JP2001174212A - 回転角度検出センサのフェイルモード調整方法 - Google Patents
回転角度検出センサのフェイルモード調整方法Info
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Abstract
備えた2重系の回転角度検出センサの全ての使用領域で
あらゆるフェイルモードに対応可能とすること。 【解決手段】 スロットル開度センサを構成する2個の
ホールICからの出力1,2が、図4(a)に示すよう
に、スロットル開度の使用領域にあり、それらの相対関
係が所定誤差範囲内にあればホールICが共に正常、一
方、上側クランプ電圧または下側クランプ電圧にあり、
それらの相対関係が所定誤差範囲を越えておれば、ホー
ルICの少なくとも何れか片方に異常が発生していると
判定できる。また、出力1,2がECU側フェイル判定
電圧の範囲にあれば、スロットル開度センサとECUと
の間に異常が発生していると判定できる。これにより、
スロットル開度の高開度領域側を含む全ての使用領域に
おける異常に加え、スロットル開度センサとECUとの
間の接続状態等の異常も判定できる。
Description
を検出する非接触式の検出素子を備えた回転角度検出セ
ンサ及びその出力値を取込む電子制御ユニットにおける
フェイルモード調整方法に関し、例えば、内燃機関への
吸入空気量を調節するスロットルバルブの回転角度を検
出するホール素子、ホールIC等の非接触式の検出素子
を備えたスロットル開度センサ及び内燃機関用電子制御
ユニットにおけるフェイル判定に利用することができ
る。
触式の検出素子を備えた回転角度検出センサとして例え
ば、内燃機関への吸入空気量を調節するスロットルバル
ブの回転角度を検出するスロットル開度センサがある。
このスロットル開度センサにおいて、2個のホールIC
を備え2系統の出力を得られるよう2重系としフェイル
モードを検出するようにしたものが知られている。
ロットル開度センサでは2個のホールICからの各出力
の差分を比較しフェイルモードを検出する処理が常時、
実行されている。ここで、スロットルバルブのスロット
ル開度が高開度領域側となりスロットル開度センサのう
ち少なくとも片方のホールICからの出力が上昇しセン
サ供給電圧である5〔V〕に張付いてしまったのちで
は、このホールICが正常であったとしても例えば、シ
ョート状態との区別ができないため、スロットル開度セ
ンサに対するフェイルモードの検出範囲がスロットル開
度の使用領域の低開度領域側に限定されるという不具合
があった。
るためになされたもので、回転体の回転角度を検出する
2個の非接触式の検出素子を備えた2重系の回転角度検
出センサに対して全ての使用領域であらゆるフェイルモ
ードに対応可能な回転角度検出センサのフェイルモード
調整方法の提供を課題としている。
センサのフェイルモード調整方法によれば、回転角度検
出センサを構成する2個の非接触式の検出素子からの各
出力電圧が、スロットル開度の使用領域両端の出力電圧
に対する上限公差から下限公差までの範囲、または検出
素子からの出力電圧が、検出素子からの各出力電圧の相
対関係が所定誤差範囲内にあるときには、検出素子が共
に正常であると判定できる。また、回転角度検出センサ
からの出力電圧が、最大出力電圧または最小出力電圧及
び検出素子からの各出力電圧の相対関係が所定誤差範囲
を越えているときには、検出素子のうちの少なくとも何
れか片方に異常が発生していると判定でき、回転角度検
出センサからの出力電圧が電子制御ユニット側のフェイ
ル判定電圧範囲であるときには、回転角度検出センサと
電子制御ユニットとの間を接続している例えば、ワイヤ
ハーネス等に異常が発生していると判定できる。これに
より、回転角度検出センサにおけるスロットル開度の高
開度領域側を含む全ての使用領域における検出素子の異
常に加え、回転角度検出センサと電子制御ユニットとの
間の接続状態等のあらゆる異常が判定できることで、全
てのフェイルモードに対応した調整が可能となるという
効果が得られる。
モード調整方法では、回転体が内燃機関への吸入空気量
を調節するスロットルバルブであり、回転角度検出セン
サを構成する2個の非接触式の検出素子の異常を、一
旦、スロットル開度を初期開度位置に戻したときの出力
