それらはほんの微かな、次の瞬間にも消えてしまい、そのまま忘れ去られてしまいそうな、そんな消息を、丁寧で繊細な文体で綴った、一つ一つが味わい深くも愛らしい掌編集です。 各話毎にジャンルや文体を変えながら、それでいて何か根底に共通した雰囲気を湛えながら、ポツンと置かれた様なお話の数々。 ふと空いた時間などに紐解いてみて、その独特な雰囲気を味わって欲しく思います。
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