"2004年08月" archive
8 31, 2004
GMailの招待権をget(こうさぎ)
きょうは、がらにコメントスパムすればよかった?
できょうはここでチャットに発明しなかった?
*このエントリは、こうさぎの「かぐら」が書きました。
『情報セキュリティ人材育成 公開講座』、四日目&五日目。
オーノー。講義を受けてから3日も空いちゃった。こういうのって、その日のうちに書いておかないと、内容を忘れるし感動も薄れちゃって駄目ぽ。
四日目。前日までとうってかわって、この日は技術的な話題が中心。面白かったのは小柳和子氏(情報セキュリティ大学院大学教授)の『セキュアOSの動向』。うにくす系OSのラフでおおざっぱな権限管理の仕組みを改善し、より詳細かつ厳密な権限管理の機構を実装したOSをセキュアOSと総称する。まずセキュアOSの現状を概説し、続いてその実例として、"SE Linux"というセキュアなlinuxの仕組みを具体的に見ていく、という内容。プレゼントしても良くまとまっており、面白かった。
セキュアOSにもいろいろあるが、紹介されたSE Linuxは既存のりなくすへのアドイン的な代物であるらしく、それまで使っていたプログラムをリコンパイルなしで使えるなど、意外と容易に導入できるようだ。また、詳細なアクセス制御のルールを詳細に指定していく必要があり、設定が死ぬほど難しいのだとか。ふうん。勉強になります。
千葉雄司氏(日立製作所システム開発研究所)の『Secure Programming』も良かった。既に知っている内容が中心ではあったが。
この日感じたことだが、公開講座ということもあって、受講者の階層が雑多で統一されておらず、その知識レベルには非常にばらつきが大きい。よって、どうしても基礎的な知識から触れて行かなくてはならず、その分野についてよく知っている受講者だと、物足りなさを感じる部分があるのではないかと思われた。たとえばネットワークセキュリティを扱う講義では、「ポートとは何か」というところから話を始めるわけだ。たった90分の講義で、そこからスタートしていたのでは、どうしても深いところまで行けないということになる。公開講座というスタイルを考えると、まあ、これで良いのだとおもうが。
五日目。暗号や認証の話は頭を使わされるので疲れる。この日おもしろかったのは板倉征男氏(情報セキュリティ大学院大学教授)の『生体認証システムとDNA個人識別の将来性』。バイオメトリック認証はいま盛んに実用化が試みられていて熱い分野である。意外だったのは、指紋にしろ、虹彩にしろ、各種認証手法の識別精度の低さ。たとえば指紋による認証の場合だと、識別制度はたったの1/500,000しかないとのこと。世界におれと指紋の一致するひとが1万人はいるということになるわけで、そんなに低いのかとびっくりした。顔型だとたったの1/1,000。調布市だけでも200人もいることになるぞ。パターンマッチングの不安定性がその原因であるらしい。大変だな。
で、DNA認証である。DNAの場合、最初からデジタルな情報として扱える(AGCTの塩基で構成されてるから)こともあり、他の手法を圧倒する高い識別制度を実現することが可能だ。わーい。しかし、現在の技術では照合に数時間かかり、コストも高く、まだまだ研究段階であるとのこと。また、DNAの利用については倫理的な問題も大きい。こっちも大変だなあ。
……というわけで、以上で公開講座の全日程が終了。最後に、このような優れた講座を受講する機会をくださった中央大学に、改めて感謝を表します。
8 30, 2004
Creative Commons Search(via Google Blogoscoped)
おもしろい。
Creative Commons Search engine
http://search.creativecommons.org/
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8 29, 2004
忍者TOOLSを使ってみる
最近Webサーフィンしていると、こんな小さなアニメーションGIFを目にすることが多い。
忍者TOOLSとかいうサービスのロゴらしい。チャットやらカウンタやらを無料で提供している。で、ここが提供しているアクセス解析のサービスがなかなか高機能だ。タダで使えるアクセス解析ツールとして有名なものにはanalogやwebalizer、尾内研Webサーバでも使っているawstatsなどがあるが、これらはアクセス解析ツールというよりもアクセス統計ツールといったほうが適当で、Webサーバのログを単に集計して見やすく表示してくれるという感じ。それより一段上の、たとえばユーザごとの経路追跡や、閲覧時間の集計といった機能を使おうとすると、有料のサービスを使わざるを得ないというのが現状だ(……と思う、たぶん。)。で、この忍者TOOLSであるが、かなり限定的ながら経路の集計ができたり、ユーザごとに何回目の訪問回数をカウントできたりと、無料としてはすばらしい機能である。さっそく使ってみた。
ここからログイン。
http://hoge.shinobi.jp/hoge/
アカウント名shin@windy.ac, パスワードpasswordを入れると「今日の井原」のアクセス解析をご覧になれます。勝手にパスワード変えたりしないでね;-)
8 28, 2004
GMailの招待権をget、その顛末。
GMailの招待権ですが、結局、研究室内ですべて消費されました。前のエントリにコメントをくださった方々、ごめんなさい。また招待権を貰えることがあったら、そのときには、このblogで欲しい人を募集することがあるかもしれませんです。
コメントスパム対策、第二弾
半年くらい前にもコメントスパムに悩まされたことがあり、そのときはhidden属性の変数を追加してcgiでチェックするという対策をした。当時はこの対策がすばらしい効果で、ほぼ完璧にコメントスパムを排除できていたのだが、最近になって再びコメントスパムの襲来を受けるようになった。いちいち削除するのが鬱陶しくてうんざりする。ほんと、spammerはゴキブリにも劣る最下層のcreatureだ。死んで欲しい。
こういうのは新しい対処法が発明されては覆されての鼬ごっこですな。MovableTypeの新しいバージョンでは、コメントを即座に受け付けずに、管理者の承認を通すという設定が可能になったらしい。コメントスパムの排除という目的からすればもっとも効果の高いやり方なのだろうが、管理者の負担が増すしコミュニケーションの速度が落ちるのが宜しくないとおもう。
で、尾内研blogとしての対策。当初はMTBlackListというプラグインを入れることを考えたのだが、森本先輩の研究に支障が出る可能性が多少なりともある(?)ことと、投稿禁止listの更新をするのが面倒そうなので回避した。現在尾内研Webサーバにあるblogはどれも日本語onlyなので、日本語が含まれていないコメントは弾くという日本限定ながら効果の高いらしい対策を取ってみた。これでコメントスパムが減ると良いのだけど。
8 27, 2004
Blog Search Engines @WebLeOn's Blog
blogサーチエンジンのリスト。すでに30を超えてるんですね。いったい何時の間に。
Blog Search Engines @WebLeOn's Blog
http://blog.comego.net/2004/08/blog-search-engines.html
8 26, 2004
『情報セキュリティ人材育成 公開講座』、三日目。
三日連続で遅刻。いい加減にして欲しい。院生になって以来、きわめて怠惰な生活を送っており、そのせいか、朝7時に起きるのも辛くてたまらないし、一日に5コマの講義を受けるのも難しくなっていてとてもまずい。朝起きれないのは元からだからいいとして、集中力が続かなくなっていて、3コマ目あたりから脳味噌のコンディションが明らかに下がってくるのがちょっとアレだ。この調子だと、社会人になったときが心配。