電圧が予め設定された所定公差範囲内であるかによって
判定できる。このため、2個の検出素子の正常または異
常をそれぞれ的確に判定できるという効果が得られる。
モード調整方法では、2個の検出素子のうち片方に異常
があれば、他方の正常なものを用いてスロットルバルブ
の駆動制御が再開されることで、スロットルバルブの駆
動制御の適切な再開が可能となるという効果が得られ
る。
モード調整方法では、2個の検出素子のうち片方に異常
があったときのスロットルバルブの駆動制御の再開タイ
ミングとしては、車両に対する運転状態変化の要求があ
ったときとされることで、スロットルバルブの駆動制御
が適切に続行されるという効果が得られる。
モード調整方法では、回転角度検出センサを構成する2
個の非接触式の検出素子のうち片方が異常と判定された
ときの車両の退避走行におけるスロットルバルブのスロ
ットル開度、内燃機関の運転状態を制御する吸気量や機
関回転数等に上限ガード値が設定される。このとき、ス
ロットルバルブのスロットル開度と内燃機関の運転状態
を制御する吸気量や機関回転数等との相関関係が予め設
定された範囲外となると、2個の検出素子の両方共に異
常が発生したとして電動モータへの通電が停止されるこ
とでスロットルバルブの駆動制御が禁止される。これに
より、退避走行における安全性が確保されるという効果
が得られる。
モード調整方法では、2個の検出素子のうち片方が異常
と判定されたときのスロットルバルブの駆動制御に際
し、スロットルバルブのスロットル開度と内燃機関の運
転状態を制御するパラメータとの相関関係が予め設定さ
れた範囲外となると、2個の検出素子の両方共に異常が
発生したとして電動モータへの通電が停止されることで
スロットルバルブの駆動制御が禁止される。これによ
り、2個の検出素子のうちの片方に異常が発生したとき
の退避走行に続く、スロットルバルブの駆動制御による
車両の走行安全性が確保されるという効果が得られる。
例に基づいて説明する。
かる回転角度検出センサのフェイルモード調整方法が適
用された内燃機関用吸気量制御装置の全体構成を示す断
面図である。また、図2は図1の左側面図である。
は主として、内燃機関(図示略)への吸気通路11が形
成されたスロットルボデー10と、この吸気通路11内
で回動軸13に固定され回動自在に軸支された略円板形
状のスロットルバルブ12と、この回動軸13にギヤ連
結されたアクチュエータとしての電動モータ20と、ス
ロットルバルブ12の回転角度としてのスロットル開度
を検出するスロットル開度センサ30とからなる。この
スロットル開度センサ30等からの出力信号は、図示し
ないECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニッ
ト)に入力され、ECUから内燃機関の運転状態に応じ
て演算された駆動信号によって電動モータ20が回転駆
動されることで、スロットルバルブ12が所望のスロッ
トル開度に制御される。
トルボデー10は、内燃機関のインテークマニホルド
(図示略)にボルト等を用いて固定されている。また、
スロットルバルブ12はその回動軸13の一端がスロッ
トルボデー10のベアリングホルダ部14に支持された
ボールベアリング15、他端がスロットルボデー10の
ベアリングホルダ部16に支持されたスラストベアリン
グ17にて回動自在に軸支されている。なお、スロット
ルボデー10のベアリングホルダ部16にはキャップ1
8が挿嵌されている。そして、スロットルボデー10の
吸気通路11に対してスロットルバルブ12が回動され
形成される間隙によって内燃機関への吸気量(吸入空気
量)が調節される。
形成されたモータ収容部19に収容されている。電動モ
ータ20にはモータ給電用端子21が突設され、電動モ
ータ20の出力軸先端にはピニオンギヤ22が挿嵌され
ている。また、スロットルバルブ12の回動軸13の一
端に固定されたロータ25には樹脂ギヤ27がインサー
ト成形され、このロータ25の内周面にはスロットル開
度センサ30を構成する円筒形状の永久磁石28が接合
されている。そして、ピニオンギヤ22はスロットルボ
デー10に固定された固定軸23を回転中心とする中間
減速ギヤ24を介して樹脂ギヤ27と噛合されている。
このロータ25と一体的な樹脂ギヤ27の外周側には、
イグニッションスイッチ(図示略)がオフ等され、電動
