概要
戦国時代。近畿に「堺」という奇妙な都市があった。
商業都市「堺」対し、軍用金二万貫を要求する織田信長。
信長の元に出向いたのは、会合衆の一人、今井宗久であった。
信長の元に出向いたのは、会合衆の一人、今井宗久であった。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!商人、そして茶人であった今井宗久の半生を描く、傑作歴史小説!!!
商人の町・堺に対して二万貫の資金を要求する信長。
堺の商人たちが信長に対して徹底抗戦の構えを取る中、ひとり今井宗久だけは、二万貫の価値が信長にあるかどうか、目利きしてくるという……。
今井宗久という人物にまったく関心を持ってこなかったことが悔やまれるほど、本作の宗久はとてつもなく魅力的です!
宗久と彼の息子である兼久との会話を通して語られる「商い」、信長と会った後の決断と行動、そして宗久の確かな目利きの力。
宗久の商人としての生きざま、めちゃくちゃ痺れます!
さらには、濃密な歴史物語を短編小説として仕上げてしまう、作者様の力量にも驚かされてしまいました!
是非ともご一読を!