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sea of tranquility
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2002.10.1 Tue.   ミニシクラメンのかほり/『Far Scape Vol.11 #21 Bone To Be Wild #22 Family Ties』
朝起きたらイイ感じで雨が降っていた。台風の影響だろうか。本体部分は距離的には随分離れているけれど、このあたりまで付属の雨雲が延びているのかも知れない。

今日から10月である。と言ってもシゴトは特に変わりはなく、せいぜい日付をメモする時にうっかり9月としないように気合いを入れる程度で、かなりのんびり過ごす。雑記を更新して自宅ランチに戻る頃には殆ど雨は上がっていて、久し振りの雨傘の出番は呆気なく終わった。

午後はあちこちのニュースサイトを巡って「戦後最大級」台風が「首都圏直撃」必至を確認し、今夜のニュースはどの時間帯もチャンネルも台風一色ワイドショーだろうと確信する。他の地域だとソコまでせんやろとツッコミたくなるほど、首都圏に何かあるとTVは大騒ぎする。関東の列車が止まろうと道路が閉鎖されようと大部分の日本人には関係ないだろう。まして降雪時のバス運行状況などどうでも良いのに、如何にも「大変です!」とバカ騒ぎする"報道番組"は大嫌いだ。

と言うので日記更新して晴れ間が出てきた空を見上げながら帰途に着く。回収ゴミ捨てがてらに久々に園芸センターに立ち寄ると、店頭はもう秋から冬への装いになっており(当たり前か)、パンジーの種蒔きしなきゃなどと考えていた自分をぶん殴りたくなった。思えば「播き時」に「苗」が店頭に並ぶのにイジけて私の園芸熱は冷めたのだった。

秋冬ガーデンプランなど毛頭ない、それどころかしつこく伸びて来る花壇のノウゼンカズラをどうにかせねばと悩んでいる私にパンジー苗やチューリップの球根などに興味はなく、それでも何となく店内をウロウロしていて目に止まったのがミニシクラメンだった。

赤やローズレッド、ピンクも並んでいたけど殆ど無意識で手に取ったのは「真綿色」で、掌にすっぽり収まるサイズで198円は高いような気がしないでもなかったが(←根がケチ)、一目惚れしてしまったのでしようがない。母へのプレゼントとしよう。他の苗もいくつかゲットして実家に向かう。

店頭では気付かなかったのだが、このミニシクラメンは芳香性で、何とも優しい甘い香りがするのである。シクラメンは歌にはなっているけれど、たいていのものは無香性、せいぜい微香性で、車内がその香りで満たされることはまずないだろう。とても良い買い物をした。と自己満足に浸りながら帰宅するなり母に手渡すと、「ひゃあ、このコええ匂いするやん!」。この一言で198円の価値は充分あった。

台風実況を見ながらカレー饂飩を食す。これがまたカロリーなんてどうでもいいわん♪と思えるほどンマかった。何せ母も私もカレースープも残さず飲んでしまったくらいである。ああ、日本人で良かった。<印度と和の融合

住処に戻っても地上波TVなんぞ見る気もせず、CATVをつけたままネットをウロつき、夜のお散歩を終えてからビデオを見る。台風は疾風のごとく「首都圏」を駆け抜けたらしい。

今日のニュースめも:2880年、日本「沈没」?小惑星が太平洋衝突
小惑星衝突→日本列島沈没の確率は非常に低いけれど、既に「日本」は「沈没」しつつあるような気がする。少なくとも「経済大国」の座からは転落しているだろう。

国内:台風21号、東北地方へ 足ばやに進む(雨の欲しい所には降らず)・内装中の豪華客船で火災 長崎(被害総額と誰が支払うのかが気になったりして)・日米で人気のZ、新古車が新車の25%高(私はカッコイイと思わないのだが)・6年間保存の精子で妊娠(うーん←唸ることしかできない)

海外:中ロなど5カ国のエイズ感染者数、2010年までに3倍へ=報告(人口が多いと患者も飛躍的に増えるわなぁ)・軽犯罪!?――してはいけないと知りつつも止められないことがイッパイ!(ダメよダメよも好きのうち、か(違))・ツタンカーメン王の顔、最新技術で再現(是非見たい)・ルーマニア、ドラキュラのテーマパーク建設遂行へ(是非行きたい)・「子供6人こそ理想」 マレーシアの中国系住民が出産奨励金(うーん←唸ることしかできない)

【video:ファースケープ−宇宙からの帰還−VOL.11 友情】

#21 エイリアン

モヤはピースキーパーから逃れて小惑星群に低出力で潜んでいたがが、マップなしでは脱出できなくなった。そこへ小惑星の一つから助けを求める無線が入り、パイロットに呼び止められたエアリン(クラウディア・ブラック)を残してクライトン(ベン・ブロウダー)とダーゴ(アンソニー・シムコー)、そしてザーン(ヴァージニア・ヘイ)が救助に向かった。

彼らが仲間も家族も殺されて自分一人になったと言うエムリー(Francesca Buller)をポッドに連れて来たところで怪物に襲撃され、ダーゴが重傷を負う。ザーンと薬草を探しに外へ出たクライトンは空腹を訴えるエムリーに襲われ、怪物が撃退した。彼は植物薬理学者ブルニー(Marton Csokas)と言い、300サイクル前に先祖が植えた薬草の収穫にやって来たところをエムリーらの骨を食べる種族に襲われたと語る。

ブルニーとザーンが調合した薬草でダーゴは回復したが、研究施設に残っていたクライトンはエムリーから彼女の先祖は惑星の植物を草食動物から守るため、ブルニーら種族によって連れて来られた過去の経緯を打ち明ける。

その頃エアリンはモヤと子どもの心を通じ合わせるため、ベビー・リバイアサンに乗り移って説得していた。ザーンが植物から進化したデルビア人と知ったブルニーが彼女を標本として縮小し、自分の惑星に持ち帰ろうとしているとも知らずに。

#22 鋼鉄の絆

クルーらが止めるのも聞かずライジェルはポッドで脱出してクライス(Lani John Tupu)の空母に到着したが、スコーピアス(Wayne Pygram)に取引を断られる。しかしスコーピアスに指揮権を奪われたクライスと裏取引してモヤに帰還する。

小惑星からエムリーを救助したスコーピアスの狙いはクライトンが持っているワームホールの情報だけだったが、モヤのクルーたちは決死の覚悟でポッドに爆薬を仕掛けて空母に接近する作戦を立て、チアナ(Gigi Edgley)は全員に手料理を振る舞い、互いに"最後の会話"を交わしていた。

クライスはこれまでの経緯をクライトンに謝罪していたが、エアリンに案内された戦艦とリバイアサンの融合体であるモヤの"息子"に心を奪われる。そしてポッドの狙いをガマック基地に変更し、ダーゴとクライトンが旅立ち、彼らを回収するためにエアリンがモヤを離れている間にクライスは母と子の仲を引き裂いてしまう。

エアリンが自由という願いを込めて力強く堂々とした名前を考えた末に、彼女の父の名テランと名付けた"息子"を心配するモヤはスターバーストでスコーピアスから逃げることを拒む。それを聞いたクライトンはダーゴと共に宇宙空間に漂いながらモヤを説得しようとする。

*****

「こっ、これで1stシーズン終わりってか!?」と叫ばずにいられなかった。何なんだ、あれは。「許せない!」なんてレベルではなかったぞ。ああああ、早く続きが見たいっ!!思い切り気になるってば!はっ、と言う視聴者を増やすためだったのか?とにかく悶絶させるラストであった。

で、#21ではこれまたユニークなエイリアンが登場する。字幕ではエムリーとブルニーになっていたが、正しくは「M'Lee」「Br'Nee」だから「エム・リー」「ブル・ニー」とすべきかも知れない。とまれ、両者とも真剣に見ると笑ってしまう"クリーチャー"であった。

次のシーズンではエム・リーがスコーピアスの船で"活躍"するのだろうが、やはりクライスの"改心"は見せかけだったか。あの髭と言い、まるで中東系の"悪"を象徴しているようなキャラクターに見えてくるが、放映当時はまさか2年後に髭男が全世界に注目されるとは思いも寄らなかっただろう。

ともかくこれにて第1シーズン終了である。うう、クライトンはどうでもイイからダーゴを助けてくれぃ。テランとモヤは再会できるのかも気になって仕方ない。2ndシーズンのビデオがリリースされる頃には忘れているだろうけど。それにしても前回登場したスタークは一体どこへ行ってしまったんだろう。
(1999年米・英・豪他TVシリーズ100分)



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遅ればせながら
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2002.10.2 Wed.   ダイニングのTVが逝く/『Cats&Dogs;』
昨夜はそれほど寒いとは思わなかったのに、車に朝露が降りていたので驚いた。せっせと拭き取り、ゴミ出しして実家に戻る。いつものようにダイニングのTVをオンに入れた瞬間、パチンと言う変な音がした。主電源を押しても反応ナシ。いい加減ご高齢ではあったのだが、ついに逝ってしまったらしい。

私が朝ウロウロする台所、ダイニング、洗面所、トイレには部屋数以上の時計があるのだが、表示時間は全て違う。ついでに言うと正確な時間の時計は皆無である。要するにどの時計も今何時頃だな、程度の目安でしかない。5分どころか1分が貴重な朝はもっぱらTV頼みである。だからTVがないと困るのだ。

仕方がないので急遽リビングのTVを点けたのだけど、音声が微かに聞こえるだけではコーヒーを煎れていても気が気ではない。だから時計は正確な時間に合わせるよう母に散々申し入れたのだが、やはり自分で合わせるべきだった。因みに私の携帯は30秒ほど進んでいる。先日きっかり合わせたPowerBookは既に2分くらい進んでいるだろう。ヤツ放っておくとナンボでも進んで行く。Mac時計はイラチなのだろうか。

早急にTVを何とかせねばイカン、目覚まし用に寝室に置くため持って出たものの、結局使っていない住処のビデオ一体型を持ち帰ろうかと考えながらともかく出社し、一応それらしくおシゴトをする。雑記更新後、本日は外出ランチとし、ドトールで今日こそ違うモノをオーダーするつもりだったのに、例の如くサーモンのベーグルを頼んでしまった。まぁ良いか、好きだし。

本日も快晴でそこそこ気温は高く、暑いのは暑いのだけど、夏の暑さとは質が違うし、太陽光の熱量は衰えているのでチャリでウロウロするのは辛くなかった。でもオフィスではエアコンオフだとかなりムシムシしていた(フロアによって温度設定はバラバラなのだ)。21日からの17:00終業時間に備えて今日も早めに日記を作成し、余裕で仮定時前に更新。

夜ごはんもTVのあるリビングに移動して済ませたのだが、テーブルは低いし、ソファに座っての食事と言うのはどうにも落ち着かない。と言うので帰宅するなり一人でTVを持ち上げられるか試してみる。多分19型ワイド画面だと思うのだけど、ビデオ機能分嵩張って、持てないことはないが持ち難い。一部屋だけ移動して床に置き、車のトランクには入らないことを確信する。さて、どうやって運ぼうか。

と悩むのは先送りして『陰陽師』を見る。ワイアーアクション、CGを駆使して邦画としてはなかなか上出来ではないか、でもそれらも配役がそこそこ良いからだろう。伊藤英明も頑張っているし、主演の野村萬斎は言うまでもなく、敵役の真田広之がとてもよろしい。個人的にはヒロインは×だと思うが(彼女の"演技力"を私は認めていない)、続編に期待の持てる作品であった。とは言え途中で散歩に出たくらいだから、それほど夢中で見たわけではナイ。

終了後早寝するつもりが、つい習慣でビデオを見る。さっさと寝れ。と自分にツッコミたくなった。

今日のニュースめも:「不自然な内容多い」被害者家族が会見
真実かそれに近いものが含まれているのだろうけど、殆どの遺骨が流失する"偶然"は受入れ難い。また"如何にも作り話"を受取り、「生存者」と面談した彼らを「調査団」と言えるのだろうか。しかし他国内、それも国交のないところで日本側が"調査"することは不可能だろう。「情報収集団」経由拉致事件被害者の公表資料の1

サイエンス:「ビッグバン」直後の5兆度再現に成功(想像できない「熱さ」だ)・「やせの大食い」解明 体の脂肪を燃やすたんぱく質発見(基礎代謝とはまた違うのか?)・乳がんの自己診断、効果ない 米中研究者(医者の触診もアテにならないらしいもんなぁ)

セキュリティ:トレンドマイクロ、国内被害相次ぐ「OPASOFT」無償駆除ツールを提供(まだ来てないけど要注意だな)・FBI、セキュリティホール情報提供へ(開発プログラマは怒っているだろうな)・真に必要なのは「脆弱性の開示ルール」ではない(欠陥修正&DL;ばかりでは何の解決にもならんぞ>M$)

攻撃と防衛:イラク攻撃の戦費は月間90億ドル 米議会予算局が発表(小藪の「パパを殺そうとしたヤツ」をやっつけるために月額約1兆970億円)・海に浮かぶ要塞――英国がヨーロッパ最大の空母建造へ(30億ポンド/約5,400億円が建設中に炎上しないよう◆◆◆重工に発注するのはヤメておこう)

海外:92歳女性に122歳で返済終了の住宅ローン(ヨッ、太っ腹!)・アニータ、売却されても豪邸に居座り(ヨッ、厚顔無恥!)・スペースシャトル打ち上げ、ハリケーン接近で延期(その名はリリー)・屈辱の敗退…不振カーンに大ブーイング(おいたわしや)・アンソニー・ホプキンズ、「レッド・ドラゴン」のハンニバル語る(はて、共演は誰♂なんだろう)

おまけ:Gカップアイドルが惜しげもなく見せた!(88cmでGカップには見えないが)

【video:キャッツ&ドッグス】

犬アレルギー新薬を研究しているブロディー教授(ジェフ・ゴールドブラム)邸に送り込まれていたエージェントが誘拐され、人間を猫の支配下に置こうとするペルシャのミスター・ティンクルズ(声ショーン・へイズ)らの陰謀を阻止するため、犬たちは新しいエージェントを夫人ブロディー(エリザベス・パーキンズ)に潜入させるつもりだったが、手違いでド素人の子犬が選ばれてしまう。

サッカー好きの少年スコット(アレクサンダー・ポラック)は行方不明になった犬が帰って来ると信じていたので、母にポケット・ビーグルを名付けるよう言われて「ルーザー(負け犬)」と答える。そこで子犬はルー(声トビー・マグワイア)と呼ばれるようになった。

精鋭エージェントのアナトリアン・シェパードのブッチ(声アレック・ボールドウィン)は甘え方も知らない子犬のルーに犬たちの巨大なハイテク諜報組織と古代エジプト以来の犬猫の戦いの歴史を説明し、仲間のチャイニーズ・クレステッドのピーク(声ジョー・パントリアーノ)やオールド・イングリッシュ・ シープドッグのサム(声マイケル・クラーク・ダンカン)に引き合わせるが、ルーは使いモノになりそうになかった。

瀕死の富豪メイソン邸でミスター・ティンクルズは部下の茶トラのエキゾチック・ショートヘア猫キャリコ(声ジョン・ロービッツ)らに命じて犬がより人間と仲良くなる新薬の完成を阻止し、世界を支配するためにニンジャ猫やスペシャリストのロシアンブルーをブロディー邸に送り込む。しかしルーの意外な活躍で阻止された上に治療薬が完成し、ついにミスター・ティンクルズは強硬手段を実行に移す。

ルーはエリート諜報犬に憧れ、ブッチの言う通り人間とは距離を置くようにしていたが、サルーキ・ハウンド野良のアイビー(声スーザン・サランドン)のアドバイスに従い、スコットと親しくなる。

*****

『スパイ・キッズ』の犬猫版とでも言うか、とにかく動物が主役の、善悪がくっきり分かれたスパイ映画である。だが「世界はどっちの肉球に!」コピーは大ウソで、猫飼いでない私がムカツきそうになるほど圧倒的に犬寄りと言うか、猫好きが怒りそうな肩入れ具合である。でもまぁ娯楽映画だから大目に見るとしよう。

犬猫たちの対決ブリは精巧なパペットやCGで素晴らしく表現されているにはいるが、犬に比べると猫がどうにも「作りました」っぽく見えてしまう。恐らく犬より猫の調教・演技指導が難しく、実物が演じるシーンが少ないからだと思うが、デザイナーやクリエイターたちには今後はもっと猫研究に励んで欲しい。犬がかなり自然なだけに目立つのだよ。

それにしても声優陣も豪華で、実はチャールトン・ヘストン大御所まで出ている(?)のである。尤も声だけでは誰が何やらわからなかったが。とにかくコスプレモデルにされたミスター・ティンクルズがとても可哀相に見えたくらいなので、犬好き向け娯楽作品だろう。
(2001年アメリカ映画87分)



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2002.10.3 Thu.   映らない・切れるのはナゼ?/「Flowers For Algernon/Daniel Keyes」
今朝は朝露は降りていなかった。それでも結構ヒンヤリしていると感じるのは私が半袖姿だからだろう。出社時には常に長袖を着用しているが、住処や実家では今だに半袖Tシャツでウロウロしている私である。風邪を引かないうちに上着を着る癖を付けるようにしなくてはイカン。

本日10月3日は「ドイツ統一の日」らしい。ベルリンの壁が1989年11月10日に崩壊し、翌1990年、東西ドイツが45年振りに統一されてドイツ連邦共和国が誕生したと言う。あの劇的なブランデンブルク門の壁に立った市民らが狂喜していたシーンはまだ目に焼き付いている。それでもあの衝撃の夜から統一まで1年近くかかったのだ。その前の市民運動の盛り上がりを思い起こし、如何に「統一」に至る道程は長く困難だったか、と考えさせられる。

などと午前中は相変わらずうだうだと過ごし、雑記更新して実家ランチに戻る途中の信号待ちで道行く人の服装を見ていたら一体今は何月なのか、季節がわからなくなった。ロングブーツのオネエサンもいればタンクトップにサンダル姿の元ヤンキー風、日傘を差した半袖のオバサンの横に立つリーマン風はきっちりスーツと、バラバラである。この時期は最低と最高の気温差が10℃くらい軽くあるから当然と言えば当然か。かく言う私は車のエアコン全開だったりする。

午後もゴソゴソとおシゴトしてたら日記更新が17;00までにと言う目標に間に合わなかった。うーむ、もっとテキパキ作成するようにしなくてはイカン。と反省しながら住処に寄ってヨタヨタとTVを車まで運び込み、ハンドルを切る度・ブレーキを踏む度に助手席のTVが倒れないか(←短距離なので固定しなかった)ハラハラしながら実家に向かう。

そして住処でほぼ使い果たした私の腕力を補うため母に手伝ってもらってTVをダイニングに運び、主電源も無反応、つまり死んだTVを台から下ろして置き換える。コンセントにプラグを差込み、TV端子を繋いでスイッチオン...しようと思って向こうにリモコンを忘れて来たのに気付く。←アホ

慣れない手動で電源を入れてチャンネルを替えてみる。しかしどのチャンネルもノイズばかりでマトモに映らない。端子と繋ぐだけではダメなのか。砂嵐もどきしか映らず、音声さえ聞き取れない雑音状態では何の役にも立たない。それでも放置してたら映るだろうかと甘い期待を抱いてノイズに堪えていたら突然プチンと切れる。前任が逝った時のような音で。

でも主電源が切れたのでなく「待機」状態だったのでオンオフやり直したら画面と音が戻った。砂嵐のままだけど。が、半時間もしないうちにまたブチン。ハテ、この場合、一体何がイカンのだろう?持ち込みTVは住処では正常に映っていた。死んだTVもちゃんと映っていた。でも突然死した。原因はコンセント、或いはTV端子、またはこのケーブルか?あーん、もうわっからーん。

とTVを投げ出して帰宅後リンクミスに気付いて修正し、散歩から戻ってから読みかけ文庫を読了。今夜はやけに蒸し暑い。

今日のニュースめも:2002年の「しし座流星群」
もうそんな時期か。早いなぁ。

サイエンス:地球温暖化で伝染病が増大?(永久凍土から過去のウイルスや菌が流れ出す可能性もあるもんなぁ)・マラリア原虫と媒介蚊ゲノム、解読される(次は西ナイルウイルス?)・世界は生物テロに対して準備不足=専門家(日本はサリン事件の教訓を活かしているのだろうか)・リンゴに花粉症などアレルギー症状を抑える効果(やはりMacはイイ!(違))・

国内:東証続落、終値19年ぶりに9千円割れ(底値がワカラン)・・援助は独裁支えるだけ 米紙社説(それくらいいくら何でも内閣も官僚も承知だろう...と思いたい)・初めて日本人と知り胸張り裂ける思い―横田さん「娘」(不謹慎だが、彼女が祖父母に引き取られても「日本人」として生きるのは非常に難しいと思う。生存者及びその家族も)

海外:男ばかり生まれちゃう 5千万人の男性が結婚難? 中国(人口減るからいいじゃん)・ワニを捕まえたら、自分も捕まった フロリダ州(ばか)・米原潜、黄海で漁船と接触事故(またかい)・ロンドンに先立ち、英国初の「渋滞税」施行はダーラムで(首都高に導入したら儲かりまっせ>都知事)・睾丸を引きちぎった恋人と結婚 TN(すげー<どっちが・どーゆーイミで)

【book:アルジャーノンに花束を/ダニエル・キイス】

32歳のチャーリイ・ゴードンは幼児程度の知能の精神遅滞者でIQは70しかなかったが、伯父のツテで引き取られたパン屋ドナーの元で17年間雑用係として働いていた。職人たちにバカにされてもその意味すらわからず、笑われても毎日が楽しくかった。また彼らもチャーリイの天真爛漫さを好いていた。しかし彼は長年利口になりたい、そうすればもっと友だちができると信じ、願っていた。

ビークマン大学知的障害成人センターに通い始めたチャーリイはその素直な性格と向上心が認められ、担任のアリス・キニアンから"実験対象"を求めていたニーマー心理学教授と脳外科医・精神科医であるストラウス博士に紹介され、ホルモン阻害による損傷部位を除去する脳外科手術と及び脳蛋白生成物質投与による知能向上研究の第一被験者となる。

そして潜在意識の刺激や心理療法などの術後措置によってやがてチャーリイはIQ185の天才となり、あらゆる分野の知識を吸収し、卓越した知能の持ち主となる。だが知能が向上するにつれて彼はかつての自分と周囲の関係やその感情、実体を理解するようになり、澄明さと美の極致に達したが、傲慢で孤独な皮肉屋と化した怪物の友は同じ手術を受けて超知能を持つねずみのアルジャーノンだけだった。

ところがそのアルジャーノンは知能の極致に達したあたりから異常な行動が見受けられるようになり、ついにチャーリイ自身がその超知能を駆使して実験の欠陥である<アルジャーノン・ゴードン効果>を見出して検証した結果、「人為的に誘発された知能は、その増大量に比例する速度で低下する」と言う衝撃的な仮説を立証する。

*****

本作は1959年ヒューゴ賞受賞した中編に加筆した長編が1966年ネビュラ賞を受賞した著者の代表的SF作品である。のは今更言うまでもないことだろう。私もそれは知っていたし、いつかは読もうと思っていたのだが、どうにも手に取る気になれずにいた。そして読み始めも予想通り挫けそうになり、冒頭部分からなかなか読み進めずにいた。

と言うのも本作は3/3に始まり、10/21で終わるまでの、数ヶ月で白痴から天才へ登り詰め、重度の白痴へ急降下したチャーリイ自身による「経過報告」形式で、原文はスペルミス以外にどのように表現されているのか見当も付かないが、日本語の場合、冒頭は「句読点なしの平仮名文」で、彼の知能が上がるに従い、正しい言葉や漢字が使われる形態になっている。そして私はその平仮名部分で投げ出したくてしようがなかったわけである。

「まとも」になってからはほぼ一気に読めたが、それでも読み難いことに変わりはなかった。と言うのも本書は視力の良い私が開いた瞬間思わず目を逸らせたくなったくらいのでかい字体なのだ。デカフォントはバカに見える。と言うのは偏見だと思ったが、本作を読んでハタと気付いたのである。チャーリイがかつての自分の幼稚な書き方の報告を見て愕然としたように、デカ字は「低レベルが使うもの」なのを私は思い出したのである。

少なくとも小学校低学年の教科書はデカ字だったと思う。それで学年がひとつ進級して教科書を開いた時、文字が小さくなったのを見て「大きくなったんだ(上級生になった)」と実感した記憶がある。と言うか、チャーリイのように忘れていた子どもの頃の記憶が甦ったのである。そして大人になった現在、低学年時のデカ字ゆえガキは近視になりやすいのではなかろうか?と疑念を抱いた。尤も天才チャーリイと違って凡才どころか鈍才の私は仮説を立てて検証などするつもりは更々ないが、TVほどではないにしろ、「近視は小学校の教科書で作られる」可能性はあるだろう。

それはともかくとして(←本題ズレまくりのため強制的話題修正)、こう言っては何だが、本作はSFより私の感覚ではファンタジーに近いと思う。内容そのものは深く、啓示的で、また考えさせられるのだが、根がヒネているからか、どうしても非知的者は「純粋な魂」や「無垢な心」を持ち、「善良さ」とか「純朴さ」を備えていると説く一種の信仰心、或いは人道主義的啓蒙(?)に反撥を覚える。

勿論全てがそうとは言わないが、大部分は結局相手を見下しているか、一時的な同情心による自己満足、言い換えると奢りや偽善と感じるからである。本作の底辺にもそんな違和感を覚え、どうにも「あまりにもいいひと」なのが引っ掛かり、「知性が人を幸福へと導くわけではない」のは賛同できるが、「無知ほど幸せなものはない」とも考えてしまった。←ひねくれモノ

そんな私だが、タイトルとなった最後の一文で、不覚にも涙がはらはらとこぼれた。
「ついしん。どーかついでがあったらうらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやてください。」
(早川書房ダニエル・キイス文庫)



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2002.10.4 Fri.   Thompson&Morgan; Seed Catalogue/『Impostor』
今朝も秋晴れを予感させる空である。つまり本日もかなり暑くなりそうだ。年頭から1ヶ月近くカレンダーより先行して来た季節は夏で留まっているかのごとく、日射しは秋だと言うのに10月になっても昼間は残暑が続く。

午前中は来週の手配をしたりしたので雑記を作成するヒマが取れず、ランチ後の更新となった。その分午後の仕事にずれ込んだのもあって、日記更新は昨日に続いて17:00前の目標には届かず。と言っても雑記作成はたいてい30分も要しないので、サボリ時間を少なくすれば21日以降も就業時間内に日記も更新できるだろう。と楽観しているのだが、近頃「ニュースめも」がやたら多くなったので、いっそのこと別コンテンツにすべきだろうか、とも考える。リニュはいつになるか不明だが。←ずっと言ってる

銀行に行こうと思っていたのをコロっと忘れていたのに気付いたのは帰宅途中の車の中だった。信号待ちの間に財布の中身を確認し、かなり心もとないが引き返すのが面倒なのでそのまま住処に戻る。ビデオ屋に寄っても良かったのだが、まだ先週レンタルしたのもあるし、このところビデオ浸りで碌に読書していないので週末から来週にかけて自粛することにしたのである。が、野望通り"読書の秋"となるかどうか、アヤシイものである。

実家に戻るともう食事の用意が整っていた。と言うのも今夜から母はお出掛け予定なのである。メインメニューは栗ごはんで、作ってくれた母には申し訳ないのだが、先日の栗おこわの方が遥かに旨かった。山採れ栗と市販のむき栗の違いもあるだろうけど、私はムカシからご飯よりおこわが好きで、けどお餅もおはぎもイマイチ好きではないと言う変わり者@変則好き嫌いゆえ食べる量も前回より少なくなったのだろう。でも白いご飯よりはどっさり喰った。げふ。

母を駅前まで送って帰宅し、今日届いたThompson&Morgan;の2003年シードカタログに目を通す。花は勿論、野菜も英語なので見るだけでもかなりおもしろい。ってのでついでにサイトを見に行き、UK本土限定のThe Bird Care CollectionやUK onlyの苗・グッズに萌え。こんなのを見ているとUKに住みたくなる。良いなぁ。

そう言えば大阪管区気象台から近畿北部・中部に少雨情報が発表されたくらい、関西は雨に飢えているらしい。日本は熱帯化傾向にあるけれど、正しくは砂漠化進行中なのかも知れない、とまで思える。

ぐだぐだしてからお散歩に行き、ビデオを見る。それからまたThompson&Morgan;カタログや園芸通販カタログを開いて園芸熱を出す。いかんいかん、こんなのを見始めると妄想にキリがない。もっと現実的にならなくては!と言うのでベッドに向かう。明日はどこを片付けよう。

今日のニュースめも:DV法:調査結果報告で問題点が浮き彫りに
何なら「リベンジの権利」を与えても罰は当たらんと思うぞ。

サイエンス:脳の神経細胞死滅させる遺伝子発見 東大医科研(活性化遺伝子も見つけてくれぃ)・水素閉じ込めた水のかご 貯蔵物質への開発期待(ミクロの世界はすげー進んでいるのねん)

ネット関連:「FBIが恐れた伝説のハッカー」愛用のノートPCが競売に(最高入札額1万ドル以上だと)・米国務省サイトにハッカー(USファイアーウォールも大したことないのか)・米国インターネットの混乱、原因はワールドコム系バックボーンのトラブル(サイバーテロでなくてよかったね)

国内:台風で打ち上げられたマリモ、阿寒湖へ戻す作業開始(そんなことになってたの)・レッサーパンダの名前募集 東京・多摩動物公園(かっ、かわいい)・丸ビル新装1カ月、ランチタイムの主役は中高年女性(結果オーライと言うやつか)・カメラ付き携帯で盗撮の男、逮捕の瞬間(メリケンでは公共の場ではプライバシー(の保護)はないと言う判決が下ったらしいが)

UK:7個入りで丸型! タマゴ用新パッケージが60年ぶりにお目見え(らぶりぃ〜♪ってか?)・一緒の料理作りはセックスへの粋な序曲 英国の若者(ラブホでは無理ね)・決定!「世界一笑えるジョーク」 英研究者の調査(私は「ぷっ」だったが英国人は「HAHAHA!」なのか?)