モータ20への通電が停止されたとき、回動軸13を介
してスロットルバルブ12を初期開度位置に戻すための
コイル状のリターンスプリング29が装着されている。
なお、ロータ25には回動軸13に対してアイドル位置
に合致させ固定するための位置決め用孔26が穿設され
ている。
が全開位置(90°)から全閉位置(0°)を通過し機
械的な停止位置である初期開度位置(『オープナ位置』
とも言う)(−10°)までの範囲で開閉駆動される所
謂オーバターン式の内燃機関用吸気量制御装置が想定さ
れている。
である円筒形状の永久磁石28と樹脂成形のセンサカバ
ー40に一体成形にて配置された2重系で非接触式の検
出素子としての2個のホールIC31,32と、これら
ホールIC31,32と外部のECUとを電気的に接続
するための導電性金属薄板からなるリードフレーム33
と、これらホールIC31,32への磁束を集中させる
磁性材料からなる分割型のステータ34とから構成され
ている。
感磁面にN極またはS極の磁界が発生するとその磁界に
感応して起電力(N極の磁界にて(+)電位、S極の磁
界にて(−)電位)がそれぞれ発生するよう永久磁石2
8の内周側に対向して配置されている。なお、本実施例
のホールIC31,32は並列に180度逆方向に配置
されている。
に、導電性金属薄板としての銅板等からなり、例えば、
5〔V〕のセンサ供給電圧が印加される信号入力用端子
(VDD)41、スロットルバルブ12のスロットル開
度信号を取出すための出力取出用端子(OUT1,OU
T2)42,43、接地用端子(GND)44から構成
されている。なお、2個のホールIC31,32の信号
入力用リード(VDD)36、接地用リード(GND)
37、出力取出用リード(OUT1,OUT2)38か
らなる各リードとリードフレーム33との接続部分は、
PBT等の熱可塑性樹脂からなるコネクトホルダ35に
より被覆されている。また、2分割されたステータ34
はコネクトホルダ35の外周側にそれぞれ嵌合され固定
され、ステータ34と2個のホールIC31,32との
間には所定の隙間が確保されている。
の開口側を閉塞すると共に、軽量で製造容易、かつ安価
でスロットル開度センサ30の各端子間を電気的に絶縁
するPBT等の熱可塑性樹脂からなる樹脂成形品であ
る。このセンサカバー40には、スロットルボデー10
の開口側に形成された凸状部47と嵌合される凹状部4
8が形成され、スロットルボデー10に図示しないクリ
ップによって結合され組付完了される。このように、ス
ロットルボデー10の凸状部47とセンサカバー40の
凹状部48とが嵌合されることで、センサカバー40側
に配置固定された2個のホールIC31,32と、スロ
ットルボデー10に回動自在に軸支されたスロットルバ
ルブ12の回動軸13と一体的に回転するロータ25の
内周側に配置固定された永久磁石28との位置関係が補
償される。
0の側面に一体成形されたコネクタ部50は、リードフ
レーム33の信号入力用端子41、出力取出用端子4
2,43、接地用端子44の各先端部51〜54及び電
動モータ20のモータ通電用端子45の先端部55,5
6等から構成されている。なお、このモータ通電用端子
45の他端にはモータ接続用端子46が一体的に接合さ
れ、スロットルボデー10とセンサカバー40との組付
状態で、電動モータ20のモータ給電用端子21がモー
タ接続用端子46を介してモータ通電用端子45に接続
される。
る2個のホールIC31,32の内部演算によるスロッ
トル開度情報の流れを示す図3のブロック図を参照して
説明する。
を構成する2個のホールIC31,32のホール素子を
用いた回転角度検出部311,321にて検出されたス
ロットルバルブ12のスロットル開度に対応する角度検
出値がA/D変換器312,322に入力される。ま
た、2個のホールIC31,32は温度検出部313,
323を有し、同時に温度検出部313,323にて検
出されたその近傍の使用環境の温度変化の温度検出値が
温度特性補正回路314,324に入力される。
ble Programmable ROM)315,325に予め書込まれ
た設定値が温度特性補正回路314,324に取込まれ
温度検出値が補正されたのちA/D変換器312,32
2に入力される。このようにA/D変換器312,32
