概要
銀行員の娘とキャバレーの息子。18歳の心は一枚のレコードで繋がる。
1974年、オイルショックの時代。都立隅田西高校三年生の坂 真優美(さか まゆみ)は、ノートに詩を書くのが趣味のおとなしい少女。ファンであるノゾミ・トクエの新曲「疾風勁草(しっぷうけいそう)」を買いにレコード店に行った真優美は、クラスメイトの少年、横澤 一希(よこざわ かずき)から最後の一枚を譲ってもらう。その時、店の外で爆発音が響き、驚いた真優美は詩のノートを落としてしまった。ノートを拾った一希は真優美の詩を気に入り、曲を付けて歌いたいと頼む。秘密の趣味を共有する友人ができたことに真優美の心はざわめく。
住む世界の違う18歳の二人は、惹かれ合いながらも学校ではクラスメイトとして振る舞う。しかし、二人を取り巻く世界には疾風が吹き荒れていた。
果たして真優美と一希は、優しい希望が広がる道を見つけることができるのか。
住む世界の違う18歳の二人は、惹かれ合いながらも学校ではクラスメイトとして振る舞う。しかし、二人を取り巻く世界には疾風が吹き荒れていた。
果たして真優美と一希は、優しい希望が広がる道を見つけることができるのか。
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