怪討のツルギ-コスプレ少女は今夜も怪異を斬る-

拝読しました！
最初の「序」で世界観がすぐに分かり、この物語の舞台へ自然と入り込むことができました。
シリアスな空気とコメディ的なやり取りが程よく混ざり合っていて、全体としてとても読みやすく楽しかったです。

日常と非日常の対比がしっかり描かれており、キャラクターたちの関係性も鮮やかに浮かび上がっていました。
特に主人公の立ち位置と、それを取り巻く人物たちとの対比がこの作品ならではの魅力を強調していたように思います。

細部の展開はここでは触れませんが、王道の面白さと独自のセンスが組み合わさり、強く印象に残る物語でした。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（34文字）

　現代和風ファンタジー（和風というか日本舞台ですが）
　設定で奇を衒うのではなく、しっかり地の文で押していくスタイルに好感が持てます。
　日常と非日常が比較的きれいに分かたれているにも関わらず、読んでいるとシームレスにそのあたりを行き来させており、そこも良いです。
　描写で攻めるタイプの作品を読みたい時にお勧めです。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（112文字）

「非日常」が、ごく自然に「日常」に入り込んでくる構成が抜群に上手い。
読者はそのまま世界観に浸ることができる。

会話も地の文もテンポが良く、しっかりとした背景を感じながら説明くささを微塵も出さないという巧みな筆致。
これはぜひ皆さん読むべき、というか読まない理由が見つからない作品です。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（288文字）

　誰もが知る、もはや伝統的とさえ言える現代生まれの怪奇現象、そしてその陰に潜む脅威との戦いが描かれています。

　ひとつひとつの要素を高密度にしようという熱意が全編から感じられ、じっくりと腰を据えて読むのに適しているのではないでしょうか。
　また、主人公を始め多くの女性が活躍するので、そういった作風が好きな方にもオススメです。

読み始めてすぐ書き慣れた印象を受けました。描写や設定が丁寧なだけでなく構成もスムーズなので読みやすかったです。

日常と非日常のコントラストが素晴らしく、普段は普通の中学生である主人公の二面性もあいまりアーバンファンタジーとしての良さが存分に出ていて非常にに好印象でした。

クールな主人公とおどろおどろしい怪異がいる世界がマッチしている！

一人一人が個性のあるキャラクターで一気に惹き込まれます！

最高の作品でした！

小柄で華奢で年相応の体型の女子中学生が、コスプレのような学生服を身にまとい、怪異と戦う。
そんな一見ライトな設定ながら、地の文は重厚かつ緻密で、読み応えは抜群です。

Web小説では行間が空いたものが多い中、本作は文章がみっちりと詰まっており、安心感のある密度の高さが特徴的です。
「B6サイズの二段組みでじっくり読みたい……！」と感じるほど、じっくりと物語の世界に浸れます。

壱を読みおえた時点では、物語が一章ごとに区切られており読みやすいです。
じっくりと文章を味わいたい人におすすめです！


【気になった点（※批評OKとのことなので少しだけ）】
・地の文の情報量が多く、情報が一気に流れ込…続きを読む