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【一二三書房一次通過作品】異世界召喚の代打に、神様転生させてもらった僕が、自重せずにハーレムをつくりながらスローライフを目指す話 - 第十話 ペット
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第十話 ペット

すみません。

少し間違いがありましたので投稿しなおしました。

内容は変わりません。

 法王国を蹂躙して数日後。

 

 ある日の孤児院での出来事です。

 僕は横庭で踏み台に乗り、大鍋に放り込んだ中身をゴリゴリと、かき混ぜてました。

 中味は冒険者ギルドで貰ってきた肉。

 食肉にならない魔物の肉だ。

 これをあえて貰ってきた。


 人が食用とするには、とても不味い魔物肉。

 だが魔物や動物には関係ない話です。


 まあ餌ですね。

 とはいえ下処理しないと駄目だが。


 作業工程は次の通り。

 最初に貰ってきた肉を血抜きして表面を焼く。

 次に水と雑穀を入れる。

 更に次はひたすら煮込む。

 最後に香草で臭みを消す。

 これで完成だ。


 鍋の湯気から逃れる様に、雲の少ない青空を見ながら汗を拭う。

 鍋の中身を再び見る。

 視線を上げると、目の前に佇む女性と、その横に居る生物が視界に入る。

 ですが無視します。

 僕は再び鍋に近づき灰汁をこまめに取り除く。


「捨ててきなさい」

「でも……」

 

 作業の合間、僕は前に居る人に話しかけました。


「元の所に捨ててきなさい」

「……だって……」


 うん。

 もう少しでお肉は柔らかくなるかな?


「だってではありません」

「だって……こんなに賢いのよ。飼っていいでしよう?」


 肉を一切れ摘み噛んでみる。

 此れぐらいの柔らかさでいいかな?

 そして噛んだ肉を吐き出す。


「駄目です」

「やだやだっ! 躾だってしたし、芸だって仕込んだんだよ一日で!」

「はあ……」


 僕はため息を付く。


「ほら……御手」


 彼女は自分の隣に居る生き物に手を差し出す。


 ポン。 


 彼女の掌の上に前足を乗せる生き物。


「おかわり」


 更に追加で前足を彼女の手に前足を乗せる。


「おすわり」

 

 その場で彼女の前で座り込む生き物。


「ク~~ン」


 可愛らしい泣き声。

 人懐っこいのか尻尾を横に振る姿が僕の視界に入る。

 そのつぶらな瞳に心が揺れる僕。

 かわいいいっ!


 嫌っ! 

 駄目だっ!



「賢いでしょう? お母さん」

「誰がお母さんですかっ! シスターッ!」


 目を潤ませ僕にお伺いをたてるシスター。

 なに四歳児にお伺いしてんだ。

 この駄目シスター。

 あっ……お肉が柔らかくなったので香草を入れるか。


「ちゃんとお世話するから~~良いでしょう?」

「そう言って何時を世話するのは最初だけっ!」

「う~~」


 上目遣いで僕を睨むるシスター。


「睨んでも駄目ですよ。餌やりも散歩も最初だけで、結局僕がやる事になるんだから」

「今度はちゃんと世話するから!」

「そう言って川魚も狼も最後は死なせたでしょっ!」


 なお死んだペットです、がシスターが死んだ川魚は香草焼き、狼は塩焼にしました。

 言うまでもなくその後、怪生物として蘇りました。


 怖かったよっ!


 なんで焼けた川魚が僕を襲うんだよっ! 狼もだしっ!

 

 はあ……うん。

 なんでペットの死骸を埋葬せずに料理してんだ?

