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【一二三書房一次通過作品】異世界召喚の代打に、神様転生させてもらった僕が、自重せずにハーレムをつくりながらスローライフを目指す話 - 第七十三話 問題は山積み
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第七十三話 問題は山積み

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 三十分後。


 先程の案件の差配を済ませた新月が、また別の報告書を持って部屋に戻ってくる。

 

「まだ問題は山積みですね」

「そう?」


 僕の言葉に頷く新月。


「これは貴族達の領土徴税に関しての報告書ですが……」

「聞きましょう」

「約九割が白です」

「残りは?」

「一割が黒でした」

「予想より少ないね~~」


 現状はもっと酷いと思っていた。

 自分達の国の機関で精査出来なくて僕の所に持ってくる位だからね~~。

 

 この国の役人は脳筋過ぎて、事務能力そのものが無いのかと疑っていたが。

 まあそれは杞憂だったみたいだ。

 単に現地での情報収集能力が新月達ほど無かったらしい。


 否。


【陽炎】のジョブを身に着けた新月達が凄いのだろう。


「ただ……」

「うん?」


 言いよどむ新月に促す僕。


「調査の間にですが、どこか違和感を感じると他の者達が言っていました」

「違和感?」

「調査中に望んでいた情報が不自然に此方に入って来た感じがする……と言ってました」

「ふむ?」

「いえ、気のせいかも知れないとも言ってましたし」

「ふ~~む」


 気のせいなのか?


 ……。

 ………。


「その違和感を感じたのはどんな時だったと?」

「何でも聞き込みの時に多かったようです」


 その時僕は少し閃く物を感じた。

 勘というべきかな。


「隠密系のスキルを使っている時は少ししか感じなかったみたいです」

「ふむ? 認識阻害ではなく隠密系のスキルを使ったの?」

「以前頭領が言った言葉を守ったんですが……」

「ああ手札は隠しておけと言ったね」

「はい」

「感心だね」

「はいっ! これも頭領に妹達と共に夜這いをかける為ですっ!」


 行き成り話が明後日の方に行ったな。(遠い目)

 まあいいか。


「つまり僕が成人したら他の嫁候補を出し抜き夜這いを仕掛けると?」

「はいっ!」

「とりあえず僕も抵抗はするけど?」


 いや……抵抗しないとサキ姉さんが怖い。

 初めてはサキ姉さんに押し倒される予定だと思うし。

 押し倒すでは無い。

 押し倒される。

 

 間違いではないのであしからず。


「大丈夫ですっ! 切り札もあるし」


 拳を握り熱く語る新月。

 うん。

 つまり今は関係ない話だね。

 僕は顔を引きつらせる。


「すまないが新月、この件再調査をお願いします」

「はい?」


 話を強引に戻す僕。

 でないと新月が暴走しまくるからだ。

 そして僕を押し倒すかもしれない。

 まあ僕は四才児だからそこまでしないとは思うけど……。

 

 しないよな。(汗ジト)

 新月の目は血走ってるけど。


「但し今回は全員最初から認識阻害のスキルを使って調査して欲しい」

「何故ですか?」

「偽情報を掴まされた可能性があるからね」

「はあ~~分かりました。期限は?」

「今日の夕方まで」

「無茶ですっ!」

「急がないといけないんだ。頼む」

「はあ――……頭領は人使いが荒いですね」

「すまないね~~」

「いえ」



 夕方。



「頭領の読みどおりでした」


 新たな報告書を持って現れる新月。


「やはりか……」


 受け取った報告書に目を通す僕。


「調査報告で上がっていた黒と判断していた貴族の内二人は白でした」

「やはり」

「そして此方はかなり巧妙に偽装されていましたが、別の貴族に罪を被せていたみたいです」

「この国直属の密偵達は、そんな事にも気が付いていなかったの?」


 僕の疑問に沈黙する新月。

 その沈黙が僕の疑問を確信に変えた。

 やれやれ。



もうそろそろ投稿は終わりです。

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