Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
司書さんは無自覚でいいのです! - 本番の前に
[go: Go Back, main page]

表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
司書さんは無自覚でいいのです!  作者: 黒色猫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/16

本番の前に


「んじゃまずは、お前は何の魔法が使えるんだ?」


 準備を終えたアランさんと2人で椅子に座ると、早速問いかけられます。テーブルには薬草の山が出来上がりました。


「水魔法だけですね」

「あ?それだけか?エルフなら6つは魔法覚えれるのに」


 アランさんは最初にあ?というのが口癖なのでしょうか?ではなくて、オートマティック・オンラインでは火・水・土・風といった魔法を覚えられる数に制限があります。つまりは全ての魔法を覚えるのは不可能という事です。ちなみに覚えられるのは人間族は3つ、獣人族は1つ、エルフ族は6つ、ドワーフ族は4つといった感じですね。


「調合やるなら、木魔法は覚えておけ」

「木魔法、ですか?」


 初めて聞く魔法です。取得可能スキルを探しても、どこにも見当たりませんね。


「木魔法を使うと、薬草の効果を高めることができる。俺のポーションはそうやって作ってんだ。…お前はとりあえずここにある薬草全部鑑定してみろ」

「は、はい!わかりました」


 とりあえず手近にあった薬草を1つ鑑定してみます。


ヒール草 レア度1

一般的な薬草。ポーションの材料になる


 前に鑑定した串焼きよりも、より鮮明に知ることができますね。これも植物知識さんのおかげでしょうか。この調子でどんどん鑑定していきます。


月光草 レア度1

月の光を浴びて成長する薬草。ポーションの材料になる


陽光草 レア度1

太陽の光を浴びて成長する薬草。ポーションの材料になる


治癒草 レア度2

治癒効果が高い薬草。ポーションの材料になる


ハッカ草 レア度1

独特な風味のある薬草。ポーションの材料になる


せいれい草 レア度2

精霊の力が宿っているといわれている薬草。ポーションの材料になる


のぎく草 レア度1

のばら草の近くに生えている薬草。ポーションの材料になる


 鑑定が終わりましたー!約20種類ほどの薬草を鑑定し続けました。アランさんに匂いや手触りも覚えておけといわれたので、少し時間がかかりましたね。

 一息ついていると、アランさんにヒール草を渡されました。


「次はそれに魔力を込めてみろ」

「魔力を?それはどうやるのでしょうか?」

「あ?自分の魔力を薬草に注ぎ込むんだよ。そうすりゃ薬草の潜在効果が高められる。まずは自分の魔力の流れを感じ取れ」


 そういわれましても…。とりあえず目を瞑り、自分の中にある魔力の流れとやらを探ります。んー…分かりません。あ、でも少しホワホワしたものがあるような、ないような?


「ホッ」

「?ルノー?」


 ルノーから温かいものが流れ込んできます。いえ、少し涼しい気もしますね。これは何でしょうか?初めての感覚です。


「そのフクロウ、お前に風の魔力を送ったな。中々器用じゃねぇか」


 これが、魔力。一度認識してしまえば、自分の中に巡っている魔力の流れをつかむこともできました。ルノーのおかげですね。またおいしいお肉食べましょうね。自分の魔力を掌に集めてみます。少し不安定ですが、かなり自分の思い通りに動かせますね。


≪魔力感知を習得しました≫

≪魔力操作を習得しました≫


「!もうできるようになったのか…。なら次はヒール草に魔力を込めてみろ。ただし、どこまで魔力を注ぐのかは見極めないといけない。魔力感知をしながら魔力操作をするんだ」

「感知をしながら…」


 先ほど習得したスキルを使いながら、慎重に魔力を操作します。中々難しい作業ですね。集中力がかなり求められますね。例えるならピアノを弾きながらフラッシュ暗算するような感じでしょうか。目で魔力感知をしつつ、ヒール草を持つ手での魔力操作。どちらか一方でもおろそかにすれば、すぐに失敗してしまう作業です。…あ、葉の先まで魔力で満たされました。ここで少しずつ魔力の流れを弱くしていきます。いきなり流れを断ち切るのは、どこか良くない気がしたので。


「ーできました。アランさん、どうでしょうか?」

「あ?…完璧だ。ここまでできないはずなんだが…」


 どういう事でしょうか?詳しく聞いてみると、魔力が少しでも足りないと薬草の苦みが強く出てしまい、逆に魔力が多すぎると毒草になってしまうそうです。まぁこれが初心者がよくするミスのようでして…。アランさんは私に失敗をさせてから、この説明をするつもりだったそうです。


「普通はできないんだよ…。まぁそもそも、魔力感知と魔力操作をこの短時間で習得したのもおかしいからな…」

「そ、その2つのスキルはもともと、本を読んだ際に理解を深めてたんです。だから他の人よりも習得しやすかったのではないでしょうか?」

「あ?知識はあっても実践できるかは別だろうが。まぁいい。とりあえずお前は木魔法が取得できるはずだから、さっさとやっとけ」


 そう言われたので確認してみると、確かに取得可能スキルの中に木魔法がありました。SPは5必要みたいです。余裕ですね。ということで取得しました。ところで先ほどまではなかったのに、どうして今は取得ができるようになったのでしょうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
「ピアノを弾きながらフラッシュ暗算するような感じ」って相当難しいと思うけど、主人公はリアルでチート系の人なのかな? それとも、ゲームのスキルによる補正が働いてるのかな?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