 色々おかしいぞ、このシスターは。


「今度こそ面倒見るから、いいでしょう?」

「駄目ですっ! だいたいペットならここに……」


 僕は振り返り後ろに居る四匹を指差す。


「エルダードラゴンが居るじゃないですかっ!」


「グウゥ」 

「ク~ン」

「クハッ」

「クウウン」


 僕の後ろに居た四匹のエルダードラゴンが呻き声を上げる。

 

「そもそもそれは、エンシェントドラゴンですっ! 危ないでしょうっ!」


 僕はシスターの横に居る、巨大なエンシェントドラゴンを指差した。

 

「クアアア~フ」


 僕の言葉に肝心なエンシェントドラゴンは欠伸をする。


 エンシェントドラゴン。


 ドラゴンの頂点。

 その体色は金。

 エルダーを超える戦闘力の持ち主。

 こいつらもエルダードラゴンと同様で人言を理解する。

 それだけではない。

 こいつ等の中には異種族の言葉を操り【遺失魔術】を使う個体も居る。

 

 後は目がつぶらで可愛い。


 うん。


 最後はいらん情報だったな。


 エルダードラゴンも慣れたら可愛いがこいつも中々……。

 いかんっ!

 心を鬼にしないとっ!

 餌代がやばいっ!

 ……でも可愛いなあ……。


「だいじょうぶ。エンは賢いから危なくないよ……ね」


 シスター……。

 そのエンシェントドラゴンの名前はエンですか?

 僕も人の事言えないけど、もう少し捻った名前を考えてあげようよ……。


「エン?」


 無視していたエンを睨むシスター。

 

 ビクッ。

 ブルブルブル。

 

 怯えるエンシェントドラゴン。

 

「クアア」


 あわてて首を縦に振るエン。

 涙目です。

 最強のドラゴンが。

 コイツになにしたんだ? シスター。

 怯えてるんだけど……。


「飼っていいでしょう?」

 

 シスターは僕に笑いかける

 

「……」


 うん。

 何か色々おかしい。

 なんでこうなったんだ?


 最初から思い出してみよう。


 え~~と。

 最初にシスター達が躾けたエルダードラゴン達。

 何故か森には戻らず此処に居座った。

 目的は恐らく躾ける時に餌を上げたからだと思う。

 それに味を占め、餌を貰おうと村に居座ったんだと思う。

 

 うん。


 あの時は迷惑でしたね。

 村の者は怯えるし商人は逃げ惑うし……。

 ところがシスターだけは違った。

 

 ぶん殴って上下関係を分からせたのだ。

 結果は……。

 

 懐きました。 


 ……なんでそれで懐かれるのか分かんないです……。(遠い目)

 その後シスターてば、絶望の化身と言われてるドラゴンをペットにすると言うし。

 ……はっきり言ってこのシスターは、なに考えてるんだろうと思いました。

 

 僕はため息を付いた。

 

「ド……ドラゴンがなんでこんな所にっ!」

「確か法王国を襲撃した固体ではっ!」 


 そこへ村の青年団の男達が現れた。

 あっ……やばいっ!。

 この人達はシスターが、ドラゴンをペットにしようとしている事を知らない人達かっ!

 どうしようっ!


「あっ……どうも。ドラゴン達を新しく飼う事になりましたんで、よろしく」


 空気を読まないシスターが、満面の笑みを浮かべ村人達へ挨拶をする。


 いやいや。

 もう少しマシな事を話してよっ!


「なんだそうか、躾だけはちゃんとしてくださいよ?」

「はい」


 軽っ!

 それだけっ!


「おっ……おい、本当に大丈夫なのか?」


 だよね。


「大丈夫だって、ここのシスターはククル村の住人全員相手にしても勝てるんだからな」


 はっ?


「なら大丈夫だな」

「ああっ!」


 ……頭痛い。


 そんな理由で納得した村人も大概だと思う。

 しかしシスターはドラゴンの世話は自分がすると言った。

 だがどうせ僕が世話する羽目になるんだろうしなあ。

 どうしたものか……。

 