US:運転中の携帯電話、許せない!(どっちもどっちと思うが)・カジュアルからフォーマルへ〜職場の服装に「揺り戻し現象」(くだけ過ぎたのでは?)・いん石突入が核戦争の引き金に? 米軍高官が警告(パニック映画まんまだな)・米中枢同時テロは波状攻撃第一弾 米国人タリバン兵供述(本当にあるのか?今度は止められるのか?)・被告に禁固200―300年 47年前の少年3人殺し(日本なら時効成立してる)

海外:ドイツ分断の象徴2年ぶり再開 ブランデンブルク門(おお、美しい)・ヒトラーがネパール国王に贈ったベンツ、費用不足で放置 (おお、きったねぇ〜)・東京は外国人には住みやすい?(上位はカナダが多いけど迷子アザラシは数年住み着く可能性もあるらしい)

【video:クローン】

ケンタウリと開戦から6年後の2050年に無防備な街は消滅し、都市はドームに覆われ、民主制から世界統制へと移行した。2079年、父の戦死を機にロケット発射から武器開発に携わるようになったスペンサー・オーラム(ゲイリー・シニーズ)は防衛庁特殊兵器開発局で開発局長として勤務していたが、妻マヤ(マデリーン・ストウ)とサットンの森で休暇を過ごし、彼が開発した80トンの爆弾が発射目前にESA(地球保安局)のハサウェイ少佐(ヴィンセント・ドノフリオ)にスパイ容疑で逮捕される。

ハサウェイによるとケンタウリの軍施設潜入計画標的リストにスペンサーの名前があり、彼は複製された合成DNAサイボーグ、つまり"偽者"で、議長暗殺のために送り込まれた"爆弾"だと断言する。スペンサーはハサウェイに"偽者"は人格や肉体反応も複製されているので"本人"もそれと知らず、自分は人間だと叫びながら体内から爆弾を取り出す映像を見せられる。

スペンサーはとっさにその場から逃れたが、その際親友のネルソン(Tony Shalhoub)まで銃撃してしまう。軍に打たれた注射による幻覚に苛まれながら彼はトンネルを抜けて"ゾーン"に出るが、シムコードを検知されて追い詰められる。そして辛うじてやり過ごした彼をケール(Mekhi Phifer)ら地下組織が捕らえ、ドーム境界隊に引き渡されることとなる。

そこでスペンサーは軍病院市街局部長と言う妻の立場を利用して彼らに必要な薬剤を調達する、また自身は"偽者"でないことを証明する比較検査スキャンを受けるため、病院への侵入案を持ち掛ける。シムコードを摘出されて"幽霊"となったスペンサーはケールと病院に向かうが、途中の軍人広場でハサウェイら追跡部隊と遭遇する。

*****

本作は『ブレードランナー』、『トータル・リコール』、『バルジョーでいこう!』、また公開間近の『マイノリティ・リポート』と同じく原作はフィリップ・K・ディックの「偽者」映画化である(らしい)。モーガン・フリーマン監督には申し訳ないが、伏線張り過ぎと言うか、殆ど冒頭でラストが見えてしまった。しっかり当たっていたけど、それでもなかなかおもしろかった。

とは言え殆どのシーンがドーム内のごく一部なので、敢えて対戦相手はケンタウリでなくても良いような気がした。例えば合成DNAサイボーグ技術を開発したマッドサイエンティストが地球征服を企んだ内戦にしても済んだのではなかろうか。どうもケンタウリの「必要性」が欠けているように感じた。

でも病院侵入シーンやドーム内部を始め、なかなか良い映像だったし、『ミッション・トゥ・マーズ』や『身代金』でもカッコ良かったゲイリー・シニーズがイケてた。ちょっと腹を鍛えるべきだとは思うが。尤も一番イカンのは邦題であろう。<サイボーグとクローンは違うだろ
(2001年アメリカ映画102分)



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【you may say I'm a dreamer,but I'm not the only one】

遅ればせながら
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2002.10.5 Sat.   "秋"の日射しではない/『The Hound of the Baskervilles』
たっぷり眠って目が覚めたら外は秋晴れを遥かに超越してビビるレヴェルの激晴れであった。これはどう考えても"秋"の日射しではないぞ。

実家に戻ってブランチを摂り、映らないTVと格闘してみたが見事惨敗し、傷心を抱えて帰宅。玄関改造にしようか暫し迷った結果、台所の溝掃除に着手する。大部分は一応終わっていたのだが、モノがあったところがまだ残っていたので邪魔物を移動してせっせと埃の塊を穿り出す。一通り終えたところで今度は洗剤でブラシがけである。殆どお風呂掃除と言う感じで板張り床を水浸しにしてゴシゴシ擦る。

先週掃除した部分の溝をちょっと穿ってみると、半ば予想はしていたけれど、「ウソだと言ってくれ!」と叫ぶくらいの塊がまだ出て来る。意地になって再度キリで溝掃除していると、何となく溝を削った木屑もあるようだったが「うひひ、ザマーミロ!」と自己満足にどっぷり浸れるくらいのゴミを引っ掻き出せた。つか、よくここまで埃を溜めたものだ先住人の不潔さに呆れてしまう。それを1年近く放置していた私も私だが。

一心不乱にブラシ掛けと雑巾掛けを何度も繰返し、結局移動したブツ部分を残して本日分は終了とする。ネットしながら淡麗を1缶空けたところで睡没し、娘と至福の夕寝を堪能する。←たっぷり眠ったんとちゃうんかい

実家に戻って母の帰宅は深夜の予定なので1人で簡素に夜ごはんを片付け、とっとと住処に舞い戻り、ぼけぼけとTVを見たり、ネットしながら日記を作成して更新。そしてビデオを見ている時に母から携帯コールがあり、帰宅報告と思いきや、「鍵がないねん、開けに来て〜」と言うヘルプコールであった。

と言うので速攻で実家に戻り、母を収容してとんぼ返りしてビデオの続きを見る。電話から5分以内だったろうけど、今夜は暑いくらいで良かった。冷えていたら玄関で待っている間に風邪を引くところだったろう。例のごとく無為な週末の過ごし方をちょっとだけ反省しながら。

今日のニュースめも:女性科学者、活動の場増やせ…14学会が連絡組織
応援するぞ!&しよう!<「闘う女」

サイエンス:「酵素」でダイオキシン分解(人体の不思議のひとつ、カモ)・15歳未満の脳死臓器提供「可能に」が6割(判断基準が難しいよな<本人の意思)・「犬語の翻訳機」にイグ・ノーベル賞(こーゆー「ジョーク」は好きだ)

国内:空気をデザイン――ダイキン工業、空気清浄機のアイデアを公募(気まずい空気を和ませる機能とかいかがっしょ?)・宮城の海岸にニタリクジラ、2度目の漂着で死亡確認(やはり海流異常?)・アヒルが取って代わるかも アイガモ農法の欠点克服か(珍味"田圃ダック"となるか?)・京都で“足”盗まれガックリ 自転車で世界旅行中の米男性(日本の恥)・火災の建造中豪華客船、航海までに困難(ダイヤモンド→炭プリンセス号に改名するとか?)・「カニの横断にご注意」(文字通り「横断」だな)

北問題:北朝鮮の工作船を公開重武装工作船、ハイテク機器は日本製(この展開を予想して対日工作船部門を解散したのだろうか)

海外:中国で日本のコーヒー店そっくりさん急増(良く似ている)・英国はドラッグ王国! EU諸国の中で最も麻薬禍が深刻(意外だ)・「英は子どもの人権を軽視」国連が報告(意外だ)

【video:シャーロック・ホームズ 〜バスカヴィル家の犬】

-This film is based on the book "The Hound of the Baskervilles", by Sir Arthur Conan Dyle, which is in the public domain, but it has not been authorized by any owner of rights in the works of the author.-

チャールズ・バスカヴィル卿が心臓発作で亡くなり、先妻の長男ロジャーの息子ヘンリー(ジェイソン・ロンドン)が領地を継ぐためカナダからダートムアに戻って来ることになった。先代の友人でもあったモーティマー医師(Gordon Masten)は執事バリモア(Arthur Holden)が猟犬の声を聞いたことと死体の周囲に犬の足跡があったことから殺人事件と考え、シャーロック・ホームズ(マット・フルーワー)とワトスン(ケネス・ウエルシ)を訪ねて初代ヒューゴー卿にまつわる魔犬の伝説を語る。

ヘンリー卿がロンドンに到着するなり"自分の命が大切なら湿原に近づくな"と言う脅迫状が届き、靴が片方失くなる事件が起きた。ホームズは調査のためロンドンに残り、ワトスンに館まで同行させ卿の警護と報告を指示する。領地グリンベンでは脱走した殺人犯の捜索が行われていたが、まだ発見されていなかった。

ワトスンと散歩に出たヘンリー卿は湿原で森に住む博物学者ジャック・ステープルトン(Robin Wilcock)に声を掛けられ、その妹ベリル(Emma Campbell)を紹介される。ジャックもまた地獄の炎のような目を持つバスカヴィル家の犬の伝説を信じてはいなかった。

卿は妹に好意を抱いたようだがワトスンはステープルトン兄妹を警戒し、また執事の不審な行動を目撃し、毎日ロンドンのホームズに報告を送った。そしてある日ワトスンは卿が猟犬に襲われたところを目撃するが、それは卿の古着を着ていた執事の妻(Leni Paker)の弟で、執事らが匿っていた殺人容疑者セルデン(Jason Cavalier)だった。

*****

言うまでもなく本作はサー・アーサー・コナン・ドイルの長編「バスカヴィル家の犬(1902)」の映画化作品である。ダートムアの自然と19世紀もとい20世紀初頭のロンドンを舞台に、お馴染みの2人が活躍する。と言いたいが、本作の場合はホームズの出番は極めて少なく、探偵の目と耳が大活躍するので「名探偵」と言うより「良いとこ取り」に見えるかも知れない。

NHKで放送された英国TVシリーズのジェレミー・ブレットは私のホームズのイメージとは少し違っていたのだが(神経質さが足りない・もっと痩せて神経質そうであって欲しい)、本作のマット・フリューワーはやや痩せ過ぎで、饒舌な気がした。ワトスン@ケネス・ウエルシは如何にもだったし、ヘンリー卿@ジェイソン・ロンドンはなかなか可愛かったけど。

書籍で膨らませていたイメージは映像化される度にたいてい幻滅させられるのだが、それでもかなり原作を忠実に再現していたと思う。尤も原作を読んだのは遥か以前なので、殆ど内容を覚えていなかったのだけど、それもあってか、推理を楽しむと言うより背景であるダートムアの湿原や森などの美しさに目を奪われた。或いは近頃のCG駆使作品に辟易している反動と言えそうだが、前世紀の屋敷や家具調度、その生活などは、非常に興味深かった。ちょっと違うけど、旧い方の『タイムマシン』を見た時も似たようなところに気を取られたのを思い出した。
(2001年アメリカ映画90分)



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2002.10.6 Sun.   フリーズ娘/前世は♂だったらしい
目が覚めたら10:30。気温は半袖でちょうどといったところで、その時世間は晴れていた。が、うっかり上着ナシで車に乗り込み、夏の間直射日光に晒さなかった腕を丸出しで実家に向かう。でもさすがに10月ともなれば照っていても夏のようにピリピリすることはなかった。ブランチ後ちょっと買い物して住処に戻る。

昨日ゴム手袋をはめずに床掃除したのがマズかっのだろう、どうやら洗剤にかぶれたらしく、指が赤く腫れていてちょっと痒い。それにもメゲずやり残し部分を拭き拭きして一休みとした。外は随分曇って来た。予報通り雨になるのだろうか。と疑っていたのだが、娘とお昼寝から目覚めてみると(←結局また寝たんかい)、ポツポツ雨粒が落ち始めたところだった。

少しでも玄関を片付けたかったので取り敢えず目障りなブツを見えないところに移し、隠していたモノを別の場所に移動する。その結果、見た目はまるで変わらないが中身が変わっただけ、となった。それだけでは寂しいので少し見た目も何とかしようと思ったのだけど、残念ながら材料切れで断念せざるを得なかった。しかし来週の3連休には片が付くだろう。きっと。多分。

その間に雨はなかなか激しく降り始め、暫し久々の「長時間土砂降り」に見とれる。そして日記作成に取り掛かり、そろそろ実家に戻る時間になったので雨の中へ出て行く。これだけまとまった雨は久し振りなので水溜まりに突っ込んで足元が濡れるのさえ妙に懐かしさを感じる。そう言えば小学校の頃、靴がぐちゅぐちゅ言うのがおもしろくてわざわざ水溜まりを選んで歩いて帰り、母に呆れられたことを思い出した。ムカシから私はヘンなコだったのねん。

帰宅前後も雨は降り止まず、日記を更新して娘@トイプードルの夜のお散歩をどうしようと悩んでいたら少し小降りになったので、思い切って行くことにする。そう言えば娘用レインコートがあるはずだ。どこに置いたっけ?と探す間もなく発見し、赤いレインコートを着せて外に出る。と、娘は下ろした地点から動かない。やはりダメか。

実はこのレインコートを買ったのは随分前で、雨が降ると外に出るのを嫌がる息子@ヨークシャと色違いで揃えたものなのだが、どいつもこいつも着せた瞬間フリーズし、どれだけ宥め賺しても一歩も動かず、それっきりお蔵入りになっていたシロモノなのだ。しかし捨てずに捨てられず、こうして引越先まで持って来た次第である。ちょいとばかり彼女にはサイズが小さかったらしく、お尻がはみ出してしまうのだが、フードをかぶせるとそれはそれはカワイイのである。コスプレ虐待と言われるかも知れないが。

とにかく覚悟していた通り、娘はフリーズして動かない。しようがないので抱っこして散歩に行く。って、散歩とは言えないではないか。しかも傘を差しての抱っこは両手を塞がれるし、結構シンドイ。と言うので娘を下ろし、お尻をアシでチョンチョンせっついてみると少しずつ歩き始めた。おお、大した進歩だ。

そのうちオドオドしつつも自主的に歩き始め、着慣れないモノを着せられて緊張したのだろう、さすがに○ンコはしなかったけど、帰り道ではおシ○コもした。次の雨で何とかレインコートに慣れてくれるだろうか。そうしたら雨を気にせず散歩に行けるし、帰ってから拭く手間も省けるのだが。←結局自分のためか

「地球号」「世界遺産」を見てから今夜は手元にビデオがないので文庫を読み始める。この前と同じ出版社モノなのに文字サイズがえらく違うのに笑ってしまった。慣れるまで少し読みづらいかも知れない。一時小降りになった雨は再びマトモに降り出した。このまま数日雨が続けば水不足も解消するかも知れないのに、明日には上がるらしい。

今日のニュースめも:「18歳未満お断り」性の博物館オープン
準備遅れで開館延期されてたらしいけど、やっとオープンしたのね。しかしこんなの見るのに2000円とはチト高いような気がする。そのへんの秘宝館よりマシなんだろうな。

国内:国宝「聖絵」黒衣の一遍上人、元はふんどし一丁(「元」が見たい!<聖なる褌姿)・日本エネルギー経済研究所、ソフトを違法にコピー(他の役所もヤリまくりだと思うが)・米海兵隊員、酔って車をひっくり返す 沖縄(ゴリラを放し飼いにしないように>米軍)

海外:”万里の長城越え”失敗…男性死亡(無念だろうな)・パリ市長が刺され重傷、文化祭開催中の庁舎内で(警護と護衛担当はクビだな)・航行中の仏タンカー爆発 イエメン沖、当局はテロの見方(なぜフランスが狙われる?)・米軍攻撃直前、イラクにクーデターの可能性…米紙(それも作戦のうちだろう)・主婦が家事ストライキ決行で一躍有名人 米国(日本もまねしが出そうだな)・カーンに「SEXしなさい」のアドバイス(わはは、そりゃそうだろう<カーンは「ほっといてくれ」とムッ)

【fortune:Who were you in your last life?(英語サイト/反転させないと全文が見えないようです)】

Your past life diagnosis:
I don't know how you feel about it, but you were male in your last earthly incarnation.
You were born somewhere in the territory of modern Ireland around the year 850.
Your profession was that of a seaman, cook or carpenter.

Your brief psychological profile in your past life:
Bohemian personality, mysterious, highly gifted, capable to understand ancient books.
With a magician's abilities, you could have been a servant of dark forces.

The lesson that your last past life brought to your present incarnation:
Your task is to learn, to love and to trust the universe. You are bound to think, study, reflect, and to develop inner wisdom.

Do you remember now?

*****

あなたの過去の生命分析:
私は、あなたがそれに関してどのように感じるか知りません。しかし、あなたは最後の地球の実現において男性でした。
850年のまわりの現代のアイルランドの領域のどこかに生まれました。
あなたの職業は水夫(コックか大工)のそれでした。

あなたの過去の生活でのあなたの簡潔な心理学のプロフィール:
ボヘミアの個性、不可解、高度に才能のある、古代の本を理解するのに有能。魔術師の能力で、あなたは暗い力の使用人でありえます。

あなたの最後の過去の生活があなたの現在の実現にもたらしたレッスン:
あなたのタスクは、学習し愛しており、宇宙を信頼することです。考えざるをえません、勉強する、反射する、また内部の知恵を深めること。

今思い出しますか。by Lycos翻訳

感想:ボヘミアン気質とか"ダークフォース"の僕(しもべ)とか宇宙なんたらとかはすっごく当たっているような気がする。けど「who」でなく「what」っぽいゾ。 <しかも水夫・コック・大工の三択



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2002.10.7 Mon.   スペースコロニー
朝起きたら昨夜の雨はきれいさっぱり上がっていた。あれで終わりか。お湿りよりはマシな量がだったろうけど、週に1度はあれくらい降らないと近くの川が干上がってしまいそうな気がする。でも実家に向かう時は照っていたのが出社する頃には薄雲が拡がっていて、寒くはないけど日射しがかなり鈍くなった。

オフィス内は空気の循環がないのでややむっとしていたが、エアコンなしでも過ごせる気温である。が、足元が結構冷えるのでデスクの奥から小さなストーブを引っ張り出し、ざっと掃除して一人こっそり温まる。ちょこちょことおシゴトして雑記を作成し、ランチに出る。日射しでは強くない。

午後は構えていた作業が明日になったとかで、早々と日記を更新することができた。でも明日は無理だろう。と考えながらダラダラしてたら終業時間になった。玄関整理用のブツを見繕いにホームセンターに寄り、一応思案して必要と思われるものを購入したが、あると思っていたモノは見当たらなかったので別のディスカウントショップが100yen shopに行かねばならない。

それは翌日以降にして、先日の芳香性ミニシクラメンの仲間を探しに園芸センターにも寄ってみたのだが、既に商品構成は少し変わっていて、同じものは数ポットしかなかった。色付きは香りがなく、どうやら白だけ芳香性と確認することはできたけれど、ちょいと弱った株しかなかったので諦めて帰るつもりだったのに、何故か八重のエキザカムを1鉢持っていた。198円。冬越しできることを祈ろう。

実家に戻って夜ごはん。TVが映らないので「コナンスペシャル」も見ずにとっとと撤退し、CATVにチャンネルを合わせていたのでコナンSPのことは頭から抜け落ちてしまった。何より夜になってからかなり冷えて来たように思う。娘@トイプードルが膝の上で寝ようとするので胡座スタイルに変更し、ソファから落ちないように安定させていたら脚が痺れてしまった。しかし娘は気持良さそうに鼾をかいているので動くに動けない。

いや、動けなくはないのだが、起こしたら可哀想だと思ってじっと耐える。それって何か間違っているような気がしないでもない。そして実際それは間違いだった。足が暖かいのは嬉しいのだが、痺れ過ぎて片足全部感覚が無くなり、動けなくなってしまったのだ。そこまで我慢した私はゼッタイ娘に甘過ぎると思う。

感覚が戻ってから夜のお散歩に出たら、つい先日は半袖でちょうどいいくらいだったのに、上着を着ていてもひやっとするほど肌寒いではないか。あまりにも極端だ。おかげで帰ったら早寝するつもりだったほど眠かったのに、目が覚めてしまった。と言うのでディスカバリーをBGMに文庫を読もうとしたところ、TV画面の方に目を奪われた。

今夜は3時間の特集番組「スペースコロニー」と言うのがオンエアされていたのだが、トーク部分は殆ど見なかったけど火星や月のテラフォーミングだの、地球外での生活に移行した数世代後から遺伝子変異が始まり、数万年も経てばソルの第3惑星で誕生したホモ・サピエンスが共通の祖先とはわからぬほど居住地に適応し、進化は「スター・トレック」の世界並みに多様化するだろうとの予想には見入ってしまった。

まだ火星への有人飛行すら実現できていないのに、恒星系への宇宙飛行が可能になるのはいったいどれくらい先のことだろう。と言うより、そこまで科学技術が発達するまで人類は存続するのだろうか。もしも1万年後にネオ・ホモサピエンスが地球か月にいるとして、仮に昨日の占いをやったとしたら、「貴方の前世は20世紀の女性でした。犬と暮らし、宇宙に憧れ、神秘を愛していました」なんて出るだろうか。或いは「火星年代記」や「銀河帝国」などのSFの世界さながらに、次の人類は宇宙に飛び出し、異星人と共存しているだろうか。

その前にファースト・コンタクトがあった時点で「ヤツは人類の敵だ!」とヒステリックに、凶暴的に、最新鋭の武器をぶっぱなしそうだ。エイリアンは「正義は我にあり」と反撃するだろうか。それとも自滅するのを待つだろうか。もしかすると無作為に拉致して洗脳するのかも知れない。それならそれで「平和的」であって欲しいと思う。更に言うと、タイタンから来た侵略者は願い下げである。

今日のニュースめも:ネットでDVDレンタル、固定料金で借り放題
ついに来たか。会員登録画面に直行

サイエンス:家庭用ロボット、富士通が来年から販売()ついでに掃除もして欲しい、いや代わりに会社で仕事して欲しい・運動せずホルモン注射で脂肪燃焼 東大グループ確認(痩せ薬に転用できそう)・コイやカエル「メス化現象」(オスは希少価値?)・あなたの遺伝情報をCD―ROMに 6千万円でいかが?(そんなもんタダでも要らんわい)・米兵用「自動通訳機」の開発進む イラクでも活躍か(すげーやん<「20万種類のフレーズを30カ国語のフレーズに置き換えて再生」)