2に入力された値はディジタル変換されたのち調整回路
316,326に入力され、EEPROM315,32
5に予め書込まれた設定値に基づきオフセット調整、ゲ
イン調整、クランプ調整が行われる。なお、オフセット
調整にてスロットル開度〔°〕に対するセンサ出力
〔V〕のオフセット分が一致され、ゲイン調整にてスロ
ットル開度〔°〕に対するセンサ出力〔V〕の傾きが一
致され、クランプ調整にてスロットル開度センサ30か
らの最大出力電圧としての上側クランプ電圧〔V〕及び
最小出力電圧としての下側クランプ電圧〔V〕が設定さ
れる。
D/A変換器317,327に出力されアナログ変換さ
れたのちスロットル開度情報として上述のホールIC3
1,32の出力取出用リード(OUT1,OUT2)3
8からリードフレーム33の出力取出用端子42,43
の先端部52,53を介してコネクタ部50に外部接続
されたECUへ出力される。
0を構成する2個のホールIC31,32からのスロッ
トル開度〔°〕の使用領域として初期開度位置(−10
°)から全開位置(90°)までのスロットルバルブ1
2が開閉駆動される範囲及びその前後の領域におけるセ
ンサ出力〔V〕を示す図4(a)の特性図について、比
較のため従来のスロットル開度〔°〕の使用領域及びそ
の前後の領域におけるセンサ出力〔V〕を示す図4
(b)の特性図を参照して説明する。
センサ30を構成する2個のホールIC31,32が共
に正常であるとき、スロットル開度の使用領域における
片方のホールIC31からのセンサ出力は出力1として
0.5〜4.5〔V〕が出力され、他方のホールIC3
2からのセンサ出力は出力2として1.0〜4.7
〔V〕が出力される。また、2個のホールIC31,3
2のうち異常となったものからのセンサ出力の最大電圧
または最小電圧としては、上述のようにクランプ調整さ
れた上側クランプ電圧4.7〔V〕または下側クランプ
電圧0.3〔V〕が出力される。したがって、スロット
ル開度センサ30に外部接続されるECU側でセンサ出
力として0.3〔V〕未満または4.7〔V〕を越えた
電圧値(図4(a)に示すECU側フェイル判定電圧)
が得られたときには、スロットル開度センサ30から出
力されることのない電圧範囲であるため、ECUはスロ
ットル開度センサ30以外の例えば、ワイヤハーネス等
の断線・ショートであるとフェイル判定することができ
る。これにより、スロットル開度の使用領域の全般に渡
ってスロットル開度センサ30を構成する2個のホール
IC31,32に対するフェイル判定が可能となる。
(b)に示すように、スロットル開度センサを構成する
2個のホールICが共に正常であるとき、スロットル開
度の使用領域における片方のホールICからのセンサ出
力は出力1として0.5〜4.5〔V〕が出力され、他
方のホールICからのセンサ出力は出力2として1.0
〜5.0〔V〕が出力される。つまり、ホールICの出
力2のスロットル開度の使用領域の高開度領域側では
5.0〔V〕に張付いてしまう。また、2個のホールI
Cのうち異常となったものからのセンサ出力としては0
〔V〕または5.0〔V〕が出力される。このため、ホ
ールICの出力2が5.0〔V〕近傍となるスロットル
開度の高開度領域側においては、スロットル開度センサ
に外部接続されるECU側でスロットル開度センサの異
常かそれ以外の例えば、ワイヤハーネス等の断線・ショ
ートであるのかをフェイル判定することは不可能であ
る。
かる回転角度検出センサのフェイルモード調整方法で使
用されているスロットル開度センサ30に外部接続され
るECUにおける具体的なフェイル判定の処理手順を示
す図5のフローチャートに基づき、上述の図4(a)を
参照して説明する。なお、このフェイル判定ルーチン
は、前回のフェイル判定にて2個のホールIC31,3
2が共に正常であるとき、即ち、後述のフラグFDFA
IL,FSFAILが共に「0」であるとき、所定時間
毎にECUにて繰返し実行される。
ホールIC31からのスロットル開度情報としての出力
1及びホールIC32からのスロットル開度情報として
の出力2がそれぞれ読込まれる。次にステップS102
に移行して、ステップS101で読込まれた出力1と出
力2との図4(a)に示す相対関係に基づき設定された
マップ(図示略)による所定誤差範囲内にあるかが判定