「兎も角。シスター駄目です」

「いいじゃないがな」


 そこへクリスが鍛錬の帰りなのか汗をタオルで拭きながら歩いてきた。

その後ろにはサキ姉さんとサラが居た。


「クリスにサラ、サキ姉さん……」

「まあいいじゃないのなの。駄目駄目シスターの願いなんだし」


 と槍を担いでサラは同じように汗を拭く。


「ですが……」

「腐……餌も食わない上に摂取するのは水だけだし良いんじゃない?」


 サキ姉さんがそう締めくくる。


「ふえっ? 今までこのエルダードラゴン達は御飯を五食ぐらい食べてましたけど?」

「腐?……おかしいわね。ドラゴンは基本魔力しか摂取の必要ないんだけど? それ以外は確か嗜好品……」

「嗜好品?」

「腐っ、本来の御飯はシスターや私、カイルみたいな魔術を扱うジョブの持ち主が何気なく垂れ流してる魔力で充分な筈よ」

「後は大気中の魔力も忘れてるがな」

「腐……そうね」

「え? でも御飯を一日五食出さないと僕に催促してくるんですけど…」


 因みにドラゴン族の餌の催促の仕方は口を鳴らします。

 そう【世界の英知】に書いてあったんだけど……。

 あ……。

 そういえばドラゴンの生態は途中までしか見てなかった。


 ……うん。


 確かに確認すると魔力が主食と書いてある。

 あっ……人化も出来るのか。

 ……ふ~~ん。(挙動不審)


「多分……カイルの御飯が美味しかったから味を占めたんだね」

「本当なのっ! アカ、ルージュ、クレナイ、シンク」 


 その言葉に即反応した僕は、バッとエルダードラゴン達の方を見て叫ぶ。

 なお命名したのは僕です。


「クウウ♪」


 一番右端のアカは人の様に口笛を吹く。


「Zzzzz」


 右から二番目のルージュは寝たふりをする。


「グウウ?」


 クレナイはよそ見して聞こえないフリをする。


「グアウ」


 シンクは穴を無心に掘ってるフリをする。


「ほう……僕を無視する気かい?」


僕は底冷えをする声を上げる。

 

「「「「グガガッガア~~」」」」


 その声ににエルダードラゴン達は震え上がる。

 誤解しないで欲しいのだが、僕ではこの四体には勝てない。

 理由は現在の上位ジョブのレベル低いからだ。


 何しろ法王国を相手にした時に得た経験値が少なかったからだ。

 まあ殆どが敵を撃破して得た物ではないからな。

 その為全ての経験値を上位ジョブ竜騎士、竜兵士、魔道弓兵を習得するのに費やした。

 但し全て一レベル。

 特化する事も考えたが戦略性も考えての事だ。

 特化型は型にはまれば強いが外れれば脆い。

 その結果、以前より若干強くなったが、この四匹にはまだ敵わない。

 そう今のジョブの強さでは……。


「シスターの怪生物(サンドイッチ)を食わせるぞ三日間」

「「「「ギイイイアアアアアアアアッ!」」」」


 代わりに僕は怪生物で脅した。


 悲鳴を上げ怯える四匹。

 その恐怖は僕への物ではない。

 怪生物に対しての恐怖である。

 僕のジョブのレベルが低く勝てないのなら、別の奴を用意して勝てばいい。

 そう思い僕はシスターの怪生物(りょうり)を使い四匹を躾けた。

 なぜそんな事をしたか?

 理由は舐められてたからだ。

 具体的には二回やられた。


 一つ、御飯が少ないと噛まれそうになる。

 二つ、糞などの排泄物を片付けないと尻尾を叩きつけようとする。


 二回やられたので堪忍袋の緒が切れてやりかえしました。

 その結果四匹とも僕に服従のポーズをとりました。


「「「「ク~~ン」」」」


 涙目で服従のポーズをとる四匹。


「良し許す。但し餌は一日一食な」


 首を縦に振る四匹。

 べ……別に今回だけなんだからね。

 人化の能力が目当てではないからね。


「カイル! 酷っ!」

「世話をしない人には何も言う権利はない」

「酷いっ!」

「はいはい」


 シスターの事を放置する僕。

 エンシェントドラゴンはエルダードラゴンの所に近づくとなにやら吼えてじゃれてる。

 うん?

 いや…何か話してるのか?