国内:日経平均、1983年6月以来の安値に(前場より下がるとは思わなかったなぁ<終値)・巨大クラゲ、ゆらゆら異常発生 漁に深刻な影響 日本海(かわいくナイ!)・家事の分担、男女「超」不公平 共働きでも妻は6倍(だろうな)・装飾品:ピアスなど身につける男性が増加(前からいるにはいたけどね)

海外:「北」の生活、隔離徹底…生存者の証言で浮き彫り(結局「宗教」と「政治」の根本は同じ、ってことだな<「教義」で「洗脳」)・「WHO knows.」 ブロンド遺伝子を巡る誤報騒動(金髪信仰があるゆえの騒動と言えそうだ)・英軍艦から5千億円の金貨回収へ(それを最新鋭の軍艦建設費に充てるのね)

テロ対報復:ビンラーディン本人の声?カタールTVがテロ警告放送ビンラーディン氏、対米テロ継続を予告オマル師は生存、ビンラディン氏は不明=アフガン大統領 (情報が錯綜してるなぁ)・ニューヨークでイラク攻撃計画に反対集会(「冷静」な人もいるのだよ>小薮)



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2002.10.8 Tue.   目が疲れた
起きた時から寒かった。さすが寒露と言うべきか。でも車に朝露は降りていなかった。風があったのだろうか、それとも曇っているからだろうか。てなことを考えつつ、上着を着て実家に向かう。

今日はゴミの日なのにいつまで経っても母は起きて来ない。仕方がないのでゴミをまとめて捨てに行くことにした。が、道まで出てゴミ置き場を見やると既にゴミの山は消えていた。確か収集車が回ってくるのは8:00過ぎだったはずなのに、7:50で回収済みとはまるで詐欺ではないか。それとも時間が変わったのだろうか。ともかく実家のゴミは次の収集日までお取り置きとなった。

午前中は肌寒いなぁと思いながら適当におシゴトし、思い立って二十四節気の覚書整理がてら別のことを書くつもりだった雑記に記して更新する。これでまた「ネタ」が溜まってしまった。そしてこの「書く気」が少しでも衰えたらお蔵入りとなる。如何にしてネタの鮮度を保つか、はたまた如何に巧く熟成させるかが今の私の課題であるらしい。

お昼前からポツポツ雨が降ったりするようになり、ちょっと冷えて来た。ランチ後日記を作成しようとしたところへどっとテンキー入力仕事が到来し、画面の見過ぎで(見ないとイカンのだ)目が疲れて焦点が合わなくなり、目薬を差して凌ぎながら終業時間直前までせっせとおシゴトに励む。モニターを見るのもイヤなくらい、思い切り目が疲れた。日記はサボリに決定、帰宅したら速攻で寝よう。

と思っていたのにお風呂に入ったら少し生き返った。なので帰宅後日記を作成・更新したけど、画面を見たくなかったので最低限で巡回を切り上げて拠るの散歩に出掛けることにした。すると今夜は上着アリでも寒いくらなのに、半袖で一人暗い小道でキックボードの練習をしている小太りの兄ちゃんがいた。不信人物と見なした娘が吠える。うん、不審だ。けどうるさいから黙ろう。

散歩から戻ったらあれだけ冷えていた足先が温もり、目も冴えた。たった5分や10分ぶらぶらしただけでこれだけ血行が良くなるとはスゴイ。つーより私が運動不足過ぎるのだろうけど、元気が出たのでちょっとネットで遊ぶ。俺ニュースにあった地球周回軌道投入ゲームで散々遊んでから読書。

今日のニュースめも:太陽系に巨大小惑星発見、冥王星の外側回る 米グループ
冥王星そのものが「巨大小惑星」に近い気がする。尤も字幕大御所には「小さな惑星」と「大きな小惑星」の区別なんぞハナからできないだろうが。

ノーベル賞:ノーベル物理学賞に小柴昌俊・東大名誉教授ら3人若い研究者たちの気持ちに火をつけた ノーベル賞受賞(次に日本が狙えるのは「目にもとまらぬ早業」などのロボット開発分野ではないだろうか)

サイエンス:絶滅危機の動植物、121種増える オオヤマネコも(ヒトがいる限り絶滅種は増えるだろう)・睡眠不足は美容と健康の敵!――6時間では不十分(私はいくらでも眠れるぞ←自慢することではナイ)

国内:焼きうどん 焼きそばに挑戦状(「どっちも好き」はダメ?)・盗撮:防衛庁専門官を逮捕 小型カメラを靴に隠し 警視庁(その"情熱"を仕事に向けていたら)・スティーブ・ソーンさんの自転車見つかる/a>(2ちゃんねらーの功績だな)・給食にクモやガが混入 広島(故意ではなのか)・路上のチョーク絵が初上陸 神戸(新しい観光名所の予感)

海外:ロイヤル・メール罰金と値上げ(王室専用E-mailかと思った)・「タンカー爆発は船内で」 米政府筋(かと思えばタンカー爆発はアル・カーイダ犯行…汎アラブ紙編集長と来る)・米大統領テレビ演説、イラクは「恐怖の武器庫」(「権威の武器庫」番・小藪「演説」の主な内容)

番外:ジュード・ロウの長女、エクスタシーピル誤飲で入院(でも「両親の監督外で生じた予期せぬ事故」らしい)・D・ギルモア「ピンク・フロイドのことは考えていない」(かくて彼らは伝説になる、と)

【fortune:アザラシだったら占い

わーい!アルちゃんが
黄河にあらわれた!

種類:タテゴトアザラシ

アルちゃんは、5日後にまたいなくなりました。
おそらく次は、北上川に出現するでしょう。

感想:黄河ならコウちゃんとちゃうのん?いや、中国語の発音とか名前の付け方なんて知らないけど。それ以前につまらん占いと言うべきか。←ならヤるなよ



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2002.10.9 Wed.   快晴/「The Puppet Masters/Robert A.Heinlein」
昨日の鬱陶しい空から一転して朝から快晴である。文字通り「天高く」雲一つない青空を見上げるのは気持ちが良い。けど日射しはチトきつい。そう言えば駐車位置に朝日が当たらなくなって来た。つまり9月頃だけマトモに直射するだけらしい。1ヶ月だけなら我慢できる。...かな。

午前中は昨日の反動でサボってやろうかと思ったのだがヤることがあり、泣く泣く作業する。でも先週中に半分ばかり片付けていたのが功を奏し、予想より早く終わった。と言うので調べたいことがちょこちょこあり、暫しネットで遊ぶ。

そして他人様のサイトで新ドラマを見なくて正解だったことを知る。何せ読んだ直後だし、主演がナニなので何となくヒいたのだけど、チャーリイ役がキムタクでも見なかったと思う。慎吾ちゃんなら見たかも知れない。でも一応32歳の役だから可哀相かな。と考えるあたりに自分の「好み」が世間からズレていることを痛感する。

雑記更新してからランチ、その後も適当におシゴトしながら日記を作成・更新する。しかし朝から"衛星軌道"を見ていたのが祟ったらしく、目の焦点は合わないはわ、眠くて堪らんわで巡回も適当で済ませる。それでも目の疲れは解消できず、結局実家に直帰するなり夜ごはんまで仮眠した。

お風呂に入って帰宅後ぼけーっとディスカバリーチャンネルの「聖杯伝説」を見る。多分再放送なのだろうけど、どうも私はキリスト教やアーサー王物語云々より根源にある「ケルト」が気になってしようがないのだ。エジプトものやインカ・マヤものに反応するのと同じように、ついつい見てしまう。もしや私の前世は超古代人だったのだろうかと思えるくらい。

夕方から出てきた雲は夜には消えていて、娘@トイプードルと散歩中にふと見上げてみると、澄んだ夜空にいくつも星が瞬いていた。星座はさっぱりわからない私だけど、星を見るのは大好きなのだ。それが高じてSFを囓るようになったのだと思う。足元用の小さなファンヒーターを点けたり消したりしながら、ショボショボ目にメゲず、読みかけ文庫を読了。

今日のニュースめも:マックストア、ワンボタンでバックアップできる外付けHDDを発売
バックアップとOSヴァージョンアップ用に外付けを買おう!と思い立ってから1年は経った気がする。

ノーベル賞:ノーベル化学賞に島津製作所の田中耕一氏受賞の田中氏、会見に作業着で 「寝耳に水」ノーベル賞受賞「日本社会に一石投じた」 野依良治教授(公的研究機関のジイさんでなく、民間企業のオジサンが受賞したと言うのはスゴイと思う。でも「大したもんだろ」って、アンタのおかげではないだろうに。つーより喜んでないでキタに振り回されつつある拉致問題と底値の見えない株価などの経済問題をさっさと片付けんかい!>首相)

サイエンス:「歯の再生」に一歩? ブタでの実験に成功(自前が一番♪)・うそ発見器もだまされる(そりゃ騙す・騙される人間が作ったモンだもの、当然デショ?)・新説? オーストラリアはクック船長の発見にあらず!?(となると「原住民に殺されただけ」の悲劇冒険談になってしまうぞ)・エレキギターの弾き過ぎ、筋骨格障害起こしやすい=英研究(障害が発生しないおやじロッカーたちは弾き方が足りんと言うことか?)・グーグル検索、アルゴリズム調整で質が落ちた?(使い方にもよるのではないだろうか)

国内:“少年窃盗団”、1億円以上を盗む(青少年の"学力"は低下しても、「楽して遊ぶ金を得る"知恵"は向上していると言うことか)・江戸時代にもタマちゃんがいた? 名古屋の特別展が話題に(昔から迷子アザラシがいたと言うことか、ソレを見てうれしがる下々のモノがいたと言うことなのか、悩む)

海外:現代版「知の殿堂」、アレクサンドリア図書館が完成(クレオパトラの時代に焼失したのだっけ<図書館)・86時間連続ネットゲームで死亡?(そこまでしてクリアできたのだろうか)

【book:人形つかい/ロバート・A・ハインライン】

2007年7月12日、おやじ(オールドマン)の出頭命令を受け、休暇中の捜査官(エージェント)は"存在しない"機関(セクション)のオフィスで「妹」メアリを紹介され、「サム」と言う名と「家族旅行」任務を与えられた。アイオワ州グリンネル近くに着陸したと見られる「空飛ぶ円盤」の捜査で、現地に派遣された6人の捜査官が消息を絶っていた。そして彼らはデイモンズである男に取り憑いていたナメクジ生物を持ち帰る。

サムとメアリは彼らの来訪周期とその脅威について独自に調査し、大統領を説得するため地球生物を宿主(ホスト)にする地球外寄生生物の生きた標本を手に入れることに成功したが、逃げ出したナメクジにサムが支配されてしまう。そしてサムは自分の知識や情報を奪われ、支配者(マスター)の命じるままに彼らがニューヨークを掌握する手助けをさせられる。

彼は間もなくおやじ(オールドマン)に救出されたが、今度は彼らの情報を得るために再びナメクジを取り付けられ、また催眠療法で彼らの母星が土星の第6衛星タイタンとわかる。しかし大統領や議会が率先した<上半身裸体計画>の成果も虚しく、アメリカは彼らに支配されつつあった。そしてサムことエリフとメアリことアリュケーアが結婚し、山小屋で休暇を過ごす間に事態は更に悪化していた。

*****

秘密組織の捜査官が異星人の侵略から地球を守ると言う、かなりワクワクするストーリーである。しかも魅力的なキャラクターが点在し、ロマンスや秘密も盛り込まれており、小さな活字だろうと中古ゆえ黄ばんでいようと、前回読んだダニエル・キイスより私的にはかなり楽しめた。しかも相手は園芸の敵ナメクジである。と来れば「やっつけろー!」と萌えずにいられない。

巻末の解説によると、本作は職業軍人出身のハインラインが大戦後アメリカが再び朝鮮戦争へと突入直後の1951年に発表した作品で、自由を力によって勝ち取り、守ってきた「自由の国アメリカ」、つまり力と自由を切り離せない典型的アメリカ思想が底流にありそうである。それを現在も引き継いで実行中なのが小藪だが、一見「痛快なラスト」に何となく違和感があったのは、このメリケン的「力と自由」関係かも知れない。

異星人の侵略モノなんて掃いて捨てても溢れるくらいあるけれど、そのあたりがなければ、また火星人や金星人が登場しなければ、更に「殺したのが生き返っていた」のがその後言及されていない点ほ省けば、なかなかおもしろい作品だと思う。ハインラインは本作でやっと2冊めだが、私は「夏への扉」の方が遙かに好きだ。
(ハヤカワ文庫)



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2002.10.10 Thu.   元「体育の日」/栗ごはん
さすが10月10日@晴れの特異日、それとも東京オリンピック大会開催記念ゆえの元「体育の日」と言うべきか、本日は昨日以上に見事な秋晴れである。しかし雲一つない快晴だと日傘が欲しくなりそうなくらい強烈に眩しい日射しなので、私には「ちょっとつらい」お天気だったりする。

シゴトは何事もなく終了。雑記・日記も時間内に更新し、実家に直帰。今夜は市販のむき栗でなく、親戚宅の裏山産を母がせっせと鬼&渋皮を剥いてくれた栗が入った「栗ごはん」で、市販モノとは比べようのない美味しさだった。こんなに違うものかと母も驚いていたが、同時に手間暇かけた値打ちがあったと喜んでいた。

亡き父は一切「女の仕事」をしない人だったが、栗ごはん好き(正確には「栗好き」)の私のために、慣れないはずの包丁で1粒1粒皮を剥いてくれたことを思い出す。と言うより栗ごはんとその記憶がリンクしていて、半ば条件反射的に栗ごはんを見るとあのシーンが脳裏に甦る。その栗ごはんの味などまるで覚えていないのに、断片的な絵だけがくっきり残っているのも妙な現象だが、これだけ反芻していれば生きている限り忘れることはないだろう。

帰宅後CATVのチャンネル合わせをしていたら見覚えのあるアタマが目に止まり、しみじみ見たらジダンだった。ロナウドがゴールしたらしく、チームメイトが集まって抱き合っている。怪我のために名誉を失墜したフランス代表と、ブラジルを勝利に導いたヒーローが同じチームで喜びを分かち合っているのが何だか新鮮だった。何の試合かは知らないが。

CSN1『クリムゾン・リバー』の途中で夜のお散歩に出掛ける。ほろほろ歩く分には昨夜ほど寒くなかったけど、もう少し厚い上着が欲しいと思う。何せ去年引越時に大量処分したので、手元に残っているのは真冬用のゴツイやつばかりで、今着るようなパジャマも部屋着も限りなくナイのである。週末あたりに破竹の勢いが失せたらしい○ニクロへ行ってみるか。

今日のニュースめも:「双子の恒星」にも惑星が見つかる テキサス大研究
「夜来たる」のような惑星もある、カモ?カモカモカモ♪(←パクリ)

サイエンス:富士山の永久凍土が縮小(永久凍土はシベリアのイメージだったので「減った」ことより「あった」ことに驚いた)・エルニーニョさらに本格化(つまり雨ナシ暖冬?)

国内:暗闇で光るブラ、なんのため?(ウケ狙いに決まってるやん<じぶんor誰かさん)・自宅で外国人登録証の「偽造工場」?中国人逮捕(蛇頭絡み?)・社員の偉業で島津株上昇、特別昇進・報奨金を検討(青色発光ダイオードのように社員と企業が対立・決裂しないことを祈る。それにしてもおもろいおっちゃんやなぁ)

海外:中国のコンピューター、80%がウイルス感染(蔓延するわけだ)・伊コリーナ審判、脱毛症やゆの司会者を糾弾、無神経と(たこやきCMもかなりヤヴァイと思うのだが)・ルネサンスの傑作像「アダム」が倒壊(七不思議のゼウスも実は自然崩壊だったのカモ?)・「トイレットペーパー文庫」が登場 ドイツ(拭いたら汚れそうな気がする)・オノ・ヨーコさんが「平和支援金」設立(こっちでは「助成金」になっていて、支援金とはちょっとニュアンスが違うような気がする)

【check:猫耳度判定チェック!

あなたの猫耳度は・・・
79%です

おしい!猫耳マスタ―まで後少し!!
後少し・・・あと少しだけ猫耳に対する愛が足りないようです・・・でも心配しないで!ここまでくれば後は時間が解決してくれます。あなたの心に一度住みついた猫耳は、決して消えることはありませんし、今、この時でも確実に増え続けています。
そう、猫耳に限界は存在しないのです。また近い内に挑戦して下さい。そして猫耳マスタ―の称号を今度こそは手に入れて下さいな♪!
そんなあなたに捧げる称号は・・・

「猫耳大好き」です

感想:何かイマイチわからんのだが、私はバルカン耳でも良いぞ。



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【you may say I'm a dreamer,but I'm not the only one】

遅ればせながら
Shiroさんの"Island life"9/19より 世界の指導者たちへの請願 :The Petition (和訳)。
救援・援助ファンドは るなさん@"Lunar Magic" がリンクされています。
グローバル・ピース・キャンペーンも併せてご覧頂きたいと思います。
2002.10.11 Fri.   風邪の徴候
今朝も晴れ。先日の雨以来花鉢の水遣りをサボっているので乾き気味なのが気掛りなのだけど、朝は時間が無い、帰宅後だと寒そう、と言うバッドタイミングなので放置している。けどそろそろ夜間でも水遣りしないとヤヴァイかも知れない。昼間に雨が降ってくれればノー・プロブレムなのだが、それは期待できそうにない。

一体どこまで下がるのだ、と案じていた株価は前場はかなり戻したようだ。と言っても下落幅の半分程度だから、全体的に下降していることに変わりはない。ノーベル効果も一時的な現象だろうし、下手したら8000円割れまでイクのではないか、などと同僚と話していたのだが、所詮私たちとは無関係の出来事だろう。<心配しても無駄

雑記更新後ランチに出る。マクドに行ってみたら期間限定月見バーガーは見当たらず、妙に店内が蒸しているのでヤメて別の店で済ませる。午後も適当にシゴトして日記を作成・更新し、定時退社、そして久々にビデオ屋に寄る。が、目当てのモノは貸出中だったので散々悩んだ末に何とか4本選んで別の寄り道計画はパスして帰途に就く。

昼間から少し自覚があったのだけど、何だか喉がおかしいし、体の節々がちょっと痛む。どうやら風邪の徴候のようだ。と言うのでお風呂でたっぷり温まって帰宅したのだが、悪寒までし始めた。これは本気でヤヴァイかも知れない。早めに夜のお散歩を済ませ、とっとと就寝するつもりだったのだけど、借りて来たビデオでなく、読みかけ文庫を開いてしまい、これがどうもイカンかったらしい。ふと気付けば体がガタガタ震え、喉の痛みはかなり上昇し、完全に風邪の症状が出て来たのである。

これはマズイとベッドに向かう。明日は寝て過ごすことになりそうで憂鬱である。せっかくの3連休なのに。それにこの間に玄関他の片付け/改装をやっつけるつもりだったのに。ヤヴァイぞ、これは。

今日のニュースめも:中間赤外線で見た天の川の中心
きれい。うっとり。天の川銀河のバルジでもこんな現象が起きているのだろうか。

サイエンス:クローン化めざし、「世界最古」の木のサンプルを採取(生態系が崩れることはないのだろうか)・脳科学:立体的に見える仕組み解明 (つまり「空間」の認識システムか)・赤ちゃん用機器「なぜ泣くの」登場 泣き声原因を判別(赤ちゃんの泣き声は万国/全民族共通なのか?)

国内:ソニー、冬季限定カラー「AIBO」を11月16日から受注開始(しかもお利口になるらしい<人間用も欲しい)・留守電に身に覚えのない料金請求が(そう言えばワンコが来なくなった)・小学生、見た目大柄・より遅く…文科省体力調査(中・高になるとますます図体がでかくて「悪知恵」だけが働くようになるのではないか)・北朝鮮からのマツタケ、段ボール300箱分(どんな「処分」したのだろう)・新種ウイルスのバグベアー、対策ソフト勝手に終了(関連:バグベアー(WORM_BUGBEAR))・服役米兵にステーキなど特別メニュー 地位協定で格差(地位でなく優遇協定やんか)・58歳ストーカー女、医師にH雑誌送る(そんな色欲ババア/おばはんにはなりたくない)

海外:対イラク武力行使承認決議を可決 米下院(結局「開戦」承認ではないのか)・ノーベル平和賞、カーター元米大統領へ(これはきっと皮肉だな)・日本の失敗、「金髪」が象徴…マレーシア首相(大ウケ<その通り)・タンカー爆発で「アデン軍」名乗る組織が犯行声明(こちらによると「勘違い」らしいが)・アルカイーダ再結集、テロ危険性高まる(どちらも「正義」と言うが、どちらもそうは思えない)

おまけ:HカップMEGUMI、「アレ」が大好き!(デカ過ぎ)



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2002.10.12 Sat.   寝倒す/「Hothouse(The Long Afternoon of Earth)/Brian.W.Aldiss」
私的には早寝したのでそれなりに早く目が覚めた。が、やはり体調は思わしくない。喉が痛くて少し頭痛もする。取り敢えず娘@トイプードルにおシ○コさせて再びベッドに戻る。外は寝てるのが勿体無いような激晴れなので何となく悔しい。あんなことやこんなことをしなくてはイカンし、あれやこれができるのに。

さすがに長く寝ていると腰が痛くなったので起き上がる。体の節々が痛むのは体内の風邪菌との闘いによるものか、寝過ぎにせいかはわからない。ともかくよたよたと出る用意をして実家に向かう。布団に包まっているのも熱かったけど、外は思い切り暑い。半袖で十分なくらい。

ブランチを摂った途端に体がますます熱くなり、寝ている間にも汗をかいていたので気持が悪い。熱はないようなので自粛するつもりだったシャワーを決行することにした。気持ちイイ〜。とウットリしてたら、きったねぇ痰が出た。見とれる間もなく流れてしまったが、それで随分喉が楽になった。風邪薬を飲んで住処に戻る。

熱はなくても何だかぼーっとするので巡回してから日記を作成・更新し、寝るのは好きな私でもさすがに飽きたけれど、もう一度寝る。病気のための睡眠は苦行と悟ったが、起き上がれないほどの高熱で文字通りぶっ倒れた時は延々20時間近く爆睡したのが私の最高記録だろう。その間一度も目覚めず昏々と眠り続けた結果、医者に行けるほど回復したと記憶している。本当に医者が必要な時は動けない、と言うのも変な話だが、ある程度の「元気」、少なくとも起き上がる気力がないと病院へ行くことなどできないと思い知ったのだった。

引き始め段階で大人しく過ごしたのが幸いしたのだろう、実家まで車をころがすのはつらくなかったし、そこそこ食べることもできたが、入浴は一応自制してとっとと娘と帰宅。暫くぐだくだしてからビデオを見ようとしたけど、集中できないので断念し、早めに夜のお散歩に出た。念のため短いコースに変更したせいか、娘はウン○しなかった。

さすがにこれだけ寝倒すとベッドに入っても目が冴えて寝付けない。仕方がないので読みかけ文庫を開き、仰向けで爆睡する娘に呆れつつ、読了。

今日のニュースめも:宇宙は驚くほど平坦=欧米科学者がビッグバン観測から推論
グレート・ウォールと密集地帯にほぼ大別されるらしいし、確か将来は「平坦になる」と言う学説が発表されたけど、どうにも私程度のアタマでは想像力が追い付かないが、とにかく均衡が取れていると言うことだろうか。

サイエンス:肺がん転移防ぐ遺伝子を発見 京大・信州大グループ(発生源毎に性質は違うのだろうか<癌細胞)・連続狙撃犯の捜査にハイテクツール(プロファイリングのひとつだな)・庭先や屋上で風力発電 米の新小型装置が人気(太陽光と風力発電完備集合住宅化すれば随分違うかも<最終的にはやはり「ドーム」化?エアロねた速報板より)・ピンクのバッタ見つけた(擬態のひとつなのか遺伝子異常なのか)・自己チューなのにストレスいっぱいの「Me, Me ジェネレーション」が台頭!(うわ、私みたい<ストレスでなく"欲求不満"だが)

国内:強盗に入り指かみ切られる、病院で御用…名古屋(よくやった!)・別れ話に立腹→8階からネコ投げ捨て、中学教師を逮捕(許せん!)・福島の連続婦女暴行事件 少年、起訴事実認める 弁護側「ビデオ見過ぎ」(毒されている<未成年)・窃盗グループ殺人死体遺棄 「ゲーム感覚」 (毒されている<成人)・日本の親子は“心理的距離”が遠い!?(「子はかすがい」は死語ってことね)←この3記事だけでも日本はメリケン以上に異常だと思う。

海外:アニータ、なめすぎ…どこまでカモる?(それはテメーらマスコミが集るからやろが!)・英国騒然!ベッカムがTBCの広告に(残るはカーンさまだけか<やめてくれぃ)・北朝鮮による拉致・投獄、日本人以外も(だろうな)・羊の「番犬」役にアルパカ(いっそアルパカ牧場にすれぱ?)・同番号で2度目の宝くじ的中 3度目ありそうとも(羨まし過ぎ)

おまけ:愛原千咲、極小マイクロビキニで悩殺!(Aでも余りそうなBカップだ)

【book:地球の長い午後/ブライアン・W・オールディス】

ベンガルボダイジュが大陸を支配し、その森で植物は進化していた。1マイルにも成長する植物のクモ、ツナワタリは自転を止めた惑星と衛星ではなくなった月の間に糸を張り巡らし、緑の小人となった人間は本能のままに生きていた。彼らの遺伝子をその強力な放射能によって変化させた太陽は超新星化しつつあった。

グループの長リリヨーは年老いた自分たちと子どもたちが別れる時期に達したと自覚し、<頂き>からヒツボの莢に収まってツナワタリの脚に引っ掛かり、<天>に向かう。<本当の世界>に到着した彼らは自分たちの体が鳥人となっているのに気付き、先住人に捕えられる。彼らを治める<とりこ>の計画に従い、リリヨーらは再び<重い世界>に戻ることとなった。

リリヨーから長の座を譲られたトイはツチスイドリを襲う最中に<無人地帯>へ運ばれてしまう。そして何とか森近くまで戻ることはできたが、グループに反抗的なグレンは追い出され、彼を追って来たポイリーとともに寄生キノコであるアミガサダケに乗り移られる。アミガサは"脳"であり、さらに宿主さえ知らない過去の記憶や知識まで触手を伸ばすことができた。

