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いつも何も知らんのは俺だけである:破滅型作家のRoom/有城佳音 in横浜:So-net blog
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いつも何も知らんのは俺だけである [迷子のおにぎり]

とうとう、昨日は、おにぎり持って逃走である。
ある消息筋の情報によると、ブルーインパルスが飛んでいたそうである。
『くるくる』が四本の飛行機雲を指差し、嬉しそうに何か言っていたのである。
早速、仕入れた情報を、彼女に自慢すると、「そうだよ」ということであった。
知らないのは、俺だけのようであった。

自分がフラれようとしていたり、見切られようとしているのも、
目の前に提示されるまで、知らないのは俺だけである。
(知っている人から見れば不憫であろう)
無人裁判である。判決だけ言い渡されるわけである。上告棄却である。

人の心は、本物の裁判より怖いのである。弁護人もなく、じ、実刑である。
様々な言い渡し方があるが、簡潔に言うと、「じゃあね。かのん…」である。
泣いたりするが、泣きたいのは、こっちである。

人生も、俺の預かり知らぬところで、いつ終わるかわからん代物である。
恥ずかしいとか、段取り考えてる場合ではないのである。
(やりたくなったら、そのときである)
女の子も人生も、永遠ではないことを教えてくれるのである。
祭りが終わったあと踊るのは、最も虚しく、可能性もないのである。

ということで、コスモワールドのベンチに座って、おにぎりを食べ、
『くるくる』と大きく左右に揺れながら、楽しく唄うのである。
開港祭だったから、たくさんの人が通るのである。

誰もが『見ちゃいけないもの』とは、思わなかったようであった。
「なんだろう?」という、やや後ろ髪引かれるような不思議な面持ちで振り返る。
若い人は親切だから、手を振れば、歯をみせてくれる。
この泥舟もまだ進むのである。楽しい空気が伝わってくれたら、それで十分である。

最近、夜は川辺で歌の練習をしているのである。喉は快調である。
いったい、何考えてるか、自分でもわからんが、衝動には従ってやるのである。
考えてみれば、俺のことも、俺は知らないのである。
だから、人生は楽しいのである。
(判決が下るまでは、悔いなくである)

海辺では花火が始まろうとしていた。我々は、花火には、興味ないのである。
たまや!と、自分の人生に絶叫しながら、自転車を漕いだのであった。
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            Websiteアダムノ林檎に掲載した日記の2日遅れの掲載になっておりますb12-color.jpg
タグ:横浜 開港祭
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