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たとえ貴方が地に落ちようと - 第13話 私のファーストキスなど、どうでもいいんですっ!
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たとえ貴方が地に落ちようと  作者: 長岡更紗


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第13話 私のファーストキスなど、どうでもいいんですっ!

 その夜、サビーナは風呂に入った後、いつも通り下着姿で椅子に腰掛けて本を読んでいた。

 決してただ楽しく恋愛小説を読んでいるわけではない。セヴェリを落とすのに有効な手段はないかと、必死に探しているのだ。

 男の人が喜びそうな言葉、仕草、表情。まずはそこから勉強することにした。


「下から上目遣いで見る……うう、どうしても睨んでるみたいになっちゃう。色気のある流し目……これじゃあただの横目だよお……」


 そしてその箇所を見つけるたびに鏡の前で実践してみるが、どうにも上手くいかない。思えば自分を作るという女優のような才能など、サビーナにはなかった。

 セヴェリを惚れさせると決めたはいいが、その方法が相変わらず見つけられないでいる。


「他になにができるかなぁ。明日クッキー焼いて持っていこうかな。あ、そういえば明日、セヴェリ様に本を貸す約束してたんだった!」


 唐突に思い出して、サビーナはその本を探し始める。

 確か『お花畑で会いましょう』シリーズの第五巻、『月見草の咲く街で』という題名の本だったはずだ。十代前半の女の子が好んで読む少女小説である。十六歳になっているサビーナだったが、まだ続刊が出ているこのシリーズが好きで購入を続けていた。

 一度面白いからとリックバルドに読ませてみたが、鼻で笑われただけで終わった代物である。セヴェリは一体どんな感想を持ってくれるだろうか。


「あ、れ……ないなぁ。絶対にあるはずなのに、どこに置いたっけ」


 本棚にぎゅうぎゅう詰めにされている背表紙を一冊一冊確認していくが、目的の本はどこにも見当たらなかった。おかしいと頭を捻らせた時、ふと洋服ダンスが目に入ってくる。


「っあ! リックに片付けられたんだった!」


 見上げるとタンスの上に、本を入れた箱があった。一九三センチもあるリックバルドは椅子に乗るだけで簡単に箱を上げていたが、サビーナはとてもじゃないがそれだけでは届かない。


「あー、もう! リックはもう家に帰っちゃったしなぁ。どうにか取れないかな」


 ちょっと汚いが、テーブルの上に椅子を置いて取ろうかと思い立つ。しかし立派なテーブルは重すぎて、サビーナの力では引きずるのが精一杯だ。これでは床に傷をつけてしまうだろう。

 サビーナは考えた末、椅子の上にもうひとつ椅子を置くことにした。重ねられた不安定な椅子の上を、タンスの取っ手を持ちながらそっと登る。そして立ち上がると目の前に目的の箱が現れた。


「良かった。これで明日、セヴェリ様に本を貸せ……るっ!?」


 ガクンッ

 箱を抱えた瞬間、体が傾く。椅子の脚のひとつが、座面から滑り落ちたのだ。


「ぎ、ぎやあああああっ」


 箱と共に落ちる前に、素早く手を離してタンスを掴む。ガクガクと揺れる椅子に片足だけが何とか乗っかっている状況で、サビーナは青冷めた。

 タンスに必死でしがみ付くも、重い本が入った箱はサビーナを床に落とそうと、顔にグイグイとのしかかってくる。

 半分落ちてきている箱を戻すべく、頭を使って押し返そうとした。しかしそうしようとすると、足元がグラグラ揺れて今にも落ちてしまいそうになる。


「ひ、ひええ……ど、どうしよう。誰か助けを……」


 呼ぼうとして、サビーナはハッと気付いた。ついいつもの癖で、服を着ていないことを。かろうじて下着は身に付けているが、人を呼べる状態にはない。


「だ、誰か助け……だ、駄目だっ。なんで私、服を着てないのーっ」


 自分の悪癖を嘆きつつ、必死にバランスを取るサビーナ。少しでも体勢が変われば、足元の椅子はガラガラと崩れ落ちてしまうだろう。

 椅子二つを乗せた高さから落ちると、どうなるだろうか。死ぬことはないにしろ、とりあえず痛いのは必至だ。


「うう、崩れ落ちるより、自分から手を離すか……でもこの本も同時に落ちてくるだろうし……」


 椅子に腰を打ち付けたり、本が降ってきて頭に落ちてくるところを想像して、こんな情けない事態に陥っている自分に涙が出てきた。


「もぅ、リックのせいだぁっ。どうしよう、どうしよう……!?」


 部屋を片してくれた兄を全面に恨んだところで、この事態が好転するわけもない。それどころかノックの音が聞こえて来て、さらに最悪の事態に陥ることとなった。


「サビーナ、いますか?」


 セヴェリの声だ。サビーナはギョッとして扉の方に意識を集中させる。なぜ、彼がこんな時間にサビーナの部屋を訪ねてきたというのか。


「サビーナ? どうしようという声が聞こえてきましたが、なにか困ったことでも?」

「い、いえ! ちょっと、その、今は手が離せないと申しますかっ」

「ドアくらい、自分で開けられますよ。入ってよろしいですか?」


 セヴェリが部屋に入ってくるなど、とんでもない。今にも崩れそうな椅子に片方の足だけで爪先立ちし、タンスを抱えて箱に顔を押し潰されそうになっている下着姿の女を、見せられるわけがないではないか。


