていた。
山の息吹と一体となり、祈りの歌を紡ぐその姿は天女の如し。
やがて過去と記憶が交錯し、
忘れられた名が、想いが、魂の奥底から呼び起こされていく。
これは、血と祈り、赦しと再会の物語。
物語は、とある女が幻の銘酒を質屋に持ってきたことから始まる。
その女は護衛を1人連れており、酒の他にも幻と言われている絹織物も、質屋に請われて売った。しかし、その高価すぎる品物のせいで、2人は山賊に尾行されるハメになる。
2人の男女・アマネとサクヤは、権力者によって犯罪者かつ捕縛の対象とされているアワ山の一族だった。
感想:2人は幼馴染でアマネの初恋の人がサクヤ。アマネの恋心が初々しい🥰
2人とも神がかった美しさで、しかも数人の山賊などものともしない強さ。
この和風ファンタジー物語はまだ序盤なので、これからの展開が待ち遠しいです(≧∇≦)
オススメです!