概要
大切なものに名前をつけていたあの頃に
『君』を見守ってきたあるひとが、門出を祝し、祝いの言葉を送る物語です。
私が小学生のころ、教室の隅に、いわゆる伝記ものの漫画が置いてありました。杉原千畝や、アンネフランクの話があったことを覚えています。
その中で、アンネは日記に名前をつけていたと知り、苦しく寂しい中の、心の支えだったのかな、と思ったことを思い出しながら書きました。
ちなみに、作者も日記を書いていた時期がありましたが、すぐ飽きました。
私が小学生のころ、教室の隅に、いわゆる伝記ものの漫画が置いてありました。杉原千畝や、アンネフランクの話があったことを覚えています。
その中で、アンネは日記に名前をつけていたと知り、苦しく寂しい中の、心の支えだったのかな、と思ったことを思い出しながら書きました。
ちなみに、作者も日記を書いていた時期がありましたが、すぐ飽きました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!“キティ”の視点から綴られる、成長と別れの物語
大切な誰かを見守るような、優しいまなざしに包まれた一篇。
十年間、主人公の日常と成長を見つめてきた「キティ」という日記帳の独白が、読者にも淡い郷愁を誘います。節目ごとの出来事や小さな喜び・悩みが丁寧に語られていくうちに、主人公の歩みが自分の思い出と重なって感じられる、そんな温かな作品です。
ラストで明かされる「キティ」の名に込められた意味や、日記を書くことの支えや癒しの力も静かに心に響きます。
別れと旅立ちの切なさ、でもその先にある新しい一歩を信じて背中を押してくれる――
人生の節目に読みたい、優しい“贈り物”のような物語です。