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読んだものの記録(2003-09-19)
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2003-09-19 ソフトウェア特許

_ というわけで

移動しました。手伝ってくれる人は大歓迎。 MLに参加もしたいけど、これがひと段落して、自分なりにまとまってからにしたい。 それほどこの問題は難しいと思っている。

_ まつもとさんの反応

私が、この話で、口上というか導入を気にするのは、プロパテント、アンチパテントの括りに 入れられるのがとっても怖いということも、理由の一つに挙げられます。 実際、高林さんの文章は、誰がどう見ても、アンチパテントの枠内に入れられてしまうと 思います。

その意味でも、ここで何らかの有益な議論を起こしたいのならば、なおさら特許自身の 事前調査が必要だと思います。正直に言って、地雷原に何も装備せずに突っ込んで 行っている気さえしますし、そういう風にみなされることが、いわゆる、 「オープンソース」の人たちのグループ(こういうくくり方は嫌いなのですが)のような 団体にとって、あまり有益ではないどころか、きわめて危険であろうことが予想されます。

ちなみに、100年以上有効であったというのは、usefulの意味ではありません。 U.S.で特許法が成立したのは1790年にさかのぼり、その間、ずっとeffectiveで あったことはそれほど疑わしい事実ではないと思います。もちろん、 usefulであったかどうかには疑義がたくさんあると思います。

_ 雑感

「弁理士ただいま仕事中」という本はなかなか面白い。この本によると、 日本は特許権者はほとんど裁判に勝てず、アンチパテントの潮流がある。だそうだ。

ちなみに全特許中、ライセンス許諾率はわずか0.3%。つまり、他社にライセンスしたり 警告や訴訟に至るような権利行使を起こすものは、1000件中に、わずか3件。 特許というのは、大変効率が悪いことがわかる。

こんなに効率が悪いのにもかかわらず、企業が特許取得に投資する理由はなんなのか? このことはよくよく考えてみる必要がある。

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