今日のテーマは電子投票だった。5限すべて電子投票ネタ。本来なら電子投票は、明らかにそこまで重視して扱うネタではなく、これは中央大学がいくつかの企業と組んで電子投票システムを作っていることによるのだと思われる。
ぼくは今まで「電子投票」に対しては漠然としたイメージしかなく、それは「自宅にいながらにして、自分のPCを使ってインターネット経由で投票ができて、楽ちんでhappy」というようなものだった……のだが、実際には、たしかにそういった光景がある種の理想としてあることは確かであるが、そう簡単にはいかないようだ。ぼく自身よく理解していないのだが、なんでも、立会人なるものの役割を電子投票のシステムに組み入れることが困難であるという。NECソフトの某とかいうひとが話していたことだが、氏は「現実的には、投票所を無くすことはできません」と言っていた。自宅で投票ってのは、(少なくとも短期的には)実現し得ない絵空事っぽい。残念だ。
アメリカでは、先の大統領選(ゴアとブッシュが僅差で競って、さんざん揉めたあの選挙)の反省から、電子投票システムの導入が積極的に進められている。投票・集計のプロセスを電子化することによって、無効票を減らし、集計を速く確実なものにしようとしている。電子投票の導入のために割かれた国家予算の累計は、4,000億円にも達しているのだとか。それに引っ張られるかたちで、すでに推進されていた『e-Japan計画』の影響もあって、日本でも電子投票に注目が集まっている、という流れらしい。
研究室に戻ってから、Googleで関連する情報を検索していると、PC Viewにおもしろい記事を見つけた。興味のあるひとは参照してみてください。
電子投票――今後の展望と現状の課題
http://www.pc-view.net/Solution/031218/
『情報セキュリティ人材育成 公開講座』、二日目。
昨日に続いて二日連続で遅刻。うっかり二度寝してしまった。アホか。1限の堀部政男氏の『個人情報保護法』をまるごと聞き逃す。
2限以降であるが、今日の話題が法律、監査、経営といった関心の薄いところに置かれていることもあって、寝不足と相まっていまいち頭に入ってこない。前の方の席に座っており、眠ってしまっては講師に失礼に当たると一所懸命寝ないように頑張っていたのだが、それでも数回軽く寝ちゃったような気がする。ごめんなさい。
帰りに水道橋駅で不細工な顔をした集団が「プロ野球1リーグ制反対」の署名を集めていた。暇な奴らだ。
8 25, 2004
P2P勉強会と研究室の合宿がバッティングしてた
向こう数週間の予定を整理していて気づいたのには、tomoさんのP2P勉強会と、尾内研のゼミ合宿の日程が被っている。ぎゃあ。ゼミ合宿をすっぽかすことはちょっと出来ないので、泣く泣くP2P勉強会をキャンセルさせて頂くことにしました。残念です。またこのような機会があったら、そのときはぜひ参加します。
GMailの招待権をget
なんか気づいたら発生してました。しかも6人分も。
手始めに研究室にいた先輩2人をinvite。のこりは4人分。さっそく研究室のメーリングリストに「GMailのアカウント要らない?」ってメールを投げました。研究室内で消費し切れなかったら、このblogで欲しい人を募集したいとおもいます。
『情報セキュリティ人材育成 公開講座』、初日。 (2/2)
3限 『情報セキュリティ法制の体系』 林紘一郎氏(情報セキュリティ大学院大学副学長)
林氏はとても上手いプレゼンをする人。情報セキュリティに絡む法律について、知識のない受講者でもついていけるように解説された。
物流を「アナログ流通」と「デジタル流通」の2つに分けよう。昔はアナログ流通しかなかった。近年になって、それまでとはかなり異なった流通の形態、デジタル流通が登場し、短期間で急速に発達した。では、デジタル流通はそれまでのアナログ流通とは何が違うのか。
・時間と空間の制約がない。地球の裏側にでも、たったの一瞬でデータは伝送される。
・劣化することがない。
・現物(リアル・ワールドに存在する物質)との結びつきがない。
現在の法制はアナログ流通しかなかった時代に作られたものがほとんどであり、新しく出てきたデジタル流通に対応しきれない。たとえば次のような例が挙げられる。
・民法85条 本法において物とは有体物をいう
→情報は有体物ではない
・刑法36章 窃盗および強盗の罪
→情報の窃盗は罪にならない
・刑法117条
わいせつな文書、図画、その他の物を……
→情報は当てはまらない
ヤフーBBの顧客情報流出の一件があった。あの事件では結局犯人は逮捕されたが、それは顧客情報を盗んだことではなく、その後の恐喝を名目に逮捕したのである。情報の窃盗は罪にならない(問えない)。
では知的財産はどうか。知的財産には、publicにされることによってrefineされるという性質がある。知的財産を広く公にすることによって、さまざまなフィードバックが得られ、それによってさらにその知的財産が洗練されて優れたものになっていく、ということである。この性質ゆえ、知的財産はpublicにされることが望ましい。しかし、知的財産の所有者にとっては、知的財産の公開が自身の不利益に繋がるというケースが多い。そういうわけで、知的財産については保護してやりましょう、ということになった。よって著作権その他ができた。
知的財産に絡む大きな問題として、著作権の有効期限に関する議論がある。欧米には、今、著作権を長期化しようという流れがある。実際、アメリカでは、著作権の有効期限が、「死後50年」から「死後70年」へと変更された。
著作権におけるLaffer曲線というのがある(下図参照)。
もし著作権の有効期限をゼロとすると、著作者が著作から利益を得ることができなくなる。すると著作をしようとする人が著しく減少し、またプロの表現者が居なくなり、よって文化が衰退する。これは宜しくない。翻って、著作権の有効期限を無限にしたとすると、今度は何かを表現しようとするたびに、それこそヘロドトスやアリストテレスの時代にまで遡ってチェックが必要になり、ほとんど何も表現できなくなってしまう。よって文化が衰退する。やっぱり宜しくない。よって、中庸が望ましい。上の曲線の、一番凸になったポイントがもっとも望ましいわけなんだけど、じゃあ中庸ってどこなんだろーね。
ところで情報セキュリティへの対策として、次の3つがある。
・技術的対策
・管理的対策
・法規制と倫理
この3つを上手く組み合わせていかないとだめ。
4限 『情報セキュリティ技術の体系』 森井克昌(徳島大学教授)
森井氏は徳島大学の教授。この講義のためにわざわざ四国からいらっしゃったらしい。お疲れ様です。
まずは認証について。認証とは何か。おおむね次の2つのいずれかであると言ってよいだろう。
・自分しか知らない情報を示す
・自分にしかできないことを示す
で、個人認証にもっともよく使われるのは言うまでもなくパスワードなんだけど、コレにはいろいろと問題がある。
パスワードをcrackするツールはいろいろある。もっとも有名なのは"JohntheRipper"ってやつ。これは辞書を使ったcrackをするツールで、小文字オンリーなパスワードなら、だいたいのものは1時間くらいでcrackできてしまう。また、DESをcrackするツールには"DES cracker"というのがある。56bitのDESなら、ごく普通のスペックのPCを使って、2日くらいで解けてしまう。
ランダムに生成された、意味のある単語を使っていない文字列だと、人間が覚えられるのはせいぜい8文字。で、たったこれだけの長さでは、パスワードの生存期間は数日にしかならない。ここで生存期間というのは、そのパスワードがsecureであることをおおむね保証できる期間のこと。
また、現実には、辞書攻撃ですぐcrackされてしまうような駄目なパスワードを使うやつだっているし、付箋に書いてその辺に貼り付けておくようなアホなことをしちゃうやつもいる。こういうのもパスワードのまずいところだ。
じゃあどうしよう?
