こどもの"あそび"は、ときに、大人の想像を超えた残酷さと、底知れぬ恐怖を孕んでいます。
こっくりさんなどの儀式めいた遊び。鬼ごっこやかくれんぼで"自分に鬼が来ないよう"と祈るあの感覚――。思い返せば誰もが一度は、その不穏な気配に触れているはずです。
本作は、YouTube登録者11万人超のホラー系動画クリエイター・まだ学校だよ氏の独創的なセンスが注がれた小説です。
描かれるのは、こどもたちの無邪気で、どこかおかしな"あそび"たち。
音のない鬼ごっこ。髪の毛を包んだ紙の箱。そして、"あそび"の後に消えた少女。
無垢だからこそ残酷で、何も知らないまま始めた“あそび”が、大人になった今も背後から追ってくる――。
この"あそび"に、どうか最後まで付き合ってあげてください。