Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
Haphazard Fantasy ~エイルの不思議な冒険~ - 前進
[go: Go Back, main page]

表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Haphazard Fantasy ~エイルの不思議な冒険~  作者: 加藤大樹
第三章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

98/192

前進

 煌々と光る燭台で真昼のように明るくなった地下通路を急ぎ足で進みながら、エイルは考える。


 いったい、なにが起こっているのだろう。母さんが殺されて、妹が殺されて、父さんも殺されて。そして今、自分も殺されようとしている。黒騎士はおとぎ話の存在ではなかった、それも、何人もいて、血眼になって自分のことを探している。


 いったい、自分にはどんな価値があると言えようか? 自分は、ただの子どもなのに……。


 神様――人間を司る女神、トーラ様――はどうして、このような試練を与えたのだろうか? いや、そもそもこれは神のご意思なのだろうか?


 そうこうしているうちに、エイルは海岸へと続く崖の中腹にたどり着いた。ここが出口だ。


 しかし――。

 どうやって、ここから降りればいいのだろうか。


 エイルは滑り落ちないように、そっと身を乗り出して、下を覗いた。


 切り立った岩場が眼前に広がっており、まともに直進したら、海岸にたどり着く前にすり身になってしまいそうだ。


 このままでは進めない……。


 立ち尽くすエイルの背中を押したのは、ネックレスに宿る両親の想いだ。ネックレスがひときわ輝くと、ごつごつとした岩場がネックレス由来の魔力を帯びて、次々と変形していき、階段と化したのだ。


「わぁ……」


 エイルは純粋に驚いた。このネックレスを身に着けてから、事態は好転する一方だ。父親の形見は、この逃走劇に大いに役立っていた。


 足を滑らせないように、エイルは慎重に階段を下りていく。無事に両足が砂浜に着くと、少年は安堵した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