概要
しかし人気作家でもないのだから、実際にインタビューを受けることなどまずない。
ということは、この妄想が実現する日は来ない。
せっかく脳内でしょっちゅう練習(?)しているのに、もったいない!
よし、この場を借りてインタビュー、やっちゃいます!
……という奇妙な形のエッセイです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!電車や病院の待合室で読まないように。ニヤけて不審者と思われちゃうぞ。
めちゃくちゃ面白かったです! こんなに面白いエッセイ久々に読みました。
本作はインタビュアー・志草ねな、インタビュイー・志草ねなの脳内妄想インタビューを描くエッセイとなっています。この非常に斬新な発想に感服させられるとともに、あまりのやりたい放題さにニヤニヤが止まりませんでした。
インタビューする側もされる側も作者ということで、もう自虐ネタのオンパレードです(笑)。でも嫌味な笑いは一つもなくて、読んでて素直に楽しいです。
多岐にわたる短編を書かれている志草様の創作秘話(?)が語られるのも大きな魅力。書籍化・漫画・作品作りなどについてご本人がどう向き合われているのかが惜しげもなく…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自虐とツッコミが冴える、妄想全開の創作好き必読エッセイです。おすすめ作
「ならば私がインタビュー!」は、作者とインタビュアーがどちらも志草ねなという、脳内二人芝居のセルフインタビューエッセイです。書籍化の見込みがないことをあっさりネタにしつつ、「どうやったら人気作家になれますか?」と聞かれて「新宿駅に巨大広告を出しましょう」「カクヨム運営を買収してもらいましょう」と、本気なのか冗談なのかわからない案を畳みかけ、相棒役のインタビュアーに全力でツッコまれる場面には声を出して笑いました。
ふざけた応酬の裏では、叙述トリックの話や、街を歩いている最中にふっと物語の種が浮かぶ瞬間など、創作のリアルな感覚もさりげなく語られます。自分を「ろくでもない」と茶化しつつ、読者や同…続きを読む - ★★★ Excellent!!!愉快爽快自虐かーい!
新しい形のエッセイです。しかも志草ねなさんのだから、シャレが効いてて自虐もほどほどで嫌味もなく、最後まで楽しめる。
Q&A形式のセルフインタビューは、カクヨムでも何作か読んだことがあるが、至って真面目な自己紹介が多い。
その点、これはインタビューする方も、答える方も非常に不真面目でユニークである。当然だ、両者ともに志草さんだから。
だから常にエンタメを意識して、読者を楽しませようと考えている志草さんならではの愉快なQとAになっている。
そして志草さんの事をもっと知りたい!と本気で考えている人の本当に知りたいところは、軽くはぐらかされる。それもまた快感(笑)
一気に読める四話完結。是…続きを読む - ★★★ Excellent!!!すばらしい自虐的エッセイ。クスクスが止まりません!
仕草ねなさんが、脳内インタビュアーと作家のひとり二役になって展開される、オモロ対談。
とある方のレビューを読んで、「いやあ、もう昼休み終わってるんだけどなあ。いくら自由業だってたって、秘書どもの目もあるし。。」と思ってパラパラ読み始めたらもうダメ。これ、素晴らしいエッセイでした。自虐的なユーモアの溢れる、読む者の心を掴んで離さない、心の叫びを感じる作品でした。とても独特の笑いのセンスの持ち主だと、改めて感じました。
笑い飛ばしてはいますが、おそらくは、普段とてもまじめにこれらのことを考え、創作に取り組んでおられることも伝わって参りました。
これ、エッセイ部門で上位につけることは間…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自然体過ぎる受け答えに、『彼女』のファンが急増していく予感!?
とにかく楽しい。ずっとこの世界に浸っていたくなる。そんな魅力に溢れたエッセイでした。
本作は「セルフインタヴュー」という、とても特殊な形式が取られています。
作者:志草ねな インタビュー:志草ねな という形式で、自分で自分にインタビューが行われていきます。
そして、始まるや否や、読者の心がグッと鷲掴みに!
とにかく受け答えが楽しい。作者のすっとぼけた受け答え。それに対してアグレッシブに返すインタビュアー。その会話の応酬がとにかく面白く、いつまでも見ていたくなります。
アイデアはどんな時に降りてくるか。夢はあるか。そんな問いに対する「返し」の数々。「あるある」な感じも多く…続きを読む - ★★★ Excellent!!!自分vs自分! エッセイとは己との対話のことなのか!!
まあ、志草先生の本を一度でも読んだことのある方なら、
こう思うんじゃないですか?
この人、どんな人なんだろう……
突拍子もないところから、我々が考えつかないよなワードセンスで、
志草ワールドを作り上げてしまうこの職人。
この人が、普段何を考えていて、どうやって作品を作っているんだろう……?
これを知りたがってる人って、絶対いるわけです。
そんな方に朗報です。ついに、志草先生へのインタビューが叶い、我々が聴きたかったことが聞けるチャンスが訪れましたよ!!
ついにそのベールの向こうが…… …… ……
見える……のか。
はいー今回もうまい感じではぐらかされちゃうんですねー。
本…続きを読む