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JP2003289545A - 半導体装置 - Google Patents
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JP2003289545A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003289545A
JP2003289545A JP2002378128A JP2002378128A JP2003289545A JP 2003289545 A JP2003289545 A JP 2003289545A JP 2002378128 A JP2002378128 A JP 2002378128A JP 2002378128 A JP2002378128 A JP 2002378128A JP 2003289545 A JP2003289545 A JP 2003289545A
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JP
Japan
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data
memory
reference block
motion vector
pixel data
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Pending
Application number
JP2002378128A
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English (en)
Inventor
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Tsutomu Ichikawa
勉 市川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】演算器とメモリとの間のデータのやり取りを効
率よく行い得るようにする。 【解決手段】記憶領域126-1のカラム方向に延びる各
行のn個のメモリセル130は、夫々1つの記憶部を構
成する。メモリ領域126-1のロウ方向に並ぶ各列のメ
モリセル130に夫々対応して、センスアンプSA0
SAn-1を配している。加算器125-1はnビットのそ
れぞれのビットの加算を行うためのn個の加算部140
0〜140n-1からなり、これらn個の加算部1400
140n-1はメモリ領域126-1のカラムのピッチに揃
えて配されている。加算部1400〜140n-1に所定の
記憶部のnビットのメモリセル130の記憶データをセ
ンスアンプSA0〜SAn-1を介して供給し、これに入力
データD0〜D7を足し込むことができる。また、足し込
みデータをビット線を通じて上述の所定の記憶部のnビ
ットのメモリセル130に書き戻すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば動きベク
トル検出装置における差分絶対値の足し込み演算の処理
部に適用して好適な半導体装置に関する。詳しくは、演
算器およびメモリが一体化され、演算器を構成する複数
の演算部はそれぞれメモリのカラムのピッチに揃えて配
されることによって、演算器とメモリとの間のデータの
やり取りを効率よく行うことができるようにした半導体
装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】画像処理においては、動きベクトル検出
は重要な要素の一つであり、その代表的な方法としてブ
ロックマッチング法がある。これは、あるフレームの一
部を構成するある画素ブロック(参照ブロック)につい
て、時間の異なるフレームにおける様々な位置での同一
形状画素ブロック(候補ブロック)との相関を評価し、
その中で相関が最も高い候補ブロックとの間の相対的な
位置ずれを、その参照ブロックにおける動きベクトルと
みなすものである。
【0003】ここで、候補ブロックを想定する領域が探
索範囲である。相関の評価には、参照ブロックと候補ブ
ロックとの対応する各画素間の画素データの差分絶対値
のブロック内各画素についての総和、すなわち差分絶対
値和が用いられることが多い。1個の参照ブロックにつ
き探索範囲内の画素数分の差分絶対値和(相関値)が得
られるが、これが相関値テーブルである。この相関値テ
ーブルの中で最も差分絶対値和の小さい、すなわち相関
の高いところが、画素を単位とした動きベクトルと見な
される。また実際には、この処理は演算負荷の非常に重
いものであり、ブロックの形状や大きさ、あるいは演算
に使用する画素位置などについて、様々な工夫が行われ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のブロックマッチ
ングには、差分絶対値演算器と記憶素子としての複数の
レジスタとを組み合わせた、あるいはさらに加算器をも
組み合わせたPE(Processing Element)が多く用いられ
ている。アレイ配置したPE間に並列かつパイプライン
的にデータを流すことで、複数の差分絶対値和を並列に
演算し、または差分絶対値を得た後に加算器によって総
和をし、差分絶対値和(相関値)の集まり、すなわち相
関値テーブルを生成するのである。
【0005】この場合、記憶素子としてレジスタを用い
るためにその構成素子数が多く占有面積が広くなり、さ
らに各PEに複数個(例えば2〜3個)のレジスタがあ
るのでPE全体としても占有面積が広くなる。そのた
め、半導体チップが大型化するといった問題点があっ
た。
【0006】この問題点を解決するために、記憶素子と
して、レジスタよりも小型、高密度な半導体メモリを用
いることが考えられる。その場合、加算器と半導体メモ
リとの間でデータのやり取りをして、差分絶対値の足し
込み演算を行って、最終的に相関値(差分絶対値和)を
得ることになる。
【0007】そこで、この発明では、複数の演算部とメ
モリとの間のデータのやり取りを効率よく行い得る半導
体装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、演算器およびメモリが一体化されてなり、演算器
を構成するビット単位の複数の演算部はそれぞれメモリ
のカラムのピッチに揃えて配されているものである。
【0009】この発明においては、演算器とメモリとが
一体化されている。そして、演算器を構成するビット単
位の複数の演算部が、それぞれメモリのカラムのピッチ
に揃えて配されている。例えば、演算器は加算器であ
り、入力データとメモリの記憶データとを複数の演算部
で加算し、この加算データをメモリに記憶データとして
記憶するものである。
【0010】このように、演算器およびメモリが一体化
され、演算器を構成するビット単位の複数の演算部がメ
モリのカラムのピッチに揃えて配されるものであり、演
算器からメモリへの演算データの供給および半導体メモ
リから演算器への記憶データの供給が効率的に行われ
る。
【0011】なお、メモリが、上述の複数の演算部に関
連して設けられた書き込みおよび読み出し用の第1のポ
ートと読み出し専用の第2のポートとを有することで、
メモリの記憶データの読み出しを、演算器による演算と
は別途独立して行うことができる。
【0012】また、メモリをクリアまたはプリセットす
るためのデータを生成し、このデータによってメモリを
クリアまたはプリセットすることで、外部からクリアま
たはプリセットするためのデータを入力することなく、
メモリを容易にクリアまたはプリセットすることができ
る。
【0013】また、演算器を構成する複数の演算部によ
る演算結果がオーバフローとなる場合、複数の演算部に
対応したメモリの所定領域に最大値をセットすること
で、この半導体メモリの所定領域に演算結果として誤っ
た小さな値が記憶されることを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としての動き補償予測符号化装置100の構成を示し
ている。この符号化装置100は、画像データ(動画像
を構成するフレームデータ)Diを入力する入力端子1
01と、この入力端子101に供給される画像データD
iと後述する動き補償回路110から供給される予測画
像データとの差分を演算する減算器102と、この減算
器102で得られる差分データに対してDCT(離散コ
サイン変換)を行うDCT回路103と、このDCT回
路103で得られるDCT係数に対して量子化を行う量
子化回路104と、この量子化回路104で得られた符
号化データDoを出力する出力端子105とを有してい
る。
【0015】また、符号化装置100は、量子化回路1
04で得られた符号化データDoに対して逆量子化を行
う逆量子化回路106と、この逆量子化回路106の出
力データに対して逆DCTを行って差分データを得る逆
DCT回路107と、この逆DCT回路107で得られ
る差分データと動き補償回路110で得られる予測画像
データとを加算して元の画像データを復元する加算器1
08と、この加算器108で復元された画像データを記
憶するフレームメモリ109とを有している。
【0016】また、符号化装置100は、フレームメモ
リ109に記憶された画像データを読み込み、後述する
動きベクトル検出回路111からの動きベクトルMVに
基づいて動き補償をした後、上述したように減算器10
2および加算器108に予測画像データとして供給する
動き補償回路110と、入力端子101に供給される画
像データDiの動きベクトルMVを検出して動き補償回
路110に供給する動きベクトル検出回路111とを有
している。
【0017】図1に示す動き補償予測符号化装置100
の動作を説明する。入力端子101に入力される画像デ
ータDiは、減算器102および動きベクトル検出回路
111に供給される。減算器102では、この画像デー
タDiと動き補償回路110から供給される予測画像デ
ータとの差分が演算される。
【0018】減算器102で得られる差分データはDC
T回路103に供給されて離散コサイン変換される。こ
のDCT回路103で得られるDCT係数は量子化回路
104に供給されて量子化される。そして、この量子化
回路104で得られた符号化データDoが出力端子10
5に出力される。
【0019】また、量子化回路104で得られた符号化
データDoが逆量子化回路106に供給されて逆量子化
され、さらにこの逆量子化回路106の出力データが逆
DCT回路107に供給されて逆DCTされ、差分デー
タが復元される。この差分データと動き補償回路110
からの予測データとが加算器108で加算されて元の画
像データが復元され、この復元された画像データがフレ
ームメモリ109に記憶される。
【0020】動き補償回路110では、あるフレームに
おいては、その前のフレームにフレームメモリ109に
記憶された画像データの読み込みが行われて、動きベク
トル検出回路111からの動きベクトルMVに基づいて
動き補償されて、予測画像データが得られる。この予測
画像データは、上述したように、差分データを得るため
に減算器102に供給されると共に、画像データを復元
するために加算器108に供給される。
【0021】次に、動きベクトル検出回路111の詳細
を説明する。この動きベクトル検出回路111では、ブ
ロックマッチング法により動きベクトルが検出される。
これは、図2に示すように、探索フレームの候補ブロッ
クを所定の探索範囲内で移動し、参照フレームの参照ブ
ロックと最も合致している候補ブロックを検出すること
により、動きベクトルを求めるものである。
【0022】ブロックマッチング法では、図3Aに示す
ように、1枚の画像、例えば水平H画素、垂直Vライン
の1フレームの画像が図4Bに示すように、P画素×Q
ラインのブロックに細分化される。図3Bの例では、P
=5、Q=5の例である。cがブロックの中心画素位置
である。
【0023】図4A〜Cは、cを中心画素とする参照ブ
ロックとc´を中心とする候補ブロックの位置関係を示
している。cを中心画素とする参照ブロックは、参照フ
レームの注目しているある参照ブロックであり、それと
一致する探索フレームの候補ブロックが探索フレームに
おいてc´を中心とするブロックの位置にあるものとし
ている。ブロックマッチング法では、探索範囲内におい
て、参照ブロックと最も合致する候補ブロックを見出す
ことによって、動きベクトルを検出する。
【0024】図4Aの場合では、水平方向に+1画素、
垂直方向に+1ライン、すなわち、(+1,+1)の動
きベクトルが検出される。図4Bでは、(+3,+3)
の動きベクトルMVが検出され、図4Cでは、(+2,
−1)の動きベクトルが検出される。動きベクトルは、
参照フレームの参照ブロック毎に求められる。
【0025】動きベクトルを探索する範囲を水平方向で
±S画素、垂直方向で±Tラインとすると、参照ブロッ
クは、その中心cに対して、水平に±S、垂直に±Tず
れたところに中心c´を有する候補ブロックと比較され
る必要がある。
【0026】図5は、参照フレームのある参照ブロック
の中心cの位置をRとする時に、比較すべき探索フレー
ムの(2S+1)×(2T+1)個の候補ブロックとの
比較が必要なことを示している。すなわち、この図5の
ます目の位置にc´が存在する候補ブロックの全てが比
較対象である。図5は、S=4,T=3とした例であ
る。
【0027】探索範囲内の比較で得られた評価値(すな
わち、フレーム差の絶対値和、このフレーム差の二乗
和、あるいはフレーム差の絶対値のn乗和等)の中で、
最小値を検出することによって、動きベクトルが検出さ
れる。図5の探索範囲は、候補ブロックの中心が位置す
る領域であり、候補ブロックの全体が含まれる探索範囲
の大きさは、(2S+P)×(2T+Q)となる。
【0028】図6は、動きベクトル検出回路111の構
成を示している。この動きベクトル検出回路111は、
回路全体の動作を制御するシステムコントローラ121
と、参照フレームの画像データDiが入力される入力端
子122と、この画像データDiを探索フレームの画像
データとして蓄積する探索フレームメモリ123とを有
している。フレームメモリ123の書き込み、読み出し
等の動作は、システムコントローラ121によって制御
される。
【0029】また、動きベクトル検出回路111は、複
数の差分絶対値演算器124-1〜124-Nを有してい
る。ここで、Nは、ある参照ブロック内の1個の画素デ
ータに対する探索範囲に存在する複数の画素データの個
数である。換言すれば、Nは、ある参照ブロックに対す
る探索範囲に存在する複数の候補ブロックの個数であ
る。複数の演算器124-1〜124-Nは、入力端子12
2に入力される画像データDiを構成する画素データ
を、参照ブロックの画素データDrとして共通に入力す
ると共に、また当該画素データDrに対する探索範囲に
存在する、複数の候補ブロックの画素データDc-1〜D
-Nをそれぞれ入力し、参照ブロックの画素データと候
補ブロックの画素データとの差分絶対値を演算するもの
である。
【0030】この場合、演算器124-1〜124-Nにお
いては、図7に示すように、1個の参照画素とN個の探
索範囲画素との1対Nのマッチング演算が行われる。こ
こで、参照ブロック内における参照画素の位置に応じ
て、この参照画素に対する探索範囲画素の位置が変化す
る。例えば、ハッチングして示した位置は、参照ブロッ
クの左上の1個の画素に対するN個の探索範囲画素の位
置を示している。
【0031】また、動きベクトル検出回路111は、複
数の加算器125-1〜125-Nと、複数の記憶領域12
-1〜126-Nを有する相関値テーブル生成用の半導体
メモリ126とを有している。複数の加算器125-1