第一にバイオメトリックス。人間の身体から得られる何らかの情報を認証に使用する。次のようなものがある。
・指紋
・声紋
・眼紋
・静脈のパターン
・顔
・サインの筆跡
・DNA
これらはいま盛んに研究されているし、システムとして実用化されたものもある。ただ、やはり問題はある。まず、認識率の問題。たとえ99%の認識率が得られたとしても、100回に1回は失敗するわけで、使途によって、それが許容されないことはとても多い。また、たとえば指紋だと、無指紋症というのがある。そういう人を切り捨てることになってしまう。外傷によって指紋を取れなくなることだってあるだろう。
もっとも完璧なのはDNAを使った認証だ。なぜなら、DNAはそれ自体がデジタルなパターンになっている。それ以外のものを使うと、アナログなものをデジタルなデータに写像する処理が必要になり、この部分が非常に難しいわけだが、DNAならばその問題がなくなる。これは大きい。また、DNAは個人間での衝突がほぼないことが保証されている。これも認証には有利。
他にはワンタイムパスワードというのがある。たった一回だけ使用されるパスワードを毎回作成する。CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)や、NTT Docomoの開発したFirstPassなどがある。
次にコンピュータウイルスについて話す。ここ数年のウイルスの傾向として、それ自体でSMTPの機能を持っている(メールを送信できる)ことと、Windowsの脆弱性を使っているということがある。自分などウイルスメールを一日に100通は受け取っている。また、感染したPCにバックドアを仕掛けるものが増えている。
ウイルスを検出してくれるソフトが多数あるが、これらはどのような技術でウイルスを検出しているのか。もっとも多く使われているのはパターンマッチングの手法。これまでに発見されたウイルスのデータベースを持っておき、それとのマッチングでウイルスを検出する。これは既知のウイルスに対しては高い効果があるが、未知のウイルスに対しては弱い。他には、ウイルスに特徴的なコードのパターンを発見するダイナミック・ヒューリスティックという手法や、不正なプロセスを監視・検出する手法がある。
ところでここ最近、管理者のレベルはかなり低下している。これはインターネットの普及によるところが大きく、新規にインターネット環境を導入した企業で、ちょっとパソコンに詳しい程度の社員が管理者に任命されるというようなケースが多い。これから、こういった管理者たちが如何にしてしっかりとしたセキュリティ管理をできるかということが重要になる。
そこで求められるのが脆弱性検査ツールだ。既存のものとしては、SATAN, ISS, Nessusなどがあるが、これらは使う側に高い技術水準を要求し、専門的な知識のないユーザでは使いこなせない。一般のユーザでも使いこなせ、かつ性能の高い脆弱性検査ツールが必要で、これは自分の研究室でも研究のテーマとしている。
5限 『国内外の情報セキュリティ人材育成動向』 内田勝也氏(情報セキュリティ大学院大学助教授)
海外での情報セキュリティ教育の現状や、中央大学&情報セキュリティ大学院大学の取り組みについて説明された。この人もとってもプレゼンが上手かった。語り口に熱があって引き込まれるのだ。
あまり興味のある内容でないので、やや聞き流していたのだが、海外には優れたカリキュラムを持つ大学があるということと、中央大学が先進的な取り組みをしているということはよく分かった。
ところで、この公開講座はタダで受講できるわけだが、これには文部科学省から「税金を使ってるんだから、タダで提供するように」とのお達しがあったそうで、中央大学としては受講料を徴収したかったとのこと。まあ、さもありなんかな、という感じ。タダにするとぼくみたいなモチベーションの低い受講者が紛れ込むので、ある程度(学生にも負担できるくらい)の受講料を設定した方がむしろ良いのではないかと考える。
……というわけで、初日が終了。
正直この講座にはあまり期待していなかったのだが、予想外の充実した内容で、プレゼンも各先生とも良く練られていて、とても面白かった。明日以降のカリキュラムが楽しみだ。
『情報セキュリティ人材育成 公開講座』、初日。 (1/2)
初日から遅刻。京王線は困ったことに朝のラッシュの時間帯には痛烈にスジが寝て、調布から新宿まで30分は掛かるようになってしまうんだった。完璧に忘れてた。結局20分くらい遅れて中央大学水道橋キャンパスに到着、受付で名前を告げて資料を頂戴する。名簿に所属まで書いてあったのでさっと目を通すと、企業と大学の割合は7:3くらい。企業は日立、NECといった国内ベンダが主で、本体から子会社まで幅広い。セキュリティ企業としてはセコムの名前があった。大学はやはり中央大が圧倒的に多く、他に都内の大学の名前がちらほら。
会場はごくごくフツーの講義室。キャパシティは100名あるなし。パイプ椅子を通路際の空いたスペースにぎゅうぎゅうに並べてあり、こんなことするくらいならもっと大きな箱を用意できなかったのかと思う。電通大にだってもうちょっとマシな箱があるぞ、これなら。受講者は130人で、欠席者が居るので実際の出席者数は100人強というところ。年齢層は20代から50代までおおむね均等に分布しており、少し意外だった。もっと全体的に若いと予想していた。男女比は9:1。お約束。
1限 『開会挨拶&基調講演』 土井範久氏(中央大学教授)
情報セキュリティの政治層の話題をあれこれ。前半を聞き逃したことと、あまり興味のない話題であることから、内容は割愛。
2限 『情報セキュリティ総合科学へのパラダイム』 辻井重男氏(情報セキュリティ大学院大学学長)
公開講義のガイダンス的な内容が中心で、個々の講義の内容と講師について説明した。内容としては、わざわざ流れを負って紹介するようなものではない。よって、辻井氏の話の中で、印象に残った言葉を挙げる。
「セキュリティとは情報理論だけを指す言葉ではない。法律や社会制度までを含めた、サイエンス&ソサエティの枠組みで捉えるべき学問分野であり、幅広い分野の成果の統合が必要である。我々は、情報セキュリティという、社会のための学問体系を作りたいと考えている。そして、それを日本国民全体の共有財産としてゆきたい」
「(電子投票の話題に触れて)電子投票には技術的な問題も数多くあるが、もしそれがすべて解決されて素晴らしい投票の方式が出来たとしても、じゃあさっそくそれを使いましょう、とはならない。電子投票によって投票が在宅で簡単にできるようになると、あまり政治に積極的でない無党派層の投票率が上がる。すると今の情勢なら民主党が有利になり、与党が不利になると考えられる。よって、電子投票の採用が採決されることは容易ではないと考えられる。おそらくこの部分がもっとも高いハードルになるだろう」
「すぐに『完璧な暗号なんて存在しない』とか『どんな暗号もいずれは解かれる』などと言う人がいる。しかし、これはあまり的確な指摘とは言い難い。ある使われ方の中で完全であるということが大事」
また、セキュリティ大学院大学であるが、今年は30名程度の学生を取ったとのこと。文系・理系の比率はだいたい半々で、ほとんどは社会人だそうだ。研究者養成というよりも、実務家の育成に焦点を絞ったカリキュラムで、全体的に実践的な科目が多く、修論の提出は必須ではない。来年以降は50名程度の学生を入れたい、博士後期課程を設置したい、とも言っておられた。
昼食は中央大の学食でいただいた。唐揚げカレー、330yen也。まあまあのクオリティ。この値段で、キャベツの千切りとみそ汁が付いてくるのが素晴らしい。ついでに生協を覗いた。なにか中央大ゆかりの品をゲットしていこうと思い、適当に店内を物色し、ネームと校章の入ったレポート用紙を買った。ついでに今月号のCマガジンも。
