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【書籍化&コミカライズ】女神から『孵化』のスキルを授かった俺が、なぜか幻獣や神獣を従える最強テイマーになるまで - 第89話 不可視の攻撃
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【書籍化&コミカライズ】女神から『孵化』のスキルを授かった俺が、なぜか幻獣や神獣を従える最強テイマーになるまで  作者: まるせい
二章

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第89話 不可視の攻撃

「意外とあっけなかったな」


 戦闘が終わり、リッツさんがホッと息を吐く。


「流石はキャロルなんだよ。彼女がいなければ成り立たなかった」


「ん、別に普通」


 褒められているキャロルはいつもの様子で受け答えする。


「とりあえず、あとは他の連中を呼んでコカトリスの死骸を運ぶだけだな」


 どうなるかと思っていた依頼だが、結果として犠牲を一人も出すことなく片付いた。


 ところが、キャロルは相変わらず険しい顔をしている。


「どうした?」


 俺が確認すると、


「さっきのコカトリスの動きが変だった」


「どう変だったんだよ?」


 リッツさんの言葉に答える。


「コカトリスは森でこそ機動力を生かせる。不利になれば逃げ込むかもしれないと思ってたけど、その素振りすらなかった」


 確かにキャロルの言う通り、俺が対峙したコカトリスも森に逃げる素振りがなかった。もし逃げ込まれていたら面倒なことになっていたにもかかわらずにだ……。


「もしかして……森に何かいるんじゃ?」


「何かって、何?」


「それはわからない」


 ハンナさんの疑問にキャロルは曖昧に返事をした。


「でも、確かめておいた方がいい」


「今からかよ! こっちは疲れてるってのに……」


 リッツさんが嫌そうな声を出した。


「そこはリーダーの指示に従いましょう。謎の何かを突き止めるのは今後街道を安全に通行させるためにも必要ですから」


 なだめるとハンナさんもリッツさんも溜息を吐く。俺たちは森の奥の調査を始めた。





「これだけ調べても何もないんだから気のせいじゃないのか?」


「モンスターも合理的に動くとは限らないからね。私たちの作戦が上手く嵌って森に逃げ込めなかったんじゃ?」


 森に入って数十分が経つが、何ら手掛かりのようなものは見当たらない。

「むぅ……おかしい」


 キャロルはどこか納得がいかないのか首を傾げている。


「とりあえずさ、パリスさんに報告して後日人を集めて調査したらどうかな?」


 日が沈み周囲が暗くなっており視野が確保できない。


「そうだな、他のパーティも今頃コカトリスを討伐し終えてるだろうし、全員無事ならそれでいいだろ」


 確かに最大の脅威を排除しているので、後のことは皆で考えればいい。


 リッツさんの言葉に俺も気を緩めるのだが……。


「ん、ロックどうかしたのか?」


 何やらロックがじたばたと動き出す。


「その従魔嫌がってるんじゃ?」


「普段はおとなしいやつなんですけど、ちょっと待ってください。落ち着かせますから」


ロックを手に持ちあやそうとした瞬間、嫌な予感がした。


「クラウスッ! 危ないッ!」


 キャロルの切実な声が響き、俺は突き飛ばされた。


「イテテ……」


 とっさで受け身をとることができず、尻餅をついたまま顔を上げる。


「そんな……ばかな……」


「一体何が起きたの?」


 ハンナさんとリッツさんの驚き声が聞こえる。


「キャロル?」


 そこにはクリスタル化したキャロルが立っていた。


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