概要
果たして地球を救いに戻ることは出来るのか!?咆哮を上げる波動砲と共に放たれる数々の笑撃に君は果たして最後まで耐えられるのか?!
作者が提示する社会課題解決は一国の枠組みになど留まらない。地球規模、いや、コスモ間スケールで描かれるダーウィン進化論が今、ここに現出する!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読むつもりが逆に"読まれる”物語装置
読んでいて、何度か
「これは……私はいま、試されているのか?」
と思いました。
笑っていいのか、引くべきなのか、難しい顔をすべきなのか。
だが、まさにその「揺らぎ」こそが、この物語の核心なのかもしれない。
本作は、エロと風刺とナンセンスを前面に掲げながら、読者の反応そのものを演出に取り込む「読者を舞台に上げてしまう劇」である。
それは、皆さんのコメントやレビューを見ていただければ分かります。
登場人物たちの愚行にニヤつくか、辟易して眉をひそめるか――そのひとつひとつが、この作品の筋書きに書き込まれているようにさえ思えてくる。
つまり、読者はもはや観客ではなく、キャストの一人。
ついつい…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ブラボー! すごい、すごすぎる!
カクヨムの鬼才、青山翠雲さんの、芥シリーズ第2弾です。
さらにパワーアップして、冒険もお色気もてんこ盛りになっております。
地球の危機を救うために、青山翠雲氏が、戦艦武蔵を改造した宇宙戦艦ムサシで、エーアデ星に向かいます。あっちも大好きな翠雲航海長、妖艶な盛由紀隊員に懸想しつつも、エーアデの美人看護師スジャータとも、あれこれあり、最後は徒乱富(トランプ)大統領との超困難なディールをまとめ、帰途に就きます。ああ、これで終わりか、よかった、と思ったら、最後の最後で、読者大喜びの見せ場が! わーい!
とまあ、あんまりお話しするとネタバレになりますので、この辺にしておきますが、翠雲氏の筆…続きを読む - ★★★ Excellent!!!唯一無二の衝撃はこちら
ここがおすすめレビューを書くところなのは重々承知をしているのですが、先に謝っておきます。
本作は文句なしにおススメです! とは言い難い中編小説です。
『良い子には見せられない』シーンの連発ですし、アホらしくも堅苦しいという不思議な作風で、読者を混乱に導きます。
というと、さも無茶苦茶な小説のように聞こえますが、読み込んでいくにつれ、不思議と、実は非常に深いテーマ性のある完成度の高い作品なのではなかろうかとも思えてきます。
例えるなら、高名な書家の残した文化財級の書を見るような読後感です。一見何が書いてあるのか分からないように見えて、実は凄さが分からないのは見ている自分が至らないからなのでは…続きを読む