長くなってきたのでエントリを分ける。
8 24, 2004
『情報セキュリティ人材育成 公開講座@中央大学』へ逝ってきます
今日から5日間、中央大学に通い詰めになります。みっちりと情報セキュリティについて教えてもらってきます。
どうしてこれだけの講座を部外者に無料で提供できるんでしょうか。採算なんて度外視でやってますよね明らかに。COEが取れた嬉しさの発露なんでしょうか。何にせよ、中央大学に感謝。
情報セキュリティ人材育成 公開講座
http://www.u-chuo.jp/ol0408.html
8 23, 2004
にゃんこ(こうさぎ)
ryojuの、RFID♪
ryojuは、
友達からデジカメを貰ったので、近所のにゃんこでも、いい感じの写真を撮ることは意外と難しいことを知る。
といってました。
*このエントリは、こうさぎの「かぐら」が書きました。
8 22, 2004
自立的移動支援プロジェクト(via 日経バイト誌 2004/09)
日経バイト今月号の、『[RFID]看板にかざすと情報が飛び込んでくる/携帯型の無線ICタグ・リーダーが拓く新用途 』という記事(p11)より。
「自立的移動支援プロジェクト」というのがあるらしい。街の案内板や標識にRFIDを埋め込んでおいて、それにRFIDリーダを搭載したケータイをかざすことで、関連する情報をケータイに表示するというシステムの構築を目指しているという。関連する情報の例としては、最寄りの駅やバス停の位置と道順、時刻表、公衆トイレの場所、が挙げられている。
プロジェクトの委員長は坂村健。国土交通省が支援している。2006年度に全国展開することを目指しているらしい。
記事を一読して、「GSPを使えばいいじゃん」と思った。位置に依存する情報を配信するだけのために、わざわざ全国の標識にRFIDタグを仕込んで回るのか? 調布から新宿まで逝くのに、わざわざ八王子を経由するようなまだるっこさを感じる。また、記事の中では障害者や高齢者に向けたバリアフリーについても言及されているが、そういった用途に使うにしても、コストとの折り合いが問題になると思われる。
まあそれはいいとして、ケータイにRFIDリーダを搭載するというのは、なんつーか、誰でも考えつきそうなアイディアだ。実際にそういう試作をしているキャリアが無いのかと思って調べてみると、NFC(Near Field Communication)というのがあるようだ。
おさいふケータイの次はNFC? (@Ubicomp+Shopping)
http://ubiks.net/local/blog/jmt/archives/001530.html
NFCを搭載していれば、実質上ケータイがRFIDリーダとしても機能する。
また、同時にタグも内臓しており、ケータイでタグを読んで情報収集するだけでなく、おさいふケータイとしても使える。つまり、コンサートのポスターのタグを読んで、ケータイを支払機にかざして購入などというシナリオも考えられる。
これは面白そう。ケータイの側の体制が整うなら、この手のシステムも本格的に離陸できるのかもしれない。……とはいえ、NFCが普及するのはもう少し先のことのようだ。
自律的移動支援プロジェクト推進委員会
http://www.jiritsu-project.jp/
にゃんこ2
今朝もにゃんこ写真を撮ろうと思ってねこの溜まり場に出掛けてきた。前回、大半のにゃんこは近づこうとすると逃げるということを学んだので、今回は餌で釣るべく煎餅を持っていった。溜まり場に行くと今朝は4匹のにゃんこが居た。で、ばらまこうと思って袋に入った煎餅を細かく割っていると、どういうわけかにゃんこが近くに寄ってくる。何で分かるのだろう。不思議だ。
煎餅を食っている最中はそっちに集中してしまうため、こっちを向いてくれず、シャッターを押す機会が無い。そして食い終わるとまた逃げるモードに入ってしまう。う~ん。時間を掛けて餌付けていくべきなのだろうか。また、他のデジカメもこうなのかはわからないが、撮影ボタンを押してから実際にシャッターが切られるまでにコンマ数秒のディレイがあり、これのせいで絶好のチャンスを捉えたはずなのに撮れた画はそっぽを向いているというパターンが多い。なんとかならんのか。そうこうしているうちにデジカメの電池が切れた。ファック。今回は収穫といえるものがなかった。あと、にゃんこの溜まり場には蚊が非常に多い。次に行くときは長袖のシャツを着ていくことにしよう。
8 21, 2004
Gmail Notifier
タスクトレイに常駐して、GMailのアカウントに新着メールが届いたことを教えてくれるアプリケーション。もうメールチェックのためにブラウザを立ち上げる必要はありません。Google謹製。
Gmail Notifier
http://toolbar.google.com/gmail-helper/
『Yahoo! Search blog』、開設される。
『Google Blog』に対抗してか、米Yahoo!のサーチエンジン部門(?)がblogを開設した。その名も『Yahoo! Search blog』。記念すべき第一回目のエントリにはYahoo! Campusの建物の概観写真が載せられているのだが、これがなかなか格好いい。センスあるな。
Yahoo! Search blog
http://ysearchblog.com/
記事の内容もとても良い。ぜひ紹介したいと思ったので、適当にいい加減に訳してみた。クオリティの低い訳なんで、ちゃんと読みたいひとは原文に当たってください。
サーチエンジンの可能性についていま、サーチエンジンがかつて無いほど熱い。みんながサーチエンジンに注目してる。で、それは何故かっていうと、4つのそれぞれ独立したeventsがいままさに一点に向かって集まってきているからだ。
1. ワールド・クラスの才能たちが、問題を立ち向かうため、サーチエンジンの世界に殺到してる。まだまだ問題は山積みだ。Yahoo!のエンジニアチームのリーダーであるQi Luはこう言ってる。「サーチエンジンは普通のひとにとってはrocket science(複雑で精密さが要求されるような問題のことをこう言う。ここでは、サーチエンジンで欲しい情報を的確にゲットすることの難しさを指していると思われる)みたいなものだ」。我々のチームの博士号取得者の数がこの2年で10倍になっているのは、まったく驚くにあたらない。
2. エンジニアたちが、大規模でスケーラブルな基盤を作り上げた。これによって、数年前なら思いもよらなかったアプリケーションを構築できるようになった。(訳注:GFSみたいなストレージ・システムや、クラスタリング技術とか、たぶんそのへんのことを指してる)
3. インターネット以前から、検索技術は常にぼくらの生活の本質的な部分だった。(よくわかんないので一文すっ飛ばす)デジタルな検索アプリケーションはぼくらのオフラインな生活においても重要な位置を占めるようになっていて、それは必須にさえなっている。
4. Overtureの先駆者たちの努力に感謝。彼らはpay for performance modelの創案によって、サーチエンジン企業が才能やインフラに継続的な投資をし、検索技術を日々高めていくための実質的な価値をつくりだしました。(訳注:AdWordsのような、キーワードに対する成功報酬型の広告スタイルのことを指してるのだと思われるたぶん)
……ねむいんで寝ます。途中までですいません。
8 20, 2004
にゃんこ
