概要
「捕まえて、どうするの」 「食べる」
火の玉を食べる話。ミントアイスと擬似家族書きたくて書きました。
ジャンルよく分からんので、とりあえずその他に入れてます。
ジャンルよく分からんので、とりあえずその他に入れてます。
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!冷んやりとして滑らかで、苦い。
夏の終わりに、海が蒼白く光る。
幻想的な光景だが、凝っと見つめては
いけない。
目が、合ってしまうから。
死んだ者は海へと還る。そして想いが
蒼白い鬼火となって、光る。
いつしか 兄 と呼ぶ様になった彼から
聞かされた話だ。幾らか年嵩だったから
いつの間にかそう呼ぶようになった。
絵を描く事を兄は喜んでくれたのだ…が。
次第に長じて生まれる齟齬と、小さな棘。
死んだ者はもう二度と戻らないから、多分
突き詰めてしまうと後悔しか残らない。
鬼火は冷たくて滑らかで、苦い。
兄の教えてくれた仕掛けで鬼火を捉える。
薄荷の様な冷たさと、後悔の様な苦さ。
そして夢の様な滑らかさだ…続きを読む