浮気女は刺激を求めて恋人から目を背け気の迷いを半年続けた間男は砂上の楼閣を順風満帆を勘違いし他者を傷つけたお互いが現実を見ているつもりで大きな間違いを犯していた。結果、全てを失ったがお互いが一人身になってもお互いが再び交わる事にはならなかった。それぞれの視点を読むと、『相手が自身を責めた』ことが原因で喧嘩別れしたことになっている。このお互いの視点が、責め始めたのは相手になっている点に注目したい。危機的状況に摩耗した結果の幻覚か、己の責を見たくない弱さが生んだ幻想かそれは判らないが、少なくとも現実を見れていないことは確かだ。
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