アミガサの知恵でグレンとポイリーは<牧人>ヤトマーを捕まえ、彼女の村まで案内させ、さらに<魚取り>と言う別の生き物がいることを知る。しかしアミガサの命ずるままに始まった彼らの旅は次第に<大地>から離れ、永遠の夜の世界へと近づいて行った。

*****

太陽の寿命は後50億年程と言われているが、本作は太陽が膨張して赤色巨星化しつつある時代の地球が舞台で、自転が止まって昼と夜に分断された惑星のウエルズが『タイムマシン』で描いた最後の姿とは違い、植物の世界となっている。太陽の放射能で進化が促進された植物は半ば動物的・攻撃的になり、人間は1本の木が支配する大陸で遥か昔の祖先のように樹上の生活に戻り、本能的に生きている。

とにかく登場する植物が悉くユニークで、基本的に全て本能に従い、自らの繁栄のために生きていると言う、原始地球に回帰したような生態系が形成されている点は頷けるのだが、私にはそれまで言葉と道具を使う元人類が生き残っているとは思えない。なんてことを言い出すとSFなど読めなくなるが、それでも内容はなかなか興味深くて読書ペースが落ちることはなかった。特にアミガサと人類の関係に関する考察はおもしろい。

つまりおもしろいのはおもしろいのである。が、登場人物や伏線が活かされていないのが惜しいと思う。トイらのグループのその後は完全に断たれているし、鳥人とグレンらの"再会"もどうにも「ご都合主義」的で、規定頁数にまとめるために調整したような感があり、何となく消化不良のままで終わったのは勿体無いような気がする。
(ハヤカワ文庫)



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2002.10.13 Sun.   問題は本の収納(片付け)/『Ocean's Eleven』
風邪気味でも毛布とフェザーケットで寝ていると暑くて堪らんくらい、このところ冷え込みは弱い。娘@トイプードルに起こされてトイレに付き合い、再び寝る。...が、暑くて眠れそうにないので起き出した。外は激晴れで、10月とは思えない強い日射しで気温も上昇している模様。まだ少し喉が痛いけれど、風邪は殆ど去ったようだ。

うだうだしていても誰も代わりにやっつけてくれないので実家でブランチを摂って戻るなり玄関の片付け/改装の続きを始めたら、思ったより早くカタがついた。と言っても細かい部分はまだまだなのだが、床面積が広くなっただけでかなり満足し、続いてざっと室内の掃除をしてから巡回。

一段落したところで何となく気になっていた花鉢の手入れをする。ハンギングバスケットで生き延びた挿し木苗上がりのフクシアを鉢上げし、代わりにゼラニウムを植付け(こいつも挿し木して更新せねば)、ついでに放置プレイが祟って半死状態のペチュニアを切戻して挿し木することにした。すると妙に花のコーナーが寂しくなった。逆に片付いたはずの玄関はまたもや足の踏み場もない有り様に変貌していた。とても悲しい。

今夜の「特命リサーチ」はそんな私にぴったりのテーマだったので実家からとっとと帰宅して早速「片付けの極意」を見る。要するに
・不要なものは処分する(服・本などは定期的に整理する/「いつか使うかも」と取置きしない)
・モノの置き場所を決めておく(使用頻度によってアクション数を少なくする)
・収納場所からはみ出さないよう数量調整する
・デッドスペースを活用する
・ある程度まとめて保管する
こんなところだろうか。要するに「モノ(収納家具)を置かない」と「置き場所がない→そのへんに置く→山になる」わけで、つまり「モノを置きたくないなら収納家具とその中身を厳選する」ことだろうか。いや、これは私の場合だけど。

そう考えると、やはり問題は本である。去年引越時に半分以上手放したにも関わらず、増える一方である。大部分は再読することなどめったにないのだから押入にでも放り込むべきなのに、見える所に置きたがる。かと言って大きな書棚は置きたくない、つまり山がどんどん成長する。遅読の私で、しかも文庫でさえこの状態なのだから、読むのが早い人や新刊書・専門書の多い人なら尚更だろう。あ、つまり「私はまだマシな方」と思えば良いのか(違)。

今夜のTV番組をチェックしてから夜のお散歩に出掛け、何気なくビデオを見たのがイカンかった。当初は今夜はアレだと覚えていたのに、すっかり忘れていたのを思い出したのはとっくにオンエアが終わってからだった。月曜休みの「鬼門」である。或いはメメント並みの私の記憶力がイケナイのか。どうにも「世界遺産」を見逃すことがやたら多くなった。

今日のニュースめも:ローリング・ストーンズのジャガー、初期の曲作り秘話を告白
こちらによると「くそみたい」だと。

サイエンス:夫以外の精子利用、年に1100組 国内の人工授精(ドナーは自分が何人の「子持ち」か知らないのよね)

国内:田中耕一さん:学会「名誉会員」に引く手あまた(「私は以前から彼に注目してました」と"名乗り出る"ヤツもいるだろうな。関連:田中さんの「価値」はどれくらい?)・東京湾で日本初の国際観艦式(いつの間にそんなんやっててんや)

海外:バリ島で爆弾テロ、182人死亡 日本人も7人重軽傷(どうやらアルカイダによる対米波状攻撃の始まり」らしい<最終目標は米本土?)・米・連続銃撃事件の犯人像とは(まさかこれも「テロ」?)・「王政裏切った」…伊“王位継承権”巡りお家騒動(ある意味一番国内で有名な家柄だから注目されるよなぁ)・ガンダムの敵役、パリ・現代美術館で展示(すえぞうくんも見に行くのだろうか)

【video:オーシャンズ11】

ノース・ジャージー州刑務所を仮釈放されたダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)はまずアトランティック・シテイのラモーンことフランク(バーニー・マック)に会い、次いでハリウッドでいかさまトランプの指南をしているラスことラスティ(ブラッド・ピット)の元を訪れ、ラスベガスの3大カジノの売上金が集まる金庫強盗計画を持ちかける。

ベラージオとミラージュとMGMグランドのカジノを持つホテル王ベネディクト(アンディ・ガルシア)は冷酷無比で知られており、地下の金庫室は監視カメラや赤外線センサーなどを備え、指紋照合に加えて12時間毎に暗証番号が変わるなど、万全の警備態勢が整った難攻不落の要塞そのものだった。2人はまず資金を調達するためにベネディクトのライバルであるルーベン(エリオット・グールド)を口説く。

そして爆破の達人バシャー(ドン・チードル)、車両の達人バージル(ケイシー・アフレック)とターク(スコット・カーン)の双子兄弟、配線の達人リビングストン(エディ・ジェミソン)、アクロバットの達人イエン(シャオボー・クィン)、スリの達人ライナス(マット・デイモン)、引退していた詐欺師ソール(カール・ライナー)と言うメンバーを集め、警備が手薄になるボクシングのヘビー級王座決定戦の試合当日を実行日として用意周到な準備態勢に入る。

しかしダニーの狙いが離婚寸前の妻で現在ベネディクトの恋人テス(ジュリア・ロバーツ)と知ったラスは売上金は11等分できても彼女は分けられないので計画中止か彼が抜けるかを迫る。そしてラスの指揮でいよいよ計画が実行に移される時が来た。

*****

11人も、それもこれだけ豪華キャストだと少なくとも半分くらいは影が薄くなりがちだが、比較的満遍なく活躍しているのは脚本が良いからだろう。尤も本作は『オーシャンと11人の仲間(1960)』のリメイクだそうで、意外な展開・どんでん返しは純粋なオリジナルではないようだ。先日見た『スコア』を始め、「盗む」作品は『スティング』以来「騙す」のが伝統なのかも知れないが。

でも『ユージュアル・サスペクツ』がわかった私を「騙す」ことはできなかった。とは言え1億6000万ドルに関しては「やられた」だったし、リメイクされるくらいだから元は悪くはないわけで(多分)、しかもアクションあり、俳優も舞台も超ゴージャスで、見る価値はあったと言えるだろう。

紅一点の超高額出演料女優は当然目立つが、11人の中ではマット・デイモンよりドン・チードルとカール・ライナーがイイ感じだった。ジョージ・クルーニーは相変わらず(?)エエとこ取りと言うか、どうでもいい。やたら気になったのがブラピがずーーーーっとスイーツやハイカロリー・ジャンクフードを喰ってたこと。太らなかったのかと心配するくらい食べていた。それよりアンディ・ガルシアがとても良かった。やはり彼は冷血漢が似合う。

しかし終わり方が何だかなぁ、と言う感じで、その前かその前で終わっても良かったのではないかと思う。好き好きだろうけど、私には「蛇足」っぽく見えた。
(2001年アメリカ映画117分)



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2002.10.14 Mon.   10月半ばと思えない暑さ/『She』
娘に8:30に起こされる。外は激晴れで、既に日射しはかなり強烈だった。寝足りないので二度寝しようかと思ったのだが、せっかく早く目覚めたことだし、風邪は殆ど治まったようなので気合いを入れて活動開始としよう。眠くなったら昼寝ができる。

と言うのでブランチ後娘を連れて何となくホームセンターと園芸センターに出没してアレコレと花苗を衝動買いして住処に戻る。片付けてまた散らかした玄関に座り込んで早速植え替えを始めて「あ、土が足りない」。うーん、行って来たとこなのに。「いやいや、たまにはマトモにブレンドしよう」。と一人問答して間もなく立ち上がれるうちに勢いで出掛けることにした。

緩効性肥料はあるはずなので取り敢えず牛糞・腐葉土・赤玉土を購入し、エアコン全開で帰宅する。そしてバーミキュライトやら適当に混ぜ込んでせっせと植え替える。室内で冬越組はある程度性質の似たものを寄植えにしたり、買って来たものを手持ちとアレンジしてたらマジで汗が出て来た。半袖Tシャツに着替え、玄関ドアを少し開いて風が通る状態で、10月中旬に「暑い」とは、一体季節はどうなっているんだ。秋はどこへ行った。また夏に戻っていきなり冬になるのか。

ある程度終わったところで散らかし放題の玄関を整理・掃除してにわかガーデナータイム終了とする。巡回しながら淡麗を飲み、そのまま娘と睡没。頭の中はアレが欲しい、アレはああしよう、などなど冬に向けての屋外・室内ガーデン妄想で一杯だったためか、1時間足らずで現実に舞い戻り、早めに実家に戻る。

定番アニメの日を見ながら夜ごはん。適当に引き上げて日記作成に取り掛かり、CATVを見ながらだらだら書いていたらエライ時間がかかってしまった。更新後散歩に行き、CSN1『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を笑いながら見ていたのだが、我慢してビデオに変更。あのまま最後まで見ているべきだったかも知れない。

玄関の「収納(片付け)」を再検討しなくてはイカン。

今日のニュースめも:宇宙では味覚が変化、米飛行士が語る体の変化
私のSF的感覚ではソレは「宇宙」でなく「大気圏外・無重力空間」だが、一度体験してみたいものである。

動物ネタ:10万年前、北米でラクダが生きていた 化石見つかる(アフリカ原産砂漠仕様ではなかったのか?)・動植物の絶滅危機、「天国」オーストラリアでも深刻(ヒトが発生しなければ地球はどんな生態系になっていたのだろうと考えてしまう)・狂暴なカメが捨てられ、国内で繁殖(ブームの落とし子たちだな)・動物園飼育係、飼育中の動物を食べて停職に ドイツ(信じられない!でもアイガモ農法もあまり変わらんか<育てて喰う)

国内:女性車両、男性プンプン(導入路線はどこでもそうなんだろうか)・安芸の宮島を襲う水没の危機(温暖化による潮位の上昇や異常気象による潮流の変化もありそう)・喫煙防止は小学生から=来年度、啓発ポスター作製−文科省(ついでに「性病」も)・首相、「拉致して殺してしまう」と北朝鮮批判(山盛り松茸は口封じにならなかったのか、或いは「内密」情報があるのかも、と勘ぐってしまった)

海外:米国と豪はアルカイダに容疑かける=バリ島の爆弾テロの死者少なくとも190人に仏タンカー爆破など称賛のビンラーディンの声明書入手(関与した数人の名前を入手したそうだけど、イラクへの「武力行使」の"必要性"と"正義"と言う大義名分が加速上昇の予感)・北朝鮮女性と結婚したい=韓国男性の6割−世論調査 (時事通信)(単純なヤツらだ、と言う感想は偏見だろうか)

【video:アッシャ 洞窟の女王】

考古学者マイケル・ヴィンシー(クリストフ・ウォルフ)は5歳の息子レオをケンブリッジ大学の言語学者ホリー(Edward Harwick)に預け、息子が25歳になった時に遺産の半分を相続する手配をしてあることと最後まで放さず持っていた箱を「壊せ」と言い残して死ぬ。

20年後アメリカから帰ってきたレオ(イアン・ダンカン)は父の頼みにも関わらず、「呪われた箱」を保管していたホリーを説得して開けてみると、そこには古代エジプトアリクサンドロ朝の文字と"月の山"に通じる地図、そしてイシス神殿祭司長カリクラテスの名が刻まれた指輪が入っていた。その夜レオは青い炎の中から彼を呼ぶ女の夢を見、ホリーと執事ジョブ(David Ross)とともに冒険に出ることになった。

伝説の都市サマルカンドに向かう彼らは盗賊を始め数々の困難を切り抜けた末に森の住人アマハッガー族の首長ウステーン(マティーナ・コロンバーリ)と出会い、その村に連れて行かれる。レオはロクサーヌ(Marie Bruner)と言う娘に見初められて婚約するが、ウステーンがコールの街にある女王の宮殿に出掛けている間にサタン族に襲われ、瀕死の重傷を負う。

女王の命によって彼らイギリス人一行とロクサーヌは宮殿に向かい、謁見を許されたホリーは彼女が2000年前エジプトからこの地にやって来たことを知る。更にレオは女王の秘薬で傷が回復し、女王アッシャと彼にそっくりなカリクラテスの関わり、ついにはその秘密まで知ることになる。

*****

うーん、主役の"女王"はチチはでかいけど、ロクサーヌやウステーンより遙かに"美女"具合が劣ると言うか、更にレオくんイイトコ取り過ぎ、と言う作品だった。私的に一番ウケたのは如何にも執事らしいジョブの「私のロイヤル・ドルトン(←だったと思う)が!」だった。と言えば程度がわかるだろう。

パッケージに『インディ・ジョーンズ』に影響を与えたどうのとあったので観賞後ちょっと調べてみたところ、原作はヘンリー・ライダー・ハガード「洞窟の女王(She/1887)」らしく、リビア奥地の不老不死・絶世の美女・知識の宝庫、つまり魔女伝説のような内容らしいことがわかった。やはり致命的な配役ミスではなかろうか。<金髪アニータのイメージ

良く考えたら原作「南海の女王伝説」の『スネーク・ターミネーター 蛇女は二度死ぬ』に通じるものがあるような...つまり"痴情"絡みの"女の怨念"がベースと言うのは同じではないだろうか。要するに私的には見る価値ナシの駄作であった。
(2001年アメリカ・イギリス・イタリア・カナダ映画102分)



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遅ればせながら
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2002.10.15 Tue.   ツッコミ返し/一色/『Scarlet Diva』
昨日の日記の「私のSF的感覚ではソレは「宇宙」でなく「大気圏外・無重力空間」だが、」へのはせP先生のツッコミにツッコミ返し。(「それって天然ボケ返しちゃうのん?」とゆーツッコミは却下)

スペースシャトルが周回するのはオーロラが発生する電離層(下記リンク参照)、つまり「大気圏内」であります(ったく、こんな基本的ミスに気付かなかったとは...私のバカ)。従ってこちらにもツッコミを入れて頂くべきでした。が、NASDAによると「無重力」でヨイようです。しかし正しくは「無重力空間」ではなく、「無重力状態」、或いは「無重量空間」と表現すべきでした。と言うので「不適切表現」ツッコミありがとうございました。それにしても「宇宙:高度80km以上(上記リンク参照)」とは...『スタトレ』世代の私としてはせめて地球の重力圏(半径927000km)外、少なくとも大気圏外(高度1000km以上)を「宇宙」として欲しい気が大いにします。

*****

ボケボケと起床し、実家に向かう途中のゴミ収集所を見て今日が火曜日なのを思い出す。どうも月曜日が休みだと曜日感覚が狂いがちである。もしかすると、それだけアタマの切替がトロくなっているのだろうか。いや、疑う余地はナイと思う。と言うので朝からウツ。

本日も日の出とともに日射しはパワー全開で、どう見ても秋とは思えない。そう言えば庭のハナミズキがいくつかの実を付けてはいるが、既に葉っぱは全て枯れており、紅葉を愛でるのは不可能レヴェルに達している。山の方では例年より若干紅葉や冬の訪れが早いようだが、夏の間に平地の木々は干涸らび、ロクに色付かないのではないかと心配してしまう。尤も紅葉狩りになど行く気は更々ないが。←混雑嫌い

ぼちぼちシゴトしながら雑記作成・更新し、実家ランチに戻る。すると母はお出掛け予定と言っていたのに、入り口前にはドーンと誰かが車が突っ込まれている。まい車は停める余地ナシ。むかっ。一体誰だ、と思って中に入ると母がいた。どこぞのおばはんも。しかも電話中。それも長そう。更にムカツクことに、ダイニングに座り込んでいるのである。とてもじゃないがこれでは喰えない。それならそうと言ってくれれば良いモノを、まったくうちの母は気が利かない。私に似て。

仕方がないので住処でランチを摂り、会社に戻ってシゴトの続きをする。日記を作成して離社する頃には昼間のエアコンが必要だったくらいの暑さはどこへやらと言う妙な雲行きになっていた。後で知ったのだが、当地以外では寒冷前線の通過に伴い、荒れた所が多かったらしい。因みに雨が欲しいところには、フロントガラスに数えるほどの雨粒が落ちただけだった。

19:00前後のニュースは各局とも「生存者帰国」ニュース一色で、あまりの「祭り」振りに「死亡と報告」されたご家族や関係者の心情を察すると居たたまれなくなった。9月17日に明暗を分けた5家族と8家族の間には今日またもっと深い溝ができたように思う。なんてのは私の考え過ぎであれば良いのだが。

あの日「ちっとも嬉しくありません」なんて強がっていた人物が相好を崩す様を見ていると、あの時は「遺族」たちの手前からあんな発言をしたのだろうし、またそれを非難するつもりはないけれど、日本人は素直じゃねぇ」とつくづく思う。しかし今夜の報道合戦で最も辛い思いをしているのは今日再会を果たせなかった人たちだろう。良かったとは思うけど、心からは喜べない。

星を見上げながらの夜のお散歩後ビデオ。何かゾクゾクするぞ。風邪がぶり返しつつあるのだろうか。それはやばい。

私信:本当に良かった、良かった。これからまた笑わせてオクレよね。<カナちゃん

今日のニュースめも:似合うのはどんなおみ足?――シャネルの新作ストッキングは235ポンド!
約42,300円って、靴より高いやんか!誰かプレゼントしてくれぃ。いや、待て、それより現金の方が...←色気より即物的なヤツ

サイエンス:月の土は太陽電池製造向き ヒューストン大学の研究(月旅行どころか有人飛行のメドすら立ってないけどね)・ミイラ状の恐竜化石発見 米国(保存状態によっては体皮の色がわかるカモ?)・日本版シャトル実験機公開(結構小さい)・安全なソフトしか実行させないアンチウィルスソフト「Abtrusion Protector」(M$製全滅やな)

国内:タラップ下、24年ぶり対面【拉致5人一時帰国】5人の一時帰国、韓国各紙が大きく報道生存者5人、めぐみさんの「娘」と面識小泉「殺された」発言の無神経に家族激怒(以上拉致関連)・さすが田中さん、「役員待遇」を蹴る!(ご本人と周囲には悪いがすっかりタマちゃんを凌ぐ「癒し系アイドル」とされつつあるような)

海外:中国に「コンピュータゲーム病」矯正センター(日本負けてる←勝たんでよろしい)・ギネス・ブック本体がギネスにのる日がくる?(そりゃそうだ)・自然派志向? 英国人の有機栽培好みが加速(日本も一部では既にブームとなりつつあるのでは?)

【video:スカーレット・ディーバ】

若くして女優として大成功したアンナ・バッティスタ(アーシア・アルジェント)の周囲にはスキャンダルとドラッグ、セックス、そして死の影が付きまとっていた。人気のために人目を気にする生活で疲れ果て、寂しさを紛らすために麻薬に走っていた彼女には映画監督になると言う夢があり、こつこつ「スカーレット・ディーバ(緋色の女神)」と言う作品の脚本を書いていた。

仕事で各地を移動するアンナはパリを訪れ、売人の恋人に暴力を振るわれても別れられない心弱い友人ヴェロニカ(ヴェラ・ジェンマ)とライヴハウスに行き、そこで歌っていたオーストラリア人カーク(ジーン・シェパード)と恋に落ちる。しかし彼は翌朝慌ただしく旅立ち、アンナはいっそう寂しさが募り、幻覚を見るようになる。だが妊娠は幻覚ではなかった。

「中絶しない」と告げたアンナに幼い頃の自分の幻影が微笑み、一時の安らぎを得るが、周囲は彼女の心理的・肉体的変化にお構いなく動き、ますます彼女は孤独になって行った。彼女を絶望から救ったのは順調に成長している"女の子"とカークへの愛だった。彼がパリでコンサートをすると知り、アンナはヴェロニカと連れ立って初めて2人が会った"シガール"に行くが...

*****

どこまで自伝なのかわからない主演アーシア・アルジェントの監督・脚本作品で、何と言うか、ワケのわからんなりの迫力があったと思う。何でも彼女はホラー監督の実の娘で、女優でもあるらしく、映画の中のアンナと本人、またアンナの現実と幻覚が交錯して悲しいのかイタイのか判断できなくなるのである。

おまけに麻薬に溺れて死ぬ母は実母(ダリア・ニコロディ)が演じているとかで、親娘とも女優と言うのもあまりにも作品と酷似しているではないか。と、調べれば調べるほど混乱する。映像は才能を伺わせるスゴさがあるのだけれど、ラストがあまりにもアレだし、とにかく彼女の迫力に押されてしまった、と言う気がする。しかしこの「迫力」はアンジーのそれとはちょっと違う。

とにかくいつもダマされるエロビデオの隣にあったのでどうせその類だろうとタカをくくって見たのだが、いやいやどうして、なかなかのものだった。ちらほらとイタリア映画界への本音が出ているあたりも興味深かった。イタリアでは女優は娼婦、とか。
(2000年イタリア映画96分)



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2002.10.16 Wed.   風邪ふたたび/きたねぇぞ<M$
アラームで目が覚めたけど寒気がするので二度寝した。そしたら見事に寝過ごした。当然か。

ゴミ出しして実家に戻ると予想通り母もまだ寝ていた。休もうかとも考えたが、今日やっておきたいこともあるし、ちょっと遅れて出社することにした。しかし喉は痛いし、ぼーっとするわでチト後悔しつつ、ぼちぼちシゴトをやっつける。実家ランチに戻ってそのままサボろうかと言うユーワクに打ち勝って会社に戻り、午後も適当にゴソゴソして過ごす。

しかし実家に戻った時にうがい薬で喉の奥の妙なネバネバ感が取れるまで10回以上念入りにうがいしたのが良かったのか、午後から少し喉の痛みはマシになった。しかし用心のため今夜はお風呂は我慢しよう。あと2日あるのだし。月曜日が休みだったのに、今週はとても長く感じる。

と言うので夜は早めに帰宅し、日本対ジャマイカを観戦する。得点が前半の早い時間だけだったのは物足りないが、初戦だし、ドローでも良いだろう。続いて「天才柳沢教授の生活」を見る。これって主演が松本幸四郎でなかったら、とんでもないバカドラマになったと思う。高橋英樹だったら完全にコメディだな。それにしても頭の良い人には変人が多いとは言うが、うちの大学はフツーのジジイ・オッサンばかりだったような気がする。いや待てよ、受講しなかったけどユニークな教授はいたかも知れない。

厚着して夜のお散歩に行き、戻って久々にNステを見て就寝。注文しようかな。<「恐るべきさぬきうどん」

今日のニュースめも:マイクロソフト、「マックからの乗り換え体験談」をでっち上げ?
きったねぇ〜<M$。だから"go to hell"なんだよ。それに「偽造」を「隠蔽」してもcache*が残ってるんだよ。ばーか、ばーか。
*は森山和道さんの日記(10/16)から頂きました。<「Confessions of a Mac to PC Convert *Mac to PC: Mission Accomplished, Convert Thrilled (October 9, 2002)」

サイエンス:青い星の弧が物語る銀河の共食い(ふーむ、天の川銀河は若いのが古いのを抱え込み、ケンタウルスAは古いのが若いのを取り込んだ、つまり宇宙も「温故知新」か(違))・衛星打ち上げ失敗、9人死傷=ロシア(現役なのか<"ソユーズ")・H2A:トラブル原因は業者が部品を誤装着 宇宙開発事業団(何で見落とすのかねぇ)・母親が娘の代理母で双子出産 孫でもあり娘でもあり 米国(日本だと戸籍上は卵子提供母ときょうだい、代理母とは母子になるのかな)

国内:日本のたばこ輸入は世界1 男性喫煙、G7でトップ(しかも「喫煙死」1時間に560人だから女性の長生き率が高くなる、と)・マナー知らず大学教授、マナー本海賊版作り販売(学生も災難やな)

拉致関連:蓮池薫さんの回答に不可解な点 会見で兄が説明(キタに「人質」がいるし、迂闊なことは口に出来ないだろう。それより政府は5人を日本側の「人質」として北側の「人質」を解放するよう交渉するテがあるのも考慮しているのだろうか)

テロ関連:白い袋置いた男追う、逃走直後に爆発 バリ連続爆弾テロインドネシアにテロ発生を再三警告 バリ事件の前日にも仏タンカー爆破は米同盟への警告…アル・カーイダ声明バリ島テロで爆薬RDX検出、国際組織の犯行か(イラク叩き・フセイン潰しにカマけてるヒマあるのかね<小藪)

海外:シャチのケイコ、越冬先の入り江が決まる(やはり"招致合戦"だったのか)・4メートルの巨大イカが網にかかる(一反木綿みたいだ)・カーン、06年ドイツ大会前に引退か(うーん...)・「ハリー・ポッター」の校長先生役、がんで入院(ハマリ役だもんなぁ)・トースターでステーキもこんがり焼ける! 新発明商品がヒット中(日本進出間近と見た)