「セヴェリ様、入ってはいけま……ぎゃあああっ! 助けてッ!!」

「サビーナ!?」


 抗議しようとして体勢が変わり、更にグラグラと足元が揺れた。思わず助けを求める声が出てしまい、セヴェリが扉を開けて入って来てしまう。


「サ、ビー……!?」


 あり得ないものを見たかのように一瞬目を広げたセヴェリ。サビーナの頬は一瞬で紅潮し、思わず手を緩めてしまった。


「あっ、やーーーっ!」

「危ないっ!!」


 ガタガタガターー〜〜ンと派手な音がして、椅子が崩れ去る。同時にサビーナの落下地点にセヴェリが滑り込み、ガチッと嫌な音がしてなにかがぶつかった。

 そのまま抱き締められてセヴェリが上になると、彼の背中に容赦なく本の塊が衝突する音がする。


「っく……」


 呻き声がして恐る恐る瞑っていた目を開けると、目の前に彼の顔があった。その唇から、僅かだが血が流れている。


「セヴェリ様! 血が……!!」


 サビーナは慌てて起き上がると、その傷の箇所に指を持って行く。すると同じようにセヴェリも右手をサビーナの唇に当てた。


「サビーナも、血が」


 サビーナはセヴェリの唇から流れる血を見、自分の血の流れる場所に触れた。口の中に鉄の味が広がる。サビーナの顔が熱くなり、その直後には血の気が引いて、頭を床にこすりつけた。


「も、申し訳ございません!!!」


 あろうことか互いの唇が接触し、雇い主であるセヴェリに怪我をさせてしまっていたのだ。『とんでもない粗相』というのはこの場面以外にいつ使うというのか。


「本当に、申し訳ありません!セヴェリ様!!」


 サビーナは許しを請うため頭を下げ続ける。そんなサビーナに、セヴェリは声を上げた。


「顔を上げなさい、サビーナ」


 サビーナはその言葉に従い、おそるおそる顔を上げた。セヴェリの顔にいつもの笑みはない。セヴェリはハンカチを取り出し、サビーナの唇の血を拭いた。


「セヴェリ様、すぐにお手当てを……!」


 右手をセヴェリに近づけようとすると、彼はそれを止める。


「それよりも、先に服を着なさい。目の毒というか保養というか……とにかく、目のやり場に困りますから」


 困ったように微笑む彼を見て、サビーナの顔はカーッっと燃え上がる。この一瞬ですっかり頭から抜け落ちていたが、下着姿のままだった。サビーナは慌てて立ち上がると、着替えを取りにバタバタと走る。

 セヴェリはというと、開けっ放しだった扉を閉めに行っているようだった。

 サビーナは急いで着替えを済ませると、改めてセヴェリの前に行って深く頭を下げ、ギュッと目を閉じた。


「本当に、本当に、失礼ばかりしてしまい、申し訳ありませんっ」


 羞恥と悔悟の気持ちでいっぱいだ。あまりの情けなさに、体が震えを見せる。


「大丈夫ですか、サビーナ」


 しかしそんなサビーナに、セヴェリは優しく声をかけてくれた。


「やはりこんな状況では、納得がいかなかったでしょうね」


 声のトーンを落とした呟くような言葉に、サビーナはパチっと目を開ける。

 ゆっくりと顔を上げて彼を見てみると、セヴェリは申し訳なさそうに眉を下げているではないか。その意味がわからず、サビーナは彼の次の言葉を待った。


「あなたの大事なファーストキスを、こんな形で奪ってしまうとは……」

「私のファーストキスなど、どうでもいいんですっ!」


 的外れなセヴェリの言葉に、サビーナはムキになってそう伝える。しかし、セヴェリの表情は変わらずつらそうだ。しかしその表情も、無言のうちにいつしか優しい笑みに変わっていく。