125-Nは、複数の演算器124-1〜124-Nで演算さ
れて得られた差分絶対値をそれぞれ入力すると共に、半
導体メモリ126の複数の記憶領域126-1〜126-N
に記憶されていた記憶データのそれぞれを入力し、差分
絶対値を記憶データに足し込むものである。
【0032】このように、複数の加算器125-1〜12
-Nで得られた足し込みデータのそれぞれは、半導体メ
モリ126の複数の記憶領域126-1〜126-Nに記憶
データとして書き戻される。半導体メモリ126の書き
込み、読み出しの動作は、システムコントローラ121
によって制御される。
【0033】システムコントローラ121は、参照フレ
ームの各参照ブロックについて、複数の差分絶対値演算
器124-1〜124-Nにおける差分絶対値の演算、複数
の加算器125-1〜125-Nにおける足し込みの演算、
半導体メモリ126の複数の記憶領域126-1〜126
-Nへの足し込みデータの書き戻しを、ブロック内画素分
だけ行い、半導体メモリ126の複数の記憶領域126
-1〜126-Nに、各参照ブロックに対する探索範囲に存
在する複数の候補ブロックのそれぞれに対応した相関値
が得られるように制御する。
【0034】なお、入力端子122に入力される画像デ
ータDiは各ラインの画素データが連続したものとなっ
ている。そのため、演算器124-1〜124-Nに入力さ
れる参照ブロックの画素データDrは、参照ブロック毎
に連続したものではなく、複数の参照ブロックの画素デ
ータが所定数ずつ連続したものとなっている。例えば、
参照ブロックが、図3Bに示すようにP画素×Qライン
で構成される場合には、あるラインの画素データは、P
画素毎に異なった参照ブロックを構成している。また、
ある参照ブロックに着目すると、当該参照ブロックの画
素データは、Qラインの画素データが入力されてはじめ
て、全て入力されることとなる。
【0035】このように、演算器124-1〜124-N
入力される参照ブロックの画素データDrは複数の参照
ブロックの画素データが所定数ずつ連続したものとなっ
ていることから、上述した複数の差分絶対値演算器12
-1〜124-Nにおける差分絶対値の演算、複数の加算
器125-1〜125-Nにおける足し込みの演算、半導体
メモリ126の複数の記憶領域126-1〜126-Nへの
足し込みデータの書き戻しは、複数の参照ブロックに対
応して、時分割的に行われる。そして、Qラインの画素
データの入力毎に、新たな複数の参照ブロックの処理に
移っていく。
【0036】また、動きベクトル検出回路111は、参
照ブロック毎に、半導体メモリ126の複数の記憶領域
126-1〜126-Nに得られた、参照ブロックに対する
探索範囲に存在する複数の候補ブロックのそれぞれに対
応した相関値(差分絶対値和)に基づいて、参照ブロッ
クに対応した動きベクトルMVを検出する相関値テーブ
ル評価器127と、この評価器127で検出された動き
ベクトルMVを出力する出力端子128とを有してい
る。評価器127では、最小の相関値を発生する候補ブ
ロックの位置を、動きベクトルMVとして検出する。
【0037】図6に示す動きベクトル検出回路111の
動作を説明する。入力端子122に入力される画像デー
タDiは、参照ブロックの画素データDrとして、複数
の差分絶対値演算器124-1〜124-Nに共通に入力さ
れる。また、入力端子122に入力される画像データD
iはフレームメモリ123に供給され、探索フレームの
画像データとして蓄積される。
【0038】また、フレームメモリ123から当該参照
ブロックに対する探索範囲に存在する複数の候補ブロッ
クの画素データDc-1〜Dc-Nが複数の差分絶対値演算
器124-1〜124-Nにそれぞれ入力される。この候補
ブロックの画素データDc-1〜Dc-Nは、それぞれ参照
ブロックの画素データDrに対応した画素位置のものと
される。演算器124-1〜124-Nでは、画素データD
rと画素データDc-1〜Dc-Nとの差分絶対値がそれぞ
れ演算される。
【0039】また、複数の演算器124-1〜124-N
演算されて得られた差分絶対値はそれぞれ複数の加算器
125-1〜125-Nに入力される。また、この複数の加
算器125-1〜125-Nには、半導体メモリ126の複
数の記憶領域126-1〜126-Nに記憶されていた記憶
データがそれぞれ入力される。後述するように、複数の
記憶領域126-1〜126-Nのそれぞれは複数の参照ブ
ロック分の記憶部からなっている。上述したように複数
の加算器125-1〜125-Nに入力される記憶データ
は、画素データDrが含まれる参照ブロックに対応した
記憶部より読み出される。
【0040】複数の加算器125-1〜125-Nでは、そ
れぞれ記憶データに差分絶対値が足し込まれる。そし
て、このように複数の加算器125-1〜125-Nで得ら
れた足し込みデータのそれぞれは、半導体メモリ126
の複数の記憶領域126-1〜126-Nに記憶データとし
て書き戻される。この場合、画素データDrが含まれる
参照ブロックに対応した記憶部に書き戻される。
【0041】上述した複数の差分絶対値演算器124-1
〜124-Nにおける差分絶対値の演算、複数の加算器1
25-1〜125-Nにおける足し込みの演算、半導体メモ
リ126の複数の記憶領域126-1〜126-Nへの足し
込みデータの書き戻しは、参照フレームの各参照ブロッ
クについて、ブロック内画素分だけ行われる。これによ
り、半導体メモリ126の複数の記憶領域126-1〜1
26-Nに、各参照ブロックについて、参照ブロックに対
する探索範囲に存在する複数の候補ブロックのそれぞれ
に対応した相関値(差分絶対値和)が得られる。相関値
テーブル評価器127は、半導体メモリ126の複数の
記憶領域126-1〜126-Nに得られた、各参照ブロッ
クに対する探索範囲に存在する複数の候補ブロックのそ
れぞれに対応した相関値は、順次読み出されて相関値テ
ーブル評価器127に供給される。評価器127では、
各参照ブロックについて、最小の相関値を発生する候補
ブロックの位置が、動きベクトルMVとして検出され
る。このように、評価器127で検出された各参照ブロ
ックにおける動きベクトルMVは順次出力端子128に
出力される。
【0042】なお、本実施の形態において、複数の加算
器125-1〜125-Nと半導体メモリ126は一体化さ
れており、複数の加算器125-1〜125-Nを構成する
それぞれのビット単位の複数の加算部は、半導体メモリ
126のカラムのピッチに揃えて配されている。
【0043】図8は、加算器125-1およびそれに対応
した半導体メモリ126の記憶領域126-1の部分の詳
細構成を示したものである。なお、説明は省略するが、
加算器125-2〜125-Nおよびそれに対応した半導体
メモリ126の記憶領域126-2〜126-Nの部分につ
いても同様に構成されている。
【0044】図8において、記憶領域126-1には、カ
ラム方向にn個、ロウ方向にX+1個のメモリセル(Mem
ory Cell)130がマトリックス状に配されている。こ
の場合、カラム方向に延びる各行のn個のメモリセル1
30によって、それぞれ1参照ブロック分の記憶部が構
成されている。
【0045】図9は、メモリセル130の構成例を示し
ている。このメモリセル130は、書き込みおよび読み
出し用の第1のポートと読み出し専用の第2のポートと
を有する2ポート構成のものである。
【0046】負荷素子であるP型MOSトランジスタQ
1とN型MOSトランジスタQ3とが電源と接地との間
に直列に接続されてCMOSインバータ11が形成され
ていると共に、負荷素子であるP型MOSトランジスタ
Q2とN型MOSトランジスタQ4とが電源と接地との
間に直列に接続されてCMOSインバータ12が形成さ
れている。そして、これらCMOSインバータ11,1
2の各出力、すなわち記憶ノードN1,N2の各電位が
互いに他のCMOSインバータ12,11の入力、すな
わちN型MOSトランジスタQ4,Q3の各ゲート入力
となっている。
【0047】CMOSインバータ11の記憶ノードN1
は、ゲートが端子13に接続されたアクセストランジス
タQ5を介して端子14に接続される。一方、CMOS
インバータ12の記憶ノードN2は、ゲートが端子13
に接続されたアクセストランジスタQ6を介して端子1
5に接続される。端子13にはワード線WLが接続さ
れ、端子14にはビット線BLが接続され、端子15に
はビット線/BL(/BLはBLバーを表している)が接
続される。
【0048】また、N型MOSトランジスタQ7,Q8
が直列に接続され、その一端は接地され、その他端は端
子16に接続される。そして、トランジスタQ7のゲー
トは記憶ノードN1に接続され、トランジスタQ8のゲ
ートは端子17に接続される。端子16には読み出し専
用ビット線BRLが接続され、端子17には読み出し専
用ワード線WRLが接続される。
【0049】このようなメモリセル130において、一
対のCMOSインバータ11,12で構成されるメモリ
セル部に“1”または“0”のデータが記憶される。そ
して、このメモリセル部とビット線BL,/BLとの間
で、アクセストランジスタQ5,Q6を介して、読み出
しおよび書き込みのデータ転送が行われる。また、メモ
リセル部と読み出し専用ビット線BRLとの間で、アク
セストランジスタQ8を介して読み出しのデータ転送が
行われる。
【0050】なお、図9に示すメモリセル130の構成
例は、SRAM(Static Random Access Memory)セルを
ベースとしたものであるが、他のメモリセル、例えばD
RAM(Dynamic Random Access Memory)、FeRAM(F
erro-electric Random Access Memory)、MRAM(Magn
etic Random Access Memory)等におけるメモリセルをベ
ースにして構成してもよい。
【0051】図8に戻って、カラム方向に並ぶ各行のメ
モリセル130に沿って、ワード線WL0〜WLX、およ
び読み出し専用ワード線WRL0〜WRLXが配されてい
る。上述したように、ワード線WL0〜WLXはメモリセ
ル130の端子13に接続され、読み出し専用ワード線
WRL0〜WRLXはメモリセル130の端子17に接続
される。
【0052】また、ロウ方向に並ぶ各列のメモリセル1
30に沿って、ビット線BL0〜BLn-1,/BL0〜/B
n-1、および読み出し専用ビット線BRL0〜BRL
n-1が配されている。上述したように、ビット線BL0
BLn-1はメモリセル130の端子14に接続され、ビ
ット線/BL0〜/BLn-1はメモリセル130の端子15
に接続され、読み出し専用ビット線BRL0〜BRLn-1
はメモリセル130の端子16に接続される。
【0053】なお、この読み出し専用ビット線BRL0
〜BRLn-1による読み出しモードに入る前には、ビッ
ト線BRL0〜BRLn-1をプリチャージすることが必要
となる。そのために、ビット線BRL0はP型MOSト
ランジスタQ41を介して電源に接続される。そして、
このトランジスタQ41のゲートには、プリチャージ制
御信号/φRPC(/φRPCはφRPCバーを表しており、プリ
チャージ制御信号φRPCが反転されたものである)が入
力される。ビット線BRL1〜BRLn-1に関しても同様
に構成されている。
【0054】また、メモリ領域126-1のロウ方向に並
ぶ各列のメモリセル130にそれぞれ対応して、センス
アンプSA0〜SAn-1が配されている。各センスアンプ
SA 0〜SAn-1は、それぞれビット線BL0〜BLn-1
/BL0〜/BLn-1に接続されている。これにより、記憶
領域126-1のロウ方向に並ぶ各列のメモリセル130
から、ビット線対BL0,/BL0〜BLn-1,/BLn-1
よびセンスアンプSA 0〜SAn-1を介して記憶データM
0〜MDn-1の読み出しが行われる。
【0055】ここで、センスアンプSA0の部分の構成
の詳細を説明する。ビット線BL0は、P型MOSトラ
ンジスタQ21を介してN型MOSトランジスタQ22
のゲートに接続される。また、ビット線/BL0は、P型
MOSトランジスタQ23を介してN型MOSトランジ
スタQ24のゲートに接続される。そして、トランジス
タQ22,Q24の互いのソースは接続され、その接続
点はN型MOSトランジスタQ25を介して接地され
る。そして、トランジスタQ21,Q23のゲートに
は、読み出し制御信号/φR(/φRはφRバーを表してお
り、読み出し制御信号φRが反転されたものである)が
入力され、トランジスタQ25のゲートには、イコライ
ズ制御信号/φEQ(/φEQはφEQバーを表しており、イコ
ライズ制御信号φEQが反転されたものである)が入力さ
れる。
【0056】また、トランジスタQ22のドレインはP
型MOSトランジスタQ26,Q27の並列回路を介し
て電源に接続され、トランジスタQ24のドレインはP
型MOSトランジスタQ28,Q29の並列回路を介し
て電源に接続される。そして、トランジスタQ22のド
レインはトランジスタQ29のゲートに接続され、トラ
ンジスタQ24のドレインはトランジスタQ27のゲー
トに接続される。トランジスタQ26,Q28のゲート
には、イコライズ制御信号/φEQが入力される。
【0057】なお、読み出しモードに入る前にはビット
線対BL0,/BL0をプリチャージすることが必要とな
る。そのために、ビット線BL0はP型MOSトランジ
スタQ31を介して電源に接続され、ビット線/BL0
P型MOSトランジスタQ32を介して電源に接続さ
れ、ビット線BL0,/BL0はP型MOSトランジスタ
Q33を介して接続される。そして、トランジスタQ3
1〜Q33のゲートには、プリチャージ制御信号/φPC
が入力される。
【0058】センスアンプSA2〜SAn-1の部分の構成
も、上述したセンスアンプSA0の部分の構成と同様と
される。
【0059】また、上述したように、カラム方向に延び
る各行のn個のメモリセル130によって、それぞれ1
つの参照ブロックの記憶部が構成されている。所定の記
憶部にある参照ブロックの足し込みデータを順次書き込
むことを開始する前に、この所定の記憶部を構成するメ
モリセル130の記憶データをクリアすることが必要と
なる。そのために、ビット線対BL0,/BL0〜B
n-1,/BLn-1のそれぞれに対応して、“0”のデー
タを生成し、このデータをメモリセル130に書き込み
データとして供給する構成を備えている。
【0060】すなわち、ビット線BL0はN型MOSト
ランジスタQ51を介して接地される。そして、このト
ランジスタQ51のゲートには、クリア制御信号φCLR
が入力される。ビット線対BL1,/BL1〜BLn-1,/
BLn-1の部分に関しても同様に構成されている。
【0061】また、加算器125-1はnビットのそれぞ
れのビットの加算を行うためのn個の加算部1400
140n-1からなっており、これらn個の加算部1400
〜140n-1はメモリ領域126-1のカラムのピッチに
揃えて配されている。
【0062】加算部1400〜1407のそれぞれのA側
の入力端子には、差分絶対値演算器124-1からの8ビ
ットの差分絶対値のビットデータD0〜D7が入力され
る。また、加算部1408〜140n-1のそれぞれのA側
の入力端子は接地され、“0”が入力された状態とされ
る。一方、加算部1400〜140n-1のそれぞれのB側
の入力端子には、これら加算部1400〜140n-1のそ
れぞれに対応して記憶領域126-1のロウ方向に並ぶメ
モリセル130から、ビット線対BL0,/BL0〜BL
n-1,/BLn-1およびセンスアンプSA0〜SAn-1を介
して読み出された記憶データMD0〜MDn-1がそれぞれ
入力される。
【0063】加算部1400の非反転出力端子Sは、N