される。ステップS102の判定条件が成立、即ち、出
力1と出力2との相対関係が所定誤差範囲内にあるとき
には2個のホールIC31,32が共に正常であるとし
て何もすることなく本ルーチンを終了する。なお、この
ときには、電動モータ20によるスロットルバルブ12
の駆動制御が続行されることとなる。
せず、即ち、出力1と出力2との相対関係がマップによ
る所定誤差範囲を外れているときには2個のホールIC
31,32のうち少なくとも何れか片方に異常が発生し
ているとしてステップS103に移行する。ステップS
103では、電動モータ20への通電が停止されること
でリターンスプリング29の付勢力にて回動軸13を介
してスロットルバルブ12のスロットル開度が初期開度
位置に戻される。
トル開度の初期開度位置における2個のホールIC3
1,32からの各センサ出力として例えば、出力1では
0.5〔V〕、出力2では1.0〔V〕が読込まれる
(図4(a)参照)。次にステップS105に移行し
て、ステップS104で読込まれた2個のホールIC3
1,32からの各センサ出力のうち、まず、ホールIC
31からの出力1が予め設定された公差範囲内として例
えば、0.4〜0.6〔V〕にあるかが判定される。ス
テップS105の判定条件が成立せず、即ち、ホールI
C31からの出力1が公差範囲を外れているときにはス
テップS106に移行し、ホールIC31が異常である
と特定される。一方、ステップS105の判定条件が成
立、即ち、ホールIC31からの出力1が公差範囲内に
あるときにはホールIC31が正常であると特定される
ためステップS106がスキップされる。
ップS104で読込まれた2個のホールIC31,32
からの各センサ出力のうち残りのホールIC32からの
出力2が予め設定された公差範囲内として例えば、0.
9〜1.1〔V〕にあるかが判定される。ステップS1
07の判定条件が成立せず、即ち、ホールIC32から
の出力2が公差範囲を外れているときにはステップS1
08に移行し、ホールIC32が異常であると特定され
る。一方、ステップS107の判定条件が成立、即ち、
ホールIC32からの出力2が公差範囲内であるときに
はホールIC32が正常であると特定されるためステッ
プS108がスキップされる。
ホールIC31,32が共に異常であるかが判定され
る。ステップS109の判定条件が成立、即ち、2個の
ホールIC31,32が共に異常であるときにはステッ
プS110に移行し、2個のホールIC31,32が共
に異常であることを示すフラグFDFAILが「1」に
セットされる。そして、ステップS111に移行し、電
動モータ20への通電が完全に停止されることで、電動
モータ20によるスロットルバルブ12の駆動制御が禁
止(中止)され、スロットルバルブ12のスロットル開
度が初期開度位置に固定され、本ルーチンを終了する。
せず、即ち、2個のホールIC31,32のうちの何れ
か片方に異常が発生しているときにはステップS112
に移行しホールIC31,32のうちの片方が異常であ
ることを示すフラグFSFAILが「1」にセットされ
たのち、本ルーチンを終了する。
トされたのちでは、図示しない制御ルーチンにより、2
個のホールIC31,32のうち正常と判定された片方
からの出力を用いて電動モータ20によるスロットルバ
ルブ12の駆動制御が再開され退避走行が開始される。
この再開タイミングとしては、運転者からの加速または
減速等の運転状態変化の要求(図示しないアクセル開度
センサやブレーキスイッチ等からの出力値の変動にて判
定)があったときとされる。
性を確保するためスロットルバルブ12のスロットル開
度に上限ガード値が設けられる。また、内燃機関の運転
状態を制御するパラメータである吸気量、機関回転数等
にそれぞれ上限ガード値が設けられ、各パラメータのう
ち1つでも上限ガード値に達したときにはそれを越えて
スロットル開度を開側に設定しないよう電動モータ20
によるスロットルバルブ12の駆動制御が実行される。
更に、再開後における電動モータ20によるスロットル
バルブ12の駆動制御では、内燃機関の運転状態を制御
するパラメータである吸気量、機関回転数等とスロット
ル開度センサ30を構成する2個のホールIC31,3
2のうち正常側の出力との相関関係が予め設定された所
定範囲を外れたときには、2個のホールIC31,32