「同じ場所に同じ傷ができましたね」


 セヴェリがサビーナの唇に親指を置いた。触れられた場所が、燃えるように熱を放つ。

 サビーナは少しずつ変わりゆくセヴェリの笑顔に、どんどん吸い込まれていく。


「私に仕切り直しをさせてください」

「仕切り……直し……?」

「ええ。いずれ、必ず」


 サビーナはセヴェリの目から離せなくなっていた。レイスリーフェという愛する婚約者がいる身の上で、セヴェリがそんな発言をするなんて信じられない。

 ただ単にからかわれているだけなのだろうか。


「いいですね」

「は、はい」


 問われて思わず返事をしてしまうと、セヴェリの顔から柔らかな笑みがこぼれ落ちた。やはりサビーナは彼の端正な顔に見入ってしまう。


「それで今日は、なにをくださるんですか?」

「……へ?」


 セヴェリの唐突の言葉に、サビーナは首を傾げる。なんのことを言っているのか、さっぱり見当がつかない。

 そんなサビーナの様子を見て、セヴェリもまた少し不思議そうな顔をした。


「リックバルドに、この時間にサビーナの部屋に行ってほしいと言われたのですが。私に贈りたい物とはなんです?」

「えと、贈りたい物……」


 もちろんサビーナは、贈り物があるからセヴェリに来てほしいなどと、リックバルドに伝えてはいない。これも彼の作戦に違いなかった。

 しかもわざわざこの時間に指定をするとは、嫌らしいことこの上ない。サビーナはこの時間、しばらく下着で過ごす事をリックバルドは知っているのだから。


「ああ、これですか?」


 キョロキョロと何かあげられるものはないかと探していると、机の上に目が止まってしまった。それを見つけたセヴェリが、勝手に勘違いしてしまったようだ。

 セヴェリが机に近付いて手に取ったのは、あの出来損ない刺繍を纏った小瓶だった。


「あ、あの、それは……」

「この刺繍は、あなたが?」

「は、はい」


 肯定をすると、途端にセヴェリがプーッと吹き出す。そして笑いを堪えるように、クスクスと拳を口元に当てた。


「いえ、素晴らしいですね。苦労の跡が……いいえ、努力の跡が(うかが)い知れます」

「ううう……」

「本当ですよ。この中にはなにが入っているんですか?」


 セヴェリが小瓶を振ると、カカカカという細かな音が部屋に響いた。


「あの、アデラオレンジの種なんです。瓶に入れると綺麗な音が鳴ったんですが、布を巻くと鈍ってしまって……」

「ああ、本当ですね」

「その、それを差し上げるというのは兄の勘違いでして、本当は……えーっと、もっとマシな物を作って差し上げたいと……」

「いえ、これをいただきましょう」

「……っえ!」


 サビーナは思わず顔を崩してセヴェリを見上げる。彼は相変わらずクスクスと笑いながら、カカカカッと小瓶を振った。


「その、マシな物ができた時も私にくださいね? これと比べて差し上げますから」

「は、はぁ」


 そのマシな物は一体いつできるやらだ。もう刺繍は懲りたので、絵でも描くしかないだろうか。絵心もあるわけがなかったが。

 セヴェリは中のアデラオレンジの種を確認している。そしてそれを瓶の中に戻すと、なにを思ったか小瓶の紐を腰のベルトに通した。


「セ、セヴェリ様!?」

「有難く使わせて頂きますよ。こうしていると、母と一緒にいられる気がする」


 セヴェリの腰に、カカカカと微妙な音が鳴る、酷い刺繍の施された小瓶が装着された。何の冗談だろうか。こんな酷い物を身につけるなど、嫌がらせとしか思えない。


「そ、そこにつけるのはお止めになった方が……」

「なぜです」

「なぜって……セヴェリ様の格式が下がると申しましょうか……あ、それに他の女からの贈り物だなんて、レイスリーフェ様が良いお顔をしないのでは」

「彼女は気にしませんよ、きっと」

「どうしてですか?」


 つい、探るように聞いてしまった。どういう反応を示すだろうかと観察するように見ていると、セヴェリは寂しそうに笑い、扉に向かって歩き出した。


「その話は、またの機会に。これ、大切にしますよ」


 セヴェリは腰に手をやり、カカカカンと小瓶を鳴らす。


「こちらこそ、そんな物を身につけてくださってありがとうございます。おやすみなさいませ、セヴェリ様」

「おやすみ、サビーナ」


 ほんの少し、悲しい笑みを残して部屋を出て行くセヴェリ。

 あんな風に言うということは、やはりセヴェリはレイスリーフェの気持ちに気付いているのだろうか。

 サビーナは寂しそうなセヴェリの背中を見送ると、そっと扉を閉めた。


 レイスリーフェは、なぜあんなにも優しいセヴェリから心が離れてしまったのだろうか。

 もしも……あり得ないもしもだが、自分が婚約者であったなら、絶対に彼を手放したりはしないだろう。

 サビーナは、セヴェリに悲しい顔をさせるレイスリーフェを、少し恨んだ。

 そしてサビーナは鏡を覗くと、少しだけ傷の付いている唇に触れる。


「鉄の味、だったな……」


 サビーナは接触した瞬間を思い出し、一人、そう呟いた。


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