BBC News, ニュース - ホーム
トップ記事
【解説】 米民主党が盛り返し、重要なメッセージを手に入れた……注目の選挙から分かること
アメリカで4日に行われたニューヨーク市長選挙と、ヴァージニア州およびニュージャージー州の知事選挙で、民主党はきっぱりとした勝利を収めた。これにより、同党が大きく勢いづくことは明らかだ。
「トランプ関税」の合憲性、米最高裁が厳しく追及 口頭弁論で保守派判事も疑問呈す
アメリカのトランプ大統領による広範な関税措置の合憲性が争われている訴訟で、米連邦最高裁判所は5日、口頭弁論を開始した。保守派を含む大半の判事が、関税措置は正当だとするホワイトハウス側の主張に疑問を呈した。
離陸中の貨物機からエンジンが脱落し墜落、少なくとも12人死亡 米ケンタッキー州
米ケンタッキー州ルイヴィルの空港で4日夕(日本時間5日朝)、米貨物輸送大手UPSの貨物機が離陸の際に墜落し、少なくとも12人が死亡した。同州のベシア知事が発表した。
ビデオ, ガザ市東部、2年続く戦争で完全に荒廃 現地をBBC記者が取材, 所要時間 0,50
イスラエルは5日、BBCのジャーナリストを含む取材団が、イスラエル軍が支配するガザの一部地域に立ち入ることを許可した。北部ガザ市には、ほとんど何も残っていなかった。ウィリアムソン中東特派員が報告する。
ビデオ, 【解説】 「民主社会主義者」とは? 次期ニューヨーク市長のマムダニ氏, 所要時間 1,58
4日に投開票が行われた米ニューヨーク市長選挙で勝利したゾーラン・マムダニ氏(34)は、自らを「民主社会主義者」と位置づけてきた。一方、ドナルド・トランプ米大統領をはじめとする共和党員たちは、マムダニ氏は「共産主義者」だと主張している。「民主社会主義者」とはどんな人のことを指すのか。
ローマ教皇レオ14世、トランプ大統領を強く批判 移民政策や船舶攻撃に言及
キリスト教カトリックのローマ教皇レオ14世は4 日、アメリカにおける移民の扱いについて「深い内省」を求めると述べた。また、同国で多くの人々が、トランプ米大統領の大規模な国外追放という物議を醸す政策に深く影響を受けていると述べた。
メキシコ大統領、路上で体を触られる 加害者の男性を告訴へ
メキシコのシェインバウム大統領が公の場で、体を男性に触られる事件があり、大統領は5日、この男性を告訴する考えを明らかにした。
フィリピンで台風の大被害、死者少なくとも114人に 大統領が「国家災害」宣言
フィリピン中部に4日、今年最大級の台風25号(カルマエギ)が上陸し、大きな被害を引き起こした。当局は6日、少なくとも114人が死亡、数十万人が避難を余儀なくされていると発表。フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は、国家災害事態を宣言した。
ベッカム氏が「サー・デイヴィッド」に、英国王誕生日の叙勲で 作家イシグロ氏にも勲章
英ウィンザー城で4日、チャールズ国王の誕生日を記念する叙勲の式典が行われ、元サッカー・イングランド代表のスター選手デイヴィッド・ベッカム氏(50)が大英帝国勲章「ナイト」を受勲し、「サー」の称号が与えられた。
話題のニュース
米ニューヨーク市長選、民主党のマムダニ氏が当選確実に
米ニューヨークの市長選挙は4日、投開票され、民主党候補ゾーラン・マムダニ氏(34)の当選が確実になったと現地メディアが報じた。米最大の同市の市長としては、過去100年以上で最も若い人物となる。南アジア系でイスラム教徒が同市市長になるのも初めて。歴史的な選挙となった。
ビデオ, マムダニ氏がNY次期市長当確、 「音量を上げろ」とトランプ氏に NYは「移民の街」と強調, 所要時間 1,57
