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夫がよそで『家族ごっこ』していたので、別れようと思います! - 閑話 癒やしタイム
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夫がよそで『家族ごっこ』していたので、別れようと思います!  作者: 青空一夏
第一部

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閑話 癒やしタイム

 昼下がりのやわらかな光が、食堂の奥に敷かれた絨毯の上に差し込んでいた。


 そのふかふかの絨毯の上で、ルカはアルトのモフモフのお腹に小さな頭をのせ、すうすうと寝息を立てている。

 アルトはというと、大きな体を丸めて、まるで毛布のようにルカを包み込むようにしてじっとしていた。


 「ふふ、動けなくなっちゃったわね……アルト」


 思わず笑って、私は少し離れたソファに腰を下ろす。

 窓の外からは、小鳥のさえずりが風にのって運ばれてきた。

 昼時の混雑が過ぎて、食堂の中には、静かな安らぎだけが残っている。

 聞こえるのはルカの寝息と、時おりアルトの尻尾が「トン」と床を打つ音だけ。


 ルカの小さな手が、寝ぼけたようにアルトのお腹の毛をぎゅっと握った。アルトは、少し痛そうにしながらも動かずに、じっと耐えていた。ただ静かに、優しく守ろうとしているのが、伝わってくる。


 「……ありがとう、アルト。あなたは、本当に大事な家族だわ」


 ふと気づくと、目の奥がじんわり熱くなっていた。

 レオン団長が言っていたっけ。歳を重ねると、涙もろくなるものだって。


 特別じゃない、ただの当たり前の午後。

 けれどその穏やかさが、こんなにも尊い。


 「ルカ、生まれてきてくれて、ありがとう……」


 母親になったご褒美は、こうしてわが子の天使のような寝顔を、いつまでも見ていられること。


 私は、いつの間にかルカと一緒に眠ってしまったアルトに、そっと目を向けた。優しい、優しい時間。

 こんな時間が、ずっと続けばいいのに――そう思ってしまうほど、幸せだった。

※ルカがさらわれて、心がささくれだった方に、癒しタイムです。ルカは無事ですので、心穏やかにお待ちください。ほんと、申し訳ない。「え? そっちなの?」と思う展開が待っておりますので、続きをお楽しみに。

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