トリノス探偵事務所に、またまた依頼が。(お値段も含めて)超豪華列車に乗り込み、依頼をこなすことになった探偵たち。現実離れした別世界が疾走する旅と、遠い黄金の日の思い出が交差し、ダブルクロスで揺さぶられるとき、何かが起こる!
十重二十重に張り巡らされた罠、(ほぼ)ノンストップの閉ざされた列車、交錯する人々の言動と思惑、不意打ちのお笑い、どんでん返し合戦、そして魅惑的な食への誘い! すべてを満載したラベンダーの車体が夕日を浴びるとき、事件は終着駅にたどり着けるのか。…ネタバレしたくないので、この驚きはぜひご自身で確かめてください。
それにしても魅力的な列車だ。説明部分を読んでいるだけで旅情をそそられる。一度乗ってみたい…事件と豪華料金はできれば辞退したい(汗)。