のうち正常と見做した片方にも異常が発生しているとさ
れる。そして、電動モータ20への通電が完全に停止さ
れ電動モータ20によるスロットルバルブ12の駆動制
御が禁止(中止)される。
サのフェイルモード調整方法は、2重系にて回転体の回
転角度を検出するよう2個の非接触式の検出素子として
のホールIC31,32を備えたものであって、ホール
IC31,32の使用領域の両端の例えば、図4(a)
に示すように、4.5〔V〕,0.5〔V〕における上
限公差または下限公差である4.6〔V〕,0.4
〔V〕を越えてそれぞれ設定した最大出力電圧としての
上側クランプ電圧4.7〔V〕及び最小出力電圧として
の下側クランプ電圧0.3〔V〕が、ホールIC31,
32に接続される図示しないECU(電子制御ユニッ
ト)側で設定されたホールIC31,32へのセンサ供
給電圧5〔V〕の両端のフェイル判定電圧範囲である
4.7〔V〕を越えた電圧値、0.3〔V〕未満より内
側となるよう設定するものである。
ットル開度センサ30を構成する2個のホールIC3
1,32からの各センサ出力電圧が、スロットル開度の
使用領域両端のセンサ出力電圧である4.5〔V〕,
0.5〔V〕に対する上限公差から下限公差までの範囲
の4.6〜0.4〔V〕、またはホールIC32からの
センサ出力電圧が4.6〜4.7〔V〕にあり、ホール
IC31,32からの各センサ出力電圧の相対関係が所
定誤差範囲内にあるときには、ホールIC31,32が
共に正常であると判定できる。また、スロットル開度セ
ンサ30からのセンサ出力電圧が、上側クランプ電圧
4.7〔V〕または下側クランプ電圧0.3〔V〕及び
ホールIC31,32からの各センサ出力電圧の相対関
係が所定誤差範囲を越えているときには、ホールIC3
1,32のうちの少なくとも何れか片方に断線・ショー
ト等の異常が発生していると判定できる。そして、スロ
ットル開度センサ30からのセンサ出力電圧がECU側
のフェイル判定電圧範囲の4.7〔V〕を越えた電圧
値、0.3〔V〕未満であるときには、スロットル開度
センサ30とECUとの間を接続しているワイヤハーネ
ス等に断線・ショート等の異常が発生していると判定で
きる。
おけるスロットル開度の高開度領域側を含む全ての使用
領域においてホールIC31,32の異常が判定できる
ことに加え、スロットル開度センサ30とECUとの間
の接続状態等の異常も判定できるため、あらゆるフェイ
ルモードに対応した調整が可能となる。
ェイルモード調整方法は、回転体が内燃機関への吸入空
気量を調節するスロットルバルブ12であり、ECUは
スロットルバルブ12のスロットル開度を使用領域の初
期開度位置に戻した状態における2個のホールIC3
1,32からのセンサ出力電圧に基づきそれぞれの異常
を判定するものである。そして、本実施例の回転角度検
出センサのフェイルモード調整方法は、ECUで2個の
ホールIC31,32のうち片方が異常と判定されたと
きには、他方の正常側にてスロットルバルブ12の駆動
制御を再開するものである。更に、本実施例の回転角度
検出センサのフェイルモード調整方法は、ECUによる
スロットルバルブ12の駆動制御の再開タイミングを、
車両に対する運転状態変化が要求されたときとして例え
ば、アクセル開度センサやブレーキスイッチ(図示略)
等からの出力値の変動にて判定するものである。
する2個のホールIC31,32の異常は、一旦、スロ
ットル開度を初期開度位置に戻したときのセンサ出力電
圧が予め設定された所定公差範囲内であるかによって判
定できる。このとき、2個のホールIC31,32のう
ち片方に異常があれば、正常なものを用いてスロットル
バルブ12の駆動制御が再開される。この再開タイミン
グとしては、車両に対する運転状態変化の要求があった
ときとされる。このため、スロットル開度センサ30を
構成する2個のホールIC31,32の異常が的確に判
定できると共に、ホール31,32のうちの何れか片方
が正常なときには退避走行が可能であり、この退避走行
の再開タイミングが車両に対する運転状態変化の要求に
対応されることでスロットルバルブ12の駆動制御を適
切に続行させることができる。
ェイルモード調整方法は、ECUで2個のホールIC3
1,32のうち片方が異常と判定されたときのスロット
