駅弁、それは駅や新幹線で食すつなぎの食べ物のはず・・・しかしこれを読むと、そんな常識がいかにくだらない、小さな枠に収まったものなのか、つくづく分かります。本間達成くんが、既成事実の塗り替えを ”ほんまにたっせい” する姿は、青山先生らしい哲学と怒涛の如くあふれ出るアイデアによって、すごい展開を見せてゆきます。カクヨム作家さんへの呼びかけと彼らが紡ぎだすアイデアのうねりは、読みながらにやけが止まりません。青山先生の心の同胞への賛美にも満ちたこの尊いエキベン、ぜひ一度ご賞味ください。
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青山翠雲氏がカクヨムで出会った作家たちへの尊敬と感謝の念をこめた短編である。氏一流の怒涛の美文が流麗に描写する「カクヨム紳士・淑女録」といおうか。真面目に小説執筆を継続するシリアス文芸勢への応援歌でもある。