型MOSトランジスタQ11のゲートに接続されてい
る。そして、このトランジスタQ11のドレインは、加
算部1400に対応してロウ方向に並ぶメモリセル13
0に接続されているビット線/BL0に接続される。一
方、この加算部1400の反転出力端子/S(/SはSバ
ーを表している)は、N型MOSトランジスタQ12の
ゲートに接続される。そして、このトランジスタQ12
のドレインは、加算部1400に対応してロウ方向に並
ぶメモリセル130に接続されているビット線BL0
接続される。
【0064】トランジスタQ11,Q12の互いのソー
スは接続され、その接続点はN型MOSトランジスタQ
13,Q14の直列回路を介して接地される。そして、
トランジスタQ14のゲートには書き込み制御信号φW
が入力され、トランジスタQ13のゲートには加算部1
40n-1のキャリ出力端子COUTに得られるMSB(Most
Significant Bit)のキャリ出力CMSBがインバータ14
1を介して入力される。
【0065】加算部1401〜140n-1の出力端子S,
/S側の構成も、上述した加算部1400の出力端子S,
/S側の構成と同様とされる。
【0066】また、加算部1400のキャリ入力端子C
INは接地され、“0”が入力された状態とされる。ま
た、加算部1400〜140n-2のキャリ出力端子COUT
は、それぞれ加算部1401〜140n-1に接続されてい
る。これにより、加算部140 0〜140n-1でnビット
加算器が構成される。
【0067】また、ビット線/BL0はN型MOSトラン
ジスタQ61,Q62を介して接地される。そして、ト
ランジスタQ61のゲートにはクリア制御信号/φ
CLR(/φC LRはφCLRバーを表しており、クリア制御信号
φCLRが反転されたものである)が入力され、トランジ
スタ62のゲートには加算部140n-1のキャリ出力端
子CO UTに得られるMSBのキャリ出力CMSBが入力され
る。
【0068】図8に示す加算器125-1および記憶領域
126-1の部分の動作を説明する。まず、カラム方向に
延びる各行のn個のメモリセル130によってそれぞれ
1つの参照ブロックの記憶部が構成されているが、所定
の記憶部を構成するメモリセル130の記憶データをク
リアする動作について説明する。
【0069】所定の記憶部を構成するメモリセル130
の記憶データをクリアする場合、書き込み制御信号φW
およびクリア制御信号φCLRはアクティブ、つまり
“1”とされ、読み出し制御信号φRおよびイコライズ
制御信号φEQはインアクティブ、つまり“0”とされ、
さらにワード線WL0〜WLXのうち、所定の記憶部に対
応するワード線が活性化される。
【0070】この場合、クリア制御信号φCLRがアクテ
ィブとされてトランジスタQ51がオンとなる。そのた
め、“0”のデータが生成され、このデータがビット線
BL 0〜BLn-1に出力される。したがって、所定の記憶
部に対応するワード線を活性化することで、当該所定の
記憶部を構成するn個のメモリセル130には“0”の
データが書き込まれ、記憶データのクリアが行われる。
【0071】次に、所定の記憶部に記憶されている記憶
データMD0〜MDn-1に、8ビットの差分絶対値D0
7を、加算器125-1(加算部1401〜140n-1
で足し込み、そして加算器125-1で得られた足し込み
データAD0〜ADn-1を、当該所定の記憶部に書き戻す
動作について説明する。
【0072】所定の記憶部に記憶されている記憶データ
MD0〜MDn-1に、8ビットの差分絶対値D0〜D7を足
し込む場合、最初に、イコライズ制御信号φEQはアクテ
ィブ、つまり“1”とされ、書き込み制御信号φW、読
み出し制御信号φRおよびクリア制御信号φCLRはインア
クティブ、つまり“0”とされ、ビット線対BL0,/B
0〜BLn-1,/BLn-1のイコライズ(プリチャージ)
が行われる。
【0073】この場合、ビット線対BL0,/BL0に関
しては、イコライズ制御信号φEQがアクティブとされて
トランジスタQ31〜Q33の全てがオンとなり、ビッ
ト線BL0およびビット線/BL0に電源の電位が印加さ
れ、これらビット線BL0およびビット線/BL0は同電
位となる。他のビット線対BL1,/BL1〜BLn-1,/
BLn-1に関しても同様である。
【0074】このようにビット線対BL0,/BL0〜B
n-1,/BLn-1のイコライズが行われた状態で、読み
出し制御信号φRはアクティブ、つまり“1”とされ、
書き込み制御信号φW、イコライズ制御信号φEQおよび
クリア制御信号φCLRはインアクティブ、つまり“0”
とされ、さらにワード線WL0〜WLXのうち、所定の記
憶部に対応するワード線が活性化される。
【0075】これにより、所定の記憶部を構成するn個
のメモリセル130の記憶データMD0〜MDn-1が、そ
れぞれビット線対BL0,/BL0〜BLn-1,/BLn-1
よびセンスアンプSA0〜SAn-1を介して読み出され、
加算部1400〜140n-1のB側の入力端子にそれぞれ
入力される。したがって、所定の記憶部に記憶されてい
る記憶データMD0〜MDn-1に、8ビットの差分絶対値
0〜D7が足し込まれる。
【0076】そして、加算部1400〜140n-1におけ
る加算出力、つまり足し込みデータAD0〜ADn-1が有
効になったところで、書き込み制御信号φWはアクティ
ブ、つまり“1”とされ、読み出し制御信号φR、イコ
ライズ制御信号φEQおよびクリア制御信号φCLRはイン
アクティブ、つまり“0”とされ、さらにワード線WL
0〜WLXのうち、所定の記憶部に対応するワード線が活
性化される。
【0077】この場合、加算部1400の部分に関し
て、足し込みデータS0が“1”である場合には、トラ
ンジスタQ11はオン、トランジスタQ12はオフとな
り、ビット線/BL0に“0”が出力されることから、所
定の記憶部を構成するn個のメモリセル130のうち、
当該加算部1400に対応するメモリセル130には、
“1”のデータが記憶される。一方、加算部1400
部分に関して、足し込みデータS0が“0”である場合
には、トランジスタQ11はオフ、トランジスタQ12
はオンとなり、ビット線BL0に“0”が出力されるこ
とから、所定の記憶部を構成するn個のメモリセル13
0のうち、当該加算部1400に対応するメモリセル1
30には、“0”のデータが記憶される。
【0078】他の加算部1401〜140n-1の部分に関
しても同様である。これにより、加算器125-1で得ら
れた足し込みデータAD0〜ADn-1は、所定の記憶部を
構成するn個のメモリセル130に書き戻される。
【0079】なお、足し込みの動作において、オーバフ
ローとなる場合には、加算部140 n-1のキャリ出力端
子COUTに得られるMSBのキャリ出力CMSBが“1”と
なるため、トランジスタQ13はオフとなり、足し込み
データAD0〜ADn-1が、所定の記憶部を構成するn個
のメモリセル130に書き込まれることはない。
【0080】その代わり、この場合、トランジスタQ6
1がオンとなる他に、トランジスタQ62もオンとなる
ので、ビット線/BL0〜/BLn-1にそれぞれ“0”の信
号が出力される。したがって、所定の記憶部を構成する
n個のメモリセル130のそれぞれに“1”のデータが
書き込まれる。つまり、この所定の記憶部には最大値が
記憶される。
【0081】次に、所定の記憶部に記憶された、ある参
照ブロックに対応した最終的な足し込みデータ、つまり
相関値(差分絶対値和)を、読み出す場合の動作を説明
する。
【0082】最初に、プリチャージ制御信号/φRPCがア
クティブ、つまり“1”とされ、読み出し専用ビット線
BRL0〜BRLn-1のプリチャージが行われる。この場
合、トランジスタQ41はオンとなり、読み出し専用ビ
ット線BRL0〜BRLn-1のそれぞれに電源の電位が印
加される。
【0083】このように読み出し専用ビット線BRL0
〜BRLn-1のイコライズが行われた状態で、読み出し
専用ワード線WRL0〜WRLXのうち、所定の記憶部に
対応する読み出し専用ワード線が活性化される。これに
より、所定の記憶部を構成するn個のメモリセル130
の記憶データΣ0〜Σn-1が、それぞれ読み出し専用ビッ
ト線BRL0〜BRLn-1に得られる。ここで、記憶デー
タΣ0〜Σn-1は、nビットの相関値(差分絶対値和)を
構成している。
【0084】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、加算器125-1〜125-Nと相関値テーブル生成
用の半導体メモリ126とを用いて差分絶対値を累積し
ていき、この半導体メモリ126に、参照ブロックに対
する探索範囲に存在する複数の候補ブロックのそれぞれ
に対応した相関値(差分絶対値和)を得るようにしたも
のであり、従来のように記憶素子としてレジスタを用い
るものに比べて、占有面積を小さくでき、半導体チップ
の大型化を防止することができる。
【0085】また、加算器125-1〜125-Nおよび相
関値テーブル生成用の半導体メモリ126とを一体化
し、加算器125-1〜125-Nをそれぞれ構成するビッ
ト単位の複数の加算部1400〜140n-1が半導体メモ
リ126のカラムのピッチに揃えて配されているので
(図8参照)、加算器125-1〜125-Nから半導体メ
モリ126への足し込みデータAD0〜ADn-1の供給お
よび半導体メモリ126から加算器125-1〜125-N
への記憶データMD0〜MDn-1の供給を効率的に行うこ
とができる。
【0086】また、半導体メモリ126が、上述の複数
の加算部1400〜140n-1に関連して設けられた書き
込みおよび読み出し用の第1のポートと、読み出し専用
の第2のポートとを有するものであり(図8参照)、半
導体メモリ126からのある参照ブロックに対応する相
関値Σ0〜Σn-1の読み出しを、足し込みとは別途独立し
て行うことができる。
【0087】また、半導体メモリ126の所定の記憶部
を構成するメモリセル130の記憶データをクリアする
際に、トランジスタQ51をオンとして、クリアするた
めの“0”データを生成し、このデータをメモリセル1
30に書き込みデータとして供給するものであり、外部
からクリアするためのデータを入力することなく、半導
体メモリ126を容易にクリアすることができる。
【0088】また、加算器125-1〜125-Nをそれぞ
れ構成する複数の加算部1400〜140n-1による演算
結果がオーバフローとなる場合、複数の加算部1400
〜140n-1に対応した半導体メモリ126の所定の記
憶部に最大値を記憶(セット)するものであり、この所
定の記憶部に誤った小さな値が相関値として記憶され、
動きベクトルの検出誤りが生じることを防止できる。
【0089】なお、上述実施の形態において、半導体メ
モリ126の記憶領域126-1〜126-Nでは、ビット
線BL0〜BLn-1をトランジスタQ51を介して接地
し、このトランジスタQ51のゲートにクリア制御信号
CLRを入力する構成とし、クリア信号φCLRをアクテ
ィブとしたとき所定の記憶部を構成するn個のメモリセ
ル130に“0”のデータが書き込まれてクリアされる
ものを示した(図8参照)。
【0090】ここで、図8に破線図示するように、ビッ
ト線/BL0〜/BLn-1をトランジスタQ52を介して接
地し、このトランジスタQ52のゲートにクリア制御信
号/φCLRを入力する構成とした場合、クリア信号φCLR
をアクティブとしたとき、トランジスタQ52で“1”
のデータが生成され、所定の記憶部を構成するn個のメ
モリセル130に“1”のデータが書き込まれる。
【0091】したがって、ビット線対BL0,/BL0
BLn-1,/BLn-1のそれぞれに対応してトランジスタ
Q51,Q52を設けておき、それらのいずれかを選択
的にビット線に接続し、クリア信号φCLRをアクティブ
としたとき所定の記憶部を構成するn個のメモリセル1
30に、所定のデータをプリセットするようにしてもよ
い。このプリセットデータを工夫することで、例えば平
坦な絵柄の部分においては(0,0)等の特定の動きベ
クトルが検出されやすくできる。このプリセットの設定
は、半導体装置の設計時に予め決めておけばよく、従っ
てコンタクトレイヤのプログラムなどによって設定する
ことが想定される。
【0092】また、上述実施の形態においては、加算器
125-1〜125-Nおよび相関値テーブル生成用の半導
体メモリ126とを一体化したものであるが、さらに差
分絶対値演算器124-1〜124-Nや相関値テーブル評
価器127をも一体化するようにしてもよい。
【0093】また、上述実施の形態においては、メモリ
セル130が2ポート構成のものであったが(図9参
照)、メモリセルが2ポート構成でなくてもよく、半導
体メモリ126全体として2ポート構成であってもよ
い。さらには、半導体メモリ126として2ポート構成
でなくとも、例えば映像信号におけるブランキング期間
に相関値(テーブルデータ)の読み出しを行ったり、同
一機能ブロックを複数個有してフィールドまたはフレー
ム間でインターリーブさせて用いるなど、足し込みと相
関値の読み出しとを同一ポートにおいて異なる期間に行
ってもよい。
【0094】また、上述実施の形態においては、加算器
125-1〜125-Nおよび半導体メモリ126を用いた
足し込みを、動きベクトル検索における差分絶対値の足
し込みに適用したものであるが、他の信号処理における
同様の足し込みにも適用することができる。
【0095】また、上述実施の形態においては、加算器
125-1〜125-Nおよび相関値テーブル生成用の半導
体メモリ126とを一体化したものであるが、減算器、
乗算器、除算器などのその他の演算器と半導体メモリと
を一体化したものも同様に構成でき、演算器と半導体メ
モリとの間のデータのやり取りを効率よく行うことがで
きる。
【0096】次に、図10以降を使用して、動きベクト
ル検出回路の他の例について説明する。最初に、この例
における動きベクトル検出方法について説明する。従来
のブロックマッチング法は、参照ブロックと各候補ブロ
ックとの間の対応する画素データ間の差分絶対値をブロ
ックについて全て加算した差分絶対値和を相関値として
得、これによって生成される探索範囲に対応した大きさ
の相関値テーブルにおいて、テーブルの中心位置と相関
値が最小である位置とのずれをその参照ブロックにおけ
る動きベクトルとするものである。
【0097】この方法においては、マッチングのとれて
いない情報をも全て含めて相関値テーブルを生成してお
り、相関値の分布は広がったものとなる。そのため、図
10に示すように、参照ブロック内に動きの異なるもの
が複数混在する場合には、各々の動きを示す相関値の最
小値が他の動きにおける分布に埋もれ、誤った位置に最
小値が生じることもある。
【0098】ここで、従来のブロックマッチング法の処
理手順を説明する。図11の中央列に示すように、参照
ブロックを構成する画素データと、これに対応する探索
範囲内の各画素データとの間で1対Nのマッチング演
算、例えば差分絶対値演算を行って、暫定的な相関値テ
ーブルを得る。そして、参照ブロックを構成する#1〜
#Mの全画素データに対応した暫定相関値テーブルの各
差分絶対値を、探索範囲の画素位置毎に足し込んで、相
関値テーブルを生成する。そして、この相関値テーブル
に基づいて参照ブロックの動きベクトルを検出する。
【0099】これに対して、この例における係る動きベ
クトル検出方法では、図11の右列に示すように、参照
ブロックを構成する各画素データ毎に、マッチング演算
の結果に基づき、マッチングの度合いがその閾値より高
いときは計数値として0以外の値を配し、マッチングの
度合いがその閾値以下のときは計数値として0を配した
計数値テーブルを生成する。
