ヒトとバケモノ

俺、秋山慎二はバケモノが怖い。最愛の弟である優弥を連れ去られたから。
有川桃はヒトが怖い。家族を追い込み自殺させたから。

そんな俺達が出会い、互いの仇を探す同盟を組むことになった。

情報を求めて大学のカウンセラーをする俺と助手の真似事をする有川さん。
その活動が身を結んで自殺の新名所と揶揄される路線での事件が有川さんの仇につながっていることに気づく。

やっとの思いで問題を解決することに成功したが、その直後、有川さんが死亡した。
パートナーである有川さんが、死んだ。
いや、殺された。

分かったよ。
今までが緩かったんだ。
こっちも手段は選ばない。
ヒトだろうがバケモノだろうが知ったことか。必ず報いを受けさせてやる。
優弥、有川さん、待っていてくれ。
必ず、奴らに復讐してやるから。