米ニューヨークの市長選挙は4日、投開票され、民主党候補ゾーラン・マムダニ氏(34)の当選が確実になったと現地メディアが報じた。マムダニ氏は、当選確実が報じられた後、支持者らを前に勝利演説し、カメラに向かって「ドナルド・トランプ、これを見ているのは知っているので、あなたには四つの単語を言いたい。Turn the volume up!(音量を上げろ)」と、トランプ大統領に呼び掛けた。
チェイニー元米副大統領が84歳で死去 対テロ戦争主導、トランプ氏と対立
アメリカのディック・チェイニー元副大統領が3日、死去した。84歳だった。肺炎および心臓・血管疾患の合併症のため、同日夜に亡くなったと、家族が4日に発表した。ジョージ・W・ブッシュ大統領の副大統領として、政権内外に強力な影響力を発揮した。2001年9月11日のアメリカ同時多発攻撃を経て、「対テロ戦争」の主要な設計者となり、2003年のイラク侵攻を早くから推進するなど、毀誉褒貶(きよほうへん)の多い業績を残した。
ゼレンスキー大統領、激戦地ポクロフスク近郊の前線部隊を視察
ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、ロシアとの間で最も激しい戦闘が行われている東部ドネツク州ポクロウシク近郊の前線部隊を訪問したと述べた。ロシアは、戦略的な前線の町であり物流拠点でもあるポクロフスクの掌握を、1年以上にわたって試みている。
仏当局、シーインなど米中オンライン小売大手を捜査 未成年がポルノにアクセスできる疑い
パリの検察当局は4日、中国のオンライン小売大手「SHEIN(シーイン)」、「アリ・エクスプレス」、「Temu(テム)」、および米同業「Wish(ウィッシュ)」について、それぞれのプラットフォームが、未成年によるポルノコンテンツへのアクセスを可能にしているとみられるとして、フランス国内で捜査を行っていると発表した。
ハマスがイスラエルに1遺体を返還、人質と主張
イスラエルは4日、パレスチナ・ガザ地区のイスラム武装組織ハマスから、赤十字を通じて棺(ひつぎ)を受け取ったと発表した。死亡した人質1人の遺体が収められていると、ハマスは主張しているという。イスラエル軍は、身元特定のため、遺体をテルアヴィヴにある国立法医学センターへ移送する予定だ。
ビデオ, チェイニー元米副大統領が死去 対テロ戦争を主導、友人を誤射、娘を支え、トランプ氏と対立, 所要時間 1,22
アメリカのディック・チェイニー元副大統領が3日、死去した。84歳だった。肺炎および心臓・血管疾患の合併症のため同日夜に亡くなったと、家族が4日に発表した。2000年代初頭にジョージ・W・ブッシュ大統領の副大統領として、政権内外に強力な影響力を発揮した。2001年9月11日のアメリカ同時多発攻撃を経て、「対テロ戦争」の主要な設計者となり、2003年に始まったイラク侵攻を早くから推進するなど、毀誉褒貶(きよほうへん)の多い業績を残した。チェイニー氏の政治家としての半生を、短く振り返る。
英列車内での刺傷事件、32歳男性を殺人未遂などで起訴 直前の別件でも起訴
イギリス中部で1日夜に走行中の急行列車内で複数の人が刺された事件で、逮捕された32歳のイギリス人男性が3日、殺人未遂罪10件などで起訴され、あらためて身柄を拘束された。イギリス検察庁は被告を、1日未明にロンドンで起きた別の刺傷事件でも殺人未遂罪などで起訴した。警察はさらに、列車襲撃前にケンブリッジシャー州ピーターバラで相次いだ刃物による事件2件についても、関連を調べているという。
SHEINがセックスドールの販売禁止、「子供のような姿」の製品に批判殺到
中国のファストファッション大手「SHEIN(シーイン)」は3日、世界中のプラットフォームでセックスドールの販売を禁止した。ウェブサイト上で、「子どもに似た外見」の商品を表示していたとの非難を受けた措置。フランスの消費者監視機関は先週末、これらの人形の説明文および分類方法に懸念を示し、「児童ポルノ的性質を持つ内容であることに疑いの余地はほとんどない」と述べた。
中東危機