【0100】図示の計数値テーブルにおいては、最もマ
ッチングの度合いが高い画素位置に○を記し、次にマッ
チングの度合いが高い画素値に△を記し、またその次に
マッチングの度合いが高い画素位置に×を記している。
そして、計数値としては、○が「+3」、△が「+
2」、×が「+1」、印のない画素位置は「0」などと
する。例えば、表1に示すように、マッチング演算結果
としての例えば差分絶対値が0,1,2のときは、それ
ぞれ計数値として「+3」,「+2」,「+1」を生成
し、一方その差分絶対値が3以上であるときは計数値と
して「0」を生成する。
【0101】
【表1】
【0102】そして、参照ブロックを構成する#1〜#
Mの全画素データに対応した計数値テーブルの各計数値
を度数とし、この度数を探索範囲の画素位置毎に足し込
んで、探索範囲の画素位置に対応して度数の累積値が配
されたヒストグラムテーブルを生成する。そして、この
ヒストグラムテーブルの度数の極大値または極小値に基
づいて、参照ブロックの動きベクトルを検出する。
【0103】ここで、マッチングの度合いが高いときに
配する計数値が正の値であるときは極大値であり、一方
その計数値が負の値であるときは極小値である。このヒ
ストグラムテーブルにおける度数の極大値または極小値
の位置は、参照ブロック内に存在する動きに対応した動
きベクトルを表すものとなる。
【0104】この例の動きベクトル検出方法によれば、
マッチングの度合いが高いときのみ計数値として0以外
の値を配して計数値テーブルを生成するものであって、
ヒストグラムテーブルはマッチング度合いが高いものの
みによって生成されることとなり、その度数の分布はよ
り先鋭化されたものとなる。そのため、参照ブロック内
に動きの異なるものが複数混在する場合には、ヒストグ
ラムテーブルに複数個の極大値または極小値が明瞭に分
離して示され易くなる。したがって、参照ブロックの一
個または複数個の動きベクトルを正しく検出できる。
【0105】参照ブロック内に異なる2つの動きがある
場合について、従来のブロックマッチング法における相
関値テーブルおよびこの例の動きベクトル検出方法にお
けるヒスとグラムテーブルの一例を、それぞれ図12お
よび図13に示す。図12に示す相関値テーブルは、こ
の発明に係るヒストグラムテーブルとの比較を容易にす
るため、相関値の大小関係を入れ換えて表示している。
すなわち、いずれにおいても、最大値あるいは極大値の
位置が動きベクトルを表す。
【0106】図12に示す相関値テーブルに基づいて動
きベクトルを検出する従来のブロックマッチング法で
は、より支配的な方の動きを示す動きベクトルは検出さ
れるが、他方の動きを示す動きは埋もれてしまって、そ
の動きを示す動きベクトルの検出は困難である。これに
対して、図13に示すヒストグラムテーブルに基づいて
動きベクトルを検出するこの例の動きベクトル検出方法
では、ヒストグラムテーブルに明瞭に分離して2個の極
大値が現れており、2つの動きをそれぞれ示す2個の動
きベクトルを容易に検出できる。
【0107】なお、上述では、マッチングの度合いを上
位3位とそれ以外との4種類に分類したが、これに限る
必要はなく、3種類以下あるいは5種類以上であっても
構わない。また、上述では、各計数値をマッチングの度
合いに応じて小さい方から「0」,「+1」,「+
2」,「+3」としたが、これについてもこの計数値の
用い方に限るものではなく、例えば○〜×については全
て「+1」とし、それ以外を「0」としてもよい。ただ
し、マッチングの度合いがその閾値より高いときに配す
る計数値を一定値とするのではなく、マッチングの度合
いが高い程、絶対値の大きな値とすることで、ヒストグ
ラムテーブルの度数の分布を一層先鋭化できる利益があ
る。
【0108】ところで、参照ブロックを構成する画素デ
ータの周囲におけるアクティビティが高い場合、すなわ
ちその画素データとその周囲にある画素データとの値の
違いが大きい場合(信号波形としてみた場合に波形振幅
が大きい場合)、本来正しいとすべき動きベクトルの位
置においてもマッチングの度合いが低くなってしまう。
これは、一般的には1画素よりも小さな動き量の成分が
あり、そのため周囲画素データとの値の違いが大きいほ
ど、マッチングすべき位置においても画素データ値間の
差分が大きくなってしまうことによる。
【0109】この場合の対処方法として、周囲における
アクティビティが大きな参照ブロックに対応した計数値
テーブルの計数値に関しては、その計数値の絶対値が大
きくなるように設定することが有効である。
【0110】具体的には、まず、参照ブロックを構成す
る各画素データ毎に、アクティビティAをそれぞれ求め
る。例えば、図14に示すように、アクティビティAを
求める対象の画素データをaとし、その周囲の4個の画
素データをb〜dとし、(1)式により、アクティビテ
ィAを算出する。 A=|a-b|+|a-c|+|a-d|+|a-e| ・・・(1)
【0111】そして、参照ブロックを構成する各画素デ
ータ毎に、アクティビティAの最大アクティビティA_m
axに対する割合が高い程大きな値を補正係数kとして得
るようにする。表2は、補正係数kの設定例を示してい
る。この表2において、A_norは、アクティビティAを
最大アクティビティA_maxで割って正規化したアクティ
ビティであって、アクティビティAの最大アクティビテ
ィA_maxに対する割合を示すものである。
【0112】
【表2】
【0113】そして、参照ブロックを構成する各画素デ
ータに対応した計数値テーブルの計数値に、それぞれこ
の各画素データに対応した補正係数kを掛けて補正する
(表1の「補正した計数値」の項参照)。
【0114】なお、上述したように、補正係数kを求
め、この補正係数kを計数値に掛けて補正する代わり
に、マッチングの度合いに応じて計数値を生成する際に
用いられる閾値を、アクティビティが大きい程低くなる
ように変更してもよい。
【0115】例えば、上述の表1の例では、差分絶対値
が閾値3より小さいときは計数値を0以外の値(+3〜
+1)とし、一方差分絶対値が閾値3以上のときは計数
値を0としたが、この閾値をアクティビティが大きい程
大きくなるように変更する。この場合、差分絶対値の閾
値を大きくするということは、マッチングの度合いの閾
値を低くすることを意味している。
【0116】このように、閾値を変更する場合にあって
も、上述した計数値を補正係数kで補正する場合と同様
に、周囲におけるアクティビティが大きな参照ブロック
の画素データに対応した計数値テーブルの計数値に関し
ては、その絶対値が大きくなる。これにより、アクティ
ビティによるマッチングの度合いの変化による不具合を
軽減できる。
【0117】上述したように、この例に係る動きベクト
ル検出方法では、ヒストグラムテーブルに基づいて、参
照ブロックの1個または複数個の動きベクトルを検出で
きる。なお、このように検出された動きベクトルに基づ
いて、さらに参照ブロックを構成する各画素データの動
きベクトルを特定することができる。
【0118】その場合、参照ブロックを構成する画素デ
ータと、この画素データの画素位置を基準として上述し
たように検出された動きベクトルに対応した探索フレー
ムの画素位置の画素データとの間の相関情報、例えば差
分絶対値あるいは差分二乗値等を求め、最も相関が高く
なる場合の動きベクトルを、その参照ブロックを構成す
る画素データの動きベクトルとする。
【0119】上述したように、参照ブロックの動きベク
トルを正しく検出できることから、その動きベクトルに
基づいて特定される各画素データの動きベクトルも精度
の高いものとなる。なお、このように特定される参照ブ
ロックを構成する各画素データの動きベクトルから孤立
した動きベクトルを除去することで、この各画素データ
の動きベクトルの精度をさらに高めることができる。
【0120】ここで、孤立した動きベクトルとは、ある
画素データの動きベクトルがその周囲の画素データの動
きベクトルと異なっている場合のそのある画素データの
動きベクトルを意味している。そして、孤立した動きベ
クトルの除去とは、そのある画素データの動きベクトル
をその周囲の画素データの動きベクトルに置き換えるこ
とを意味している。
【0121】図15は、上述した他の例としての動きベ
クトル検出回路200の構成を示している。この動きベ
クトル検出回路200においては、図16に示すよう
に、探索フレームに対して参照フレームは過去のフレー
ムであり、入力フレームが探索フレームである。
【0122】この動きベクトル検出回路200は、回路
全体の動作を制御するシステムコントローラ201と、
探索フレームとしての入力フレームの画像データDiが
入力される入力端子202と、この画像データDiを、
次フレームの参照フレームの画像データとして蓄積する
参照フレームメモリ203とを有している。フレームメ
モリ203の書き込み、読み出し等の動作は、システム
コントローラ201によって制御される。
【0123】また、動きベクトル検出回路200は、マ
ッチング演算としての差分絶対値演算を行う差分絶対値
演算器204-1〜204-Nを有している。複数の演算器
204-1〜204-Nは、入力端子202に入力される画
像データDiを構成する画素データを探索フレームの画
素データDcとして共通に入力すると共に、この画素デ
ータDcを探索範囲に含む参照フレームの所定の参照ブ
ロック(同一タイミングでは最大2個)の画素データD
-1〜Dr-Nをそれぞれ入力し、画素データDcと画素
データDr-1〜Dr-Nとの差分絶対値を演算するもので
ある。
【0124】この場合、図16に示すように、探索フレ
ーム内の入力画素とマッチング演算をするべき参照フレ
ーム内の参照画素は、その探索範囲内に入力画素が位置
する複数の参照画素である。その複数の参照画素の位置
する範囲は、ある参照画素の索範囲と表裏一体の関係に
あり、入力画素を仮に参照画素と見なした場合の探索範
囲を左右および上下で反転したものとなる。
【0125】従って、これらの複数の参照画素は、多く
の場合は複数の参照ブロックにわたって位置し、また1
個の参照ブロックにおける画素数も1個から全てと一定
ではない。また、これら参照ブロックの組み合わせおよ
び1個の参照ブロックにおける画素の組み合わせは、入
力画素の位置によっても異なる。
【0126】また、図15に戻って、動きベクトル検出
回路200は、複数の演算器204 -1〜204-Nで演算
されて得られた複数の差分絶対値のそれぞれに対応し
て、計数値を生成する計数値生成部205を有してい
る。この計数値生成部205は、計数値として、差分絶
対値がその閾値より小さいときは、マッチングの度合い
がその閾値より高いとして0以外の所定値を生成し、一
方差分絶対値がその閾値以上のときは、マッチングの度
合いがその閾値以下であるとして0を生成する。例え
ば、計数値生成部205は、上述した表1に示すよう
に、差分絶対値が0,1,2のときは、それぞれ計数値
として「+3」,「+2」,「+1」を生成し、一方そ
の差分絶対値が3以上であるときは計数値として「0」
を生成する。この場合、閾値は3である。
【0127】また、動きベクトル検出回路200は、複
数の演算器204-1〜204-Nにそれぞれ対応した記憶
領域206-1〜206-Nを有する、計数値テーブル生成
用の記憶手段としての半導体メモリ206を有してい
る。半導体メモリ206の書き込み、読み出しの動作
は、システムコントローラ201によって制御される。
【0128】システムコントローラ201は、複数の演
算器204-1〜204-Nで得られた差分絶対値にそれぞ
れ対応して計数値生成部205で生成された計数値を、
その計数値に係る演算器および参照ブロックの画素位置
に対応した半導体メモリ206の計数値記憶領域に書き
込み、この半導体メモリ206に、参照ブロックを構成
する各画素データに対応した計数値テーブルが得られる
ように制御する。ここで、計数値テーブルは、探索範囲
の各画素位置に対応して計数値が配されたものである。
【0129】図17に示すように、この動きベクトル検
出回路200において、参照ブロックの大きさは8×8
画素、探索範囲は(−3〜+4)×(−3〜+4)画素
とされる。参照ブロックの探索範囲には、(3+4+
1)×(3+4+1)=64個の候補ブロックが存在す
る。そのため、N=64とされる。つまり、複数の演算
器204-1〜204-N、半導体メモリ206の複数の記
憶領域206-1〜206 -Nは、それぞれ64個である。
【0130】複数の演算器204-1〜204-Nは、各参
照ブロックについて、それぞれ1個の候補ブロックに対
応した差分絶対値を求める演算を担当する。また、半導
体メモリ206の複数の記憶領域206-1〜206
-Nは、それぞれ参照フレームの横一行の参照ブロック数
に対応した個数のブロック記憶領域を有している。さら
に、各ブロック記憶領域は、参照ブロックを構成する画
素データの個数分の計数値記憶領域を有している。
【0131】なおここで、入力端子202に入力される
画像データDiはプログレッシブ方式によるものとす
る。入力端子202に入力される画像データDiは各ラ
インの画素データが連続したものとなっている。
【0132】図17に示すように、探索範囲は(−3〜
+4)×(−3〜+4)画素であり、また参照ブロック
の大きさは8×8画素である。そのため、ある参照ブロ
ックに対する探索範囲の最も上の入力画素が含まれるラ
インを1ライン目とすると、この探索範囲の最も下の入
力画素が含まれるラインは15ライン目となる。したが
って、ある参照ブロックを構成する各画素データに対応
した計数値テーブルを得るためには、15ラインの画素
データが必要となる。なお、図17には、1個の参照ブ
ロックのみを示しているが、上述の15ラインの画素デ
ータに基づいて、横一行分の全参照ブロックについて、
それを構成する各画素データに対応した計数値テーブル
を得ることができる。
【0133】また、動きベクトル検出回路200は、参
照ブロックを構成する各画素データ毎に周囲におけるア
クティビティAを求め、この各画素データ毎にアクティ
ビティAの最大アクティビティA_maxに対する割合が高
い程大きな値を補正係数kとして得る補正係数取得部2
07を有している。
【0134】補正係数取得部207は、例えば以下のよ
うにして、参照ブロックを構成する各画素データにそれ
ぞれ対応した補正係数kを取得する。まず、例えば図1
4に示すように、アクティビティAを求める対象の画素
データをaとし、その周囲の4個の画素データをb〜d
とし、上述した(1)式により、参照ブロックを構成す
る各画素データ毎に、アクティビティAを求める。次
に、参照ブロックを構成する各画素データ毎に、アクテ
ィビティAを最大アクティビティA_maxで割って正規化
したアクティビティA_norを求め、例えば上述した表2
のように補正係数kを設定する。
【0135】また、動きベクトル検出回路200は、上
述した半導体メモリ206より読み出され、後述する複
数の加算器209-1〜209-Nに供給される、参照ブロ
ックを構成する各画素データに対応した計数値テーブル
の計数値に、それぞれ補正係数取得部207で取得され
た各画素データに対応した補正係数kを掛けて補正する
計数値補正部208を有している。
【0136】また、動きベクトル検出回路200は、複
数の加算器209-1〜209-Nと、複数の記憶領域21
-1〜210-Nを有するヒストグラムテーブル生成用の
記憶手段としての半導体メモリ210とを有している。
複数の加算器209-1〜209-Nは、半導体メモリ20
6より読み出され、計数値補正部208で補正された、
参照ブロックを構成する所定の画素データに対応した計
数値テーブルの計数値をそれぞれ度数として入力すると
共に、半導体メモリ210の複数の記憶領域210-1