【fortune:運命のお勧め本

◆天にまかせる

本の名前 チーズはどこへ消えた?
作者名 スペンサ−・ジョンソン
出版社 扶桑社
コメント:最初にいっておこう。この本は読む人を選ぶ。ある人には眼からうろこがぼろぼろと落ちるほどの衝撃を、ある人には喪失感を(800円の・・・)与えてくれる。前者はバブルなどで一時の栄華を極め、今は没落の一途をたどっている方、後者はいまだかつて栄華を極めるどころか成功などしたこともない方である。チーズに対するねずみたちの思いや行動をみながら、わが身を振り返る。「状況は常に変化する。今あるものにしがみついていてはいけない」そういうメッセージがこめられている。さて、「今あるもの」が何もない場合はどうしたらいいのか。今だチーズを発見できていない、もしくは迷うべき迷路にすらめぐりあっていなかったら?その答えは残念だがここにはない。そういった人は読み終わったあと、「・・・それで?」と聞きかえしたくなるだろう。この本は新入社員の研修で使われているそうだが、むしろ頭の凝り固まった中間管理職以上の方が読むのがふさわしいと思うがどうだろう?
おすすめ度 ★☆☆☆☆(話のネタにはなると思う)

◆ジャンル別に選ぶ
あなたが選択したジャンルは、海外文学です。

本の名前 ONE
作者名 リチャ−ド・バック
出版社 集英社文庫
あらすじ:昔、氷室京介が「アルジャ−ノンに花束を」を読んで感動し”Flowers for Arjanon”という曲を作ったが、KATSUMIという歌手がこの作品に感動し”ONE”という曲を作ったことは皆さんの記憶に残っているだろうか…。作者は「カモメのジョナサン」と同じ作家で、内容は大人向けファンタジ−。
コメント:コックピットに琥珀色の閃光が走り、リチャ−ドと妻のレスリ−はパラレルワ−ルドへ。人生は選択の連続で、選択の数だけ世界が存在する。同時に存在するもうひとつの人生、自分以外の自分を垣間見る。過去の人生に悩む自分に会い、アドバイスをしたりもする。レスリ−がリチャ−ドに出会うまでには他の男性と付き合う事が必要で、何度かの挫折も経験しなければならない。レスリ−は音楽への情熱を封じ込めハリウッドという素っ気無い世界に飛び込んでいった。貧乏で才能のある幼いレスリ−は自分の進路を決めかねていた。貧乏ゆえに夢をあきらめなければならないのか、「私はどうしたらいいの?」レスリ−は答える。「その質問に答えられるのは、この世でたった一人、あなただけよ。自分が本当にしたいのはなんなのか、それを見極めて実行しなさい。抜け殻みたいな生活を20年も続けちゃダメよ」どきっとしませんか?愛する人がいる方、まわりが思うほど自分を愛する事ができない方、読んでみませんか?
おすすめ度:★★★★★(暖かい気持ちになりますよ)

◆ジャンル別に選ぶ
あなたが選択したジャンルは、ミステリーです。

本の名前 樽
作者名 F.W.クロフツ
出版社 集英社文庫
あらすじ:ロンドンの港で荷下ろし中、積荷の樽が落下して壊れた。その樽から出てきたものはおがくずと1ホ゜ント゛金貨と女性の手だった…。
コメント:1920年発表された当時は、ロンドンとパリの二大都市を舞台に繰り広げられる捜査というスケ−ルの大きさと、犯行の冷酷さ、犯人の用意周到なアリバイ作り、緻密な表現等でかなり注目を集めたようで、かの江戸川乱歩氏も「リアリズム推理小説の最高峰」と賞賛したほどだ。しかし、その緻密な表現が全編にわたっているため、やや漫然と長いという印象を与えるものの、逆にしっかりしたプロット故読み応え十分でもある。鉄道技術者であったクロフツが大病による長期療養中に書いたものに手を加えて発表した、というエピソ−ドは有名。この「樽」は彼の処女作にして代表作である。当時の輸送や交通機関を駆使したアリバイの着想や徹底したリアルな表現は、彼の職業と実社会での経験に裏打ちされたものである、といっても過言ではないだろう。あなたもスコットランドヤ−ドのバ−ンリ−警部やフランスのルファルジュ刑事らとともに事件の真相を探ってみてください。
おすすめ度 ★★★☆☆(昔の恋はそっとしておきましょう、貴方のためです)

◆選者別に選ぶ
あなたが選択した選者は、きょん太です。

本の名前 ハンニバル
作者名 トマス・ハリス
出版社 新潮文庫
あらすじ:「レッド・ドラゴン」、「羊たちの沈黙」の続編であり、悪名高き狂気のマッドドクター、レクター博士シリーズ三部作の最終章である。全作で自由の身になった博士はヨーロッパで彼なりの平穏な日々を送っていた。だが、彼に安楽を送らせない彼の狂気の被害者が復讐に立ち上がった。それに伴い、FBIも動き出す。もちろん彼女、クラリスもだった。(映画風に話してみました)
コメント:三部作のうち二作目まで読んだ読者はどうしてもこの三作目に期待をしないわけにはいかない。期待するなという方が無理だろう。彼はきっと期待に応えてくれるはず・・・。そんな私の期待を見事に裏切ったこの作品。何が?そんなの分かり切っている。ラストだ。途中で読者はわかる、このラストの予測は二つ。クラリスの心の行方だ。今までのレクターとクラリスの行動パターンから考えると自我を脅威的なほど強く持つ彼らは自我を捨てきれるはずがない!と思っていた。しかし、結果は人間の心の弱さを全面に出してしまうと言う非常にやるせない気持ちにさせてくれる作品だった。「ダヴィンチ」百人批評でも意見は分かれていた。絶賛と絶望。いずれにしろこんな弱い女じゃあジョディ・フォスターが映画出演を断る気持ちは理解せざるをえない。
おすすめ度 ★★★☆☆(犯罪心理学好きには不満でしょう)

感想:これは色々遊べるなぁ。特に最後の選者別のコメントとおすすめ度は大ウケしたぞ。



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2002.10.18 Fri.   セットの方がおトク/『Lune Froide』
今日はマトモに起床。このところ朝は涼しいを通り越して肌寒いくらいなのに昼間は夏のままなので、服装選びに悩んでしまう。上着を羽織れば済むことだけど、厚い(冬向き)か薄い(夏用)しかないため、「やや涼しそう」な軽装になってしまうのだ。こえなったら早く寒くなってくれ、と祈るしかない。

体調と風邪の関係は一進一退と言ったところで、寝込むほどではないけれど、出て来るのはシンドイ、けど座ってられないことはナイ程度。喉の痛みはマシになったポイが鼻水が出そうで出ない。むちゃくちゃ睡眠不足ではないのに目が霞んで、ぼーっとする。良く考えたら花粉症みたいな症状である。と言うのでデスクに貼り付いたままダラダラ過ごす。

しかしニュースウォッチして大して目新しいトピックはないし、似たような記事ばかりでおもしろくない。仕方がないのでぼちぼちおシゴトし、雑記を更新してランチに出る。何となく久しく遠退いていた書店に足が向き、めぼしい新刊はないかと探してみたが、見当たらなかった。しかしハヤカワと創元SF棚がいつの間にか少し充実しており、オンライン書店で「在庫切れ」のが点々と並んでいる。思わず目に付く限り買い込みそうになったが、数冊購入して後は入荷待ちすれば良いと、辛うじて自制した。

おかげでゆっくり食べる時間が無くなったのて目の前にあったロッテリアに飛び込む。するとピッタリセットとか言うメニューがあり、私はポテトを食べない人(←脂を喰ってる気がするから)なので単品(何とかバーガーとホットコーヒー)をオーダーすると、不思議なことにセット@400円より割高金額を請求された<420円。んなアホな。仕方なく勧められるままに食べないポテト付きに変更し、どうにも腑に落ちないまま食べ終え、手つかずのポテトはゴミ箱行きとなった。近くの席にカワイイ女子高生でもいたら捨てる前に進呈したのになぁ。

後半戦もボケボケ頭のまま何とか終業時間まで耐え抜き、しっかり日記を更新して帰途に着く。そして週末引き籠もって静養すべく、予定を前倒しして百均に行くと、前回品切れしていたブツがあったのでせっせと選別してあるだけゲットし、意気揚々と店を後にすることができた。使う見込みが立ってないものを買い過ぎた気がしないでもないが。

さすがに2日も入浴しないなんて我慢できず、時間をかけてお風呂を堪能する。風邪がぶり返すのはドライヤーが嫌いゆえ洗髪後ロクに乾かさずウロウロするからアタマから冷えるのだろう。と言うのでしっかり乾かしてから帰宅。今夜はそれほど冷えてない。

実家でゆっくりしたのでチト帰るのが遅くなったのと、見たいようなTVがないのでいつもより早めに夜のお散歩に出たところ、娘@トイプードルが交差点の真ん中でウン○体勢に入り、そこへ運悪く車が向かって来そうなので慌てて娘を移動させたら、ベン意が止まってしまったらしい。娘よ、すまん。こちらに来ると見えたあの車が悪いねん。曲がるならウインカー出せよ。いくら夜間で、人通りの少なくて、狭い裏道でもちゃんと意志表示しろっつーの。

帰宅後ビデオ。それから就寝。

今日のニュースめも:太陽系の「第10惑星」より太陽系外の「地球型惑星」に注目
と言うより「太陽系型恒星系」がまだ見つかっていないのでは?確かこれまで発見された「惑星」は悉く太陽系の惑星とはえらく違うと記憶しているが。

サイエンス:涙の出ないタマネギがお目見えへ(有り難いことだが寂しいような気も)・ここの巨大鍾乳洞、作ったのは細菌 米の新研究(地球滅亡の日までウイルス・細菌・微生物は「創造」し続けるだろう。ウイルスと言えばシステム管理者からの警告を装ったポップアップ広告『メッセンジャー・スパム』だのWebサイトを開くだけでトロイの木馬が送り込まれる「ウィルスサイト」にも気を付けねば)・人間を等身大のままカラー印刷 京都の機械メーカー開発(マンガみたいだ)

国内:教育基本法に「愛国心」「公共心」盛る 見直し素案判明(その前に「愛せる国」にしてくれ)・ダバディーが出した、奇妙な『本』(ホ○向けとか?←をぃ)

海外:北朝鮮が核開発継続、大量破壊兵器の保持も示唆…米紙(やはり「悪の枢軸」か)・「時代は変わった」? 女王陛下の肩に手をまわして記念写真(日本の天ちゃんも同じような扱いを受けるのだろうか)・マイケル・ダグラス、58歳でまたパパに(魅力的な妻を持つとガンバルわな)・広島市長、ホワイトハウスで門前払い(聞く耳無いと思う<小藪)・空き缶をゴミ箱に入れたら罰金25ドル(ハテ、どこかの区の路上喫煙禁止条例(みたいなもん)も罰金制なのだろうか)

【video:つめたく冷えた月】

定職に就かず妹ナディーヌ(Laura Favali)に小遣いをせびり、彼女の家に部屋を持ちながらトレーラーに住んでいるデデ(パトリック・ブシテー)は大のジミ・ヘンドリックスのファンで、中年になっても悪ガキのままだった。女を見ればイチモツをぶち込むことしか考えず、「なすがまま、"やる"がまま」にブラブラしていた。

そんなデデの相棒は深夜魚卸市場で働き、叔母(Marie Mergey)思いなだけ彼よりマシなシモン(ジャン・フランソワ・ステヴニン)で、今夜も2人でつるんで工事現場の人形を盗み出し、酔った勢いで女を引っ掛け、ガキのように悪ふざけを楽しんでいた。しかしそんな自堕落で無軌道な2人には共有している秘密があった。

ある日悪戯心から死体を盗み出し、シモンの部屋で大騒ぎになっているのを期待していた。そしてモノの弾みでシーツにくるまれた死体を見てみると若い女(カリン・ナリス)だった。死んでいるとは思えないその美しさと見事な肉体にシモンは恋をしてしまう。

*****

本作はチャールズ・プコウサウキー原作「人魚との交尾」「充電のあいまに」をミックスした作品、らしい。何と言うか、どうしようもないクズ中年オヤジ版『禁じられた遊び』のような。と言うとルネ・クレマン監督に怒られそうな上に、本作を製作したリュック・ベッソンにも抗議されそうだが、イカンことをヤッてしまうのは同じであろう。

モノクロのせいか画面は古めかしく感じるし、更に音楽はジミ・ヘンにプロコル・ハルム、キンクスと、涙が出そうなくらい懐かしの名ロックがガンガンに流れるのもあり、比較的現代の物語なのを忘れてしまいそうになる。そしてラストまで見て初めて、モノクロ故の美しさに気付く、そんな感じだろうか。

監督・脚本は主演の"デデ"。なかなかの男前なのだが、腹はしっかりオッサンしてるし、それがまた胴が短くて、どうにもヘンなスタイルなのだ。しかもとことんイカレたオヤジである。これは「キライ」とか「わからん」と言う人が多いと思う。私はカリン・ナリスの素晴らしいボディ@ボカシ入りに目を奪われ、ソレに触るオッサン共を蹴り飛ばしたくなっただけであった。とにかくバストもヒップも素晴らしかった。顔ははっきり見えなかったけど。←オヤジ
(1989年フランス映画89分白黒)



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2002.10.18 Fri.   体調イマイチ
相変わらずぼーっとしている。サボりたい、と暫しベッドで考えたが、何とか気力を振り絞って起き出し、実家に向かう。今日も朝から雲一つなく晴れ渡っているけれど、予報では週末にかけてお天気は下り坂とのことである。ホンマかいな。

午後からサボったろかしらんとゆー野望を抱き、やっつけ仕事を午前中に片付ける。雑記を更新して実家ランチに戻る。喉の痛みはあまりないし、大丈夫だろうと思い直してサボリはヤメて会社に戻ったのだけど、鼻水がたまりかけているのか、くしゃみ直前のような状態で、目がウルウルする。言うまでもなく頭はボケたままである。うーん、これは風邪なんだろうか。セイタカアワダチソウの花粉症ではないだろうな。と真剣に考える。

早めに日記を作成・更新して終業時間待ち状態に突入し、ネットをウロウロ。株価は今日も上昇したようだ。円安気味。などなどニュースチェックしてたらやっと義務解放時間になった。午後から曇って来たのだけど、何だかムシムシしているのは雨の予兆なんだろうか。

返却するだけのつもりでビデオ屋に寄ったのに、ふと見ると狙っていたのが空いていて、結局また4本レンタルしてしまった。娘のシャンプーが切れているのでホームセンターに行き、花苗をあれこれ物色した挙げ句、手ぶらで帰宅。そしたらちびが来ていた。鼻水垂らして汗かいてはしゃぎまくっている。ガキは元気やのぉ。

まだ帰らないと言うちびのためにあり合わせでミートソースのパスタを作る。パスタはキッチンに立ってから余裕で30分以内に出来上がるから急いでいる時は本当に楽チン。ちびがリビングでアニメを見ながら食べると言うので母共々お付き合い。2本だけあったウインナーに手を付けないので嫌いなのかと訊くと、「好きやから最後に食べるん」と来た。結局お腹一杯になって一口齧っただけだったが。

入浴係りは体調が良くないからと勘弁してもらい、適当に住処に引き上げたのだが、どうにも眠くて堪らず、早めに夜のお散歩を済ませて少しネットを徘徊して撃沈。

今日のニュースめも:Star Clinches Case for Milky Way's Supermassive Black Hole
星の密集地帯である銀河中心部のブラックホールを回る恒星が発見された、と解釈して良いのだろうか。(英文)

サイエンス:「シャーロック・ホームズ」に王立化学協会から名誉会員賞!(さすがホームズつか英国人のユーモア)・日本版シャトル実験成功(良かった良かった)・初期ののこぎりが出土 福岡の前方後円墳(何と美しい色目の錆(?)だろう)

国内:ノーベル効果、島津株1週間で49%上昇(どこの会社も経営陣は「サラリーマン受賞者」を出せ!と激か涎を飛ばしているだろうな)・JAL機長、JTA便で規定違反の“女性同伴”操縦(乗っ取りしたければ色仕掛け、ってことか)・世界最大のダイヤ原石展示 大阪・梅田の百貨店(研摩したらいくらになるんだろう)・イタチで停電、職員が書類持って走る…(やっぱ住基はヤバイんとちゃう?)

海外:米ワシントン連続狙撃事件、テレビゲームと酷似か(射撃の腕も凄いがゲーマーなのか)・出勤サラリーマンの目の前で知事射殺 モスクワ(飛び火ではないだろうな)・「血の道はさらなる流血に」 フセイン大統領、宣誓式で(言わなくてもわかってるって)・NYにテロ対策グッズ店(役に立たない方が良いのか、微妙だ)・セックス拒否の夫、体噛み付かれ死亡 妻を逮捕(夫に同情すべきなのか歯の凄さを感嘆すべきなのか、難しい)

特報:キッドマン、「奥様は魔女」の映画化に意欲(これは楽しみ!)

【fortune:珈琲占い

◆あなたの珈琲タイプは?

あなたは珈琲にたとえると【モカチーノ】タイプです。
とても心根がやさしく、人情家なあなた。
友達や家族や恋人など、そばにいる人たちのことをとても大切にするでしょう。
誰にたいしても親しみやすいあなたの気質を珈琲にたとえると【モカチーノ】がぴったり。
弱きを助け、強きをくじくような正義感があるので、困った人を見ると放っておけないようなところがあるでしょう。
あなたはその義理がたい性格で人を助けると同時に、あなたのその人柄から人から助けられることも多いはずです。
ちょっと淋しがり屋なところがあって、いつもだれかと和気あいあいとしていることを好むあなた。
また、歓びや悲しみ、怒りなどをストレートに表現するような感情の豊かさがあり、人の気持ちにすぐに共感できるでしょう。
おそらくテレビや映画に感情移入して、涙を流すようなことも多いのではないでしょうか。
人なつっこい性格で、どこへ行ってもすぐにそこにいる誰とでも仲良くすることができる人です。
友達にするなら【マンデリン】、【グァテマラ】の人が意気投合しそうです。
恋人にするなら【エスプレッソ】の人が相性ばっちりのはず。

◆自家焙煎珈琲ショップ"Sans Souci"マスターによるウンチク

誰からも愛される優しさのハーモニー、モカチーノ。
濃く抽出したコーヒーに、チョコレートシロップを混ぜてホイップミルクを浮かべると、チョコレートの甘さとホイップミルクの柔らかい口あたりが楽しめます。
これが、アレンジ・コーヒーのモカチーノです。
また、ココアパウダーを振りかけると味が引き締まり、 チョコレートには十分な甘さの中に少しコクのあるタイプのものを使うと、後味に甘ったるさを引っ張りません。
ちなみに、この場合のモカとは珈琲名のモカではなくチョコレート入りコーヒーのことです。
アレンジコーヒーでチョコレートを材料に使った場合は、そのほとんどにモカ○○や、○○モカなどの名前が付いています。
だからといって「モカチーノのモカだけください」と言ってもチョコレートは出てきません。

感想:当たり外れより、何となくたまにはブラック以外も飲みたくなるなぁ。



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【you may say I'm a dreamer,but I'm not the only one】

遅ればせながら
Shiroさんの"Island life"9/19より 世界の指導者たちへの請願 :The Petition (和訳)。
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2002.10.19 Sat.   時期外れの挿し木/『Charly』
起きたら雨だった。おまけに実家に戻ったら母とその友人たちにダイニングが占領されており、そのままUターンしようかと思ったのだが、昨夜サボったお洗濯があるので乾く見込みはないけれど、取り敢えずやることにして、リビングでブランチを摂ってから帰宅。

お天気はイマイチだけど雨が上がったのを良いことに、庭仕事に着手する。何せ園芸作業をやっつけてしまわないことには玄関を片付けることができないのだ。このテのブツはいずれ物置きに移動するつもりだが、一体いつになることやら。と言うか、せっせと園芸に励むのは玄関収納に行き詰まり、名案が浮かばない現実から逃避しているからだと思う。その結果適期を無視した挿し木/芽の山が出来上がり、その置き場と管理にまた悩んでいるのだから、アホである。救いようのない愚行と言えるだろう。

そんなことをしているうちに再び雨が降り始めた。でもマトモな降りは一時的なものだったらしく、少ししたらシトシト雨程度になった。この時期は一雨毎に寒くなるものだろうが、どちらかと言うと春雨のような感じで、空気も湿気を含んで生温い。もしかすると挿し木向きかも知れないと期待しよう。因みに先週と今週挿し木または水挿しから育苗ポット管理に入ったのはペチュニア・アイビーゼラニウム・ブライダルベール・ゼラニウム・羽衣ジャスミンなどである。

1時間ほど夕寝してから実家に戻り、あれこれ済ませてとっとと撤退。CSN1の『ザ・セル』『クロコダイルの涙』を見ながら日記を作成・更新し、お散歩後ビデオ。何だか寒気がして来たのは雨に当たったせいだろうか。<自己管理能力ゼロ

今日のニュースめも:「銀河系の中心にはブラックホール」を確認 独など研究
そんなん当然と思っていたのに、まだ実証されていなかったのか。

サイエンス:見れば視力が回復する「絵」、名城大などが作成に成功(疲れ目対応も希望)・「翼を広げて4メートルの鳥」 目撃談に科学者困惑(そいつに乗ってみたい!)・女は強し!男性は女性よりストレスに弱いことが発覚(メス化進行中なのは耐性がつきつつあるってことか?)

国内:拉致5人は特権階級、衣食住で破格待遇 (夕刊フジ) (だろうね)・「子供たちは拉致知らない」婚姻届日本で提出へ(自らの意志で子どもたちを置いて来たのか)・電子版「不幸の手紙」にご注意 NTTドコモが呼びかけ(またかい)・えひめ丸賠償16億2千万円(失礼/不謹慎だが、相手がメリケンならではの数字だろう)

海外:クイーン、ハリウッドの「スター」殿堂入り(そりゃ元祖"ヴィジュアル系"と謂れ照るもんね。尤もその前のグラム・ロックこそ"ブレイクスルー"だろうが)・「偉大な英国人」にシェークスピア、ダイアナ妃ら=レノン、ベッカムも−BBC調査(前にもやってたような気がする)・故ダイアナ妃、高級ドレス売って小遣いに…元執事証言(咎められなくてもエエやん<リサイクル)・ルーマニアで英語使用禁止令が浮上 反発も強く(日本でヤったら困るだろうなぁ、役所が<意味不明の日本語英語満載)・オーブン冷蔵庫誕生! 温め・冷蔵機能がこれ1台でOK(未来的ではあるが、使うかねぇ?)

【video:アルジャーノンに花束を(まごころを君に)】

行動IQ59、言語69、総合70の知的障害者チャーリイ・ゴードン(クリフ・ロバートソン)は第1号被験者とするには年齢的に問題があるとするストラウス博士(リリア・スカラ) とニーマー教授(レオン・ジャニー)をアリス・キニアン(クレア・ブルーム)が説き伏せ、脳外科手術を施すことになった。

利口になりたい、そうすれば会話の内容を理解できてもっと友だちができると信じるチャーリイは喜んだが、同じ手術を受けたねずみのアルジャーノンには迷路ゲームになかなか勝つことができず、癇癪を起こして軒旧施設から元の部屋に戻ると、そこにはアルがいた。家主にペットと仲直りするよう諭されたチャーリイはもう一度競争をして初めてアルに勝つ。

学習促進プログラムに添ってチャーリイは目覚ましい知能向上を遂げるが、成果を喜ぶニーマーにストラウスは感情の成長が追い付かないことを指摘する。チャーリイは身近にいる美しい女性アリスに恋をし始めたのである。アリスは当初婚約者がいることから彼を拒むが、やがて2人は愛し合うようになる。だが、学会の発表でチャーリイはアルの屍体を差し出して実験は失敗だと指摘する。

*****

アルジャーノンに花束を」が映画化されているとは知らなかったのでビデオ棚で発見して以来空き待ちしていたのだが、何とも陳腐なラブ・ストーリィにアレンジされていてがっくりだった。本作で主演のクリフ・ロバートソンはオスカーを獲得したそうだが、正直言って「生温い」。どうも「変化」がそれっぽく見えないのだ。クレア・ブルームの髪型とメイクに時代を感じるばかりだった。

覚書には書かなかったが、彼が利口になりたいと願うのは、捨てられた(とは理解していないのだが)母の望み通りの子どもになりたい、大切な妹と遊びたい、父と母に喧嘩して欲しくないなど、要するに「家族の愛」を求めるが故であり(ただしマザコンでなく、意識下で純粋に母の愛を求めている)、禁じられた女性への欲望からアリスと結ばれないなど、内心の葛藤が完全にカットされており、単なる出来損ないのメロドラマに終わっているのは非常に残念である。

しかし良く考えると原題は『Flowers for Algernon』でなく『Charly』としているくらいだから、原作に忠実な部分はかなりあるにしても、別の作品と言うことで製作・監督ラルフ・ネルソンは違うタイトルにした、とも考えられる。なのに原作が売れたため、公開時の邦題『まごころを君に』を『アルジャーノンに花束を』に変更したのだろうが、ストーリーにはタイトルの所以など触れられていないので全く無意味である。これは「アルジャーノンに花束を」でなく「チャーリイ(まごころを君に)」として見るべきだと思う。

調べてみたらカナダでも「アルジャーノンに花束を」は単発でTVドラマ化されたらしい。日本の連ドラはまるで見ていないのだけど、原作とそれを元にしたドラマ/映画は、本作に限らず「まったく別の作品」と捉えてないと、失望する確率は高いだろう。でもユースケは意外と適役かも知れない。見るつもりないけど。
(1968年アメリカ映画103分)



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2002.10.20 Sun.   園芸萌え/『The Ogre』
午前中に起床。昨日の雨は上がったようだけど、雲が垂れ込めている。また降るのだろうか。

実家でブランチを摂って暫くうだうだしてから住処に戻り、何となく花壇の整理に取り掛かる。春先に大部分は引っこ抜いたつもりだったのに、今も次から次へと先住人の置き土産であるノウゼンカズラが地中深くから芽を出して来るのである。その逞しい生命力には呆れてしまうし、花木そのものに罪はなく、また嫌いなわけないけれど、とにかく「私の庭」のイメージには合わないので、再度掘り返して徹底的に「駆除」したくて堪らないのだ。

と言うので春に地植えにして蔓が伸びるがままに放置していた羽衣ジャスミンを移動しようと考えたのだが、これがしっかり根付いていて苦戦する。何せ隣のテリトリーにはみ出さないように気を付けていただけなので、そりゃもう野生に帰ったかのように乱れているのだ。とにかく必死で掘り起こしてパーキングエリア近くに仮植えした。が、あまりにも蔓が可哀相なので以前百均で買った「トレリスもどき」を設置して絡ませてみた。うーん、これまた安っぽくてイマイチだけど、応急処置と言うことで我慢するしかないな。

更に地植えしていた宿根ネメシアを鉢上げしたり、ゴソゴソしてたら雨が降り始めたので屋内に避難し、実家から持ち帰ったラベンダーだのアレコレまた育苗ポットに移植したり、挿し木にしたりして玄関を散らかすことに専念する。そしてその惨状を見てアタマを抱え、ネットに現実逃避するダメな私であった。

日記更新後娘と少し夕寝して実家に戻り、夜ごはん&お風呂を終えて撤退する。「200X」の冒頭は落雷対策で、「雷が鳴ったら金属を外せ」は間違った俗説と言うのを一歩進めて「電流の通り道となるような金属の身に付け方のススメ」みたいなのをしていた。詳しくはえさこ♪氏の日記を見れば良いわん♪(←他人任せ)と思って途中から「ビフォア&アフター」を見る。今回は193cmのダンナの長身に合わせた二世帯住宅改造だったが、なかなかアイデアに富んでいた。

番組終了後、今夜こそ忘れずに「世界遺産」を見なくては!と言うのでいきなりビデオに変更する。途中娘がトイレをせがまれて外へ出た時は霧雨程度だったが、まだ熱っぽいので今夜は散歩は中止とした。そして予想通りビデオが終わって間もなく「世界遺産」の時間となった。

トルコの奇岩洞窟に拡がる原始キリスト教徒の「遺産」らしいが、トルコとキリスト教と言う取り合わせも意外だけど、それよりあの自然が創造した景観には驚いた。「信仰心」もさることながら。

今日のニュースめも:厚さ数ミリ、極薄パソコン可能に シャープが新技術開発
それは素晴らしい。が、紛失率も高そうな気がする。<どこに置いたっけ?