イスラエル軍の元法務トップ逮捕、パレスチナ人拘束者への「虐待映像」流出めぐり
イスラエルで、軍兵士らが基地で拘束しているパレスチナ人を激しく虐待している場面とされる映像が今年夏に流出し、大きな政治問題となっている。この流出をめぐり、軍の元法務トップが3日までに逮捕された。
イギリス、ガザでの地雷除去に400万ポンドを拠出、外相は週末に中東訪問
イギリスのイヴェット・クーパー外相は30日、同国がパレスチナ・ガザ地区での地雷除去に400万ポンド(約8億円)を拠出すると発表した。これにより、より多くの援助物資を搬入できるようになるという。
イスラエルがガザを空爆、死者100人以上 停戦合意にハマスが違反したと非難
イスラエルは28日夜、パレスチナ・ガザ地区の各地で空爆を実施した。アメリカが仲介した停戦合意にイスラム組織ハマスが違反したとし、そのことへの対応だとしている。ハマスが運営するガザ保健当局は、少なくとも104人が殺害されたと発表した。
ハマス動画で「自分の墓」を掘っていたイスラエル人、解放後に「本来の姿を取り戻しつつある」と父親
イスラム組織ハマスに拘束され、パレスチナ・ガザ地区で自分の墓を掘るよう強制されたイスラエル人人質の父親がBBCの取材に応じ、解放された息子の健康状態は「日に日に回復している」と語った。
米移民当局、イスラエルを批判するイギリス人ジャーナリストを拘束 「テロ支援」と主張
イスラエルに対する厳しい批判で知られるイギリス人ジャーナリストでメディア評論家のサミ・ハムディ氏が、米移民税関捜査局(ICE)に拘束された。先週末にアメリカで講演ツアーを行っていた際、ICEの職員によって拘束され、査証(ビザ)が取り消されたという。
ハマスが新たに1人の遺体を返還、人質の捜索は今も難航
イスラエルは27日、パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスが拘束していた人質の遺体が入っているとする棺(ひつぎ)を、赤十字を通じて受け取ったと発表した。イスラエル国防軍(IDF)は、遺体の身元確認のために法医学的検査を行う予定だと述べた。この遺体が人質のものだと確認されれば、ハマスは、2週間前に停戦が始まる前にガザにあるとされたイスラエル人および外国人の人質の死者28人の遺体のうち、16人の遺体を返還したことになる。
ロシア・ウクライナ戦争
ロシア産石油・ガス、世界市場から排除すると ウクライナ支援の「有志連合」が表明
ウクライナを支援する欧州中心の「有志連合」は24日、イギリス・ロンドンで首脳会議を開き、ロシアのプーチン大統領にウクライナでの戦争終結を迫る取り組みの一環として、「ロシア産石油・ガスを世界市場から排除」すると約束した。
EU、ウクライナへのロシア凍結資産使った24兆円融資案見送り 支援継続は約束
欧州連合(EU)は23日、ブリュッセルで首脳会議を開き、今後2年間、ウクライナの「財政的ニーズ」を支援することで合意した。ただ、ロシアの凍結資産数十億ユーロをウクライナの防衛資金に充てる案は見送られた。
アメリカが新たな対ロ制裁発表 トランプ氏、プーチン氏との対話は「何も進展がない」
アメリカは22日、ロシアにウクライナでの和平合意に向けた交渉を促すための圧力の一環として、ロシアの2大石油企業であるロスネフチとルクオイルに対する新たな制裁を発表した。トランプ大統領は、「私はウラジーミル(・プーチン大統領)と話すたびに、良い会話をしている。しかし、それらはどこにも進展しない。ただ、どこにも進展しないんだ」と述べた。
ロシアがウクライナ首都など攻撃、子どもら死傷 米ロ首脳会談の棚上げ発表後
ウクライナの首都キーウや第2の都市ハルキウなどで21日夜から22日朝にかけ、ロシアの無人機とミサイルによる激しい攻撃があった。子ども2人を含む少なくとも7人が殺害され、多数がけがを負った。
ウクライナ軍、英供与のミサイルでロシアの化学工場を攻撃
