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愛が深ければ深いほど、爪を立てるのである:破滅型作家のRoom/有城佳音 in横浜:So-net blog
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愛が深ければ深いほど、爪を立てるのである [【本】机の上の本たち]

村上春樹さんの作品で好きなのは、
「世界の終りと、ハードボイルドワンダーランド」「羊たちの冒険」である。

これは、一年に最低一度、もう30回以上読んでいるのである。
愛と回数は比例するというが、間違いなく、これは愛である。
気に入ったものを、とことん読むくせがあるのである。
(女もである)

エッセイで言えば「遠い太鼓」である。
もうどれも、最初に買ったときの本は、ぼろぼろである。
だから、これらの本を3冊(組)ずつ、持っているのである。
(愛である)
と、色々書こうと思ったが、「ここまで」である。

「スプートニク」以来、本が奇麗なままなのは、俺の頭が悪いからである。
くるくるは、ねじまき鳥の三冊目くらいからだそうである。
「やれやれ…。」ふたりとも頭が悪くて、困ったものである。
「アフターダーク」で、まさにアフターダーク、春の光、消灯!である。

ということで、「世界の終りと~」のことだが、箱に入った本版をみつけたのは、
高速神戸の地下街にある古本屋の埃被ったワゴンであった。
「こんなひどい目にあってかわいそう」と、
くるくるが、買ってくれたのだが、今でも俺の宝物である。

「世界の終りと~」は、まだ完結していない気がするのである。
それどころか、何かの序章という気すらするのである。

俺の人生も、序章のまま完結していないものがあるのである。
抱き残しているものがあるのである。
(まだ見ぬものも含めてである)
なんて偉そうに言いつつ、「え?これで完結なの?なんだ…」
なんて、シーツに潜られたら、人間として、消灯である。

何の話かわからなくなったが、「もう私ダメ・・・完結させて…」と、
背中に爪を立てられるくらい、やり尽くさなければならんのである。
笑われようが、石投げられようが、イカしてくれれば、それでいいのである。
愛が深ければ深いほど、爪をたてるものである。
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            Websiteアダムノ林檎に掲載した日記の2日遅れの掲載になっておりますb12-color.jpg
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