食(http://www2.odn.ne.jp/~cbh39000/2001/7-3.html#21_a)
お茶をいただく。お茶はマスカット味(!)だったりさらさらしていたりさわやか系で攻めてみます。マスカット味の方はかなり強い個性があって、一煎目は本当にホット・マスカットでびっくりしたが、そのうち香りがほのかに香るくらいになってしまった。煎れすぎるとものすごく苦くなってしまうのですが、その甘さとの比較が普段怒らない人が怒った時のような激しい落差を感じました。おいしいんだけど次に頼もうとは思わないかな。もう一つのさらさらしたお茶は後味が全く残らず、すごく好みの味。くどさ、苦さが感じられませんでした。これは茶葉を買って家で煎れたいくらいに口に馴染むお茶です。血がきれいになります(断言)。お茶うけとして乾燥いちじく、きなこをまぶした豆菓子、ココナッツ風味の乾燥昆布などもおいしい。今日はさらに贅沢をしてココナッツアイス、さらに肉まんを半分いただく。150円でこんなにおいしいなんて!コンビニとほとんど値段は変わりませんが、中の充実度とパンの部分のおいしさは比較になりません。でももっといろんな種類のお茶がいただきたかったよ。
その後向かった中華料理屋は見事に休み。お店の人と話したところ、土曜の夜には予約が入らない限り営業しないんだそうな。昼間だけ営業して全員板前を帰してしまうそう。営業しないんですかー、と残念そうに言ってみたら、「ほらー、その、わかるでしょう」と言われてしまう。うん、土曜には人が来ないから店を開けているだけで人件費がかかって赤字が増えるのが目に見える、とは客には言いづらいでしょうね。よくわかります。確かに元々人の往来が少ない駅で、ましてとってもゴージャスなレストランが入ったビル(この場合ゴージャスなのはビルの方)が目の前にできれば売り上げにはそうとう響いているのは察しがつく。つぶれないうちに行かなくては!
電子計算機(http://www2.odn.ne.jp/~cbh39000/2001/7-3.html#21_b)
とある人とICQでお話している時からInternet Explorerの調子が変。起動させると「メモリが極端に不足しています」と怒られてしまうのです。再起動は×。フォルダごと削除、再インストールしても直らず。フォルダ直削除なんてwindowsを使っている時には恐ろしくてかないませんが、Macなら大丈夫。でも、仕事のせいでwindowsに慣れてしまっているせいで、どうしてもびくびくしてしまう。MS関連の機能拡張もいっしょに削除してみたが、結果はいっしょ。Internet Preferenceとかいうのが破損しているようでゴミ箱をのぞくと(破損)と書かれていて削除できない。うーん。Macには必要と判断されるファイルを削除しない機能があるのです。わたしのようにまじめにパソコンについて勉強するつもりのない人にとっては便利。でも直らないのは不便。IEはMacのブラウザではたぶん一番機能が充実して表示が良いと信じているのですが。
仕方ないのでNNとicabを併用。NNはブラウザ画面上にプルダウンのショートカットを作れないのが不満なのでicab様を普段使いするのですが、こちらは結構フリーズや意味深な行動が多いので不安。なにより文字の形はIEが一番きれいに表示してくれていたので乗り換えるのにためらわれていたのです。NNもicabもフォントが小さくて設定を直したつもりでもすぐに元通りになってしまうのが解せないです。NN6かなー。
『黄昏の岸 暁の天』(bk1/amazon)(http://www2.odn.ne.jp/~cbh39000/2001/7-3.html#21_c)
十二国記の北東に位置する酷寒の国、載の国に起こった動乱にまつわる物語。現実の日本で生まれたが、本当は載の国の麒麟であった泰麒がようやくこちらの生活に慣れてきたころ、剣の達人としてならした泰王驍宗が出兵先で行方不明となり、同時期に泰麒も何ものかに角を傷つけられて麒麟としての能力をほぼ失ってしまう。国は混乱に陥る中、泰麒がなついていた将軍李齋は深手を負いながらも慶の国に助けを求める。しかし国境は天の定めによって決まっており別の国に出兵できないゆえに、どうやって載を救えばよいのか……。
待ちに待たれたらしい「十二国記」の新刊、のはず。わたしは初読が99年だったので、まあそれなり。相変わらず漢字は難しいしけして平坦な文章ではないのですが、やたらと読みやすい。視点が場面場面でずれることなく、誰をメインに読んでもおもしろく読めるだけのスペースがとられていることがその理由だと感じています。世界観がかなり想像しやすく作られていることが大きいでしょう。
李齋はちょっと今回事情もあるけど息苦しい役所になっています。特に思いのたけをぶつける場面ではあまり感心できない立ち居振舞いで、もっと静かに怒りをこめるタイプだと思っていたのでびっくりしてしまいました。そんな姿も「生きている」力を感じられます。
泰麒と驍宗が仲睦まじい場面はわけもなくどきどきしてしまいます。親子のようだけれどもよこしまな期待をこういうところに感じられるのだなあ、と計らずも分かってしまったようです。そういう同人誌を作る発想に気付いてしまってまた一つ大人の階段を登ってしまったようです。
この話はまだ終わっていないので続きが気になるところ。今度はなるべく早く出てほしいですね。そうそう、『魔性の子』(bk1/amazon)はこの本を読む前に読んでおかなければいけませんね。また、この本を読むとまた『魔性の子』が読みたくなります。