ウクライナ軍は21日、イギリスから供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」を使用して、ロシアの化学工場を攻撃したと発表した。その数時間後、ロシアはウクライナの複数地域で大規模なドローンおよびミサイル攻撃を行った。ウクライナのゼレンスキー大統領によると、子ども2人を含む6人が死亡した。
【解説】 トランプ氏、なぜウクライナでうまくいかないのか ガザでは停戦合意まとめたが
ウクライナでの戦争をめぐるアメリカのトランプ統領とロシアのプーチン大統領との直接会談の予定が棚上げされた。パレスチナ・ガザ地区における戦争では停戦合意をまとめたトランプ氏だが、ウクライナでの戦争についてはなかなか外交的成果をあげられていない。なぜなのか。
読み物・解説
心臓のためには少しずつ頻繁に歩くより、長めの散歩を1日1回推奨と最新研究
運動習慣があまりない人にとっては、短い散歩をたくさん繰り返すよりも、1日に1回、長めの散歩をした方が心臓に良いことが、新しい研究で明らかになった。それによると、少なくとも15分間、立ち止まらずに歩くことで、心臓に良い運動効果をもたらせるという。
英王室のアンドリュー氏、元妻と約2.8億円で契約の企業に宮殿ツアー手配 BBCの取材で判明
イギリス国王チャールズ3世の弟、アンドリュー・マウントバッテン・ウィンザー氏が、仮想通貨マイニング企業の実業家たちに対して、故エリザベス女王が在宅中のバッキンガム宮殿を私的に見学できるよう、手配していたことがBBCの取材で分かった。この実業家たちはアンドリュー氏の元妻を自社のブランド・アンバサダーとして雇い、最大140万ポンド(約2億8000万円)を支払う契約を結んでいた。
「助けも食料も水もない」 ハリケーンに襲われ救援待つジャマイカの町
ハリケーン「メリッサ」が記録的な勢力でジャマイカ西部を襲ってから5日が過ぎ、壊滅的被害を受けた沿岸部の地域では、今も住民たちが必死の思いで支援を待っている。
【解説】アンドリュー・マウントバッテン・ウィンザー氏はここがどん底なのか
スキャンダルが何週間も何カ月も何年も、ひいては何十年も続いた挙句、アンドリュー元王子のすべての称号と特権がついに、完全に剥奪(はくだつ)された。室の一員がその地位をこれほど徹底的に失うなど、現代において前例がない。
【解説】 ジュフリー氏の回顧録には何が書かれているのか アンドリュー氏やエプスティーン元被告からの性被害を訴えた女性
ヴァージニア・ジュフリー氏(故人)は、英国王の弟アンドリュー・マウントバッテン・ウィンザー氏や、性犯罪者として有罪とされたジェフリー・エプスティーン元被告(故人)らから性的被害を受けたと訴えてきた。その証言の多くは、これまでも明らかにされてきたが、死後に出版された回顧録では、ジュフリー氏が受けた虐待の様子が、恐ろしいまでに詳しく記されている。
【解説】 米中貿易戦争、「休戦」で合意も中国は長期戦の構え
アメリカのドナルド・トランプ大統領は30日、中国の習近平国家主席との会談を終えると、大げさなほど楽観的な見方を示した。
【解説】 合意、譲歩、帰国間際の会談……トランプ氏のアジア歴訪を振り返る
アメリカ大統領の外国訪問は伝統的に、国際舞台でアメリカの国力を示す機会とされてきた。だが、トランプ大統領の場合、5日間の東アジア歴訪は、自分の力を示すだけでなく、時にはその力の限界を露呈する場となった。
【解説】 トランプ氏の一連のレアアース合意、中国による世界的支配を変えられるのか
中国が長年、支配的な立場を保っているレアアース(希土類)の分野での供給を確保しようと、アメリカのトランプ大統領がアジア歴訪中、次々と合意文書に署名している。これは、中国の習主席と会談するトランプ氏が、レアアースをめぐって中国への依存度を小さくしたいと思っていることをはっきり示している。