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条件付きで平均を求めるDAVERAGE関数の使い方(データベース関数):Excel関数
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DAVERAGE関数の使い方(データベース関数)
更新:2025/1/21;作成:2015/12/12
平均値を求める
ディー アベレージ
=DAVERAGE(データベース,フィールド,条件)
条件が一つの場合
【問題】性別が「女」の「情報A」の平均値を求めなさい。
B
C
D
E
F
G
H
2
No
名前
性別
年齢
血液型
情報A
情報2
3
1
今泉真理
女
50
AB
61
59
4
2
藤村美奈子
女
34
B
49
92
5
3
寺田琉那
女
25
AB
61
69
6
4
五十嵐篤
男
22
B
30
68
7
5
大場龍雄
男
40
A
73
37
8
6
吉川好子
女
28
A
45
36
9
7
北章司
男
45
O
90
60
10
8
田ノ上義昭
男
20
B
61
38
11
9
露木志帆
女
24
B
85
62
12
10
野島昌彦
男
50
O
72
55
13
11
山岡陽菜乃
女
45
A
81
47
14
12
吉崎光雄
男
40
B
68
77
15
13
水口勝昭
男
28
A
70
58
16
14
岡田真由
女
39
AB
59
51
17
15
臼井幸也
男
32
AB
38
54
18
16
森岡果凛
女
34
B
41
64
19
17
川村心
女
23
O
88
50
【解答例】
求める条件をJ2:J3セルに入力します。
ここではJ2セルにフィールド名「性別」を入力し、J3セルに条件となる「女」と入力しました。
「情報A」の得点の平均を求めるには =DAVERAGE(B2:H19,"情報A",J2:J3) と数式を入力します。
DAVERAGE関数の引数ダイアログを使う場合は、データベースに B2:H19 、フィールドに "情報A" 、条件に J2:J3
と入力します。
または、フィールドをデータベースの何番目の列という指定もできます。
この例では「情報A」はデータベースの6番目の列ですので 6 と入力することもできます。
数式は =DAVERAGE(B2:H19 ,6 ,J2:J3) とします。
フィールドをセル参照で指定することもできます。
ここの例ではL2セルに入力したフィールド名をセル参照しています。
数式は =DAVERAGE(B2:H19,L2 ,J2:J3) とします。
条件を数式で入力することもできます。
ここの例では J2セルに「条件」と入力していますが、J2セルは空欄でもよいし、フィールド名と重ならない文字列でもよいです。
J3セルの条件の数式は データの最初の行を使って作成します。 ここでは =D3="女" と論理式を入力 しています。
平均を求める数式は =DAVERAGE(B2:H19,L2,J2:J3 ) としました。
なお、この数式ではデーターベースのフィールドのセル L2 を指定 しています。
以上のようにフィールドの指定の仕方はいろいろあります。基本はデータベースのどの列かを指定していることで表現が異なるだけです。
条件が複数ある場合(AND条件とOR条件)
【問題1】性別が「男」で血液型が「B」の情報Aの得点の平均を計算しなさい。
【問題2】性別が「男」で血液型が「B」または「O」の情報Aの得点の平均を計算しなさい。
【問題3】年齢が30歳代の人の情報Aの平均値を求めなさい。
B
C
D
E
F
G
H
2
No
名前
性別
年齢
血液型
情報A
情報2
3
1
今泉真理
女
50
AB
61
59
4
2
藤村美奈子
女
34
B
49
92
5
3
寺田琉那
女
25
AB
61
69
6
4
五十嵐篤
男
22
B
30
68
7
5
大場龍雄
男
40
A
73
37
8
6
吉川好子
女
28
A
45
36
9
7
北章司
男
45
O
90
60
10
8
田ノ上義昭
男
20
B
61
38
11
9
露木志帆
女
24
B
85
62
12
10
野島昌彦
男
50
O
72
55
13
11
山岡陽菜乃
女
45
A
81
47
14
12
吉崎光雄
男
40
B
68
77
15
13
水口勝昭
男
28
A
70
58
16
14
岡田真由
女
39
AB
59
51
17
15
臼井幸也
男
32
AB
38
54
18
16
森岡果凛
女
34
B
41
64
19
17
川村心
女
23
O
88
50
【解答1例】
この問題は 性別が男 AND 血液型がB というAND条件になります。
AND条件の場合は同じ行に条件を書きます。
J2:K2セルに条件とするフィールド名を入力します。
J3:K3セルに条件となる値をそれぞれ入力します。
計算式は =DAVERAGE(B2:H19,G2,J2:K3 ) としました。
【解答2例】
日本語の読解問題にもなりますが、条件は「男」の「B] または 「男」の「O] というOR条件の平均値を求めることになります。
OR条件の場合は異なる行に条件を書きます。
よって条件は下図のJ3:K4のように2行に分けて入力します。
数式は =DAVERAGE(B2:H19,G2,J2:K4 ) としました。
条件を数式で書くこともできます。
ここでは 条件を J10セルに =((D3="男")*(F3="B")+((D3="男")*(F3="O"))) としました。
平均値を求める数式は =DAVERAGE(B2:H19,G2,J9:J10 ) となります。
なお、条件は =((D3="男")*((F3="B")+(F3="O"))) と書くこともできます。
論理式では AND条件は * 、OR条件は + で書くことができます。
【解答3例】
年齢が30歳代とは 30以上 かつ 40未満となります。
このように同じフィールドで複数のAND条件がある場合は 下図の J2:K3 セルのように同じ行にフィールドを並べて書く必要があります。
数式は =DAVERAGE(B2:H19,G2,J2:K3 ) としました。
条件を数式で書くと、J10セルに =(E3>=30)*(E3<40) とすることができます。
引数の条件は J9:J10 とします。
平均の計算は =DAVERAGE(B2:H19,G2,J9:J10 ) としました。
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