バグを直してもらうためにバグトラッカー(Trac)に懸賞金機能を追加するプラグイン、 Fund-a-bugについて。
以前、このようなものを夢想したことがある身としては、 大変興味深い。ただ、多くのオープンソースプロジェクトは 無償の奉仕だからこそ動機が維持できている側面もあるようで、 このようにお金が絡んだ時に、それがプラスに働くばかりではないように思う。
Rubyでも似たような仕組みを導入して (私以外の)開発者がおこづかいを稼げるようになったら どうなるだろう。喜ぶ?
それともやる気がなくなる?
その辺は実際にやってみないとわからないわけで、 そういう意味でも Fund-a-bugの今後の 動向に関心がある。
Rails作者DHHのコラム。 「よく経験何年って言うけど基本的に無意味だよね」という話。
新しい技術を学ぶ過程で学習曲線ってのは(曲線ってぐらいだから)、 線形にまっすぐ伸びることはなく、ある程度まで急激に伸びてから その後は停滞する傾向がある。DHHの経験だとサチるまでの期間は だいたい半年から1年ってところか。
だとすると、求人などでよく見かける「経験n年」はnが2以上の時に無意味だろう。 単に経験が長い人材よりは、むしろ新しい技術をより短い時間で身につける 「活きのいい」人材の方がよっぽど価値がある。
「一生勉強」というような職人ならともかく、IT技術に関して年数を問うのは馬鹿らしい。
もっとも、Ruby経験10年以上の技術者となれば、それはそれで欲しい人材ではあるが。 Rails経験10年以上という技術者がいたら追い返すけど。
>Rails経験10年以上という技術者がいたら追い返すけど。
爆笑してしまいました。
>Rails経験10年以上(ry
同じく笑った
歳を経るにつれて, 学習曲線は線形に近づく気がします.
立ち上がりが長くかかり, 後半では周辺の余分なことも巻き込んで学習するので学習量がサチらない…
熟年プログラマについては、経験年数よりも、どの程度技術的難易度の高いものを効率よく作ってきたか、が重要な気がします。私の場合、C++の言語機能をひとめぐりするのに3年かっているのでn≧2は無意味というのは耳が痛かったりします…。(まぁ、その間、毛色の異なるプロジェクトをたくさんやったので、単調な仕事ではなかったのですが)まぁ、現場としてはスキルは低くても『学習意欲の高い』若人の方がありがたかったりします。
バグの賞金というとTeXを思い出します。賞金発生のタイミングが報告か修正かの違いがあるのかな。オープンソースプロジェクトに参加したことがない身としては、コメントするよりまずは参加しろって感じですかね。
Knuthセンセイがバグに賞金を出しますね。金額は倍々で高くなっていくんでしたっけ。
Knuthから賞金をもらうというのは(この世界の人間にとっては)大変な栄誉です。だからMatz自身がサインした小切手を送るとなれば、金額は安くてもいけるんじゃないですか。
賞金目当てでバグつぶしよりもランキング形式にしたほうがはやるかも。
自分の場合、学習曲線は歳をとるごとに「最初(1、2ヶ月)は急激に伸び、そのあと停滞する」って感じですかね。こつのつかみ方というか勘で新しい言語をいじれるのは早いけど深くまでは入っていけなくなりました。
そういえば、私も特殊な数値(整数)計算処理で、C言語の限界を感じて、アッセンブラーで、SIMD命令を使ったプログラムにチャレンジしようとした時期がありましたが、挫折した経験があります。
最近、SIMD命令を使って、整数の数値計算で、C/C++言語でも約2倍程度の速さになったという話を聞きました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/SIMD
SIMD命令は、最近になってもの拡張は止まらないので、更に速度差が開いて行くかも知れません。
リタイヤしたら、地球環境保護の為に、是非とも再チャレンジしたいと思います。
「C/C++言語と比べて、約2倍程度の速さになったという話を聞きました。」の間違いでした。
1999年のジャストシステムの「Java Applications Run Anywhere メーリングリスト登録ページ」より。
http://web.archive.org/web/20000301033228/www.cafe.justsystem.co.jp/add_jara.html
| Javaプログラミング歴 1年未満
| 1〜3年未満
| 3〜5年未満
| 5〜10年未満
| 10年以上
「ひっかけ」だったのかなあ。
Knuth氏からの賞金について以前読んだ文章には(ソースがどこか失念しました・・・)、Knuth氏はTeXのバグに対して実際に賞金分の小切手を渡しているが、小切手の実物を持っていたいが故に現金と引き換えない受賞者が殆どで、今のところKnuth氏の金銭的負担はあまり大きくなっていない、なる逸話が紹介されていました。
・・・こういう状況に持ち込めさえすれば・・・
(ぱ)さん、お久しぶりです。
ところで、
http://www.rubyist.net/~matz/20070820.html
の回答は、まだいただいていなかったですよね。