「いいんじゃないがな? 御飯くらい」

「それがキキとキルの国に支援をしたんで、少しでも経費を節約したいんですよ」

「支援金はどれぐらい?」

「まあ端金ですが二人が降嫁してくれるなら安い物です」


 僕は肩を竦める。


「そお……あっ……特産品を考えるってあの時言ってなかった?」

「ちょっと他の者達とゴタゴタしてるから後回しになるそうです」

「う~~ん。でもドラゴンの御飯ぐらい」

「なるべく安く値段は抑えても一食につき銅貨五枚ぐらいですか……」

「そ……それぐらいっ!」


 シスターは僕に詰め寄る。


「やめとくの。駄目駄目シスター」


 サラは首を横に振る。


「腐っ」

「どうして?」

「四才児に私達を含め大の大人が養われてるんだから文句は言えないの」

「「「…」」」


 なぜそんな事になったか?


 というとシスターの悪癖の所為である。

 元違法奴隷の中にもの凄く美形の男が居た。

 その男にシスターは孤児院の全財産を貢いでしまったのだ。

 肝心なその男はそのままドロン。

 実はその男は有名な詐欺師だと知ったのは後の祭りでした。

 仕方ないので生活費は僕が出すことにしました。

 四才児に養われる元王族で魔王ってどうよ。


 ……良いけどさ。

 


「腐……仕方ないがな、今回は辞めよう」

「そうだね」

「しかたないがな」

「そうなの」


 今回は諦めようとする四人。

 

「「「「ク~~ン」」」」

「ク~~ン」


 エンシェントドラゴンを含めた五匹が甘えて僕に擦り寄ってくる。


 くっ……。


 なんて可愛いい……。


 ……糞。


 前世でイグアナを飼ってたからなあ……。


「しっ……仕方ないですね。今回だけですよ」

「「「「本当っ!」」」」

「今回だけです」

「「「「「キュウ~~!」」」」」


 喜びの声を上げる四人と五匹。


 ふふっ。


 四人とも僕の本当の目的に気付いて無いみたいだな。

 まあ今回は本当に渋々だし、僕の真意には気がつかないだろう。

 人化の能力。

 それが僕の目的だ。

 後はドラゴンが可愛いからだ。

 ドラゴン達にどうやって使ってもらえばいいかな。


 ふむ。



 ◇



数日後の帰らずの森の小川の川辺。


「で……なんなの? この状況はがな」

「さ……さあ……なんでででしょうね」


 僕は冷や汗を掻きながらクリスの前に正座していた。

 そう言いながら僕は背中の甘い香りと柔らかい感触に耐えていた。


「「「「「ご主人様~~御飯下さい~~それに将来私達をお嫁にして下さい」」」」」


 僕の周りに簡素な服を着た幼女五人が居た。

 幼女達は僕に甘えるようにスリスリと体を擦り付けている。

 幼女達の外見を見ると鱗の付いた尖った耳と尻尾の生えた体を持っている。

 その正体は人化の能力を使った孤児院で飼ってるドラゴン達だ。

 


 正直に言おう。


 ドラゴン達に御飯を報酬にして人化してくれるよう頼んだのだ。

 その結果、耳と尻尾が生えた亜人に変身したのだ。



 まあ大成功ですね。


 そして約束どうり、御飯を食べさせた所これが大絶賛。

 そこで調子にのった僕は、様々な御飯を作って食べさせたら物凄く懐かれました。


 それでこの台詞を言われたのだ。


 どうもドラゴン達の間で良い伴侶の条件は旨い御飯を提供出来る事みたいだ。


 だから懐かれたらしい。


 但しその告白シーンを鍛錬中のクリスに見られたのは運が悪かった…。

 それがこの今の状況です。


「言い残すことは?」


 ガシッ。


 頭を掴まれた。

 目が笑ってないよクリス。


「モンスター娘の嫁っていいよねえええええええええええっ!」

「毎回毎回っ! 自重しろと言ってるだろうがなああああああっ!」

「いだだっだだだだだだだだだだだだっ!」


 ……頭が潰れるかと思いました。


 え? ドラゴンですか?

 その日の気分で人の姿になったり元に戻ったりしてます。

 無論食事の時は節約の為に人化してますが、何か?













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