210-Nに記憶されていた記憶データのそれぞれを入力
し、度数を記憶データに足し込むものである。
【0137】このように、複数の加算器209-1〜20
-Nで得られた足し込みデータのそれぞれは、半導体メ
モリ210の複数の記憶領域210-1〜210-Nに記憶
データとして書き戻される。半導体メモリ210の書き
込み、読み出しの動作は、システムコントローラ201
によって制御される。
【0138】システムコントローラ201は、半導体メ
モリ206からの計数値テーブルの計数値の読み出し、
複数の加算器209-1〜209-Nにおける足し込みの演
算、半導体メモリ210の複数の記憶領域210-1〜2
10-Nへの足し込みデータの書き戻しを、参照ブロック
を構成する各画素データに対応した複数の計数値テーブ
ルの個数分だけ繰り返し、半導体メモリ210に、探索
範囲の各画素位置に対応して度数の累積値が配されたヒ
ストグラムテーブルが得られるように制御する。
【0139】また、動きベクトル検出回路200は、参
照ブロック毎に、半導体メモリ210に得られたヒスト
グラムテーブルにおける極大値に基づいて、動きベクト
ルを検出する動きベクトル検出部211を有している。
ヒストグラムテーブルにおける度数の極大値は、参照ブ
ロック内に存在する動きに対応した動きベクトルを表し
ている。そのため、参照ブロック内に動きの異なるもの
が複数混在する場合にはヒストグラムテーブルに複数個
の極大値が示されることとなり、動きベクトル検出部2
11では複数個の動きベクトルが検出される。
【0140】また、動きベクトル検出回路200は、動
きベクトル検出部211で検出された、参照ブロックの
一個または複数個の動きベクトルMV1〜MVn(nは1
以上の整数)に基づいて、その参照ブロックを構成する
各画素データの動きベクトルmvを特定する動きベクト
ル特定部212と、この動きベクトル特定部212で特
定された各画素データの動きベクトルmvを出力する出
力端子213とを有している。
【0141】動きベクトル特定部212は、参照ブロッ
クを構成する画素データとこの画素データの画素位置を
基準として、動きベクトル検出部211で検出された各
動きベクトルMV1〜MVnに対応した探索フレームの画
素位置の画素データとの間の相関情報、例えば差分絶対
値あるいは差分二乗値を求め、最も相関が高くなる場合
の動きベクトルをこの画素データの動きベクトルmvと
する。
【0142】図32は、動きベクトル特定部212の具
体的な構成を示している。この動きベクトル特定部21
2は、全体の動作を制御するためのコントローラ221
を有している。このコントローラ221には、入力端子
202(図15参照)に入力される入力フレーム(探索
フレーム)の画像データDiが供給され、この画像デー
タDiは探索画素用のメモリ222に蓄積される。ま
た、このコントローラ221には、動きベクトル検出部
211(図15参照)で検出される動きベクトルMV1
〜MVnが供給される。
【0143】また、動きベクトル特定部212は、相関
演算部223-1〜223-nを有している。この相関演算
部223-1〜223-nには、参照ブロックを構成する画
素データ(参照画素データ)が、コントローラ221の
制御によって、参照フレームメモリ203から読み出さ
れて共通に供給される。また、この相関演算部223 -1
〜223-nには、それぞれ、その参照ブロックを構成す
る画素データの画素位置を基準として動きベクトルMV
1〜MVnに対応した探索フレームの画素位置の画素デー
タ(探索画素データ)が、コントローラ221の制御に
よって、メモリ222から読み出されて供給される。相
関演算部223-1〜223-nは、それぞれ、参照画素デ
ータと探索画素データとの間の相関情報、例えば差分絶
対値あるいは差分二乗値等を求める。
【0144】また、動きベクトル特定部212は、動き
ベクトル仮特定部224を有している。この仮特定部2
24には、動きベクトル検出部211で検出される動き
ベクトルMV1〜MVnが供給される。また、この仮特定
部224には、相関演算部223-1〜223-nで求めら
れた相関情報が供給される。この仮特定部224は、相
関演算部223-1〜223-nで求められた相関情報に基
づいて、最も相関が高くなる場合の動きベクトルを、上
述の参照画素データの動きベクトルmvとして特定す
る。
【0145】なお、この場合、どの動きベクトルMV1
〜MVnについても相関が充分でない場合には、動きベ
クトルmvを出力する代わりに、動きが不定である旨の
情報を出力する。この動きが不定である参照画素データ
としては、ノイズが重畳した画素データあるいは動きの
ない部分の画素データが考えられる。
【0146】また、動きベクトル特定部212は、仮特
定部224で特定された参照ブロックを構成する各画素
データの動きベクトルmvから孤立した動きベクトルを
除去する等の補正処理を行う動きベクトル補正部225
を有している。ここで、孤立した動きベクトルとは、上
述したように、ある画素データの動きベクトルがその周
囲の画素データの動きベクトルと異なっている場合のそ
のある画素データの動きベクトルを意味している。そし
て、孤立した動きベクトルの除去とは、そのある画素デ
ータの動きベクトルをその周囲の画素データの動きベク
トルに置き換えることを意味している。
【0147】図18に示す動きベクトル特定部212の
動作を説明する。動きベクトル検出部211で検出され
た、所定の参照ブロックの動きベクトルMV1〜MV
nが、コントローラ221および動きベクトル仮特定部
224に供給される。
【0148】相関演算部223-1〜223-nには、上述
した所定の参照ブロックを構成する画素データ(参照画
素データ)が参照フレームメモリ203から読み出され
て共通に供給される。また、この相関演算部223-1
223-nには、それぞれその参照ブロックを構成する画
素データの画素位置を基準として動きベクトルMV1
MVnに対応した探索フレームの画素位置の画素データ
(探索画素データ)がメモリ222から読み出されて供
給される。そして、相関演算部223-1〜223-n
は、それぞれ、参照画素データと探索画素データとの間
の相関情報が求められる。
【0149】相関演算部223-1〜223-nで求められ
た相関情報は仮特定部224に供給される。この仮特定
部224では、相関情報に基づいて、最も相関が高くな
る場合の動きベクトルが、参照画素データの動きベクト
ルmvとして特定される。この場合、どの動きベクトル
MV1〜MVnについても相関が充分でない場合には、動
きベクトルmvの代わりに、動きが不定である旨の情報
が出力される。
【0150】以上の動作が、参照ブロックを構成する各
画素データの全てに対して行われることで、この各画素
データの動きベクトルmvが特定される。このように仮
特定部224で特定された参照ブロックを構成する各画
素データの動きベクトルMV(動き不定情報も含む)
は、動きベクトル補正部225で孤立した動きベクトル
の除去(孤立点除去)等の補正処理が行われた後、順次
あるいは同時に出力される。
【0151】図18に示す動きベクトル特定部212で
は、動きベクトルmvを1画素データ分ずつ得るもので
あるが、相関演算部223-1〜223-nおよび動きベク
トル仮特定部224の組を複数組備えて、動きベクトル
mvを複数画素データ分並行して得るようにしてもよ
い。これにより、例えば、参照ブロックを構成する全て
の画素データ分を並行して得ることができる。
【0152】図15に示す動きベクトル検出回路200
の動作を説明する。入力端子202に入力される画像デ
ータDiを構成する画素データは、探索フレーム(入力
フレーム)の画素データDcとして、複数の差分絶対値
演算器204-1〜204-Nに共通に入力される。また、
この画像データDiは、フレームメモリ203に供給さ
れ、次フレームで使用する参照フレームの画像データと
して蓄積される。
【0153】また、複数の演算器204-1〜204-N
は、フレームメモリ203から、画素データDcを探索
範囲に含む、参照フレームの所定の参照ブロックの画素
データDr-1〜Dr-Nがそれぞれ入力される。そして、
複数の演算器204-1〜204-Nでは、画素データDc
と画素データDr-1〜Dr-Nとの差分絶対値がそれぞれ
演算される。この場合、複数の演算器204-1〜204
-Nでは、各参照ブロックについて、それぞれ1個の候補
ブロックに対応した差分絶対値を求める演算が行われ
る。
【0154】複数の演算器204-1〜204-Nで得られ
た差分絶対値はそれぞれ計数値生成部205に供給され
る。計数値生成部205では、差分絶対値のそれぞれに
対応して、差分絶対値がその閾値より小さいときは0以
外の所定値を生成し、一方差分絶対値がその閾値以上の
ときは0を生成する(表1参照)。
【0155】複数の演算器204-1〜204-Nで得られ
た差分絶対値に対応して計数値生成部205で生成され
た計数値は、それぞれ計数値テーブル生成用の半導体メ
モリ206の記憶領域206-1〜206-Nに書き込みデ
ータとして供給される。
【0156】上述したように、各記憶領域206-1〜2
06-Nには、それぞれ参照フレームの横一行の参照ブロ
ック数に対応した個数のブロック記憶領域を有してい
る。さらに、各ブロック記憶領域には、参照ブロックを
構成する画素データの個数分の計数値記憶領域を有して
いる。
【0157】複数の演算器204-1〜204-Nで得られ
た差分絶対値にそれぞれ対応して計数値生成部205で
生成された計数値は、その計数値に係る演算器および参
照ブロックの画素位置に対応した、半導体メモリ206
の記憶領域に書き込まれる。これにより、半導体メモリ
206の各ブロック領域に、参照ブロックを構成する各
画素データに対応した、探索範囲の各画素位置に対応し
て計数値が配された計数値テーブルが得られる。
【0158】補正係数取得部207では、参照ブロック
を構成する各画素データ毎に周囲におけるアクティビテ
ィAが求められ、そしてこの各画素データ毎にアクティ
ビティAの最大アクティビティA_maxに対する割合が高
い程大きな値が補正係数kとして取得される(図14、
表2参照)。
【0159】半導体メモリ206に得られる参照ブロッ
クを構成する各画素データに対応した計数値テーブルの
計数値(N個)は順次読み出され、計数値補正部208
を介して、複数の加算器209-1〜209-Nに供給され
る。計数値補正部208では、参照ブロックを構成する
各画素データに対応した計数値テーブルの計数値に、そ
れぞれ補正係数取得部207で取得された各画素データ
に対応した補正係数kが掛算されて補正が行われる。
【0160】複数の加算器209-1〜209-Nには、半
導体メモリ206より読み出され、計数値補正部208
で補正された、参照ブロックを構成する所定の画素デー
タに対応した計数値テーブルの計数値がそれぞれ度数と
して入力され、また半導体メモリ210の複数の記憶領
域210-1〜210-Nに記憶されていた記憶データのそ
れぞれが入力される。
【0161】そして、複数の加算器209-1〜209-N
では、度数が記憶データに足し込まれる。複数の加算器
209-1〜209-Nで得られた足し込みデータのそれぞ
れは、半導体メモリ210の複数の記憶領域210-1
210-Nに記憶データとして書き戻される。
【0162】半導体メモリ206からの計数値テーブル
の計数値の読み出し、複数の加算器209-1〜209-N
における足し込みの演算、半導体メモリ210の複数の
記憶領域210-1〜210-Nへの足し込みデータの書き
戻しは、参照ブロックを構成する各画素データに対応し
た複数の計数値テーブルの個数分だけ繰り返し行われ
る。これにより、半導体メモリ210に、探索範囲の各
画素位置に対応して度数の累積値が配された、当該参照
ブロックに対応したヒストグラムテーブルが得られる。
【0163】動きベクトル検出部211では、半導体メ
モリ210に得られる各参照ブロックに対応したヒスト
グラムにおける極大値に基づいて、各参照ブロックの動
きベクトルMV1〜MVnが検出される。上述したよう
に、ヒストグラムテーブルにおける度数の極大値は、参
照ブロック内に存在する動きに対応した動きベクトルを
表している。そのため、参照ブロック内に動きの異なる
ものが複数混在する場合にはヒストグラムテーブルに複
数個の極大値が示され、従って動きベクトル検出部21
1では複数個の動きベクトルが検出される。
【0164】このように動きベクトル検出部211で検
出される、参照ブロックの動きベクトルMV1〜MVn
動きベクトル特定部212に供給される。この動きベク
トル特定部212では、動きベクトルMV1〜MVnに基
づいて、その参照ブロックを構成する各画素データの動
きベクトルmvが特定される。そして、この各画素デー
タの動きベクトルmvは出力端子213に出力される。
【0165】なお、上述したように、15ラインの画素
データに基づいて、横一行分の全参照ブロックについ
て、それを構成する各画素データに対応した計数値テー
ブルを得ることができる。この場合、この15ラインの
画素データの後半側のラインの画素データは参照フレー
ムの次の横一行分の参照ブロックについての演算処理に
も使用される。そのため、その後半側のラインの画素デ
ータの入力時には、次の横一行分の参照ブロックについ
ての演算処理も並行して行う必要がある。したがって、
実際には、図15に示す動きベクトル検出回路200に
おける、差分絶対値演算器204-1〜204-N、計数値
生成部205、半導体メモリ206、計数値補正部20
8、加算器209-1〜209-N、半導体メモリ210の
部分は、少なくとも2系統設けられることとなる。
【0166】次に、差分絶対値演算器204-1〜204
-Nに関してさらに説明する。図19Aは、入力画素と演
算器204-1〜204-N((0,0)〜(7,7))の
演算対称範囲の配置を示している。図19Bは、参照ブ
ロックを構成する8×8個の画素データ(a,a)〜
(h,h)を示している。
【0167】入力画素と差分絶対値演算をすべき参照ブ
ロックの画素データの位置する範囲(演算対象範囲)
は、各演算器(0,0)〜(7,7)が担当する範囲に
分けられる。各演算器(0,0)〜(7,7)の担当範
囲は1画素である。
【0168】図20に示すように、入力画素が参照ブロ
ックの探索範囲の1ライン目にあり、その演算対象範囲
が参照ブロックの画素データ(a,a)にかかるとき、
当該参照ブロックを構成する8×8個の画素データに対
応する計数値テーブルを得るための演算が始まる。この
とき、演算器(7,7)にはフレームメモリ203(図
15に図示)から画素データ(a,a)が入力される。
そして、この演算器(7,7)で、入力画素と画素デー
タ(a,a)との差分絶対値が求められる。
【0169】次に、図21に示すように、1画素期間後
には、入力画素が1画素だけ右のものに移り、入力画素
の演算対象範囲が参照ブロックの画素データ(b,a)
にかかる。このとき、演算器(7,7)にはフレームメ
モリ203から画素データ(b,a)が入力される。そ
して、この演算器(7,7)で、入力画素と画素データ
(b,a)と差分絶対値が求められる。このとき並行し
て、演算器(6,7)にはフレームメモリ203から画
素データ(a,a)が入力される。そして、この演算器
(6,7)で、入力画素と画素データ(a,a)との差
分絶対値が求められる。
【0170】以下、1ライン目については、入力画素が
右隣のものに順次移っていき、担当範囲に参照ブロック
の画素データを含む演算器では、それぞれ入力画素と参
照ブロックの画素データとの演算が並行して行われる。
【0171】図22は、7画素期間後の状態を示してい
る。この状態では、入力画素が7画素だけ右のものに移
り、入力画素の演算対象範囲が参照ブロックの画素デー
