千文字ちょっとで語られる、日本の何処でも見られる夏のほんの一コマの情景。特に目立った事件が起こるでもない、けれども、まるで読んでる側までその情景の中に居るかのような心地良さに、気付くと入り込んでいる。 その中で、兄妹の何処ででも見掛ける様な他愛ない戯れが何とも言えず微笑ましく、読み終えた後にほんのり残る明るく温かな雰囲気。 ちょっとの間、足を止めて、この味わい深いお話に浸ってみれば、その日一日良い雰囲気のまま過ごす事が出来るかも?
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