概要
異世界に飛ばされたオッサン。 スキルなし、残ったのは――ボーロ🍪1個
整備士の灰原誠一は、家族を守ろうとして命を落とした――
そのはずだった。
目覚めたのは、娘と共に作った“ゲーム世界”を思わせる草原。
手元に残ったのは、家族の想いが宿る“金色のボーロ”1粒だけ。
スキルも武器もない。
ただの修理屋にできるのは、一つだけ。
「壊れたものは、直す。」
暴走する魔獣。崩れゆく村。
そして世界の奥底で進む“ゲームの崩壊”。
愛する家族のもとへ帰るために。
誠一は、小さな相棒と共に壊れた世界の修復に挑む。
※本作はポメラニアンシリーズの独立作として読めます。
そのはずだった。
目覚めたのは、娘と共に作った“ゲーム世界”を思わせる草原。
手元に残ったのは、家族の想いが宿る“金色のボーロ”1粒だけ。
スキルも武器もない。
ただの修理屋にできるのは、一つだけ。
「壊れたものは、直す。」
暴走する魔獣。崩れゆく村。
そして世界の奥底で進む“ゲームの崩壊”。
愛する家族のもとへ帰るために。
誠一は、小さな相棒と共に壊れた世界の修復に挑む。
※本作はポメラニアンシリーズの独立作として読めます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!1話で泣かされる異世界ファンタジーがあるなんて思わなかった
1話から、いい意味で裏切られました。
異世界転移のファンタジーだと思って読み始めたのに、
冒頭から「家族の人間ドラマ」が描かれ、
主人公が抱える痛みと優しさが一気に胸に刺さります。
そして、聖獣クーネルが“ボーロを助けるかどうか、の究極の選択で、物語の方向が変わるのがドキドキでした。
中盤の「街を修理する」エピソードは特に好きです。
戦うのではなく、直すことで救っていく職人の誇り。
この作品が大事にしているテーマが力強く伝わってきます。
くーちゃん(クーネル)が可愛いだけでなく、キャラクターたちの心が丁寧に描かれ、
読み進めるたびに優しさと熱さが積み重なっていく作品です。 - ★★★ Excellent!!!壊れたものは直せばいい。でも家族だけは――
喪失を抱えた父と小さな相棒ポメラニアン――この二つの視点が、読者の心を一気に物語へ引き込みます。日常の温もりから一転、思いもよらない“転移”が起きる導入はスムーズで、切なさと希望が同時に胸を揺らすシーンが続きます。
父の不器用な優しさ、娘とのすれ違い、そして“壊れた世界を直す修理屋”という主人公の職業が物語全体に温度を与えていて、とても魅力的です。
さらに相棒であるくーちゃんが、ただのマスコットではなく物語を支える大切な存在として光るのも本作の大きな魅力で優しさ/家族愛/冒険が丁寧に混ざり合う、本当に心に染みる作品です。
初見の方にも強くおすすめできます。