拉致関連:「北朝鮮は一家で帰れといった」地村さん婚姻届が先か全員帰国が先か 悩む被害者家族蓮池さん「永住帰国、まず子供から説得」曽我ひとみさん:少女時代から花好き 娘の名も「美花」 (永住帰国してイチから生活基盤を立て直すのは相当困難だと思う。今はチヤホヤしている自治体・同級生他、周囲も大部分はすぐに去るだろうし)

国内:英会話能力を鍛えるソフト/右脳活用で言葉を瞬間発信(問題は母国語も不自由なヤツが増えていることだと思うが)・沖縄美ら海水族館が公開 「世界一」「世界初」売り物(ムカシは「東洋一」と言うウリ文句もあったような)・ごみ置き場にトラ模様テープ、カラス撃退 埼玉・蕨市(カラスもイヤがる色の組合せ、とも言える)・雑記帳:ジャンボうさぎフェスティバル開催 秋田県中仙町(10kgのうさぎなんてかわいくない〜!)

海外:「ジグザグに早足で」――日本大使館が「撃たれぬ心得」(本気でそんなことを勧めてするのか?大使館員はやってるのか?)

健康:体にいいこと実践するほど高血圧に 慈恵医大調査(実践しなくては!が強迫観念やストレスになることはあるだろう)・生きがいないと死亡率上昇 循環器疾患と深く関連(そりゃまぁ生きる目的がなければ生きていてもしよーがないカモ)・ミネラルウォーターの飲み過ぎに注意(水道水もヤヴァイはずだが)

【video:魔王】

1925年、パリ郊外の聖クリストファー少年寄宿学校のいじめられっ子アベルはある時「学校が燃えるといい」と願い、それが現実となった。その時にいつも彼を守ってくれた親友ネスターを失うが、彼の手元にはお気に入りの絵本と「女神に守られている」と言う信念が残された。

人付き合いが下手で子ども相手に写真を撮るのが趣味の自動車工となったアベル(ジョン・マルコヴィッチ)は美少女マルティネ(サーシャ・ハナウ)の嘘によって逮捕され、裁判にけられず兵士として前線に送られ、ドイツ軍の捕虜となる。そして収容所を抜け出しては秘密の小屋で一人で過ごすようになり、持ち前の純粋さで農民から"鬼"と呼ばれている盲目の野生のヘラジカを手なづけるに至る。

その彼と小屋を見つけたフォレスター局長(ゴッドフリード・ジョン)はアベルを気に入り、助手として第三帝国の狩猟長官国家元帥ゲーリング元帥(フォルカー・シュペングラー)の狩猟山荘に連れて行く。ライオン"ブービー"をペットにし、狩りを始め食べることにも貪欲な元帥にもアベルは目を止められるが、スターリングラードでの東部戦線の大敗を機に一行は前線に異動することとなり、彼は騎士団の末裔カルテンボーン伯爵(アーミン・ミュラー・スタール)の城を使った幼年学校で働くことになった。

そしてアベルが少年たちに慕われることから、SS大佐ラォファイゼン(ハイノ・フェルク)の勧めで彼は勧誘係となり、軍医中佐ブレトヒエン教授(ディルター・レサー)の求める優れた遺伝子を持つ少年を集め始めたが、ドーベルマンを従えて黒い愛馬アルフの乗って少年を探す彼はいつしか「鬼」と呼ばれ、親たちから恐れられるようになる。

しかし戦況はますますドイツ不利となり、アベルは運命の女神に導かれるままこの地で集めた少年たちの行く末に不安を抱き始める。伯爵が逮捕され、ネッタ夫人(マリアンネ・ゼーグブレヒト)と2人で少年たちの世話を続けていたアベルはある夜収容所から移動中のユダヤ少年エフライム(イリヤ・スモジャンスキー)を助ける。ついに城にロシア軍が迫り、アベルは少年たちを逃がそうとするが洗脳された彼らは城に残って戦うことを選ぶ。

*****

全編ほぼ英語で(つまり敵味方の区別がしにくい)、運命の女神を信じてドイツで「鬼」と呼ばれるようになったフランス人をマルコヴィッチがこれ以上の適役はいないだろうと確信できるほど好演している。前半はフランスからドイツへ、中盤はドイツ将校の山荘、終盤は城の幼年学校での彼の生活が順次描かれているのだが、どれも背景が素晴らしく、ストーリーも無駄がない。さすが『ブリキの太鼓』のフォルカー・シュレンドルフ監督だけある、と言ったところか。

あの映画も実に衝撃的であったが、本作は大人になるのを拒否したオスカーと対照的に子どものような心を持つアベルが導かれた運命に裏切られる、と言う内容で、原作はミシェル・トゥルニエの「魔王」である(らしい)。確かに"音楽と炎の洗脳の儀式"の"燃える炎と旗"のシーンはタイトルに相応しい迫力がある。

何かと「悪」とされるドイツ軍だが、このような外国人の目を通した内部を描いた戦争映画はあまりないように思う。だいたい悲惨さや残忍さが全面に出て、血と炎がそれを象徴しているようなものが多いけれど、逆に本作のように、少年たちが"洗脳"されて凄絶な戦いに敗れる過程の方が薄ら寒さを覚える。とにかく凄惨なシーンは少ないのに、非常に重い作品であった。
(1996年ドイツ・フランス・イギリス映画118分)



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2002.10.21 Mon.   嬉しいことと涙/『Ed Gein』
携帯アラームでぱっちり起床。外はほんの少し肌寒く、霧雨より細かいくらいの雨が残っていた。お天気同様アタマもカラダもどうもすっきりしないけど、本日はサボるワケには行かない日だし、行けないコトはナイので実家でせっせと準備をして出勤したのだが、家を出る時も母はまだ寝ていた。

午前中はシコシコと月次処理に励み、さらっと雑記を書いて更新し、実家ランチに戻る。朝方の雨はすっかり上がって日射しが出ているが、時折雲に覆われて翳ると言う、何とも不安定なお天気になった。季節の変わり目なんだろうか。先日から風邪気味の私が言うのもヘンなハナシだが。

とにかくサボれるものならサボりたい程度のダラけたアタマとカラダのまま会社に戻り、午後の義務を適当にやっつける。ちょいと調べモノをしたりして時間配分を間違えた結果、時間内日記更新ができなかった。それより嬉しいコトがあった。私自身も忘れかけていた"まっきんとっしゅ"情報を下さった方がいたのである。何かで過去ログがヒットしたらいしのだが、webに拙文を晒した甲斐があったと言うか、何とも素敵な驚きであった。

そして本日から待望の17:00終業時間となり、実家でなく住処に向かう。夕方のニュースを見ながら日記の作成をして更新、それから実家に戻る。月曜定番アニメを見て、雑用を済ませて娘@トイプードルと帰宅し、CSN1を見るでもなく点けたままネットをウロつき、ビデオ前に夜のお散歩に行く。今夜は満月である。月に向かって娘とホロホロ歩き、振り返りながら帰った。ビデオを見てから就寝。

燃え尽きた小さな命に合掌。10/15追記分を会社で読んで涙が止まらなくなった。

今日のニュースめも:ホラーサイトに埋め込まれた「テロリストのメッセージ」
なかなかセンスのある、もとい、悪質なジョークだ。

サイエンス:脳の柔軟性が高まるとき――米国神経学会(ANA)シンポジウム報告(「脳のニューロン群を活性化させつつリラックスさせておくことが、円満に生活し、年をとってゆく鍵」と言われてもねぇ)・面ファスナーで知能開発? 米大学の研究(「適度な刺激」なのかしらん)・麻酔の効きやすさと髪の色との関係は――米研究(アンにはなかなか効かない、と)・オゾンホール、半分が消滅 気象庁(油断は禁物ではないかと思うが)

国内:駅のトイレに紙を置く? JR、私鉄とも「東高西低」(そうなのだ、関西の駅トイレは紙がナイのだ、アレは困る)・トランペットの巨匠がふらり来校 夢のジャズ授業(良い話だ)・地震で研究用原子炉が自動停止、再起動 茨城・原研東海(安全対策が実証された、と理解すべきなのか)・アザラシの「保護区」視野に環境省が実態調査(そう言えば別の子アザラシはその後どうしているのだろう)・読み方が分からない漢字を調べる辞書検索システム(留学生だけでなく大学生が重宝しそうだ。ついでにアナウンサーにはチェック義務をつけるべき)

海外:米海軍でも約600台のコンピュータ紛失(流行っているのか?)・英国人の1割が「ブレアってだれ?」 調査結果に危機感(純ちゃんも笑ってられないカモ)・アテネで初の女性市長誕生(つまり"女神アテナイ"がオリンピック開会宣言を?)・欧州水害、ワインには「黄金の年」に(悪いことばかりじゃない、と)・全米興行収入、ハリウッド・リメークの「ザ・リング」が初登場1位(来〜る♪きっと来〜る♪<11月2日)

【video:エド・ゲイン】

酒を飲む・暴力を振るう夫を嫌悪し、異常なまでに熱心なクリスチャンの母オーガスタ(キャリー・スノッジレス)に性的な面でも厳しく育てられたエド・ゲイン(スティーブ・レイルズバック)はいつしか母を聖女と崇め、歪んだ性癖を持つようになった。父の死直後に母を罵った兄を撲殺し、彼は初めて殺人を犯す。そして頼り切っていた母の死を契機に、彼はますます異常な性向を高めて行く。

ウィスコンシン州プレインフィールド墓地で墓荒らしをする男がいた。それは母の復活を信じるエドで、彼は死体を掘り起こしては自ら考案した儀式を施していた。彼は人里離れた農園で食人族や輪廻に関する本を読みあさり、解剖学にまで知識を拡げていた。家の中には生首や人骨、その他で乱雑を極めていた。

そんな彼の前に母の亡霊が現れ、命じられるままに彼は神の使者として"卑わいな言葉を吐く女"メアリー(サリー・チャンプリン)を殺害し、続いて母の面影を見出して慕っていた雑貨店の女店主で、"本性は不節操な女"コレット・マーシャル(キャロル・マンセル)に"審判"を下す。おとなしい独身の中年男と見られていたエドには死体を剥いで作った"衣装"を身に付けて"太鼓"を叩いて踊ったり、頭蓋骨でスープ皿を作ったり、切り落とした鼻を合わせてみるなどの密かな楽しみがあったのである。

*****

猟奇殺人の原点とでも言うべき本作の主人公エド・ゲインは稀代の異常犯罪者として今なお様々な方面に「インスピレーション」を与えている人物だろう。不勉強な私はこれを見て『サイコ』のノーマン・ベイツや『羊たちの沈黙』のバッファロウ・ビルのモデルが誰なのか気付いたのである。また元祖スプラッター・ホラー(らしい)『悪魔のはらわた』はエドの犯行をほぼ忠実に再現した作品とのことなので、これは是非観なくてはと思う。

さて、実際の犯行は残虐極まりないものだったようだが、本作では犯行シーンはなく、恐らく相当手の込んだ"作品"であろう、解体中の被害者の死体や人体部位コレクションが映るのはほんの一瞬で、せいぜい"人皮ベスト"が「え?これってもしかすると?」と考えるヒマを与えられる程度である。殆ど見慣れて麻痺しつつあるドバドバ流血だの、えぐいシーンは極端に少ないと思う。私の感覚では。

とにかく例え被害者は2人だけだったにしろ、1950年代に彼の犯行が発覚し、どれだけ全米を震撼させ、国民に衝撃を与えたかは察しがつくが、彼自身は心神喪失と診断されて法的責任を免れたそうである。何にしろ、確かに彼は異常犯罪の原点だと思う。冒頭と結末に当時のニュース映像が使われているのだが、フィルムに映るエド・ゲイン本人は小心な人物に見えないこともない。
(2000年アメリカ映画90分)



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2002.10.22 Tue.   サボリ損ねる/『What Woman Want』
二度寝したらちょいとばかり寝過ごしたおかげで、車に乗り込むと朝日がマトモに射し込む位置にあった。実家に戻ると母は朝からお出掛けすると言う。そして私はまたもやアタマがダルイ。焦れば間に合わないこともないのだが、サボろうと殆ど決意しかけたところで今日ヤらなければイケナイ仕事があることを思い出し、泣く泣く出勤。雲一つない青空と太陽がやたら眩しいぜ。

たまにはバシバシ仕事に励むこともあるけれど、本日も私はヤることだけヤッたら後はグータラ過ごし、天気予報では寒くなると言ってたのに暑いじゃないか!と悪態を付きつつ、時間内に雑記・日記とも無事更新して帰路に着いたのであった。

昼間は晴れ渡っていた空も夕方にかけて雲が拡がり、空気も少し冷えて来たような気がする。けど朝方より体調は随分良くなり、寒気も微熱感もなくなった。これは嬉しいと同時にちょっと悲しい。勿論それは仕事をサボる自分への言い訳がなくなるからである。仕方がないので(?)住処に寄り、週末に移植したばかりの羽衣ジャスミンを改めて植え付けてから実家に帰宅。すると母は留守で、その代わりちびと弟がいた。しかし「もう帰る時間だ」と入れ違いで去って行った。「この次お泊まりする時におべんきょーしよねー」と言いながら。って、いつだよ。

住処に帰って何となくCSN1を見ていたのでユースケ・サンタマリアを見るのをすっかり忘れていた。しかもソレに気付いたのは日付が変わる直前だった。見る熱意がないとこんなもんだろう。そんなことよりこの週末に花壇整理をするためにえらく乱れているニオイスミレの処置についてサーチし、株分け適時ギリギリっぽいことを知る。根伏せと言うやり方でも増やせるらしいのでトライしてみようか。

確かアレは八重のニオイスミレだと思うが、何せスミレは多年草でも株分けなどで更新しないと花付きが悪くなるそうで、夏の暑さに弱く、半日陰で夏越しするように、とあった。そしてうちの花壇は夏の間直射日光が当たりまくりだったはずなのだ。よくまぁ生き長らえてくれたものだと感心する。これからはもう少し手入れしてあげなくてはイカン。いや、しない方が良いのかも知れない。

そのまま暫くあれこれサーチしまくっていたら結構な時間になったので、今夜はビデオはお休みとする。

今日のニュースめも:中国の宇宙開発計画 8年以内に月へ
健闘を祈る。

サイエンス・テクノロジー:歩き方で人を特定する技術開発中(たまに異常に似てる親子がいるけど区別できるんだろうか)・コップ1杯のビールが骨を強くする?(ホンマかいな)・イエスの兄弟の骨箱? 仏学者が報告(母はやはりマリアなのか?)・決め手は日焼けサロンの技術 スーパーカミオカンデ復活(期待できるかな?<ノーベル効果)・米ストラタス,「Windows 2000 Advanced Server搭載機が故障したら10万ドル支払います」(破産しないことを祈る)

動物ネタ:遺伝子操作で頭の回転速いマウス 素早く危機脱出(最後に差がなくなるのなら取っ掛かりが早いだけ、では?)イルカの人工授精に成功 鴨川シーワールド(うーん)・人間の遺伝子持った「子豚」が誕生(何だかなぁ)・英国の羊、フェラーリ並みの約2000万円で落札 (どんな羊や?)・ニャアニャアと猫が火事知らせて一家無事(火事の原因も猫のようだが)

国内:65歳以上のPC使用率、2年間で2.7倍に 博報堂調べ(元気やのぅ<「エルダー本格期」)・世界で2例目?珍種のランが白い花咲かす…千葉(愛好家がどっと集まりそうだな)・夫が隠した7億円、相続の妻も隠して脱税(けっ、ザマミロ)・日テレも導入、“チクリ制度”の成果は?(つまり結局イジメか)・住居侵入:長嶋さんの「はーい」で我に返る 刃物持った被告(天然は天然を呼ぶ)

海外:タイムワーナー・ケーブル、NYで「ビデオ・オンデマンド」を開始(良いなぁ)・ブロンクスの川がきれいに NY (横浜も頑張れ<タマちゃんのために)・放置されたスクールバスが売春宿に MA(とんだ「スクール」やのぅ)・アフガン北東部で百日咳が流行、100人が死亡=報道 (まさかバイオテロではないだろうけど)・ブッシュ父反省「フセインの残虐性を誤算」(息子のフォローかい)・ソウルで退役軍人がデモ、北朝鮮の核開発に抗議(それにしても過激なパフォーマンスだ)

おまけ:サッカー=カーン、代表続行を明言(う〜ん、ワイルド♪←どこがやねん)

【CSN1:ハート・オブ・ウーマン】

シカゴの大手広告会社に勤める尻軽イケイケ男ニック(メル・ギブソン)は自分が昇進すると思っていたディレクターの地位を他社からやって来たダーシー(ヘレン・ハント)に奪われ、しかも消費者である女性を理解するよう言い渡される。しかも半ばヤケクソで女性商品を"体験"しているところを娘アレックス(アシュレイ・ジョンソン)とそのボーイフレンドに見られてしまう。

ところがそんなニックがとあるショックを受けたのを契機に女性たちの考えが聞こえるようになってしまう。女性の望みを追求する職務には打ってつけであることよりも、自分が"部下"のエリン(ジュディ・グリア)やアニー(サラ・ポールソン)を始め、周囲の女性たちからどのように思われている/いたかとか、様々な女性の思考が押し寄せて来るショックのあまり、彼はアパートやオフィスから外へ出るのもイヤになる。

しかし離婚時に世話になったカウンセラーに相談に行ってから、彼は自分の新しい能力の使い道に目覚め、まずはいつも口説いているウエイトレスのローラ(マリサ・トメイ)にデートの約束を取り付け、彼女の"声"を聞きながらサービスに励む。更にダーシーのアイデアを読んで2人で考え出したかのようなコピーを思い付く。

また娘の本音に応えてプリムのドレス選びに付き合ったり、今まで放ったらかしにしていた分を埋めるかのように精一杯父親らしく振る舞うが、次第にニックは違和感、或いは罪悪感を募らせて行く。

*****

メル・ギブソンはどうも私のシュミではないので気乗りしなかったのだが、『恋愛小説家』のヘレン・ハントは嫌みがなくて良かったかな、と言うので見たみたところ、なかなかの佳作コメディであった。

原題の「女は何を望んでいるか」はフロイトが探求し続けたテーマであるが、女心がわかっていないとの誉れも高い(?)、いけかすない思い込み男にソレがわかるようになった、しかもソレは彼が思っていたこととはまるで違っていた!と言うあたりは女性観客には拍手喝采モノだろうし、同時に男性陣の「最も知りたいけれど、わからない」永遠の謎であろう。そのあたりをさらりと表現しているのは監督ナンシー・メイヤーズの女性ならではの視線・観点の良さだと思う。

ニックがパックや脱毛シートを試すシーンとか、ローラとのメイクラブ、またアシュレイのドレス選びなど、考えようによってはダサダサの、取って付けたようなミエミエ演出・映像になりそうなシーンの数々をこれほど「楽しく」撮れているのは素晴らしいと思う。劇中に娘に指摘されてるように、メル自身はマッチョなイメージを打破して「いきなり変身」するきっかけになったかも知れないが、それは出しゃばるでもないのに存在感のあるメリルのおかげではないだろうか。

何となくニック役はメルでなくリチャード・ギアでもイケたような気がするけれど、フランクの歌に合わせてあれだけナルシーなダンスを披露するのがハマるのはメル・ギブソンだけのような気がしないでもない。そうそう、音楽とアパートやオフィスもなかなか良かった。ま、とにかく無難な大人のラブ・コメディーと言えるだろう。
(2000年アメリカ映画127分)



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2002.10.23 Wed.   百均はもうクリスマス/『To Dance With The White Dog』
24節気の「霜降」に合わせたかのように、今朝はチト冷えていた。ゴミ出しして実家に向かう。

出勤途中で向こうからやって来たチャリのおねーちゃんの膝小僧が目に入り、思わず脇見。チャリでミニスカートはヤメレ。キケンだ。おばはんだと見苦しいだろうが、我知らず"スルー"している。しかし若くてスタイル良さ気なねーちゃんだと咄嗟にその奥に目がイッてしまう自分のオヤジ振りに朝から鬱。

本日のシゴトはかなりノンビリ態勢なので快適に過ごす。いつもの通り雑記更新してからランチに出る。噂の(?)マックチョイスを冷やかしたい気持ちはあったのだが、ふと見ると学生がワンサカいたので別の店に行き、煮込みハンバーグサンドなんぞを食す。午後もゆったりしてたら危うく時間内日記更新をヤリ損ねるそうになった。いかんいかん、ダレてるぞ。>私

実家に直帰するつもりだったのに途中で気が変わって百均を覗くことにした。そしたら入口付近はデコレーションやオーナメントを始めクリスマスムードに溢れていて驚いた。まだ10月だぜ?と心の中で呟きながら一応アレコレ検分し、目当てがあったわけではないので店内をブラブラ散策する。結局去年その温かさに感動したソックスを発見したので8足ばかり買い込んで実家に戻る。私用の3足を除いて母に5足渡すと早速弟に2足ばかり持たせていた。そーゆーことをすると予想して多めに与えたのだが、果たしてヨメは百均ソックスなんぞ貰って喜ぶだろうか。そうは思えない。でも見掛けと値段によらず優れモノなのだが。マジで480円のアクリルソックスなんかメじゃないのに。

19:00からのワンコ番組に母と2人してハマる。女のコと仲良くなるために犬嫌いを克服したガキだの、だめワンコにバカ飼い主、一発芸持ちワンコなど色々登場したが、私はアフガンハウンドの気品に萌え、母はミニチュアダックスが欲しいと言い出した。放置していればあのようなマルチーズ仕立てになる娘@トイプードルや歴代の長毛犬種の手入れに閉口しているらしい。短毛だって抜けるし、短い方もそれなりに大変だと思うけどなぁ。かく言う私はナゼかムカシからロン毛ワンコが好きなのだ。シャンプーとブラッシングが面倒でも。

結局最後まで見てからお風呂に入ったので帰りは随分遅くなってしまった。しかも夕方から曇っていたのだが、パラパラと雨が降って来たではないか。尤もお散歩に行く頃には上がっていたのでヨカッタけれど、少し冷えて来たような気がする。ビデオを見てからゴソゴソしたので久々に就寝時間が26:00を大幅に過ぎてしまった。まだあと2日あるのに。

今日のニュースめも:ルートサーバに一斉DoS攻撃
良く1時間程度で対処できた・持ち堪えたと言うか、"無事"だったなぁ。(関連記事:ルートサーバーに大規模攻撃ただし「詳細については明日掲載」となっている)

国内:三宅島・火山ガス、発生の仕組みに新説(つまりいつまでも帰れないような気がするが)・新薬師寺が本堂にステンドグラス設置(宗教芸術の融合ってか?)・「5人の家族の永住帰国は保証」と北朝鮮外務省担当者(でも脱走兵は難しそうだな)・また京都の水路にワニ(誰が捨てるねん)・ふっくらモチモチひと味違う 米粉パンはいかが(あまり欲しくないような)・ハリー・ポッター第4巻、早朝発売にもファンの列(それはともかく主演の3人は3作目を最後に降板するカモ、らしい)

海外:Meteor Storm Forecast(アジアは無理か<流星群)・機内隣席に肥満女性、圧迫受け病気にと 見舞金贈呈(相撲取りは別料金制なんだろうか)・ミイラの手を教材に ニューヨークの大学(おもしろそう〜)・米連続狙撃犯をめぐる推理、ウェブログ探偵続々登場(「デスクトップ探偵」に「オンライン探偵」か...)