ルバルブ12の駆動制御では、スロットルバルブ12の
スロットル開度、内燃機関の運転状態を制御するパラメ
ータである吸気量、機関回転数等にそれぞれ上限ガード
値を設定するものである。そして、本実施例の回転角度
検出センサのフェイルモード調整方法は、ECUで2個
のホールIC31,32のうち片方が異常と判定された
ときのスロットルバルブ12の駆動制御に際して、スロ
ットルバルブ12のスロットル開度と内燃機関の運転状
態を制御するパラメータである吸気量、機関回転数等と
の相関関係が予め設定された範囲を越えたときには、ス
ロットルバルブ12を開閉駆動する電動モータ20への
通電を停止するものである。
する2個のホールIC31,32のうち片方が異常と判
定されたときの車両の退避走行におけるスロットルバル
ブ12のスロットル開度、内燃機関の運転状態を制御す
る吸気量や機関回転数等に上限ガード値が設定される。
このとき、スロットルバルブ12のスロットル開度と内
燃機関の運転状態を制御する吸気量や機関回転数等との
相関関係が予め設定された範囲外となると、2個のホー
ルIC31,32の両方共に異常が発生したとして電動
モータ20への通電が停止されることでスロットルバル
ブ12の駆動制御が禁止される。これにより、退避走行
における安全性を確保することができる。
る回転角度検出センサのフェイルモード調整方法が適用
された内燃機関用吸気量制御装置の全体構成を示す断面
図である。
る2個のホールICの内部演算に基づくスロットル開度
情報の流れを示すブロック図である。
る2個のホールICからのスロットル開度の使用領域及
びその前後の領域におけるセンサ出力を示す特性図であ
る。
る回転角度検出センサのフェイルモード調整方法で使用
されているスロットル開度センサに外部接続されるEC
Uにおけるフェイル判定の処理手順を示すフローチャー
トである。
Claims (6)
- 【請求項1】 2重系にて回転体の回転角度を検出する
よう2個の非接触式の検出素子を備えた回転角度検出セ
ンサのフェイルモード調整方法であって、 前記検出素子の使用領域の両端における上限公差または
下限公差を越えてそれぞれ設定した最大出力電圧及び最
小出力電圧が、前記検出素子に接続される電子制御ユニ
ット側で設定された前記検出素子への供給電圧の両端近
傍におけるフェイル判定電圧範囲より内側となるよう設
定することを特徴とする回転角度検出センサのフェイル
モード調整方法。 - 【請求項2】 前記回転体は内燃機関への吸入空気量を
調節するスロットルバルブであり、前記電子制御ユニッ
トは前記スロットルバルブのスロットル開度を使用領域
の初期開度位置に戻した状態における2個の前記検出素
子からの出力電圧に基づきそれぞれの異常を判定するこ
とを特徴とする請求項1に記載の回転角度検出センサの
フェイルモード調整方法。 - 【請求項3】 前記電子制御ユニットで2個の前記検出
素子のうち片方が異常と判定されたときには、他方の正
常側にて前記スロットルバルブの駆動制御を再開するこ
とを特徴とする請求項2に記載の回転角度検出センサの
フェイルモード調整方法。 - 【請求項4】 前記電子制御ユニットによる前記スロッ
トルバルブの駆動制御の再開タイミングは、車両に対す
る運転状態変化が要求されたときとすることを特徴とす
る請求項3に記載の回転角度検出センサのフェイルモー
ド調整方法。 - 【請求項5】 前記電子制御ユニットで2個の前記検出
素子のうち片方が異常と判定されたときの前記スロット
ルバルブの駆動制御では、前記スロットルバルブのスロ
ットル開度、前記内燃機関の運転状態を制御するパラメ
ータに上限ガード値を設定することを特徴とする請求項
2乃至請求項4の何れか1つに記載の回転角度検出セン
サのフェイルモード調整方法。 - 【請求項6】 前記電子制御ユニットで2個の前記検出
素子のうち片方が異常と判定されたときの前記スロット
ルバルブの駆動制御に際して、前記スロットルバルブの
スロットル開度と前記内燃機関の運転状態を制御するパ
ラメータとの相関関係が予め設定された範囲を越えたと
きには、前記スロットルバルブを開閉駆動する電動モー
タへの通電を停止することを特徴とする請求項5に記載
の回転角度検出センサのフェイルモード調整方法。
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