拝読しました。この話はおそらく実話なのですね。つらい時に何らかの支えがいるのは、全ての人に共通すると思います。後悔しなかった事の後悔を抱いたまま、道を歩んでいってください。
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猫を愛する人が、みな通る道かもしれません。自分にも重ねてしまい心が痛みました。それでも大切にされた猫さん達に対するあふれるばかりの愛情がうかがえます。切ないけど、温かくなる素敵な作品です
自分も保護猫を看取りました。悲しかったけれども、今はいい思い出です。楽しかったことと同じくらい、辛そうにしている姿を思い出されて涙が止まりません。
実家の犬が年老いて、旅立ちが近づいていたときのことを思い出しました。当時高校生だった私は、その現実に向き合う勇気がなく、あんなに大切にしていたのに、いつしか彼女を避けてしまっていたんです。このお話を読んで、あの頃の自分の弱さや、抱えきれなかった気持ちがよみがえってきて、胸がいっぱいになりました。ペットを家族のように想ったことがある方なら、きっと誰もが心に響く一篇だと思います。
それは、どんな人であっても、人でなくても、場合によっては生き物でなかったとしても、それが生きる糧になっていくのだと思います。覚悟はしましょう。それが飼う者の、最低限の義務です。
彼女にとってはきっと全てが1番だったのですね。悲しい1番を沢山乗越えて成長する姿に、涙腺崩壊間違いなしです。これはきっとどんな人でもスラスラ読めるはず。特に動物を飼っている方は1度は読むべき名作です。
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タイトルに惹かれて、読み進めて、胸を打たれました。生き物を飼うことは、たくさんの痛みを知ることにも繋がるけれど、同時に、たくさんの痛みを忘れさせてくれることにも繋がる助けているようで、助けられていて自分の限界を教えられたりもするネタバレは避けたいので内容には言及しませんが……なんというか、作者さんは頑張ったと思います。その頑張りを受け止めて、猫さんたちは命を輝かせていたとも、思います。
保護猫、そしてペットロスのお話です。重たくセンシティブなテーマなので、誰にでも推せる話ではないんですけど。それでもあえてオススメしたいと思うのは、本作に小説としての読み応えがあると思うからです。小さな命への愛情。どうにもならない無力感。「たかがペットにのめり込むな」という周囲の(たぶん主人公への心配から発したのであろう)無理解な言葉。手に余る事態に対する行き場のない怒り……。とても共感するし、似たような思いをしたことのある人も多いのではないでしょうか。どうぞ御一読を(* ´ ▽ ` *)ノ
生き物を飼うというのは難しいことです。優しい人こそ心に深い傷を負ってしまう。責任感が強い人ほど自分を責めてしまう。そんな感覚がわかる人にはとても刺さる作品です。