電話03-5412-7177 住所：東京都港区西麻布1-6-4
昼：12:00〜13:30、夜：18:00〜21:30(ラストオーダー)　年始と夏期が休み
日比谷線六本木駅下車　2番出口からまっすぐ進み、バス停「六本木6丁目」を越して2本目を右折。1本目を左折すぐ。駅から7分。

2005年4月12日

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東京の真ん中にいながら貴族気分を味わえるフランス料理店

食べたもの

前菜1◎軽くスモークしたイワシ　トマトと赤ピーマン オニオンのコンフィのタルトレット　サフランドレッシングと赤ピーマンのクーリー
前菜2◎ドンブ産鶉のサラダ　いんげんとヘーゼルナッツ　バニュルスビネガードレッシング
肉料理◎オーストラリア産仔羊背肉のロティ　ナスのムサカ添え　アンディーブのムニエル　ジュ　ロティ
デザート◎デザートワゴン　チョコレート系ケーキ2種、アンズのタルト、シュークリーム、プリン。ルバーブ、アロエ、ハッサクのコンポート

飲んだものはこちら。

• 昼のコースは2種類。
  5775円(前菜2種類、魚料理または肉料理、デザート、お茶)。
  7875円(前菜2種類、魚料理、肉料理、デザート、お茶)。
  その他アラカルト各種。

• コ−ス料理は前菜は4種類、肉料理は2種類から選べる。
  詳しくはお店のHPを見てください。
  ワインリストは国内最高水準の種類を備え、価格は非常に安い。

• このお店について「雰囲気、サーヴィスは最高だが料理は割と平凡」という評価をよく聞いたが百聞は一見に如かず。料理がとてもよい。どの皿も主菜、副菜、ソースとうまく組み立てられており、それぞれが「小宇宙」をなしている。比較的ストレートで単純にみえるソースや、お約束のようにハーブがのせられている点にがっかりする人もいるのだろうが、「軽やかなオーソドックス料理」と考えればお店のポリシーとも一致しているのではないだろうか。少なくともランチとしては極めて満足度が高い。

  ワゴンデザートはケーキなど6種類、フルーツコンポート3種類と控えめだが、このくらいだとあれこれ悩まず全種類を頼めるのが嬉しい。さらに紅茶、ハーブティーともに複数の種類を揃え、数ページからなるリストから選べるようになっている。

• サーヴィス陣は十分な人数を揃えており、付かず離れずのとても気持ちよいもの。今回は六人で食べたのでメイン料理の際に彼らが同時にクローシュをあける瞬間は壮観で、映画の一場面のように絵になるものだった。

  メインダイニングは天井が高いからかさほど広く感じられないが、テーブル相互の間隔はもちろん十分。ほぼ満員だったが廻りはまったく気にならなかった。ただし・・・サーヴィス陣で一人、虫のいどころが悪かったのか質問をしても鼻であしらう対応をする人がいて不愉快だった。また、壁にかかる絵は有名なものでなくてよいのでオリジナルなものが欲しいところ。せっかくの空間が安っぽくなってしまっている気がした。この点では本物の貴族の館であるペテルブルクの「ドヴォリャンスコエ・グネズド」に数段負けるが、それは比較する方がヤボというもの。

  それにこうした欠点はバカラのグラス、ガラードのカトラリーでいただく素晴らしい料理とサーヴィスで相殺される。

• 六人で行って会計は55272円。内訳はコース(5500円×6)+シャンパーニュ(6825円)+ハーフワイン(5775円)+エヴィアン(700円×3)+サーヴィス料12%(5922円)+税金(2632円)。文句なく安い。
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