タ(h,a)までかかる。このとき、演算器(7,7)
〜(0,7)には、それぞれフレームメモリ203から
画素データ(h,a)〜(a,a)が入力される。そし
て、この演算器(7,7)〜(0,7)で、それぞれ入
力画素と画素データ(h,a)〜(a,a)との差分絶
対値が求められる。
【0172】また、図23に示すように、入力画素が参
照ブロックに対する探索範囲の2ライン目にあり、その
演算対象範囲が参照ブロックの画素データ(a,a),
(a,b)にかかるとき、演算器(7,7)にはフレー
ムメモリ203から画素データ(a,b)が入力され
る。そして、この演算器(7,7)で、入力画素と画素
データ(a,b)との差分絶対値が求められる。このと
き並行して、演算器(7,6)にはフレームメモリ20
3から画素データ(a,a)が入力される。そして、こ
の演算器(7,6)で、入力画素と画素データ(a,
a)との差分絶対値が求められる。
【0173】以下、2ライン目については、入力画素が
右隣のものに順次移っていき、担当範囲に参照ブロック
の画素データを含む演算器では、それぞれ入力画素と参
照ブロックの画素データとの演算が並行して行われる。
【0174】以下の3ライン目〜15ライン目について
も同様であり、入力画素が右隣のものに順次移ってい
き、担当範囲に参照ブロックの画素データを含む演算器
では、それぞれ入力画素と参照ブロックの画素データと
の演算が並行して行われる。
【0175】図24は、入力画素が参照ブロックに対す
る探索範囲の8ライン目にあり、その演算対象範囲が参
照ブロックの画素データ(a,a)〜(a,h)までの
8個の画素データにかかった状態を示している。この状
態では、演算器(7,7)〜(7,0)には、フレーム
メモリ203から画素データ(a,h)〜(a,a)が
入力される。そして、この演算器(7,7)〜(7,
0)で、入力画素と画素データ(a,h)〜(a,a)
との差分絶対値が求められる。
【0176】図25は、入力画素が参照ブロックに対す
る探索範囲の15ライン目にあり、その演算対象範囲が
参照ブロックの左下の画素データ(a,h)にかかって
いる状態を示している。この状態では、演算器(7,
0)には、フレームメモリ203から画素データ(a,
h)が入力される。そして、この演算器(7,0)で、
入力画素と画素データ(a,h)との差分絶対値が求め
られる。
【0177】図26は、上述した各演算器204-1〜2
04-N((0,0)〜(7,7))における各ラインの
差分絶対値演算の過程を示している。この図26におい
て、1〜64の数字はそれぞれ入力画素と参照ブロック
の画素データ(a,a)〜(h,h)との演算を示して
いる。
【0178】各演算器(0,0)〜(7,7)では、あ
る参照ブロックに関連して、それぞれ、入力画素データ
と参照ブロックを構成する64個の画素データ(a,
a)〜(h,h)との差分絶対値演算が行われる。つま
り、各演算器(0,0)〜(7,7)では、それぞれ、
ある参照ブロックとその参照ブロックに対する探索範囲
に存在する1個の候補ブロックとの間の、対応する画素
データ同士による64個の差分絶対値演算が行われる。
図27は、一例として、演算器(7,7)における演算
過程を示している。
【0179】図28は、動きベクトル(1個の参照画素
に対する探索範囲の座標)を示している。参照ブロック
の探索範囲には、動きベクトル(x,y)のそれぞれに
対応した64個の候補ブロックが存在する。そして、参
照ブロックを構成する各画素データに対応した計数値テ
ーブルは、それぞれ、動きベクトル(x,y)のそれぞ
れに対応した64個の計数値からなっている。
【0180】図29は、半導体メモリ206のある1個
の参照ブロックに対応した領域における、その参照ブロ
ックを構成する各画素データ((a,a)〜(h,h))に対応し
たそれぞれ計数値テーブルにおける64個の計数値(そ
れぞれ動きベクトル(+4,+4)〜(-3,-3)に対応してい
る)が、どの計数値記憶領域(アドレス)に記録される
かを示している。
【0181】またこの図29は、各演算器(0,0)〜
(7,7)のそれぞれにおける演算によって、どの動き
ベクトルに対応した計数値を生成するための差分絶対値
が得られるかを示している。すなわち、演算器(0,
0)では、(+4,+4)の動きベクトルに対応した計数値
を生成するための差分絶対値が求められる。同様に、演
算器(1,0)〜(7,7)では、それぞれ(+3,+4)
〜(-3,-3)の動きベクトルに対応した計数値を生成す
るための差分絶対値が求められる。
【0182】なお、ある参照ブロックに対応して各演算
器204-1〜204-N((0,0)〜(7,7))では
上述したように演算が行われるが、ある参照ブロックに
関する演算と並行して、このある参照ブロック(参照ブ
ロックP)に対して水平方向の前後に隣接する参照ブロ
ックに関する演算も行われる。すなわち、図26から明
らかなように、参照ブロックPに関する演算とその前後
の参照ブロックP−1,P+1に関する演算とが、時間
的にだぶって行われていることがわかる。
【0183】例えば、参照ブロックPに関する演算は各
ラインの15画素を用いて行われる。1〜7番目の画素
を用いるときは、参照ブロックPに関する演算が行われ
ると共に、これと並行して参照ブロックP−1に関する
演算が行われる。同様に、9〜15番目の画素を用いる
ときは、参照ブロックPに関する演算が行われると共
に、これと並行して参照ブロックP+1に関する演算が
行われる。なお、8番目の画素を用いるときは、参照ブ
ロックPに関する演算のみが行われる。
【0184】例えば、1ライン目で、1番目の画素を用
いるとき、演算器(7,7)では参照ブロックPに関す
る演算が行われるが、演算器(6,7)〜(0,7)で
は参照ブロックP−1に関する演算が行われる。また例
えば、1ライン目で、9番目の画素を用いるときは、演
算器(6,7)〜(0,7)では参照ブロックPに関す
る演算が行われるが、演算器(7,7)では参照ブロッ
クP+1に関する演算が行われる。
【0185】上述したように半導体メモリ206の複数
の記憶領域206-1〜206-Nには、それぞれ参照フレ
ームの横一行の参照ブロック数に対応した個数のブロッ
ク記憶領域を有している。さらに、各ブロック記憶領域
には、参照ブロックを構成する画素データの個数分の計
数値記憶領域を有している。そして、複数の演算器20
-1〜204-Nで得られた差分絶対値にそれぞれ対応し
て計数値生成部205で生成された計数値は、その計数
値に係る演算器および参照ブロックの画素位置に対応し
た半導体メモリ206の計数値記憶領域に書き込まれ
る。このことから、半導体メモリ206は、カラム方向
には、複数の演算器204-1〜204-Nのそれぞれに対
応した所定メモリセル単位で、独立してアクセス可能に
構成される。
【0186】次に、半導体メモリ206の詳細構成につ
いて説明する。図30は、半導体メモリ206の全体構
成を示している。半導体メモリ206は、8個のメモリ
部250-1〜250-8から構成されている。各メモリ部
250-1〜250-8は、それぞれ読み出し用のロウデコ
ーダ251と、8個の記憶領域と、書き込み用のメイン
ロウデコーダ253と、書き込み用のサブロウデコーダ
254とから構成されている。
【0187】メモリ部250-1,250-2,250-3
250-4,250-5,250-6,250-7,250-8
8個の記憶領域は、それぞれ、演算器204-1〜204
-8,204-9〜204-16,204-17〜204-24,2
04-25〜204-32,204- 33〜204-40,204
-41〜204-48,204-49〜204-56,204-57
204-64にそれぞれ対応した、記憶領域206-1〜2
06-8,206-9〜206- 16,206-17〜20
-24,206-25〜206-32,206-33〜20
-40,206-41〜206-48,206-49〜20
-56,206-57〜206-64(N=64)である。
【0188】また、上述したように、64個の記憶領域
206-1〜206-64は、それぞれ参照フレームの横一
行の参照ブロック数に対応した個数のブロック記憶領域
BMを有している。さらに、各ブロック記憶領域BMに
は、参照ブロックを構成する画素データの個数分、本実
施の形態では64個の計数値記憶領域を有している。
【0189】図31は、上述した64個の記憶領域20
-1〜206-64をさらに詳細に示したものである。各
メモリ部250-1〜250-8の8個の記憶領域(例え
ば、206-1〜206-8)は、それぞれ、ロウ方向に6
4m個(mは横一行の参照ブロック数)、カラム方向に
8n(nは計数値生成部205からの計数値の出力ビッ
ト数)のメモリセルがマトリックス状に配置されて構成
されている。
【0190】上述したように、ある参照ブロック(参照
ブロックP)に関する差分絶対値演算は1ライン目〜1
5ライン目の画素データを用いて行われる。例えば、1
ライン目の画素データを用いて演算が行われるときは、
記憶領域206-57〜206- 64の記憶位置に書き込みが
行われる。1ライン目で4画素目の画素データを用いた
演算が行われるとき、演算器(7,7)〜(4,7)で
行われる演算は参照ブロックPに関する演算であり、演
算器(3,7)〜(0,7)で行われる演算は参照ブロ
ックP−1に関する演算である。そのため、記憶領域2
06-57〜206-64の、例えば図31(1ライン目)に
格子縞で示した記憶位置に計数値の書き込みが行われ
る。
【0191】また例えば8ライン目の画素データを用い
て演算が行われるときは、記憶領域206-1〜206
-64の記憶位置に書き込みが行われる。8ライン目で6
画素目の画素データを用いた演算が行われるとき、演算
器(7,7)〜(2,7)、(7,6)〜(2,6)、
(7,5)〜(2,5)、(7,4)〜(2,4)、
(7,3)〜(2,3)、(7,2)〜(2,2)、
(7,1)〜(2,1)、(7,0)〜(2,0)で行
われる演算は参照ブロックPに関する演算であり、演算
器(1,7)〜(0,7)、(1,6)〜(0,6)、
(1,5)〜(0,5)、(1,4)〜(0,4)、
(1,3)〜(0,3)、(1,2)〜(0,2)、
(1,1)〜(0,1)、(1,0)〜(0,0)で行
われる演算は参照ブロックP−1に関する演算である。
そのため、記憶領域206-1〜206-64の、例えば図
31(8ライン目)に格子縞で示した記憶位置に計数値
の書き込みが行われる。
【0192】次に、メモリ部250-1〜250-8におけ
る書き込み用のメインロウデコーダ253およびサブロ
ウデコーダ254についてさらに説明する。上述したよ
うに、メモリ部250-1においては、カラム方向に並ぶ
複数のメモリセルを、差分絶対値演算器204-1〜20
-8((0,0)〜(7,0))のそれぞれに対応した
n個毎のセクションを独立してアクセスする必要があ
る。そのため、メモリ部250-1においては、メインロ
ウデコーダ253によりアクセスすべきロウ位置が指定
され、サブロウデコーダ254によりその指定されたロ
ウ位置にある8個のセクションのうちアクセスすべきセ
クションが指定される。
【0193】また、上述したように、メモリ部250-1
においては、2個の参照ブロックに対応したブロック記
憶領域BMに存在する2つのロウ位置を同時にアクセス
する必要がある。またその場合、2つのロウ位置では、
カラム方向に互いに異なるセクションをアクセスする必
要がある。そのため、メモリ部250-1においては、メ
インロウデコーダ253によりアクセスすべき2つのロ
ウ位置が同時に指定され、サブロウデコーダ254によ
りその指定された2つのロウ位置でカラム方向に互いに
異なるセクションが指定される。
【0194】以上のことは、メモリ部250-2〜250
-8においても同様である。以下、メモリ部250-1を例
にとり、図32を参照して、メインロウデコーダ253
およびサブロウデコーダ254、さらにはワード線構成
の具体例を説明する。ここでは、参照ブロックPに対応
した記憶領域およびこれに隣接した参照ブロックP+1
に対応した記憶領域を中心に説明するが、その他の参照
ブロックに対応した記憶領域はそれらの記憶領域を繰り
返した構成となっている。
【0195】図において、カラム方向に連続したグロー
バルワード線WLi,WLi+1,WL i+2,WLi+3,・・
・は参照ブロックPに対応した記憶領域に配設されたも
のである。グローバルワード線WLi,WLi+1,WL
i+2,WLi+3,・・・のそれぞれに対応して、セクショ
ン毎に分割された分割ワード線としてのセクションワー
ド線WLs0,WLs1,WLs2,・・・,WLs7(WL
s0,WLs1,WLs2のみ図示)が配設されている。
【0196】また、カラム方向に連続したグローバルワ
ード線WLi+64,WLi+65,WLi+ 66,WLi+67,・・
・は参照ブロックP+1に対応した記憶領域に配設され
たものである。グローバルワード線WLi+64,W
i+65,WLi+66,WLi+67,・・・のそれぞれに対応
して、セクション毎に分割された分割ワード線としての
セクションワード線WLs0,WLs1,WLs2,・・・,
WLs7(WLs0,WLs1,WLs2のみ図示)が配設され
ている。
【0197】ここで、1本のセクションワード線は、上
述したあるブロック記憶領域BMに存在する1個の計数
値記憶領域に対応している。この1本のセクションワー
ド線には、カラム方向に並ぶn個のメモリセル131が
接続されている。また、セクションワード線WLs0,W
Ls1,WLs2,・・・,WLs7の部分は、それぞれ記憶
領域206-1,206-2,206-3,・・・,206-8
に対応している。
【0198】また、メインロウデコーダ253は、ロウ
デコーダRDECと、各グローバルワード線に対応して
配設されたオア(OR)ゲートおよびノア(NOR)ゲ
ートからなっている。
【0199】参照ブロックPに対応した記憶領域のグロ
ーバルワード線WLi,WLi+1,WLi+2,WLi+3,・
・・に対応してオアゲートGTi,GTi+1,GTi+2
GTi +3,・・・が配設されている。これらオアゲート
GTi,GTi+1,GTi+2,GTi+3,・・・の出力側
は、それぞれグローバルワード線WLi,WLi+1,WL
i +2,WLi+3,・・・に接続されている。
【0200】参照ブロックP+1に対応した記憶領域の
グローバルワード線WLi+64,WL i+65,WLi+66,W
i+67,・・・に対応してノアゲートGTi+64,GT
i+65,GTi+66,GTi+67,・・・が配設されている。
これらノアゲートGTi+64,GTi+65,GTi+66,GT
i+67,・・・の出力側は、それぞれそれぞれグローバル
ワード線WLi+64,WLi+65,WLi+66,WLi+67,・
・・に接続されている。
【0201】ロウデコーダRDECには、各グローバル
ワード線に対応した信号出力端子、反転信号出力端子を
備えている。グローバルワード線WLi,WLi+1,WL
i+2,WLi+3,・・・に対応した信号出力端子に出力さ
れる信号(“1”または“0”)は、それぞれオアゲー
トGTi,GTi+1,GTi+2,GTi+3,・・・の一方の
入力側に供給される。これらオアゲートGTi,G
i+1,GTi+2,GTi+3,・・・の他方の入力側に
は、それぞれ参照ブロックP−1に対応した記憶領域の
グローバルワード線に対応したロウデコーダRDECの
反転信号出力端子に出力される信号が反転されて供給さ
れる。
【0202】また、グローバルワード線WLi+64,WL
i+65,WLi+66,WLi+67,・・・に対応した反転信号
出力端子に出力される信号(“1”または“0”)は、