友達からデジカメを貰ったので、近所のにゃんこの溜まり場に出掛けて写真を撮ってきた。なかなかカメラの方を向いてくれないし、近づくと逃げちゃうやつも多い。被写体がにゃんこでも、いい感じの写真を撮ることは意外と難しいことを知る。
8 19, 2004
世界のWebアーカイブの状況(via P2P today氏)
オーストラリア国立図書館がまとめた、世界のWebアーカイブの状況についてのドキュメント。
PADI - Web archiving
http://www.nla.gov.au/padi/topics/92.html
英文な上にやや長いんで、読みながら作ったメモを貼り付けておきます。あまり参考にはならないとおもいますが。
Web archiving
1. このドキュメントの目的
WWW(World Wide Web)の出現によって、云々。比較的どうでもいいので省く。
2. Web archivingの諸モデル
・ぜんぶ丸ごと(Whole domain)
WWWにあるリソースの一切合切をarchivingする。有名なものとしては『Internet Archive(http://www.archive.org/)』がある。
・特定の部分だけ(Selective)
なんらかの特定の基準によって、WWWのある一部分だけをarchivingする。基準としては、リソースの重要性や質の高さ、その扱う話題などが考えられる。
・あるテーマだけ(Thematic)
ある特定の話題やイベントに関するリソースだけをarchivingする。
・デポジット(Deposit)
publishersによってリソースがdepositされる。たぶん青空文庫のような形態を指しているのだと思うがよくわからない。
・ごちゃまぜ(Combined approaches)
上に挙げたものの複合。あるいはまったく新しいアプローチ。
3. ケーススタディ
各国の状況を良くまとめてある。全体的な傾向としては、各国とも、自国のWebリソースをarchivingしておきたいという欲求をわりと持っていて、数多くのプロジェクトが立ち上がっている。その際には、googleの如きロボット型検索エンジンのような、リンクを辿って手当たり次第にリソースを集めてくるというようなものではなく、もうちょっと丁寧なやり方をすることが多いようだ。
新しいアプローチのなかで今後盛り上がってくると思われるのはtopic-basedなものだと思われる。「WWWがこれからますます巨大かつ複雑になっていくと、まるごとarchivingするのは不可能になるだろう」と米国議会図書館のなかの人も言っているそうな。この点について言えば、もうすでに手に負えなくなっているという感じもするが。
日本では国立国会図書館がWARP(http://warp.ndl.go.jp/WARP_Intro.html)というプロジェクトをやっている。知らなかった。手続きの流れが面白い。「推薦または選定」が必要なんだ。
たしかにこれを見ると、電通大のWebサイトがまるごと保存されている。
http://warp.ndl.go.jp/REPOSWP/000000002149/
00000000000006977/www.uec.ac.jp/index.html
大学のオフィシャルサイトなんぞを大事に保存してどうするのかという気はするな。国立国会図書館が扱うからには大切にされて長期間保存されていくのだとおもうが、果たしてこれが後世に残していくべき貴重な情報なのかと考えるといまいち疑問だ。どちらかというと小倉優子のblogを保存したほうがみんなの役に立つような気がするかも。
尾内研におけるソフト面での拡充について
今回SQL Serverを身銭切って買ったわけだが、本来、こんなものは研究室に置いてあって欲しいとおもう。今春、Microsoftの『MSDE Academic Alliance』を入れようという話が少しだけ出たのだが、ぼくが積極的に提案しなかったこともあってお流れになってしまった。今から考えるともっと強く主張しておくべきだった。
尾内研は実装系の研究室なのに、このソフト面(開発用ソフトウェア、書籍、etc)での貧弱さはどういうことなのか。どうしていまだに卒研生に『Visual C++ 6.0』でコーディングさせているのかが分からない。VS.NETを使えよ、そっちのほうが能率が上がるだろう、と思わずに居れない。書籍の充実度も、実装寄りなものは、ぼくのアパートの本棚のほうが3倍くらい充実している。これは直接的な原因としては尾内先生がhackerではない(手ずからコードを書いたりしない)ということに起因するのだと思われるが、責任はぼくらの側にある。ぼくら配下としてはこのあたり、自分たちから積極的に提案していかなくてはならないのだろう。ぼくとしては、去年は学部生で、研究室のなかで新参だったことから遠慮があったが、今年からは院生になったことだし、なるべく提案していって研究室の環境を整備していきたいと考えている。
これに対する反論として、必要になってから買えば良い、たとえば「卒研生がVS.NETが欲しいと言うようなら買ってあげればいいじゃん」というのがあるだろうがあまり正しくない。「必要になったから買う」というのにはそれが必要であるという認識に至らなくてはならないという極めて高いハードルがある。このあたり、因果を逆にして考えるべきで、「必要になったから買う」のではなく「買ったから必要になる」のだ。もちろん、何でもかんでも手当たり次第に買えば良いというわけではなくて、何を買うのか、という選択は十分に吟味検討されなくてはならないが。
50万円くらい予算を割くことを決めてもらって、あとはぼくらでソフトウェアや本のラインナップを吟味して叩き台を作り、議論して最終案を決めていく……という流れに持っていけないかと考えているが、難しいだろうか。このあたりの金銭感覚がないので、50万円という額を捻出するのが簡単なのか難しいのかもいまいちわからない。
……とまあ、そんなことを考えている次第で御座います。御意見等ありましたらお願いします>特に尾内研各位
SQL Serverを買ってきた
新宿ヨドバシでゲット。さっそく『MyBlogSearch(仮』に組み入れていきたい。財政がますますやばい状況になってしまったが気にしないことにしよう。わはははは。
8 18, 2004
blogのなかに住むにゃんこを飼う方法
1.『Anneke Hut』から にゃんこのflashを取ってくる
2.どこかにアップロードする
3.
<EMBED SRC="http://www.seman.cs.uec.ac.jp/~shin/blog/archives/maukie2.swf" loop=true quality=high bgcolor=#ffffff WIDTH="150" height="150" ALIGN="" TYPE="application/x-shockwave-flash" PLUGINSPAGE="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer"></EMBED>
を、にゃんこを表示したい場所に。flashのURLは、あなたのアップロードしたものに書き換えてください。
これだけ。とってもかんたんです。
mixiのはらはら氏に感謝。
blogのなかに住むにゃんこ
最高にかわいい。さっそくサイドバーにおいてみた。
8 17, 2004
Judeのクラス図自動生成機能(こうさぎ)
きょうかぐらは、ここでryojuとここへ提供しなかったー。
きのうかぐらが、あとみたいなアップ♪
きのうはここでryojuはクリックとか処理するはずだったの。
きょうかぐらがクリックへ(された!
