概要
骨よりも好きになるものなんて無いと思っていた
光魔術が重宝され、闇魔術が疎まれる国で、骨好きで黒魔術を極める元平民のエルンは、ひょんなことから第二王子トゥランの婚約者兼第二王子付き王国魔術師になる。
『トゥラン殿下が好きな人が出来るまでの期間限定の婚約者だ』と思い、名ばかり婚約者として好きなことを極めつつ、第二王子の指示で魔術師の仕事をこなしていく。
けれど、実はトゥランが好きな人はエルンで……
これは、愛を知らない黒魔術師が、好きな物を通して王国で起こる陰謀に巻き込まれ、困難の末に本当の愛を知るまでの物語である。
『トゥラン殿下が好きな人が出来るまでの期間限定の婚約者だ』と思い、名ばかり婚約者として好きなことを極めつつ、第二王子の指示で魔術師の仕事をこなしていく。
けれど、実はトゥランが好きな人はエルンで……
これは、愛を知らない黒魔術師が、好きな物を通して王国で起こる陰謀に巻き込まれ、困難の末に本当の愛を知るまでの物語である。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!なんとなく好かれるのが分かる主人公
オステオン王立魔術学園に特待生として入学したエルンは、ある日、天と地ほども身分が違う上に特に親しくもない第二王子に婚約者になってくれと頼まれる。断ったはずなのにいつの間にか外堀を埋められ……という導入から始まるラブストーリー。
魔術学園は王立であり、高貴な身分の子女たちが多く在籍する故、学生のうちから既に家柄によるマウントの取り合いや派閥争いが大変盛んである。これだから貴族はクソなんだ。
そんな中で、主人公エルンは魔術の研究と骨が大好きという変人ではあるが、性格は裏表がなく、気を許した相手とは割とフランクに話ができる。虚飾に満ち権勢欲に取りつかれた者ばかりに取り巻かれた王子に好かれるのも…続きを読む