それぞれノアゲートGTi+64,GTi+65,GTi+66,G
i+67,・・・の一方の入力側に反転されて供給され
る。これらノアゲートGTi+64,GTi+65,GTi+66
GTi+67,・・・の他方の入力側には、それぞれ参照ブ
ロックPに対応した記憶領域のグローバルワード線WL
i,WLi+1,WLi+2,WLi+3,・・・に対応したロウ
デコーダRDECの信号出力端子に出力される信号がそ
のまま供給される。
【0203】また、サブロウデコーダ254は、各セク
ションワード線に対応して配設されたアンド(AND)
ゲートからなっている。各アンドゲートの出力側はそれ
ぞれ対応するセクションワード線に接続されている。参
照ブロックPに対応した記憶領域の各セクションワード
線に対応しては、それぞれアンドゲートAGPが配設さ
れている。各アンドゲートAGPの一方の入力側には、
対応するグローバルワード線に得られる信号(“1”ま
たは“0”)が供給される。参照ブロックP+1に対応
した記憶領域の各セクションワード線に対応しては、そ
れぞれアンドゲートAGP+1が配設されている。各アン
ドゲートAGP+1の一方の入力側には、対応するグロー
バルワード線に得られる信号(“1”または“0”)が
反転されて供給される。
【0204】また、ロウ方向に並ぶアンドゲートA
P,AGP+1には、バッファBF0,BF1,BF2,・
・・,BF7(BF0,BF1,BF2のみ図示)を介して
共通の制御信号(“1”または“0”)が供給される。
この場合、この制御信号は、アンドゲートAGPにはそ
のまま供給されるが、アンドゲートAGP+1には反転し
て供給される。
【0205】以上の構成において、参照ブロックP,P
+1に対応した記憶領域の所定のグローバルワード線、
例えばWLi+2,WLi+66を活性化し、そしてグローバ
ルワード線WLi+2に対応したセクションワード線WLs
0,WLs1を活性化すると共に、グローバルワード線W
i+66に対応したセクションワード線WLs2〜WLs7
活性化する場合の動作について説明する。
【0206】この場合、ロウデコーダRDECは、グロ
ーバルワード線WLi,WLi+1,WLi+2,WLi+3,・
・・に対応した信号出力端子のうち、グローバルワード
線WLi+2に対応した信号出力端子には“1”を出力
し、その他の信号出力端子には“0”を出力する。ま
た、ロウデコーダRDECは、グローバルワード線WL
i+ 64,WLi+65,WLi+66,WLi+67,・・・に対応し
た信号出力端子の全てに“1”を出力する。またこの場
合、参照ブロックP−1に対応した記憶領域のグローバ
ルワード線に対応した信号出力端子の全てに“1”を出
力する。
【0207】これにより、オアゲートGTi+2の出力側
に“1”が得られ、このオアゲートGTi+2の出力側に
接続されているグローバルワード線WLi+2は活性化さ
れる。また同時に、ノアゲートのGTi+66の出力側に
“0”が得られ、このノアゲートGTi+66の出力側に接
続されているグローバルワード線WLi+66は活性化され
る。
【0208】また、セクションワード線WLs0,WLs1
に対応して、それぞれロウ方向に並ぶアンドゲートAG
P,AGP+1にそれぞれ制御信号として“1”を入力す
る。また、セクションワード線WLs2〜WLs7に対応し
て、それぞれロウ方向に並ぶアンドゲートAGP,AG
P+1にそれぞれ制御信号として“0”を入力する。
【0209】これにより、グローバルワード線WLi+2
に対応した8本のセクションワード線のうち、セクショ
ンワード線WLs0,WLs1のみ“1”が印加された状態
となって活性化される。また同時に、グローバルワード
線WLi+66に対応した8本のセクションワード線のう
ち、セクションワード線WLs2〜WLs7のみ“1”が印
加された状態となって活性化される。
【0210】以上は、参照ブロックP,P+1に対応し
た記憶領域の2つのロウ位置にあるグローバルワード線
(セクションワード線)を同時に活性化する動作を説明
したが、その他の2つの参照ブロックに対応した記憶領
域の2つのロウ位置にあるグローバルワード線(セクシ
ョンワード線)を同時に活性化する場合にも同様の動作
によって行うことができる。
【0211】例えば、参照ブロックP+1,P+2に対
応した記憶領域の2つのロウ位置にあるグローバルワー
ド線(セクションワード線)を同時に活性化する場合、
ロウデコーダRDECは、参照ブロックP+1に対応し
た記憶領域の8本のグローバルワード線のうち、活性化
すべきグローバルワード線に対応した反転信号出力端子
に“0”を出力し、その他の反転信号出力端子に“1”
を出力する。また、ロウデコーダRDECは、参照ブロ
ックP+2の記憶領域の8本のグローバルワード線に対
応した信号出力端子の全てに“0”を出力する。また、
この場合、ロウデコーダRDECは、参照ブロックPの
記憶領域の8本のグローバルワード線に対応した信号出
力端子の全てに“0”を出力する。
【0212】次に、複数の加算器209-1〜209-N
よびヒストグラムテーブル生成用の半導体メモリ210
の詳細を説明する。複数の加算器209-1〜209-N
半導体メモリ210は一体化されており、複数の加算器
209-1〜209-Nを構成するそれぞれのビット単位の
複数の加算部は、半導体メモリ210のカラムのピッチ
に揃えて配されている。
【0213】図33は、加算器209-1およびそれに対
応した半導体メモリ210の記憶領域210-1の部分の
詳細構成を示したものである。なお、説明は省略する
が、加算器209-2〜209-Nおよびそれに対応した半
導体メモリ210の記憶領域210-2〜210-Nの部分
についても同様に構成されている。
【0214】図33において、記憶領域210-1には、
カラム方向にn個、ロウ方向に1個のメモリセル(Memor
y Cell)130が配されている。この場合、カラム方向
に並ぶn個のメモリセル130によって、1つの度数記
憶領域が構成されている。メモリセル130は、上述の
図9で説明したように、書き込みおよび読み出し用の第
1のポートと読み出し専用の第2のポートとを有する2
ポート構成のものである。
【0215】カラム方向に並ぶメモリセル130に沿っ
て、ワード線WL、および読み出し専用ワード線WRL
が配されている。ワード線WLはメモリセル130の端
子13に接続され、読み出し専用ワード線WRLはメモ
リセル130の端子17に接続される。
【0216】また、カラム方向に並ぶn個のメモリセル
130に、それぞれビット線BL0〜BLn-1,/BL0
/BLn-1、および読み出し専用ビット線BRL0〜BR
n- 1が接続されている。上述したように、ビット線B
0〜BLn-1はメモリセル130の端子14に接続さ
れ、ビット線/BL0〜/BLn-1はメモリセル130の端
子15に接続され、読み出し専用ビット線BRL0〜B
RLn-1はメモリセル130の端子16に接続される。
【0217】この図33におけるその他の構成は、図8
における加算器125-1および記憶領域126-1の構成
と同様とされる。図33に示す加算器209-1および記
憶領域210-1の部分の動作を説明する。まず、カラム
方向に並ぶn個のメモリセル130によって1個の度数
記憶領域が構成されているが、このn個のメモリセル1
30の記憶データをクリアする動作について説明する。
【0218】度数記憶領域を構成するn個のメモリセル
130の記憶データをクリアする場合、書き込み制御信
号φWおよびクリア制御信号φCLRはアクティブ、つまり
“1”とされ、読み出し制御信号φRおよびイコライズ
制御信号φEQはインアクティブ、つまり“0”とされ、
さらにワード線WLがワード線が活性化される。
【0219】この場合、クリア制御信号φCLRがアクテ
ィブとされてトランジスタQ51がオンとなる。そのた
め、“0”のデータが生成され、このデータがビット線
BL 0〜BLn-1に出力される。したがって、ワード線W
Lを活性化することで、度数記憶領域を構成するn個の
メモリセル130には“0”のデータが書き込まれ、記
憶データのクリアが行われる。
【0220】次に、度数記憶領域(n個のメモリセル1
30)に記憶されている記憶データMD0〜MDn-1に、
8ビットの計数値D0〜D7を、加算器209-1(加算部
1401〜140n-1)で足し込み、そして加算器209
-1で得られた足し込みデータAD0〜ADn-1を、当該度
数記憶領域に書き戻す動作について説明する。
【0221】所定の度数記憶領域に記憶されている記憶
データMD0〜MDn-1に、8ビットの計数値D0〜D7
足し込む場合、最初に、イコライズ制御信号φEQはアク
ティブ、つまり“1”とされ、書き込み制御信号φW
読み出し制御信号φRおよびクリア制御信号φCLRはイン
アクティブ、つまり“0”とされ、ビット線対BL0,/
BL0〜BLn-1,/BLn-1のイコライズ(プリチャー
ジ)が行われる。
【0222】この場合、ビット線対BL0,/BL0に関
しては、イコライズ制御信号φEQがアクティブとされて
トランジスタQ31〜Q33の全てがオンとなり、ビッ
ト線BL0およびビット線/BL0に電源の電位が印加さ
れ、これらビット線BL0およびビット線/BL0は同電
位となる。他のビット線対BL1,/BL1〜BLn-1,/
BLn-1に関しても同様である。
【0223】このようにビット線対BL0,/BL0〜B
n-1,/BLn-1のイコライズが行われた状態で、読み
出し制御信号φRはアクティブ、つまり“1”とされ、
書き込み制御信号φW、イコライズ制御信号φEQおよび
クリア制御信号φCLRはインアクティブ、つまり“0”
とされ、さらにワード線WLが活性化される。
【0224】これにより、度数記憶領域を構成するn個
のメモリセル130の記憶データMD0〜MDn-1が、そ
れぞれビット線対BL0,/BL0〜BLn-1,/BLn-1
よびセンスアンプSA0〜SAn-1を介して読み出され、
加算部1400〜140n-1のB側の入力端子にそれぞれ
入力される。したがって、度数記憶領域に記憶されてい
る記憶データMD0〜MDn-1に、8ビットの計数値D0
〜D7が足し込まれる。
【0225】そして、加算部1400〜140n-1におけ
る加算出力、つまり足し込みデータAD0〜ADn-1が有
効になったところで、書き込み制御信号φWはアクティ
ブ、つまり“1”とされ、読み出し制御信号φR、イコ
ライズ制御信号φEQおよびクリア制御信号φCLRはイン
アクティブ、つまり“0”とされ、さらにワード線WL
が活性化される。
【0226】この場合、加算部1400の部分に関し
て、足し込みデータS0が“1”である場合には、トラ
ンジスタQ11はオン、トランジスタQ12はオフとな
り、ビット線/BL0に“0”が出力されることから、度
数記憶領域を構成するn個のメモリセル130のうち、
当該加算部1400に対応するメモリセル130には、
“1”のデータが記憶される。一方、加算部1400
部分に関して、足し込みデータS0が“0”である場合
には、トランジスタQ11はオフ、トランジスタQ12
はオンとなり、ビット線BL0に“0”が出力されるこ
とから、度数記憶領域を構成するn個のメモリセル13
0のうち、当該加算部1400に対応するメモリセル1
30には、“0”のデータが記憶される。
【0227】他の加算部1401〜140n-1の部分に関
しても同様である。これにより、加算器209-1で得ら
れた足し込みデータAD0〜ADn-1は、度数記憶領域を
構成するn個のメモリセル130に書き戻される。
【0228】なお、足し込みの動作において、オーバフ
ローとなる場合には、加算部140 n-1のキャリ出力端
子COUTに得られるMSBのキャリ出力CMSBが“1”と
なるため、トランジスタQ13はオフとなり、足し込み
データAD0〜ADn-1が、度数記憶領域を構成するn個
のメモリセル130に書き込まれることはない。
【0229】その代わり、この場合、トランジスタQ6
1がオンとなる他に、トランジスタQ62もオンとなる
ので、ビット線/BL0〜/BLn-1にそれぞれ“0”の信
号が出力される。したがって、度数記憶領域を構成する
n個のメモリセル130のそれぞれに“1”のデータが
書き込まれる。つまり、この度数記憶領域には最大値が
記憶される。
【0230】次に、度数記憶領域に記憶された、度数
(計数値)の累積値を、読み出す場合の動作を説明す
る。最初に、プリチャージ制御信号/φRPCがアクティ
ブ、つまり“1”とされ、読み出し専用ビット線BRL
0〜BRLn-1のプリチャージが行われる。この場合、ト
ランジスタQ41はオンとなり、読み出し専用ビット線
BRL0〜BRLn-1のそれぞれに電源の電位が印加され
る。
【0231】このように読み出し専用ビット線BRL0
〜BRLn-1のプリチャージが行われた状態で、読み出
し専用ワード線WRLが活性化される。これにより、度
数記憶領域を構成するn個のメモリセル130の記憶デ
ータΣ0〜Σn-1が、それぞれ読み出し専用ビット線BR
0〜BRLn-1に得られる。ここで、記憶データΣ0
Σn-1は、nビットの度数の累積値を構成している。
【0232】以上説明したように、図15に示す動きベ
クトル検出回路200においては、参照フレームの所定
の参照ブロックを構成する画素データとこの画素データ
に対応した探索フレームの探索範囲に存在する複数の画
素データとの間の差分絶対値演算を行い、参照ブロック
を構成する各画素データ毎に、探索範囲の各画素位置に
対応して、差分絶対値がその閾値より小さいときは計数
値として0以外の値を配し、差分絶対値がその閾値以上
のときは計数値として0を配した計数値テーブルを生成
し、参照ブロックを構成する各画素データに対応した計
数値テーブルの各計数値を度数とし、この度数を探索範
囲の画素位置毎に足し込んでヒストグラムテーブルを生
成し、このヒストグラムテーブルの度数の極大値に基づ
いて参照ブロックの動きベクトルMV1〜MVnを検出す
るものである。
【0233】この場合、このヒストグラムテーブルにお
ける度数の極大値は、参照ブロック内に存在する動きに
対応した動きベクトルを表している。マッチング度合い
が高く差分絶対値がその閾値より小さいときのみ計数値
として0以外の値を配して計数値テーブルを生成するも
のであって、ヒストグラムテーブルはマッチング度合い
が高いもののみによって生成されることとなり、その度
数の分布はより先鋭化されたものとなる。そのため、参
照ブロック内に動きの異なるものが複数混在する場合に
は、ヒストグラムテーブルに複数個の極大値が明瞭に分
離して示され易くなる。したがって、参照ブロックの一
個または複数個の動きベクトルMV1〜MVnを正しく検
出できる。
【0234】なお、差分絶対値がその閾値より小さいと
きに配する計数値を正の値としているが(表1参照)、
これを負の値としてもよい。その場合、ヒストグラムテ
ーブルには、参照ブロック内に存在する動きに対応した
動きベクトルを表す度数の極小値が示される。この場合
であっても、上述した実施の形態と同様に、ヒストグラ
ムテーブルに基づいて、参照ブロックの動きベクトルを
正しく検出できる。
【0235】また、マッチング度合いが高く差分絶対値
がその閾値より小さいときに配する計数値を一定値とす
るのではなく、差分絶対値が小さい程、つまりマッチン
グの度合いが高い程、絶対値の大きな値としているの
で、ヒストグラムテーブルの度数の分布を一層先鋭化で
きる利益がある。
【0236】また、補正係数取得部207では、参照ブ
ロックを構成する各画素データ毎にアクティビティAを
求め、この各画素データ毎に、アクティビティAの最大
アクティビティA_maxに対する割合が高い程大きな値を
補正係数kとして得て、参照ブロックを構成する各画素
データに対応した計数値テーブルの計数値に、それぞれ