きょうかぐらはryojuがソースは(♪
*このエントリは、こうさぎの「かぐら」が書きました。
RSS対応を完了
Informaの力を借りて、MyBlogSearch crawler(もといJSpider)のRSS対応が完了。
1.RSSをダウンロード
2.ダウンロードしたRSSをパース
3.URLの一覧をゲット
4.新着記事かどうか(まだダウンロードされていないか)をチェック
5.新着記事をダウンロード
……という流れ。あとはスケジューリングして、定期的に登録されたblogをチェックしに行くようにすれば、クローラまわりはとりあえず完成かな。
残りのToDo:
JAVAなRSS Parser
MyBlogSearch crawler(もといJSpider)に組み込むための、javaで使えるRSSパーサについてサーベイ。次のようなものがあるようだ。
・FeedParser
・RSS4j
・Informa
・RSSLibJ
選択基準としては、先ず、RSSにはいくつもの規格があるのだが、これらにできるだけ多く対応していること。また、今のところは記事のURLだけが抜ければいいので、簡潔で使いやすいインターフェースのもの。で、適当に検討してみた結果、Informaを使うことにした。RSS 0.9x, RSS 1.0 / RDF, RSS 2.0, Atom 0.3に対応しており、使い勝手も悪く無さそう。
8 16, 2004
blogの記事から本文を抽出するコードが書けた
ぜんぜん完璧ではないのだが、とりあえずこんなもんだろ。あとはヒューリスティックなルールを積み重ねていったり、ceekz氏に倣ってN-gramを使ったりすることでさらに削って行けると思うが、そこまでやるかは分からない。
処理例:
処理前1(17,132byte) 処理後1(2,267byte)
処理前2(8,938byte) 処理後2(2,447byte)
処理前3(52,965byte) 処理後3(7,526byte)
気付いたら7時半になってたので、ぼくはもう寝ます。おやすみなさい。
追記
ありゃ。テキストファイルをそのままアップロードするとHTMLとして解釈されちゃうのか。まあいいや。HTMLのソースコードそのものを見たい方は、右クリックから「ソースの表示」を選んでくださいませ。
8 15, 2004
Microsoft OneNoteを使ってみた
Microsoft謹製のPCでメモを取るツール。ためしに使ってみた。
OneNoteを使ってみるには、Microsoftのサイトで提供されている体験版をダウンロードして、インストール。あとはOffice Onlineで『OneNote入門』というトレーニングが提供されているので、これを見ると一通りの操作方法が掴めるとおもう。
で。このOneNote、使ってみてなかなか優れたアプリケーションだと感じた。まず、ユーザがメモを取ることに集中できるように配慮されて作られているのが良い。ショートカットアイコンだけですべての操作が完結するようになっているし、30秒ごとに自動的に保存され、またアプリケーションの終了時にはダイアログも出さずに勝手に保存されるようになっている。さらに、マイディレクトリの下に勝手にフォルダを作ってそこでメモのデータを管理するようになっており、いちいち保存場所を指定する必要がない。勝手にフォルダを作っちゃうという点については賛否あるが、ユーザの手間を省くという意味では有りだと思う。また、前回終了時のウィンドウ構成が記憶され、起動すれば前回の続きからメモを取れるようになっている。
あと、ブラウザから文字列をこぴぺしたときに、自動的にこぴぺ元のURLをfixしてくれるのに感動した。
こういうところ、じつに気が利いていてナイス。MicrosoftらしいGUIの洗練度の高さもすばらしい。
8 14, 2004
gnmzでクラスタリングしてみた
gnmzでクラスタリングしてみた
『MyBlogSearch(仮』作りの続き。ceekz氏に教えてもらったgnmzという文書クラスタリングソフトを使ってみた。
いま『MyBlogSearch(仮』のぼくのアカウントには10個のblogが登録されているのだが、このgnmz、計算量が非常に大きく、そのままでは計算に時間が掛かる。とりあえず、「今日の井原」と「井原のメモ」の2つにインデックスを絞ってクラスタリングさせてみた。「今日の井原」と「井原のメモ」には現在421のエントリがある。これらを20のクラスタに分類させた結果、こんなふうになった。
どうだろう。「意外とうまくいくな」、というのがぼくの感想。「PTT」,「クローラ」,「randommixi」,「萌」といったような、特徴的な単語をうまく取り出せており、人間の感覚に近いクラスタリングが出来ていると感じる。namazuがインデクシングにTF/IDFを使っていることが大きいのだろう。
ただ、見て分かるとおり、「今日の井原」と「井原のメモ」の記事が完全に分かれてしまっている。ぼくとしてはこれが混ざっていて欲しいわけで、このままでは『MyBlogSearch(仮』に組み込んでいくことは出来ないなという感じ。これはダウンロードしたHTMLをそのままnamazuに喰わせてしまっていることが原因なのだろう。つまりHTMLから本文だけを抜き出してくる処理が必要になるわけだ。さて、どうしたものか。
HTMLからの本文抽出というのはそこそこ汎用的に必要とされる処理だとおもうので、既に公開されているソースコードがないかどうか探してみようとおもう。見つからなかったらまた考えよう。
8 13, 2004
Google Mindmap (via Google Blogoscoped)
すばらしい。思わず壁紙にしてしまった。
Google Mindmap
http://blog.outer-court.com/archive/2004_08_11_index.html#109222064061401876
8 12, 2004
Judeのクラス図自動生成機能
すげー便利。個々のクラスだけでなく、クラス間の関係も(かなり限定的という印象ながら)解釈してくれる。これがタダで使えると言うことに感謝してやみません。
Rational Roseみたいな超高級ツールだと、どれくらいのことをしてくれるんだろう。使ってみたいなー。
『MyBlogSearch(仮』、これからのToDo
……う~ん、どこまで出来るのやら。
8 11, 2004
『MyBlogSearch(仮』、とりあえず設置してみた。
戯れにMyBlogSearch(仮というのを作っている。自分の購読しているblogや、友達のblogのリストを登録し、そのリストのなかで全文検索ができるというサービスだ。
昨日あたりから作り始めて、いちおう動くところまで来たので、このblogの右上に設置してみた。検索フォームになにか検索したいキーワードを入れてボタンを押すと、ぼくの自宅サーバで動いている『MyBlogSearch(仮』が検索結果を提示するのを見られるとおもう。
いまのところ、以下の10個のblogがリストに登録されている。
打ち込むキーワードとしては、いろいろなblogの記事が入り混じったところが見られる「ネットワーク」「システム」あたりがお薦め。ここで間違って「うんこ」などと入れてしまうと、切込隊長BLOGの記事ばかり表示されてしまうので注意してほしい。
で。これをどのあたりまで作り込んでいくか、またサービスとして一般に公開するかどうかを迷っている。これを提供したとして、みんなが使ってくれるなら良いのだが、これがどれくらい受けるネタなのかがいまいち分からない。仲間内のblogだけでの検索機能を提供するという点では、多少は需要がありそうにおもえる。ねとげのギルドとか、そのいった結合の強いコミュニティで、仲間内のblogをまとめて検索できるというと受けないかなあ。どうなんだろう。友達にこれのことを話したら「ちっとニッチがなさそう」と言われてしまったのだが、正しい指摘だとおもう。というわけで、何か御意見があれば、コメントを付けてやっていただけるとこのアホが喜びます。
