概要
「ラブレターや!」 四年二組の教室にまきおこる事件、その犯人は?
「ラブレターや!」
四年二組の教室に、事件のはじまりを告げる声がひびきわたる。
浅野君がもらった不思議なラブレター。
犯人の思惑とは?
四年二組の教室に、事件のはじまりを告げる声がひびきわたる。
浅野君がもらった不思議なラブレター。
犯人の思惑とは?
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!張り紙ラブレターをめぐる──小学四年生の小さな冒険と友情の物語
六月の風と
砂の手ざわりと
ホットケーキみたいなほっぺ。
この物語には
ただそれだけのはずの日常が
胸の奥でそっと光りつづけるような
温度で描かれています。
「ラブレターや!」の
ひと言から始まる小さな事件は
からかいでも大騒ぎでもなく
子どもたちなりの真剣さと
くすっと笑えるユーモアを連れて
進んでいきます。
おさわがせな井上くん
策士な浅野くん
何でもできるゴッド丸──
キャラクターたちがみんな
〝クラスに一人はいそう〟なのに
読み終える頃には
すっかり会いたくなる
〝特別な誰か〟になっている。
学校の匂い
砂場の感触
用務員さんへの淡い憧れ。
忘れていたはずの記憶の引き…続きを読む - ★★★ Excellent!!!六月の風とホットケーキのほっぺ
小学校の教室を吹き抜ける初夏の風のように、懐かしくて、どこか胸がきゅっとなる物語。
最初のページをめくった瞬間から、教室のざわめきや、ランドセルの色、給食のコッペパンの匂いまでもが、鮮やかに心の中に広がっていきます。
大人になった今、こうした日常の一つひとつが、どれほど大切でかけがえのないものだったのかを、しみじみと思い出させてくれます。
登場する子どもたちは、みんな個性豊かで、どこか自分や昔の友達に重なるような親しみやすい子たち。
お調子者で騒がしい井上くん、ほっぺが焼きたてのホットケーキみたいな浅野くん、そしてその二人を見守る「ぼく」。
彼らの会話や仕草、ちょっとしたいたずらや作戦会議…続きを読む