【video:白い犬とワルツを】

ジョージア一のペカン栽培者ロバート・S・ピーク通称ミスター・サム(ヒューム・クローニン)とコウラ(ジェシカ・タンディ)夫妻は1966年に金婚式を迎え、近くに住む長女ケイト(クリスティーヌ・バランスキー)・次女キャリー(Amy Whright)の夫婦や牧師の長男ポール(テリー・ビバー)とFBIに勤めている次男ジェイミー(Frank Whaley)ことジェイムズら一族が集まって祝福した。

しかし7年後の1973年、初孫ボビー(Harley Cross)が15歳の時にコウラが心臓発作で急死し、腰痛の持病がある上に独り身となった父の身を案じて子どもたちが何かと構うが、サムにはそれが煩わしかった。そんな彼の前にある日どこからともなく白い犬が現れ、家に居着くようになったが、子どもたちが来ると姿を消してしまうので、父から犬の話を聞いた娘たちはボケ始めたのかと心配する始末だった。

だがサムが倒れた夜に白い犬が彼らの前に出現し、彼らは父の話を信じると同時に緊急事態を察知する。入院したサムを見舞いにやって来たピーク夫妻の長年の友人ニーリー(EshervRolle)は「それは幽霊犬だ」と言い出したが、サムは笑い飛ばし、間もなく退院するまでに回復した。だが寄る年波には勝てず、渋々ながらジェイミーに贈られた歩行器を使い始める。すると犬は歩行器に前足を掛け、サムの動きに合わせてまるでダンスを踊るかのように振る舞った。

亡き妻コウラが同窓会に行きたがっていたことを忘れられないサムはハート郡からマディソン郡までのロングドライブを決行することにして、ボビーにだけ「生涯最高の日の地へ行く」と言い残してこっそり旅立つ。助手席に白い犬を乗せて。

*****

テリー・ケイの原作は何でも一大ブームになったとかで、日本でも映画化されたことを後で知ったのだが、本作はアメリカTVドラマ版にカットされたシーンを追加した「完全版」で、実生活でも夫婦であるヒューム・クローニンとジェシカ・タンディ主演の、何とも切ない「純愛ファンタジー」である。

老いと連れ合い、それを失う寂しさと共に若い日に誓った永遠の愛を半世紀以上も抱き続けられる相手への想い、木を育てることによって知った世代を継いでいく永遠の命、などが「老人の純愛」と言うヘタすると痒くなりそうなテーマでさらりと描かれている、と思う。やはり動物モノは良いなぁ。この白いワンちゃんはうちの娘と違って物凄くお利口さんで、しかも大した役者である。

私自身は「1人のひとと」「永遠に」誓う「愛」の大部分は偽善だと決め付けているのだが、中にはこんな夫婦もいるのだろう。57年連れ添って尚互いを愛し、一番大切な人だと思い、またそうし続けるなんて殆ど奇跡だと思うが、そんな愛・人生も良いかも知れない。なんて戯けたことを考えてしまった。「人生は発見」。これは素敵な言葉だと思う。
(1993年アメリカ映画96分)



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遅ればせながら
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2002.10.24 Thu.   強制帰国/花の子ルンルン?
それなりの就寝時間だったのでちょっぴり心配だったけれど、携帯アラームで起床。ただし20分ばかり二度寝はしたが、それはいつものことだったりする。そしてまた出社してボケボケ過ごすのもいつものことである。

ふと思い立って「ブックマーク@ネスケ」「お気に入り@IE」の整理をしたり、手配してそのまま放置していた件の確認を取ったり、明日の前倒しシゴトを少しやったり、巡回したり、雑記・日記を時間内に更新して本日も無事終了。今日も昼間はとても暖かかったけど、陽が落ちるなりひやっとして来た。

ヤボ用があったので住処経由で実家に戻ると、母が「あんたの風邪もろうたみたいでシンドイ」と宣う。感染源の私はと言うと、完治したと思ったのに実はまだたまに喉が痛むし、どうにもダルさがヌけないのである。今回の風邪は寝込むほど悪化はしないがいつまでもスッキリしないと言う、なかなかしつこいタイプのようである。

とにかく風邪によるダルさと昨夜の睡眠不足で夜ごはん後久々にリビングのソファに1時間ばかり睡没してしまい、従って帰宅したのも遅めになってしまった。それにしてもこのところ早い時間に眠くなって困る。22:00あたりからピークになり、ついでに23:00頃から娘@トイプードルが「もう寝ようよ〜」とばかりに甘えてくる。なのに25:00を過ぎると目が爛々として来て、眠気が完全に吹っ飛んでしまうのである。で、日付が変わる前に寝ようと遅くなろうと朝は眠くて堪らんのだ。となると眠くても夜更かしするのがまだ生産的な気がしないでもないが、今夜は早く寝ることにしよう。

今日のニュースめも:「意思確認必要ない」 地村富貴恵さんの兄
「強制帰国」は家族の身勝手ではないのか?一度は意思に関わらず別の国家に拉致され、そこでそれなりに落ち着いた彼らの意思を家族と生まれた国が無視するのはどうかと思う。それに新聞では植民地支配と一般人の拉致問題は別物と切り捨てていたけれど、自分の意志を踏み躙られて家族から引き離されるのは集団強制連行だろうと個人だろうと本人と家族の心情は同じではないのか?かつて大規模に「拉致」した過去を持つ国家に、果たして一方的に北を責める「権利」があるのだろうかと考えてしまう。また子々孫々憎悪を継承されても仕方がない、とも思う。その是非だのはともかく。

どちらにしろ「拉致被害者」は今度は「帰郷被害者」になりそうだ。次はその子どもたちの強制帰国か。異国に連れて来られた親を持つ子が今度は郷里と言う異国に連れ帰られる。2世代に渡る。2国家による意思剥奪だ。確かに親たちのように住み慣れはするだろうし、それはそれで幸せになるかも知れないが、どうにも後味が悪い。

テクノロジー:ルートサーバーに大規模DoS攻撃も、大きな混乱なし(webが使えなくなったら最終通信手段は衛星回線か)・DoS攻撃で問い直されるルートサーバのセキュリティ(今回はセーフだったけどね)・敵の音を探知する電子布(一歩間違えると「悪用」「濫用」になりそうな予感)・好みの色にアイボを染める(レインボーになるのね(寒っ))・デジカメ画像の「消去」は消えてない (そうだったのか)

サイエンス:体内時計の「歯車」役遺伝子を発見 狂いを調整か(きっと私の「歯車」は欠けているのだろう)・脳の働きの解明に威力――断層撮影など各種新検査法(見てみたい気もするなぁ)

国内:横田さん娘、日本籍認定でも永住帰国の道見えず(「孫」まで強制帰国は...)・ピッキング対策に“穴”、玄関にドリルの穴被害急増(いたちごっこと言うやつか)・2世帯に1世帯がインターネットを利用(でも「半数以上はまだダイヤルアップ」が現実<ブロードバンドデフォルトにはまだまだ)

海外:3400匹のサソリと暮らす女性(気の済むまでヤッてくれ)・ワシントン狙撃事件関連:米連続狙撃事件の容疑者か 元軍人と17歳養子逮捕警察当局、米連続狙撃事件に関し容疑者2人を拘束米連続狙撃事件の捜査当局、男性に逮捕状(これで解決か?)・モスクワ事件人質関連:武装グループがモスクワの劇場占拠、人質なお600人銃乱射、体に爆弾巻くテロリスト モスクワ劇場人質事件(ロシアもヤヴァイ)

オヤジ向け:たわわっ! Eカップ女子高生タレント(おお、なかなか)・工藤友美、生つばものの下着姿でクギ付け(いいねぇ若いコは)

おばちゃん向け:あのアニータのサイト<ヤらせゲイシャ

【fortune:あなたの名作アニメ・タイプは?

あなたは名作アニメでいうと【花の子ルンルン】です。

あなたはとても感情が豊かで、人なつっこいタイプ。
人に共感しやすいので、どこへ行っても、すぐに誰とでもなじむことができるでしょう。
ややまわりに流されやすい傾向がありますが、世界中のどこへ行っても友人には困らないタイプです。
同情心が人一倍強く、困ったひとを放っておくことか出来ない正義感の持ち主でもあるようです。

そんなあなたを名作アニメにたとえるならば【花の子ルンルン】がピッタリ!
幸せをもたらすといわれ、どこかでひっそり咲いている花を探すルンルンは、どこへ行ってもすぐに親しい友をつくることができました。
あなたも人なつっこい笑顔を武器に、世界を駈けずりまわってくださいね。

アニメ紹介

【花の子ルンルン】

1979年より放送開始。映画にもなりました。
花の精の血をひく「花の子」ルンルンが、花の精の故郷フラワーヌ星から依頼を受けて、七色に咲く花を探しに行く冒険譚。
しかし女の子アニメなので、見所はなんといっても、毎回色とりどりに変化するルンルンのファッションと、毎回1つずつストーリーにからめて紹介される花と、その花言葉。
ちょっとオシャレな女の子のハートを釘付けにしたアニメでした。

感想:知らないなぁ。つか、フェアリーものだろうとアドベンチャーだろうとこんなタイトルやだっ!



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2002.10.25 Fri.   林檎が取持った縁
やっと週末である。昨夜の早寝効果か、アラームで起きて二度寝せずとっとと実家に向かう。風邪気味の母に代わってゴミ出しして戻ったら、本人が起きて来た。やはり私のが移ったらしく、「寝込むほど悪化はしないけど何か鬱陶しい」風邪らしい。申し訳ない。つか、いくら母娘でも貰ってくれるなよ!と言いたかったりする。

会社に向かう途中、西の空に浮かぶアラバスターのような月に向かって白い機影が右手から伸びて来て、見蕩れている間にクロスして左手に消えて行った。1分あるかないかの青と白で描かれた単純なFLASHのようだったけど、たまたまその時間にその方向を見ていて、飛行機が月近くを横切る光景を目撃したのは私だけだと思うと何だか意味もなく嬉しい。と思う私はやっぱ莫迦なんだろう。

午前中はちまちまとお仕事に励む。いつものように雑記更新して実家ランチ、午後はちょこちょことお仕事して日記作成し、本日も就業時間内更新成功。ビデオ返却に行くと、今週も狙っているビデオが貸出中だったので見繕う気力が失せ、読書もサボっていることもあり、少なくともこの週末はビデオ自粛とした。

いつもの帰宅コースとは違うので若干混んでいるのにもメゲず、その先にあるホームセンターを冷やかしに行くことにした。が、表にある花苗は暗くて検分できないわ、適当なモノがここならあるかと思ったブツは見つからず、特に目新しいものもソソられるモノもなかったので手ぶらで店を後にして別の店に向かう。

久々に寄ったらいつの間にか改装していたので驚いた。かなり商品構成を絞ったようだ。これもまた生き残り戦略なのだろうか。それでも相変わらずリーズナブルではある。で、お酢はどうも苦手な私だけど何故か好きなピクルスがあったので1瓶購入したが、ここに来る回数はますます減りそうな気がする。更に足を伸ばして別の店に寄ったものの、うっかり財布を持たずに入ったのでリサーチだけで終了。

帰宅したら「マッキントッシュ」が届いていた。正しくは「旭」と言う名の林檎である。先日書いた通り、過去ログから林檎情報を下さった方がいて、何度かメイルのやり取りしているうちに「送りましょうか?」と申し出頂いたのにしっかり甘えた次第である。暗にねだったと言えないこともないが。

それはともかく、こんな「出会い」はマカーならではだと思う。「林檎が食べたい」とwebに晒した私の願いを見つけた方がいて、たまたま北海道で「マッキントッシュ」をゲットされていたのでその旨をコメント下さり、見知らぬ人物と「分けてあげましょう」「じゃあお願いできますか?」なんて流れになったのはマカーならではの連帯感と言うか、親近感ではないだろうか。うまく言えないけど、M$ユーザー間でこんな「ノリ」が発生するとは思えない。

そして「マッキントッシュ」はとても美味しかった。掌にすっぽり収まるサイズなので、そのあまりにも素晴らしい香りに我慢できず、食後にかぶりついたのである。皮がしっかりしているので齧ると「かしっ」と音がする。「林檎を齧ると歯から血が出ませんか?」と言う懐かしのCMを思い出すような小気味良い音である。しかも店頭に神々しく並ぶ甘ったるくてやたらデカイ「ブランドもの」とは違う、林檎本来の甘さと酸味がある。思いのほかたくさん頂いたので暫くは至福の時間が過ごせそうだ。もっと生産して欲しいなぁ。

会社で使うネスケを7.0にヴァージョンアップしたので気付かなかったが、自宅のネスケ4.7を開こうとしてフリーズし、日記にタグミスがあったことを知る。7.0はIE並みに思いやりのあるブラウザに進化したようだが、私はチト不満だ。やはり旧くても、意固地でもネスケは4.Xがプログラムとしては優れていると思う。念願の複数アカウント管理できる、つまりOEはクビにできるので会社のwin98はあのまま使うとしても、自宅ではこのまま「バカ」ネスケを使うことにしよう。

お散歩から帰って文庫を開いたら娘@トイプードルが「もう寝ようよぉ〜」と全身でアピールするのに根負けし、金曜日の夜だと言うのに「早寝」することとなった。早く起きて明日の土曜後はあれこれ活動することにしよう。

今日のニュースめも:X線で見た銀河の姿から明らかになるダークマターの存在
分布図を作ったら、暗黒物質も「壁」になるのだろうか。

サイエンス・テクノロジー:週1回の魚料理が痴呆症の抑制に効果=研究(お寿司も効果アリ?)・IBM、分子の「ドミノ倒し」で動作する世界最小のデジタル回路を開発(また一歩SFの世界に近付いたか)・ストーカー被害にあいやすい「5つのパターン」(私は大丈夫のようだ)・コンドーム会社、“使い心地”の試験参加者を募集(一応最低♂1を含むペアが条件だろうな)

国内:民主党・石井紘基代議士刺され死亡 東京・世田谷(いよいよ日本の「平和」もヤヴァイか。関連記事:民主党・石井紘基衆院議員、刺殺される)・30歳以上限定売春クラブの経営者を再逮捕 埼玉県警(いくつになってもスケベはスケベ、えっち好きってことね)・踏切で追突され列車に衝突 仙台(不可避・予測不能事故だな)・早くもクリスマス気分、ホテルにイルミネーション点灯(百均だけではなかったらしい)

海外:9歳の少女、運転代役で危機一髪(大事故にならなくて良かったよなぁ)・モスクワ人質事件:モスクワ劇場占拠事件、武装グループが人質の子供8人を解放人質にストックホルム症候群…露劇場占拠(テロと言うとアルカイダまたはイスラムと関連付けようとする風潮がウザイしコワイ)・ワシントン狙撃事件:連続狙撃は組織テロとは無関係、競争の要素も 当局米の連続狙撃 容疑者逮捕、元陸軍の名狙撃手だった《米連続狙撃事件の経過》(さて次は何だ?と考えざるを得ないあたりがどうにも...)

蛇足:デミ・ムーアが映画界に復帰=「チャーリーズ・エンジェルズ2」で(吹替ビデオに決定<デミのダミ声嫌い)



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2002.10.26 Sat.   週末ガーデナー/よそのワンコと知り合う
目が覚めたのは8:30だった。娘のトイレに付き合ってから二度寝しようかと一瞬考えたのだが、週末にも関わらずそのまま活動開始することにした。私的には画期的な起床時間と言える。実家に戻ってブランチの間にお洗濯をやり出す勢いそのままに、食事中にざっと降った通り雨は上がる気配なので母と買い出しに出ることにした。と言っても週末お馴染みコースだが。

まずホームセンターで母が買い物している間に私は娘@トイプードルと共に園芸コーナーをウロ付き、花苗をいくつか見繕い、一目惚れしたラベンダー色のシクラメンをカゴに入れたまま母が出て来るのを待つ。たった数品買うだけでどうしてそんなに時間が掛かるのか問い詰めたくなるほど待たせてくれた母に「このシクラメン欲しい?」と問うと「ええ色やん、元気やし」。と言うので彼女(シクラメン)の世話係は母に決定。

次いで別の店で母が食料品を買う間に私はまた花苗やセントポーリアの培養土を物色し、私のこの園芸熱はいつ治まるのだろうと溜息付きつつ実家に戻る。そして早速ずっと気になっていたのに先延ばししていたセントポーリアの植替えに取り掛かる。6株とも気温低下に伴い、チト元気がなくなって来たのでこれで生き返って貰おうと言う魂胆である。嬉しいことに1つだけではあるが、蕾が上がって来た。母に教えると「良いコ良いコ」と撫で撫でしていた。

そして住処に戻るなり園芸作業に着手する。まずは買って来たプリムラ・マラコイデス(桜草)のピンクとローズ各2株と紫の大輪パンジー1株、少し薄い紫のヴィオラ1株と薄ピンクのアリッサムの寄植えをシメントリーに2鉢作り、旧い寄植えを解体してミニ薔薇を鉢に植替えたり、ダメモトでポーチュラカも鉢に上げ、目に付いたところだけ草引きしてからニオイスミレの株分けに取り掛かる頃には陽が差し始めていた。

確か春に買い求めたのは4-5号鉢サイズだったと思うが、そりゃもう見事にランナーが伸びて掘り返すのさえ大変なくらい乱れていた。しかもとんでもないところから根が出ているので分けるのにさえ難儀する。それはつもり鉢上げするのも苦戦することでもあり、散々手こずった末に4号鉢に3株と6号鉢に1株移植した。うまく根付いてくれると良いのだけれど。

ともかく植替えたものにたっぷり水遣りして本日分は終了。巡回して日記更新し、娘と1時間ばかり夕寝してから実家に戻り、夜ごはんとお風呂を堪能して帰宅する。CSN1の『クリムゾン・リバー』途中で娘と夜のお散歩に出てすぐに散歩中のワンコと遭遇し、結局その人懐こいコーギー&飼い主共々散歩コースを歩いたのだが、娘は終始緊張状態で、ウン○をせず仕舞いだった。

ネットをウロつきながら『クリムゾン・リバー』を見終えてから読書に移行。しかし睡魔と娘の誘惑に負けて殆ど読み進まないうちに睡没してしまった。

今日のニュースめも:天王星に21個目の衛星…NASAが発表
だんだん地球の「2個」が可哀想になって来た...

サイエンス:山岳地帯の自然破壊、深刻化…(ま、「手つかずの自然」、地球の17%だけだからねぇ。でも京都議定書が奨励する植林は害の方が大きい=伊科学者チームらしいし、人工の自然再生もまた無意味なのかも知れない)・犬はヘビメタよりバッハがお好き=北アイルランドの大学研究チームが実験(うちの娘は音楽に反応しないゾ)・男性「公衆トイレ恐怖症」 性器サイズ、主因ではないと(何か疑わしい)

テクノロジー:人気日記サイトに不正侵入(日記才人は「Bloggerは87万5000人のユーザーが利用し、掲載されているブロッグは93万件に上る」より前にクラッキング被害に遭ったぞ←自慢にならんて)

国内:48歳右翼男を逮捕【石井議員刺殺】(自己チュー犯か)・1円玉でレノン特大似顔絵 さいたま(これまた潰すのかしらん、勿体無いなぁ)・光と木炭の電動カー走る 大阪の高校生が製作(独創性があってイイ!)・家族会がヘギョンさんのインタビュー報道を批判(果たして彼女が母似でなかったら祖父母は、また国民はここまで「批判的」になっただろうか、と思ったり)・雨のタマちゃん、ゴロゴロリラックス(「拉致被害者」追っ掛けも同じ末路を辿るような気がしてならない<一時的なブーム)

海外:NY市、MSに“蝶退治”命令(やんややんや←拍手喝采中)・裁判の証言で留守の間、ダイアナ妃の母の自宅に泥棒(どこでも「火事場泥棒」はいるのね)・ホームレス、狭い公共住宅を敬遠(そりゃまぁ路上よりは「狭い」だろうけど)・アイルランド人俳優リチャード・ハリス死去(次作から誰が「校長先生」を演るのだろう)

ワシントン狙撃事件関連:「容疑者の車は殺人マシン」と当局 改造の全容が判明別の「重要証人」を手配 ワシントン周辺の連続狙撃脅迫状の全文を報道 連続狙撃事件で米紙(犯人がイスラーム信者ってのは出来過ぎのきがする)・モスクワ人質事件関連:ロシア劇場占拠事件、人質67人が死亡ロシア劇場占拠事件、武装勢力の多くは射殺(1割近くの犠牲者が多いのか少ないのかはともかく、日本だったらもっと悲惨な結末になったと思う)



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2002.10.27 Sun.   木枯らし1号/あっさりしたモンが食べたい
午前中に起床。晴れているけど風が強いようだ。実家に戻ってブランチを摂り、帰りたそうな素振りをする娘@トイプードルを宥めながら住処用に何か使えるモノはないかとガラクタ置き場を点検していて良いモノを発見した。と言っても元は私が買ったものの、あまりの手抜き下処理がたたって分解してしまったアーチの残骸である。

トレリスっぽい部分が殆どバラけている上に塗装も剥げ落ちているが、組立て直せば羽衣ジャスミンを絡ませるパーゴラもどきになりそうだと考え、まずはブラシで汚れを落とす。幸い防腐処理が効いているようで数年野ざらしだったわりには痛んでいない。補強してニスかオイルステインを塗れば何とか格好が付きそうだ。時間があれば来週平日帰宅後に塗装して、ともかく次週の3連休中に仕上げることにしよう。それまでに必要な部品を揃えておかなくては。しかし良く考えたらこれは2つ買ったので、もう一つ梱包状態のままのがあるはずなのに見当たらない。ナゼだ?

ともかくパーゴラの材料は家の裏に立て掛けておいて"冬用"ソファカバーを持って住処に戻り、強風(木枯らし1号だったそうな)で薔薇が1本倒れているのに気付いた。ピンクの蔓薔薇コンパッションである。驚いたことに根元が露出しており、しかも細根がまるでない。夏場は結構元気だったのに、もしかしたら此処にどっさり生息しているナメクジにやられたのかも知れない。何せハンギングのサフィニアもやられたくらいだから、地面に近い鉢は更に被害に遭いやすいだろう。後で薬を撒くとして、ひとまず別の鉢に植え直し、暫く様子を見ることにしよう。

ついでにミニ水仙かと思って掘り起こしたワケギのような葉付き球根の正体はムスカリかも知れないと思い直してポリポットに植え付けてみた。何せ実家でも「何でこんなところにワケギが?」と思いつつ放置していたら花が付いてムスカリと判明した、てなことが何度かあったのである。それも母も「何だろう?」と思いながら「抜くのはつまらん花が咲いからにしよう」と放っておいたと言うのだから、さすが母娘である。しかし植えた覚えのないところに生えたので「球根やのにタネが飛んだんやろか?」はナゾのままなので、もしかしたら住処のもそうである可能性がある。だろう。

さらにゼラニウムに似た葉を持ち、オキザリスのような花が咲いていたので掘り起こしてみたら、これまた球根であった。何というヤツなんだろう。取り立てて美しいわけではないが、変な所にポツンと咲いていたので目に付いたのだけど、何ならそのへんの空き地に移植するとしよう。そう言えば春に植え付けたラッパ水仙は根付いただろうか。それから挿し芽の失敗を整理したり水挿しで根が出たのを植え付けたりして本日の園芸作業終了とする。後味の良い佳作『オーロラの彼方へ』を見ながら巡回し、『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』をあまり見ずに日記を作成してから娘と夕寝後実家に戻ると母が「何かあっさりしたモンが食べたい、ラーメンとか」と言うので敢えてツッコまずラーメン屋に向かう。そして母が頼んだのはスタミナラーメンの味噌味。キムチが添えられた上に大蒜がテンコ盛りの味噌ラーメンを見たら、さすがに「どこがあっさりやねん!」とツッコまずにいられなかった。因みに私が食べたのはワンタンメンのこってりとんこつである。

帰宅が遅くなったので残念ながら「ビフォア&アフター」は見られなかったが、「世界遺産」は忘れずに見た。今回はベルギーのブルッヘ歴史地区だったが、地震が少ないからとは言え、中世の建築が当時のまま数多く現存しているので、毎日肌で歴史を感じることができるあたりに欧羅巴人の懐の深さがあるように思ったり。その中身はともかく。

その後何やら補選があったらしいが、興味がないのでマシンもTVも落として読書に励む。<シングルタスク人間

今日のニュースめも:拉致事件:蓮池さん宅に「拉致される方悪い」の手紙や無言電話
やっぱりいたか。<嫌がらせマニア

国内:“世界最大”さつま揚げ作りに挑戦…鹿児島・串木野市(私はこんな「平和ボケ日本」が好きだ)・八角みこし117年ぶりに復元 鳥取(神仏集合時代の名残とのことだが、そんな形のお神輿があったとは)・大山が初冠雪 鳥取(いよいよ紅葉狩りシーズンだな)・5000万円の金塊あわや、金庫盗もうとした跡 淡路島(盗んだところで捌くルートは確保してるのかね)・寝たきりの母親を公園に放置 容疑の長男逮捕 大阪(殺さなかっただけマシと言えるのだろうけど)

海外:モスクワ劇場占拠事件、死亡した人質は118人=報道(最悪の事態は避けられたとは言え、かなりの犠牲者を出した当局の対応は批判されて然るべきかも知れない。勿論その前にテロ行為は許されるものではないが。関連:「首都侵入」に責任論も…露劇場占拠事件露劇場占拠の若きリーダー、現実無視し過激な手法)・米ワシントンで反イラク攻撃デモ、ホワイトハウスまで行進(フセインをやっつけるためなら自作自演したりして<小薮)・アルカーイダが上着爆弾を開発か 英紙報道(たいした技術力だ、と感心している場合ではないな)・韓国農業、苦悩深まる 中国産流入も拍車、ついに減反へ(こーゆー悪いところぱ日本に付き合わなくても良いのに)

余談:ファーストインプレッション松下の光学12倍ズームデジカメ「DMC-FZ1」(でもFinePix S2Proもなかなか良さそうなんだよね。天体写真撮影性能もなかなかのものらしいし)



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2002.10.28 Mon.   メイルボックス整理/いきなり冬っぽい
ぼーっとアナログ時計に目をこらすと短針が7と8の間にあった。え゛?と焦って見直しても時刻は既に8:00前。着信もなかったので実家アラーム、別名母も寝坊中と見た。ああ無情(違)。

サボっても良かったのだが一応出社することにして、1時間遅れで義務に就く。適当に捌いたところでOEからインポートしたネスケ7.0メッセンジャーのメイルボックス整理に取り掛かる。以前はある程度差出人毎に分別していたのだけれど、OEにしてからは面倒で「nikki-female」と「nikki-male」に大別していたのである。そして各ボックスには数カ月で約2000通くらい溜まっており、全て「未読」扱いになっている。ハテ、どうやって整理すれば一番手っ取り早いのだろう。

とにかく「既読」に変更し、チマチマと差出人/アドレスで検索をかけてボックスに移すと言う、ヒマな作業に1時間ばかり費やして「nikki-female」は取り敢えず整理できたので「nikki-male」は明日の暇つぶしとする。物凄く「超初心者な私」を痛感して暫し落ち込んだことを告白しておこう。

雑記を更新してランチに出る。本日は日射しはあっても空気が冷たくて寒い。のでモダン焼きが食べたくなったのでチャリで近くの店に向かう。ヴォリューム満点だったけど、熱くて旨かった。ああ、温かいものが嬉しい季節になったのだなぁと思う。食べ終えて会社に戻る頃に山の方の空を見ると黒っぽい雲が拡がっていて、本当に冬のような感じがした。ところで秋はいつ来て、どこへ行ってしまったのだろう。終業前に日記を更新して帰途に着く。風が強くて寒い。何だか寒気がするのは気のせいだろうか。

実家に戻っても悪寒は続き、背中がゾクゾクして来た。風邪がぶり返しつつあるらしい。と言うのでお風呂は足湯と言うか、腰湯で我慢して帰宅。どうも今夜は予報より冷えそうなので玄関に置いている胡蝶蘭とポーチュラカを室内に収容し、やめようかと思いつつ娘@トイプードルと散歩に出るついでに屋外の鉢にはポリ袋をかぶせて過保護気味の防寒対策を施しておいた。そろそろ小型の室内用ビニールハウスを手配しなくては。

寒いので早めにマシンを落とし、ベッドで読書しようとしたら、娘が布団の中に入って来た。どうやら本気で冬到来のようだ。

今日のニュースめも:APEC首脳らの夕食会場ドームつぶれる ホテルへ変更
メキシコの不手際もナニだが、「アジア太平洋経済協力会議」の存在価値または意義を象徴しているような気がしないでもない。<意味ナシ

テクノロジー:増えるサイト削除要求、言論か権利侵害か(報道や小説でもプライバシー侵害が問題になるのと同じことか)

国内:横浜市の人口、350万人突破 茨城県上回る(例の「台帳」効果か)・猛獣と3センチの距離でご対面 札幌市円山動物園(シロクマ観察ドームもあるんだっけ?動物が「見世物」になるのはナニだが興味深い観客サービスだ)・ニュース番組人気で芸能リポーター困った(それはニュース番組がワイドショー化し、記者がリポーターになったと言うべきではなかろうか)

海外:イタリア・エトナ山が噴火、火災も(富士が噴火したらどうなるだろう、と思ったり)・アフガン・カンダハルの米軍基地で爆発=住民(まだまだ政情不安定)・モスクワ事件関連:ロシアで劇場占拠事件犠牲者を追悼、使用ガスには疑問の声も人質ガス中毒死、秘密主義が適切な解毒治療阻む「国民服喪の日」、市民が追悼ミサ モスクワ劇場占拠(どうも必要以上の犠牲を出したようだな)

余談:ハリー・ポッターのD・ラドクリフ「3人のきずなは永遠」(ハーマイオニーちゃんも大人っぽくなってしまったなぁ)

【fortune:幻想占術館

4、白〜個性・特異性

 「アルビノ(白子)」というものをご存知ですか?