あと、MSNメッセンジャでいろいろと教えてくれたceekz氏、どうもありがとう。
NTTドコモの『OnQ』(こうさぎ)
ryojuで、3したかも。
かぐらはイベントへ3するつもりだった。
*このエントリは、こうさぎの「かぐら」が書きました。
8 10, 2004
『メディアファッション2003』、ウェアラブル・コンピュータのファッションショー
『メディアファッション2003』というイベントがあったのを知った。去年の12月に行われたらしい。
ウェアラブル機器の未来像を描くファッションショー「メディアファッション2003」開催 (PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1202/mf.htm
将来的にウェアラブルコンピュータが普及するかは、デザインの優秀さにかなり左右されてくると思われる。いまあるデバイスはほとんど、まあ研究所のレベルで作られているものだから仕方ないのだが、デザイン的には最低といってよい。一例として、Microsoft labの出している『The MyLifeBits Lifetime Store』という論文に載っている写真を紹介する。
MyLifeBitsプロジェクトで開発中のデバイスを実際に装着したGordon Bell氏
どうだろう。突然こんな珍妙なデバイスを付けたおっさんが目の前に現れて、にこやかに話しかけてきたら、ちょっと引いてしまうのではないか。2つの小型カメラが何の装飾もなくむきだしになっており、非常に違和感がある。「なんだ、こいつは」「そのカメラでおれのことを撮ってるのか? 何をたくらんでいるんだ」と思ってしまう。MicrosoftのMyLifeBitsプロジェクトは斬新なコンセプトで魅力的なものだと思うが、こんなデバイスを付けてまでそれを使いたいかと言われると、ほとんどの人はノーと答えるとおもう。
なので、こういったデバイスを一般ユーザに売り込んでいくときには、洗練されたデザインでこのあたりの違和感を覆い隠してやることが必要になる。で、こんなファッションショーが開催されていることを知り、いまウェアラブルコンピュータに関わっているひとたちが、そのあたりの問題意識をしっかりと持っていて、しかも具体的な行動を起こしているということがわかり、とても安心したというか、偉いぞこのやろーとか思った次第。正しい問題意識を持つことはとっても大事だからな。
まあ、上で紹介した記事に掲載された写真を見る限り、まだまだ研究所にあるものをそのまま持ってきたという印象が強く、デザイン的な洗練はまだまだ足りないという感じがする。……だけど、それはこれから確実に前に進んでいけば良いことなわけで、ぼくとしては、これからのウェアラブルコンピュータの発展に大いに期待するところです。
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Black Hat Japan Briefings 2004
Black Hat Briefingsは、セキュリティの専門家によるスピーチを聞くことができるコ ンファレンスです。
その技術内容のレベル、具体的なセキュリティ問題の指摘、対策案の提言など、どのスピーチもトレーニングと呼べるほどの内容の濃さを持って おり、Briefing(概況説明 )の集合、Briefings(ブリーフィングズ)と呼ぶのが最適です。
おもしろそう。お値段がお手頃ならぜひ参加したいところ。
Black Hat Japan Briefings 2004
http://www.blackhat-jp.org/
バカチョンcrackerおおあばれ
メンタリティ低すぎ。アジアカップのアレといい、ぼくの中での中国のイメージが激烈に低下している。
8 8, 2004
ネットラジオでpersonalize
パーソナライズを自動的に行なってくれるネットラジオ局
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20040804204.html
おもろい。キモは次の2点。
ところでpersonalizeされたサービスを提供するには"種"が必要だが、これには大きく分けて3つのアプローチがある。
1つ目はいかにもださい。ユーザにそんな面倒なことをさせるべきではないし、そうやって入力させたprofileからどれだけの情報量を取れるかは怪しい。
2つ目はまったくの未学習な状態を初期状態として始めなくてはならず、ある程度の精度を提供できるまでに時間が掛かる。ベイジアンを使ったSPAMフィルタが好例で、使ったことのあるひとなら、SPAMとそうでないものを教え込む手間の面倒さが分かるだろう。
よって、ぼくとしては、手法として一番美しいのは3つ目だと考える。ただし、当然ながらこれには提供したいサービスに対して適切なデータがそこに存在することが要求される。で、その点このネットラジオは楽曲リストを種としてpersonalizeされたプレイリストを提供するという非常にcoolなやり方をしており、なかなか萌える。
8 7, 2004
今日はLL Weekendの日だったのに
いま起きた。もう午後3時じゃねーか。死んでしまえ>おれ
Lightweight Language Weekend 2004
http://ll.jus.or.jp/llw2004/
こういうのがあると自分に幻滅するなあ……。 ほんとに面白いのは明日なので、明日こそは寝坊しないようにします。
8 6, 2004
「IPAX Autumn 2004」の基調講演・特別講演の申し込みが始まってる
9月9日(木)
『ソフトウェア新創世紀に向けて』
加藤和彦(筑波大学電子・情報工学系助教授)
『ソフトウェア等の脆弱性にどう対処するか』
パネラー:
高木浩光(産業技術総合研究所 グリッド研究センター)
伊藤友里恵(JPCERET/CC)
宮地利雄(JEITA/日本電気株式会社)
高橋秀敏(JUAS/東京海上火災保険株式会社)
9月10日(金)
『情報システムにとっての脅威とその対策』
山口英(奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科教授)
『未踏事業5年を振返って・・・スーパークリエータへの期待』
竹内郁雄(電気通信大学情報工学科教授、未踏ユース・プロジェクトマネージャ)
席が埋まる前に急げ! ということで、10日の両講演に申し込んでおいた。
IPAX Autumn 2004 基調講演・特別講演
http://www.ipa.go.jp/event/ipax/autumn2004/index_lecture.html
master-panda氏のblogがオープン
『randommixi』のデザインでお世話になったmaster-panda氏のblogがオープンしました。
相変わらず秀逸なデザインで、ポイントするとノイズが走るタイトルバナー(上のやつ)とか、左のほうでぴょんぴょん跳ねてる箱(?)とかが実に良い感じです。また、美大生である氏の生活は、典型的な理工系オタクであるぼくのそれとは全く接点がないというか共通性の微塵もないもので、氏の日記は「ワタリウムってなんじゃらほい」とか思いながら楽しませてもらってます。『SPECTRACLE_LIFE』のこれからの発展に期待しております:-)
SPECTRACLE_LIFE
http://www.tngar.com/blog/
NTTドコモの『OnQ』
森山和道の「ヒトと機械の境界面」 『指先でテレビをザッピングする~NTTドコモ「OnQ」が描く未来』
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0805/kyokai27.htm
おもしろい。記事を読んだだけでぜひ使ってみたいという気持ちにさせられた。要点としては、
の2点かな。で、これを携帯でやってしまおう、というわけ。
感覚的には、『CoCoon』あたりから始まった一連の流れの延長線上にあるプロダクトという感じがする。こういったプロダクトはこれからもっと洗練されて一般化していくと思われるが、その結果、自分の映像コンテンツに対する態度がどうなるのか、楽しみにしている。