この各画素データに対応した補正係数kを掛けて補正す
るものであり、アクティビティAによるマッチングの度
合い、つまり差分絶対値の変化による不具合を軽減でき
る。
【0237】なお、補正係数取得部207で補正係数k
を求め、計数値補正部208でこの補正係数kを計数値
に掛けて補正するものであったが、この代わりに、計数
値生成部205で差分絶対値に対応して計数値を生成す
る際に用いられる閾値を、アクティビティが大きい程大
きくするように変更してもよい。この場合、計数値を補
正係数kで補正する場合と同様に、周囲におけるアクテ
ィビティが大きな参照ブロックの画素データに対応した
計数値テーブルの計数値に関しては、その絶対値が大き
くなる。これにより、アクティビティによるマッチング
の度合い、つまり差分絶対値の変化による不具合を軽減
できる。
【0238】また、探索フレームとしての入力フレーム
を次フレームの参照フレームとして格納する参照フレー
ムメモリ203を備え、複数の差分絶対値演算器204
-1〜204-Nで、入力フレームの画素データが入力され
る都度、その画素データと、フレームメモリ203より
読み出される、その画素データを探索範囲に含む参照フ
レームの所定の参照ブロックの画素データとの差分絶対
値を演算するものである。したがって、探索フレームを
一旦フレームメモリに記憶し、その後に改めて処理のた
めに読み出すといった無駄な動作を排除でき、効率よく
動きベクトルを検出できる。
【0239】また、半導体メモリ206のカラム方向に
延びる各ワード線は、複数の記憶領域206-1〜206
-Nにそれぞれ対応して分割された複数のセクションワー
ド線からなり、半導体メモリ206は任意のワード線を
構成する複数のセクションワード線のうち任意のセクシ
ョンワード線を選択的に活性化させるためのロウデコー
ド手段としてのメインロウデコーダ253およびサブロ
ウデコーダ254を有するものであり、半導体メモリ2
06には、カラム方向にセクションワード線単位で独立
してアクセスできる。
【0240】また、半導体メモリ206の複数の記憶領
域206-1〜206-Nは、それぞれ複数の参照ブロック
に係る計数値を記憶するための複数のブロック記憶領域
BMがロウ方向に配列されてなり、メインロウデコーダ
253は2つの連続するブロック記憶領域BMに対応し
たグローバルワード線を活性化させ、サブロウデコーダ
254はその2つのグローバルワード線に対応してそれ
ぞれ活性化させるセクションワード線を互いに異なる記
憶領域に対応したセクションワード線とするものであ
る。
【0241】したがって、複数の差分絶対値演算器20
-1〜204-Nで2つの参照ブロックに関係する差分絶
対値演算が並行して行われても、計数値生成部205で
生成された計数値を参照ブロック毎にロウ方向の異なる
ワード線位置に振り分けて書き込むことが可能となり、
半導体メモリ206に参照ブロック別に、計数値テーブ
ルを得ることができる。
【0242】また、加算器209-1〜209-Nおよび半
導体メモリ210が一体化され、加算器を構成するビッ
ト単位の複数の加算部1400〜140n-1が、半導体メ
モリ210のカラムのピッチに揃えて配されるものであ
る(図33参照)。したがって、加算器209-1〜20
-Nから半導体メモリ210への足し込みデータの供給
および半導体メモリ210から加算器209-1〜209
-Nへの記憶データの供給を効率的に行うことができる。
【0243】また、半導体メモリ210が、複数の加算
器に関連して設けられた書き込みおよび読み出し用の第
1のポートと、度数の累積値を読み出すための読み出し
専用の第2のポートとを有するものである(図46参
照)。したがって、半導体メモリ210の記憶データの
読み出しを、加算器209-1〜209-Nによる演算とは
別個独立して行うことができる。
【0244】また、半導体メモリ210の度数記憶領域
を構成するメモリセル130の記憶データをクリアする
際に、トランジスタQ51をオンとして、クリアするた
めの“0”データを生成し、このデータをメモリセル1
30に書き込みデータとして供給するものであり、外部
からクリアするためのデータを入力することなく、半導
体メモリ210を容易にクリアすることができる。
【0245】また、加算器209-1〜209-Nをそれぞ
れ構成する複数の加算部1400〜140n-1による演算
結果がオーバフローとなる場合、複数の加算部1400
〜140n-1に対応した半導体メモリ210の度数記憶
領域に最大値を記憶(セット)するものであり、この度
数記憶領域に誤った小さな値が度数累積値として記憶さ
れ、動きベクトルの検出誤りが生じることを防止でき
る。
【0246】また、半導体メモリ210の記憶領域21
-1〜210-Nでは、ビット線BL 0〜BLn-1をトラン
ジスタQ51を介して接地し、このトランジスタQ51
のゲートにクリア制御信号/φCLRを入力する構成とし、
クリア信号φCLRをアクティブとしたとき、度数記憶領
域を構成するn個のメモリセル130に“0”のデータ
が書き込まれてクリアされるものを示した(図33参
照)。
【0247】ここで、図33に破線図示するように、ビ
ット線/BL0〜/BLn-1をトランジスタQ52を介して
接地し、このトランジスタQ52のゲートにクリア制御
信号/φCLRを入力する構成とした場合、クリア信号φ
CLRをアクティブとしたとき、トランジスタQ52で
“1”のデータが生成され、所定の記憶部を構成するn
個のメモリセル130に“1”のデータが書き込まれ
る。
【0248】したがって、ビット線対BL0,/BL0
BLn-1,/BLn-1のそれぞれに対応してトランジスタ
Q51,Q52を設けておき、それらのいずれかを選択
的にビット線に接続し、クリア信号φCLRをアクティブ
としたとき度数記憶領域を構成するn個のメモリセル1
30に、所定のデータをプリセットするようにしてもよ
い。このプリセットデータを工夫することで、例えば平
坦な絵柄の部分においては(0,0)等の特定の動きベ
クトルが検出されやすくできる。このプリセットの設定
は、半導体装置の設計時に予め決めておけばよく、従っ
てコンタクトレイヤのプログラムなどによって設定する
ことが想定される。
【0249】また、加算器209-1〜209-Nおよびヒ
ストグラムテーブル生成用の半導体メモリ210とを一
体化したものであるが、さらに計数値補正部208、動
きベクトル検出部211等をも一体化するようにしても
よい。
【0250】また、動きベクトル検出部211で検出さ
れた参照ブロックの動きベクトルMV1〜MVnに基づい
て、動きベクトル特定部212で、その参照ブロックを
構成する各画素データの動きベクトルmvを特定するこ
とができる。上述したように、参照ブロックの動きベク
トルを正しく検出できることから、その動きベクトルに
基づいて特定される各画素データの動きベクトルもより
精度の高いものとなる。
【0251】さらに、動きベクトル特定部212では、
このように特定される参照ブロックを構成する各画素デ
ータの動きベクトルmvから孤立した動きベクトルを除
去する等の補正処理を行うので、この各画素データの動
きベクトルの精度をさらに高めることができる。
【0252】
【発明の効果】この発明によれば、演算器およびメモリ
が一体化され、演算器を構成するビット単位の複数の演
算部がメモリのカラムのピッチに揃えて配されるもので
あり、演算器からメモリへの演算データの供給および半
導体メモリから演算器への記憶データの供給を効率的に
行うことができる。
【0253】また、この発明によれば、演算器は加算器
であり、入力データとメモリの記憶データとを複数の演
算部で加算し、この加算データをメモリに記憶データと
して記憶するものであり、メモリの記憶データに入力デ
ータを順次足し込むことを良好に行うことができる。
【0254】また、この発明によれば、メモリが、複数
の演算部に関連して設けられた書き込みおよび読み出し
用の第1のポートと読み出し専用の第2のポートとを有
するものであり、メモリの記憶データの読み出しを、演
算器による演算とは別途独立して行うことができる。
【0255】また、この発明によれば、メモリをクリア
またはプリセットするためのデータを生成し、このデー
タによってメモリをクリアまたはプリセットするもので
あり、外部からクリアまたはプリセットするためのデー
タを入力することなく、メモリを容易にクリアまたはプ
リセットすることができる。
【0256】また、この発明によれば、演算器を構成す
る複数の演算部による演算結果がオーバフローとなる場
合、複数の演算部に対応したメモリの所定領域に最大値
をセットするものであり、この半導体メモリの所定領域
に演算結果として誤った小さな値が記憶されることを防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての動き補償予測符号化装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】動き検出のためのブロックマッチング法を説明
するための図である。
【図3】動き検出のためのブロックマッチング法を説明
するための図である。
【図4】動き検出のためのブロックマッチング法を説明
するための図である。
【図5】動き検出のためのブロックマッチング法を説明
するための図である。
【図6】動きベクトル検出回路の構成を示すブロック図
である。
【図7】1個の参照画素とN個の探索範囲画素との1対
Nのマッチング演算を説明するための図である。
【図8】半導体メモリと加算器とを一体化した構成を示
す図である。
【図9】メモリセルの構成を示す図である。
【図10】ブロックマッチング法の問題点(複数の動き
がある場合)を説明するための図である。
【図11】動きベクトル検出方法の概略を説明するため
の図である。
【図12】相関値テーブルの一例(2つの動きがある場
合)を示す図である。
【図13】ヒストグラムテーブルの一例(2つの動きが
ある場合)を示す図である。
【図14】アクティビティを求めるための画素データ例
を示す図である。
【図15】動きベクトル検出回路の構成を示すブロック
図である。
【図16】入力フレームが探索フレームであって過去フ
レームが参照フレームである場合における、動きベクト
ル検出のためのマッチング演算を説明するための図であ
る。
【図17】参照ブロックと探索範囲との関係を示す図で
ある。
【図18】動きベクトル特定部の構成を示すブロック図
である。
【図19】入力画素データと参照ブロックと演算器との
関係を示す図である。
【図20】入力画素データの演算対象範囲と参照ブロッ
クとの位置関係を示す図である。
【図21】入力画素データの演算対象範囲と参照ブロッ
クとの位置関係を示す図である。
【図22】入力画素データの演算対象範囲と参照ブロッ
クとの位置関係を示す図である。
【図23】入力画素データの演算対象範囲と参照ブロッ
クとの位置関係を示す図である。
【図24】入力画素データの演算対象範囲と参照ブロッ
クとの位置関係を示す図である。
【図25】入力画素データの演算対象範囲と参照ブロッ
クとの位置関係を示す図である。
【図26】所定の参照ブロックを構成する各画素データ
に対応した計数値テーブルを得る際の、複数の差分絶対
値演算器における演算過程を示す図である。
【図27】演算器(7,7)における演算過程を示す図
である。
【図28】動きベクトル(1参照画素の探索範囲の座
標)を示す図である。
【図29】動きベクトルと計数値テーブル生成用メモリ
における記憶位置との対応関係を示す図である。
【図30】半導体メモリの全体構成を示す図である。
【図31】半導体メモリの記憶領域の構成を示す図であ
る。
【図32】メモリ部のメイン・サブロウデコーダとワー
ド線の構成を示す図である。
【図33】半導体メモリと加算器とを一体化した構成を
示す図である。
【符号の説明】
100・・・動き補償予測符号化装置、101・・・入
力端子、102・・・減算器、103・・・DCT回
路、104・・・量子化回路、105・・・出力端子、
106・・・逆量子化回路、107・・・逆DCT回
路、108・・・加算器、109・・・フレームメモ
リ、110・・・動き補償回路、111,200・・・
動きベクトル検出回路、121,201・・・システム
コントローラ、122,202・・・入力端子、123
・・・探索フレームメモリ、124-1〜124-N,20
-1〜204-N・・・差分絶対値演算器、125-1〜1
25-N,209-1〜209-N・・・加算器、126・・
・相関値テーブル用の半導体メモリ、126-1〜126
-N,206-1〜206-N,210-1〜210-N・・・記
憶領域、127・・・相関値テーブル評価器、128,
213・・・出力端子、130・・・メモリセル、14
0〜140n-1・・・加算部、203・・・参照フレー
ムメモリ、205・・・計数値生成部、206・・・計
数値テーブル生成用の半導体メモリ、207・・・補正
係数取得部、208・・・計数値補正部、210・・・
ヒストグラムテーブル生成用の半導体メモリ、211・
・・動きベクトル検出部、212・・・動きベクトル特
定部、221・・・コントローラ、222・・・探索画
素用のメモリ、223-1〜223-n・・・相関演算部、
224・・・動きベクトル仮特定部、225・・・動き
ベクトル補正部、250-1〜250-8・・・メモリ部、
251・・・読み出し用のロウデコーダ、253・・・
書き込み用のメインロウデコーダ、254・・・書き込
み用のサブロウデコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B015 HH03 JJ21 KB36 NN01 PP08 5C059 KK13 KK19 KK50 MA23 MC11 NN01 NN21 NN28 PP04 UA02 UA33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算器およびメモリが一体化されてな
    り、 上記演算器を構成するビット単位の複数の演算部は、そ
    れぞれ上記メモリのカラムのピッチに揃えて配されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記演算器は加算器であり、 入力データと上記メモリの記憶データとを上記複数の演
    算部で加算し、該加算データを上記メモリに上記記憶デ
    ータとして記憶することを特徴とする請求項1に記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記メモリは、上記複数の演算部に関連
    して設けられた書き込みおよび読み出し用の第1のポー
    トと、読み出し専用の第2のポートとを有することを特
    徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記メモリをクリアするためのデータを
    生成し、該データによって上記メモリをクリアする手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 上記メモリをプリセットするためのデー
    タを生成し、該データによって上記メモリをプリセット
    する手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の半
    導体装置。
  6. 【請求項6】 上記複数の演算部による演算結果がオー
    バフローとなる場合、上記複数の演算部に対応した上記
    メモリの所定領域に最大値をセットする手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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