 生まれつき、メラニン色素を持たない人(又は動物)のことです。人間にも、他の動物にも、この症状は現れることがあります。こうした人や動物は、やや病弱なことが多いともいわれますが、基本的には他の者と変わりません。でも、ただその色が真っ白(場合によっては、体の一部だけが白くなることもあるそうですが)なだけで、その存在は非常に目立ってみえます。ひょっとすると、「天使」というのも、アルビノの人がモデルになっているのかもしれません。

 で、本題に入りますが、「個性」というものは、かたちこそ違え、こうしたものではないでしょうか。

 他のことは同じなのに、自分のある部分だけは、周りと違う。他人との様々な接点を探していくと、そこだけ、自分が周りと異なるものをもっていることがわかってくる・・・。「アルビノ」の例のようにあまりにもはっきりとしていなくても、そうした部分を持っている人は多いと思います。

 そして、そうした部分は、自分を周囲から浮き上がらせてしまいます。そのために、自分のそんな部分を隠してしまう人も少なくないのではないでしょうか。

 しかし、それは、やはり多くの場合、あなたのどこかを歪ませてしまう危険があります。どうしても周りと違ってしまう点。それは、あなたにとってそれが重要なものであるからこそ、そうなってしまうのでしょうから。

 これから少しの間でも、その自分の個性・特異性を受け入れてくれる人を探してみる努力をしてみるのも、一つの手段ではないでしょうか。今までにそうした部分を隠してきた人には、特にそれをお勧めします。これまでそれを受け入れてくれる人がいなかった分、そうした相手を見つけた時の喜びは、またひとしおでしょうから。

 ただ、やはりそうした相手は、相当幅広く探さなければなかなかみつからないもの。ただ、今はそうした手段が数多くあります。例えば、自分のそんな部分を活かして、何かのかたちにし、インターネットで発信してみるというのも一つの考えです。

 とりあえず、何かをはじめてみる。それが大切なように思えます。

感想:よくわからんが「ユニークさを活かす何かをしろ」と言うことかしらん。もんもん♪(←パクリ)



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遅ればせながら
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2002.10.29 Tue.   喉が痛い/「Greybeard/Brian.W.Aldiss」
携帯アラームで目が覚めたけれど何だかカラダがダルイ。どうやら微熱があるようだ。しかも扁桃腺が腫れているのか、唾液を飲み込めないほど喉が痛い。と言うので本日はサボる決意を固めて二度寝に突入して間もなく母アラームが鳴った。休む旨を伝えようとしたら声が出ず、喉を押さえて発声した。これでは出社しても電話には出られない。休むのが正解である。

と言うので一旦実家に戻り、会社に連絡をして朝食を摂る。が、喉が痛くてパンを飲み込むのもキツイ。殆どコーヒーで流し込み、とっとと娘@トイプードルと住処に戻ってベッドに倒れ込む。そして数時間後に起きた時には微々熱程度になっていた。しかし喉の痛みはあまり変わらない。寝ていただけなので空腹感もない。冷たいお茶を飲みながら少しネットをウロつき、読みかけ文庫を開く。読了後またベッドに戻る。

まだ明るい間に起きて実家に向かう。昼間は晴れていたのに、夕方になって雲が出てきたらしい。相変わらず少々風があり、空気が冷たい。今月始めはそうめんとか冷茶とか冷たいものが良かったのに、ここ数日は鍋焼きうどんやおでんが恋しくなった。しかも実家では扇風機を片付けた途端にコタツが登場した。同じ月とは思えない気温差、季節の激変で、私同様体調を崩している人は多いのではなかろうか。夏から冬への繋ぎである秋がないからだ。自己管理能力の有無は別にして。

今夜はおでん。母もまだか風邪が完治していないので温かいものが嬉しいのである。ホクホクのおジャガや大根がンマイ。体の内から温まったところで今夜もゆっくり腰湯に浸かり、足先まで充分温もってから帰宅し、日記を作成・更新する。明日は休みたくないので念のため夜のお散歩は中止にして早めにベッドに移動し、未読文庫を開く。今夜も娘は布団に入って来た。寝息を聞いていたら私まで眠くなってのでやや早めに消灯した。

今日のニュースめも:切り裂きジャック、正体は著名な画家か パトリシア・コーンウェルが解明
英国の「ジャック・ザ・リッパーの正体」は日本で言うところの「邪馬台国はどこにあった」論争のようだな。

サイエンス:ワインの新たな使い道…消毒薬を開発中 オレゴン州(「酒は百薬の長」と言うけど先日見た「地球号」ではワインを燃料にして車を動かしてような)・地球温暖化、穀物市場にも影響!?豪雨以外にも病虫害など−アメリカ(そりゃ環境が変われば適応性の高いヤツが残るし、進出するだろう)・ゲノム:細菌から多細胞の昆虫に移転 東大など初めて確認(よくわからんが、細菌のDNAが「水平転移」するらしい)・H2Aの4号機を公開(巨大花火になってくれるなよ)

テクノロジー:AOLに無料CD100万枚を突き返すキャンペーン (CNET)(爆笑)・留守宅の異変、携帯でキャッチ KDDIが新サービス(それでも泥棒は入るだろう)・ハリポタマークが浮き上がる魔法の眼鏡レンズ(売れそうな予感)・オウムがサイバーテロ計画−CIA文書 米国攻撃を企図するサイバーカルト(そう言えばオウムはまだ国際的な「テロ組織」なのだった)

国内:授業中に教師がわいせつメール、PC誤操作で生徒閲覧(アホなやつ)・高松の繁華街にイノシシ(ウソみたい)・長野・大町で積雪、10月では14年ぶりの大雪注意報(ウソだと言ってくれ)

海外:アラブ誌、ビンラーディンの「遺書」掲載(本当に死んでいるのだろうか?)・目の前で忽然と姿を消したコルベット(マンガみたい)・ハロウィーンの仮装、今年のトレンドはファンタジー(お祭り騒ぎは良いのだが、仮装に乗じた犯罪も心配だ)・露劇場制圧 ガスの正体は?(関連記事:特殊ガスに麻薬混入の可能性英国では新兵器説も)

余談:サッカー=GKカーン、ディスコ遊びで罰金の見通し(サエない話題ばっかし<カーンさま)・ASAHIネットのトップページをデザインしてください(なかなかイイ企画かも)・Earth's Richat Structure(CG、だよね?)

【book:グレイベアド−子供のいない惑星−/ブライアン・W・オールディス】

アルジャーノン(アルジー)・ティンバレンが妻マーサと スパーコットにやって来てから11年の歳月が流れ、彼はその容貌から<灰色ひげ>と呼ばれるようになっていた。スコットランド人の攻撃や他地区の住民からの襲撃に備えて防備体制を布いていた冬枯れの川を船が下って来た。彼らはいたち群に襲われて上流にある隣村から逃げるところで、まもなくこの村に来襲するだろうと言い残して下流に向かった。

村人たちが対岸に避難しようとする混乱に乗じて灰色ひげ夫婦は隣に住むチャーリー・サミュエルズと彼の狐アイザックと共に村を脱出する決意をし、途中で会ったトゥインとベッキーのトーマス夫妻と船で川を下り始め、仮の宿とした村で罠漁師ジェフ・ピットも同行することになった。

アルジーとマーサはワシントンで結婚し、オクスフォード郊外の工場町カウリーから逃亡してスパーコットに足止めされたのだが、ピットは当時彼らの所有するトラックを奪う命令を受けていた軍人で、チャーリーは<子さらい>作戦でアルジーと生死を共にした仲だった。

1980年に起きた<変事>で大型哺乳類は生殖機能を失い、その後生まれた遺伝子異常のモンスターは処分されたが、やがて彼らに未来を求めて子供を奪い合う戦争が勃発して世界は混乱を極め、やがて各地は無法地帯化し、更に疫病に襲われ次第に各々孤立し、子供のいない惑星に残った人類の平均年齢は70歳を越え、生態系も地理も変貌して行った。灰色ひげは人類の滅亡過程を記録するDOUCH(全世界現代史記録保存協会)のメンバーだった。

*****

登場人物にアルジャーノンとチャーリーが揃っているので何となく驚いたのだが、本作及び著者とダニエル・キイスまたは「アルジャーノンに花束を」とは直接関係はないものと思われる。何せ本作の舞台は終末の英国、それも想像するのも怖ろしいジジババしかいない世界である。

子どもが産まれなくなった原因は核兵器にあり、要するに地球全体が放射能を浴びて生殖機能障害が発生したと言うことが徐々に明かされるのだけれど、1964年当時では傷付いた遺伝子が正常に戻る、それも50年やそこらで機能が正常化されると考えられていたようで、そのあたりは少々違和感を覚えるが、現に地球の人口は限りなく高齢化進行中なので、「ジジババだらけの世界」になる日が来ないとは言い切れないだろう。

次の世代がないとなると、やはり生きる意味や働く意義を見失う人が大部分で、住まいも何もかも手入れなど放棄され、荒れ果てて行くであろうことは容易に想像が付く。子どもがいないと世界は華やぎも失うだろうけど、しかし90歳のジジババにすれば70歳は「今時の若いモンは」となるだろうし、何より近頃の60-70代ときたら下手すると20代より元気なくらいだからして、英国の冬景色ほど陰鬱にはならないような気がする。

それにしても「スコットランド人がやってくる」と言う発想をするのは、イングランド人とスコットラド人は代々対立して来て今だに心底打ち解けていないとことを示唆しているのだろうか。何となく関東大震災が半島人の仕業だと考えて野蛮な愚行に走った当時の日本人的感覚と近いような気がするし、どちらも今尚わだかまりを持ち続けているのは、恐らく事実だろう。本題とは逸れるが、しかし本作の底辺には民族対立があるように思えた。
(創元SF文庫)



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2002.10.30 Wed.   ヤヴァかった
睡眠は足りているはずなのに眠くて堪らない。尤もベッドを抜け出せないのは冷え込みのせいもあるかも知れないし(5.9℃だったらしい)、まだ微々熱があるせいとも考えられるが、昨日半分サボリで休んだため、気分的にダラけているだけの可能性が高い。要するにチト寝過ごして焦ったのである。

しかし昨日に比べると喉はかなりマシで、いちいち喉を押さえなくても食べ物を飲み込めるまでに回復している。どちらにしろ本日はヤることがあるのでサボることはできない。何よりダラけたら元に戻すのがシンドイ。と言うのでちょっと遅れて出社し、メイルボックス整理は翌日回しとする。

ボチボチお仕事して雑記更新、そして自宅ランチに往復し、提出期限が近付いたデータ作成に取り掛かる。そのデータの発送手配をしている時に受取側から電話が入り、何と私が期限を1日勘違いしていたことが発覚した。要するに中1日早めに出すつもりのデータ到着が期限ギリギリと言うことである。ああ、ヤヴァかった。

その後は特に問題なく、日記も更新して本日の義務終了となったが、それにしても何故日付を間違えていたのだろう。とにかく間に合ったのだからヨシとしよう。とアタマを切り替えたところで直帰しても特にすることのない実家ではなく住処に戻る。乾いた花鉢に水遣りしたり(本当は夜間の水遣りはあまり良くないのだろうけど仕方ない)、屋外に出していたのを室内に収容したり、少し文庫を読んでから実家に向かう。

夜ごはんとお風呂を済ませて帰ろうとしたら、いつもは玄関で待機している娘@トイプードルの姿が見当たらない。そう言えば一度トイレをさせて中に入り、私が洗濯物を干している時に2階に上がって来たっけ、と思って階段を見に行くと、果たして娘はいた。しかも踊り場で首を傾げるばかりで下りて来ようとしない。こう言う時はヤヴァイのだ。アレは何か悪さをした場合の反応である。そしてオシ○コはついさっきしたところなので、ヤったとしたらウン○だろう。

まさかなぁと思いつつ念のため母と2階に上がり、娘が入ったはずの弟の部屋の点検をすることにした。フローリング床の保護色ブツを踏まないよう、足元に気を付けながら主のいない部屋を覗き込む。ざっと床を見回したところ、異物はなさそうだった。が、しかし、安心するのはまだ早かったのである。

ベッドの上に2切れ乗っていた。それも必ずカラダのどこかで潰すであろう地点に狙いを定めたかのような絶妙の位置に。

実は娘は弟のことは好きではない。飼い主同様、苦手としている。私に助けを求めてしがみついているのに「ここに来い」と呼ばれ、しかも無視するときつく怒られる。私が弟の大声にビリビリしているように、娘は彼が怖いのだ。しかし見事なポイントにウン○するほど嫌いだとは知らなかった。母と私とで手分けしてブツやベッドの始末をしながら2人とも涙を流して爆笑していたのは弟にはナイショである。しかしアレはかなりヤヴァかったぞ。もしグチュとイッてたら、弟は娘を袋叩きにしただろう。断言する。

大笑いしてスッキリして帰宅し、何となくゴソゴソしてから読みかけ文庫を少し読み、そこそこの時間にベッドに移動する。今夜は冷えていないのか、娘は布団の上で寝るようだ。ちょっと寂しい。

今日のニュースめも:インド科学者、地球外生物の痕跡を発見か
やはり「知的生命体」でないとソソられないなぁ。

サイエンス:ベトナム戦争のつめ跡深く〜兵士の脳への影響、調査で判明(湾岸戦争・アフガン制裁も然り、だろう)・スプートニク2号に乗った犬、実はすぐに死んでいた(今考えると生きているはずがない、とも思う)・クジラに被害懸念の海底探査に中止命令 米国(鯨には優しくイスラームには厳しい国なのね)・ナポレオンは「病死」、毒殺を否定 仏の専門家が分析(でも毒殺説は続くと思う)・あわれマングース、沖縄で大駆除作戦 ハブ、野ネズミ駆除せず、希少種襲う(放したのは人間だろうに)・地球温暖化の効果は? ケナフ論争…推進派と日本生態学会で対立(勝手にやってくれ)

テクノロジー:赤面するロボット開発(何か気持ちワルイかも)・サンフランシスコへの生物化学兵器攻撃をシミュレート(現実にならないことを祈る)・スピード監視カメラは目立ちすぎると効力なし!?(バイパスでも自然減速してるもんなぁ)・道路に「チョウ」張る マイクロソフトへの罰金は……(たったそんなけかいっ!?)

国内:直径140メートル巨大な円形ビル建設中 東京・豊洲(私は迷子になる自信がある)・道幅狭めて渋滞解消へ 渋谷・公園通り(解消するんだろうか)・「一日も早く子どもの返還を」と地村保志さん(個人的には一度北に戻って親が子をきちんと事情を説明して帰国を説得すべきと思う)・「孫を返せ」−横田夫妻が北にメッセージ(「返せ」は何かおかしいと思うのだが)・日本海でエチゼンクラゲが異常発生(ダイバーは喜んでいるらしいが)・80歳女性が強盗を撃退(すげーババアと言うべきなのか、だらしない強盗と言うべきなのか)

海外:特殊ガス、麻薬系の鎮痛剤を混入か 人質事件で米紙(劇場占拠事件で使用のガスはCO2?独の医師が新説もあるが、ロシア世論調査、85%がプーチン大統領の対応支持らしい。情報操作されているのだろうか)・サケ釣り初心者、史上最大の大物仕留める 米国(名古屋在住♀webデザイナーの体重と大して変わらんやん)・クマ、民家でくつろぐ アラスカ(シャワーを浴びたりバスローブで顔を拭くなど?クマが?)・「欧州合衆国」名前がイヤ? EU呼称変更案に批判(せめて「連邦」にしようよ)・12歳の少年、兄の身代わりに――強風で倒れた木の下敷きになり死亡(合掌)



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2002.10.31 Thu.   予報通り雨/『To Wong Foo, Thanks for Everything, Julie Newmar』
何やらいつもの「ねぇ、起きてぇ」風鳴き声ではない娘@トイプードルの「きゅうん」で起こされる。ふと見ると娘は布団とその上に掛けている薄いカバーの間で悪戦苦闘していた。決して私が悪戯したのではないけれど、あまりにも見事にカバーを巻き込んでくるまり、その結果外に出られず困惑しているシルエットを見たとたん、吹き出さずにいられなかった。

今朝もやや冷えている。月初めは1ヶ月前の暑さ、月末が1ヶ月後の冷え込みらしいから平均すれば10月の平年並み平均気温になるのか知らないけど、それにしてもこの落差は何なんだ。激し過ぎる。とブツクサこぼしながら出社し、通常業務を適当に片付ける。雑記・日記とも就業時間内に無事更新して帰途に着く。明日から霜月か。いよいよ年末だな。(違)

週末の下準備と言う口実でホームセンターに寄り道し、コタツ布団欲しい、けど何でこんなキャラとかファンシー柄ばっかなんだ、掛布団だけで良いのに掛敷セットばかりなのは陰謀か、どうしてこんなもんがこんな値段なんだ、と散々ココロの中で毒づき、小さな部品だけ購入して実家に戻る。と、ちびがいた。

母が食事の準備をしている間だけちびの相手になってやったのだが、どうやら彼も風邪気味らしく、油断するとハナ水がタレるようだ。しかも拭いてやろうとすると嫌がるので困る。が、先日お風呂に入れた時に片側を押さえて「ちーん」するワザを教えてやったのを思い出し、「自分でちーんする?それとも押さえげよか?」と訊くと「押さえて」。と言うので何度かハナをかませてやった。「そんなイキオイつけたら脳ミソが出て来るで」とキョーハクしながら。

で、弟とちびが撤収して静かになったところで夜ごはん、それからお風呂。そして実家にケータイと読みかけ文庫を忘れたことに気付いたのは、住処に戻って天気予報通りに雨が降り始めてからだった。一晩くらい読みかけ本はナシでも済むが、ケータイ即ち目覚ましがナイのはかなりヤヴァイ。仕方がないので車を出して実家まで往復し、外に出たついでに天然シャワーが当たるよう花鉢を動かしておいた。今夜はそれほど冷え込んでいないので、ちょうど良い水補給になるだろう。

せっかく持ち帰ったのだからと文庫を開いたものの、最初はチラチラ見ていたCATV映画に釘付けとなり、結局最後まで見てしまった。

今日のニュースめも:宇宙誕生直後にできた星を発見 金属をほとんど含まず
何億光年の距離にある、つまり何億年前にできた恒星かを知りたい。

サイエンス:高温調理食品に発がん物質(ポテトチップス不買運動でもヤッてくれ)・60年代の生物化学兵器実験を認めた米国防総省、湾岸戦争時にも疑惑(さもありなん)・農薬でカエルが雌化 環境ホルモンのアトラジン(人間にもその兆候があるのではないだろうか)・長期記憶の能力、2歳頃から 米チームが急速な発達解明(急速な忘却はいつから?)・糸静断層評価:M8予測、広い範囲で震度6弱以上の激しい揺れ(あの震災だけでもう充分)

テクノロジー:インターネット経由の「触覚」共有体験が可能に(オンラインゲームなんかにも応用できそうだなぁ)・アーミーナイフと携帯電話が合体(危なくないか?<機内持込可っぽい)

国内:コウノトリよ、大空へ 東西で放し飼いや野生化を計画(素晴らしい!←無理だと思ってる)・ブルセラの進化系、“生セラ”を初摘発(買うヤツもナニだが、売るコも店も「とほほ」だわ)・この世に摩擦がなければ 「白紙答案」が正解 (わかって白紙だったのか、わからなくて白紙だったのか難しいところだな<正解者)・受刑者死亡:府中刑務所などの保護房で5人 監獄人権センター(何か気になる<拘置米兵は優遇されてるらしいのに)

海外:14歳からの結婚可能に ロシア(源氏の世界だ)・「Got Milk?」市誕生か(「牛乳振興市」ってとこだろうか。それよりはめざせハリウッド市“独立”、住民投票への方があり得る、カモ)・米政府:「米のイスラム教徒は自由です」 テレビ広告を制作(なーんかすっげーイヤーな感じ)

えーごにゅうす:Dead But Awake: Is It Possible?(私は「yes」と思う)・Mac O'Lanterns Light Up Halloween(ハロウィーン企画)

【CSN1:3人のエンジェル】

今年度のNYドラッグ・クイーンの座に輝いたヴィーダ(パトリック・スウェイジ)とノグジーマ(ウェズリー・スナイプス)はハリウッドで開かれる全米コンテストに出場することになったが、落選したチチ(ジョン・レグイザモ)が落ち込んでいるのを見かねたヴィーダは3人でハリウッドに行くと言い出した。

そして航空券をジョン(ロビン・ウィリアムス)に換金してもらい、1967年製キャデラック・コンパーチブルで陸路ハリウッドを目指す道中でヒスパニックのオカマぼうやを立派なドラッグ・クイーンに仕立てようとする年長の2人とチチは対立しながらロングドライブを続けていたのだが、ヴィーダが悪徳保安官(クリス・ペン)に詰め寄られ、彼を突き飛ばしてしまう。3人は白人警官を殺してしまったと慌てて逃げるが、"死体"の傍らには大きなサイズのミュールが残されていた。

ところが車がエンストしてしまい、チチがヒッチハイクしたボビー・レイ(ジェイ
ソン・ロンドン)の車でSnydersvilleと言う小さな村に案内され、部品が届くまで足止め
されることとなった。誰にでも親身になるヴィーダは滞在先となったキャロル・アン(ストッカード・チャニング)が夫のDVに耐えているのに歯がゆい思いをする。また何かにつけて構いたがるヴィーダと対照的に放任主義のノグジーマは夫に逃げられてから口を利かなくなったクレア(アリス・ドラモンド)とひょんなことから親しくなる。

やがて彼らは徐々に村人たちに打ち解け、寂れ果てた村に活気が漲って行く。だが折しも「苺祭り」が始まる時になってセクハラ保安官が現れて、彼らに「悪影響を及ぼすオカマ」に出頭を命じる。

*****

フタを開けてみれば結局良くある「ハートフル・ロード・ムービー」なのだが、カマ好きの私はついついマッチョなオッサンたちのド派手な女装に見入ってしまった。何せあの『ブレイド』のウェズリー・スナイプスの女装である。見ないわけにはイカン。って、実は途中で気が付いたのだが。

「おばさん」性格のヴィーダと色気に走るチチ、そして我が道を行くノグジーマと3者3様の性格、コスチューム、当然衝突があり、また過去や事情も抱えている。そのあたりにやや重点を置いた前半はややかったるいが、村に着いてからは「お約束」とは言え、かなりイイ展開に一転する。不覚にも私は何度か吹き出し、ラストあたりはほろっとさせられてしまった。

まぁあんなマッチョなオカマはあまりいないだろうし、何よりバレないはずはないと思うが、とにかく3人の「熱演」振りは見事である。内容のないようなストーリーだし、C級作品なのだろうけど、私はかなり気に入った。邦題はキャロル・アンがヴィーダにかけた言葉からだろう。見た後はそのタイトルにナットクできる。ラストはもうちょっと華やかな盛り上がりが欲しかったかも。

因みにタイトルにあるJulie Newmarは彼らの憧れ・理想らしく、本人が本人役で出演している。Wong Fooに関してはチェックしていなかったので不明。
(1995年アメリカ映画109分)



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