現状を言うと、ぼくは最近では、ほとんどテレビを見ていない。見たいサッカーの試合とアニメがあると見るくらいで、一ヶ月あたりのテレビ視聴時間は10時間に満たない。数年前までは新聞のテレビ欄をいちいちチェックして、面白そうな番組を探すということをしていたのだが、これはもうまったくやらなくなっている。新聞も今では取ってない。高校生だった頃は、テレビを見るのに相当な時間を費やしていたのだけど。
……んで、これらのプロダクトがぼくみたいな視聴者を、どれくらい映像コンテンツに引き戻していけるのかということが、いまとても気になっています。実際、ぼくにとって面白い映像コンテンツの絶対量というのは、たぶん増加しているのだとおもう。多チャンネル化がこれだけ進んでいるんだし、DVDの発売本数は順調に増加中だというし。問題はそれを推薦してくれたり効率的にアクセスできたりする手段が提供されていないということなんだよな。
8 4, 2004
先月分のアクセス解析によると
「今日の井原」で先月もっとも人気のあったエントリは『モモたん(@ゼノサーガ)のパンチラ集』だった。一ヶ月で352hit。なんというか、このblogには、他にも時間を掛けて丁寧に書いた論文紹介やイベントレポートのエントリとかがあるわけで、それがこんな数分で書いたどうしようもないエントリの10分の1のアクセスしか得られていないというのが非常に理不尽というか、釈然としないものを感じてしまう。みなさん、そんなにモモたんのパンチラが大事なんでしょうか。まあいいんですけど。
カテゴリまで含めると順位は3位に落ちるのだが、それでも3位。ちなみに「今日の井原」の先月のアクセス数トップ3は以下のようになっております。
8 3, 2004
Search Engine: A timeline (via Search Engine Watch Forums)
1995年から今に至るまでの、サーチエンジン業界のメインプレイヤーたちの軌跡を樹形図のようにまとめたpdf。見やすく分かりやすくまとまってて素晴らしい。cool。
日本版を誰か作ってくれないかな。
Search Engine: A timeline
http://cbs.marketwatch.com/newsimages/misc/
search_engines_timeline.pdf
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『週刊わたしのおにいちゃん[特別増刊号]』
amazonで5冊ほど予約しておいたのが届いた。相変わらずすばらしい。大嶋優木はフォン・ノイマンと同じくらい偉大なひとだとおもう。
それにしてもデジカメが欲しいな。京ぽんのカメラはクオリティが低すぎる。
8 2, 2004
Peggy Padがぬるぽで落ちる
エディタとして"Peggy Pad"というのを愛用している。機能的には優れていてまったく不満はないのだが、ときたま保護エラーを出して落ちる。今日も落ちた。で、何が原因で落ちるのだろうとVisualStudio.NETのデバッガで開いてみたら、なんか0番地にアクセスしている。なんだなんだ、これは。ぬるぽではないか。
今日は1時間くらいかけて書いたメールの草稿を巻き込んで落ちてくれて、非常に腹が立った。とりあえず最新のバージョンをダウンロードしてきてインストールし直したが、これでも落ちるようならもう秀丸あたりに乗り換えてしまおうと思っている。
ツールバー作り、大いに難航中
二十日ぶりくらいに「うんこバー」を弄くっている。前回、ツールバーとしてIEに組み込むところまでは行ったのだが、そこから先がどうにも進まない。手始めに、ツールバー上にエディットボックスを配置して、そこにテキストを打ち込んでリターンを押すとgoogleの検索結果が表示されるという、googleツールバーのぱくり機能を実装しようとしているのだが、どうもうまくいかない。何をどうしてもエディットボックスが表示されてくれない。
ツールバーなんて作ろうとするやつはよほど少ないのか、参考になるドキュメントがいまいち見つからないのが困る。まあそれはいいとして、とりあえずは、そろそろお店に並んでいるハズの、今週号のジャンプを買ってこようとおもいます。
8 1, 2004
[論文紹介]Weblog 研究の現状
人工知能学会の「第7回セマンティックウェブとオントロジー研究会」の発表で使われた資料。著者はsemblog.orgの武田英明氏。
たった4頁という短さのため、かなり駆け足になっているが、blog(=Weblog)をネタにした国内外の諸研究について見通しよくまとめており、面白い内容になっている。blog研究に関心を持っているひとは、ぜひ目を通してみてほしい。
わざわざ言うまでもないことだが、CMS(content management system)としてのblogには、技術的な新規性はほとんどない。必然、blogを扱った研究というと、大勢の人々によって書かれた膨大なドキュメントのなかから情報を取り出すというような、いわゆるテキストマイニング的なアプローチが中心になるようだ。文中では、blogデータからのトレンド解析や、評判情報抽出の研究が紹介されている。また、blogや記事同士の関係を明らかにしようというものもある。個人的に興味を持ったのは、「リンクとしては張られていない関係」を用いてblog間の関係を推定しようという[13]の研究。ぐぐったらpdfがヒットしたので読んでみようとおもう。
また、研究対象としてのblogについて、
一つはWeblogを新しいメ ディアと考え,このメディアと人間あるいは社会 との関わりとしてWeblog を分析するものである. これは主に心理学,社会学の範疇の研究である. 当然メディアの技術を研究するものもある.この メディアにおける技術の評価や新規技術の提案な どである.これは工学的研究といえよう.また, これと関連しているが,Weblog がつくる情報空 間の分析もある.
としたうえで、心理学的立場からblogを扱った研究についても紹介している。こちらもなかなか面白そうだ。
Weblog研究の現状
http://www.jaist.ac.jp/ks/labs/kbs-lab/sig-swo/papers/SIG-SWO-A402/SIG-SWO-A402-06.pdf
プレミアム名刺の無料トライアル -まずは無料でお試しください-
このあいだ名刺作りをしていたときに友達に教えて貰ったサイトがある。VistaPrintとかいうサイトなのだが、ここが名刺100枚(ただし広告入り)を無料で作るというサービスをしている。サイトから引用すると、
とのこと。ほんとに満足が保証されるのかは知らないけど。送料・手数料はこちらが負担しなくてはならないので、完全にタダで名刺が手に入るというわけではないが、他の名刺作成サービスと比較するととても安上がりになる。
海外からの発送になるらしく、届くまでの期間で「スロー」と「スタンダード」の2つの送料が設定されているのだが、安い方の「スロー」だと\659となっている。対して、たとえば『キンコーズ』のオンライン名刺注文サービスでは、100枚で\3,045という値段になってる。他のサービスを見ても、カラーで100枚となると3千円くらいが相場っぽい。
ただ、名刺の裏面にVistaPrintの広告が入るのが非常に微妙だ。広告といっても、一面にどぎついカラーでロゴが入ったりするわけではなく、下の方に文言が一行だけさりげなく入るらしい。それほど抵抗のない感じではあるが、これを許容できるかは人によって分かれるところだろう。広告が入らないオプションを指定すると\1,200円の料金が発生し、いまいちうまみがなくなる。これでも安いには安いけど。
広告なんて気にしないぜ! という学生とかには有用なサービスなんじゃないかしら。と思ったのでここで紹介しておきます。
VistaPrint 制作費無料サービスの詳細
http://www.vistaprint.jp/vp/ns/splash/freebc.aspx