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JP2003313169A - 4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物及び農園芸用殺虫・殺ダニ剤 - Google Patents
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JP2003313169A - 4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物及び農園芸用殺虫・殺ダニ剤 - Google Patents

4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物及び農園芸用殺虫・殺ダニ剤

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JP2003313169A
JP2003313169A JP2002117310A JP2002117310A JP2003313169A JP 2003313169 A JP2003313169 A JP 2003313169A JP 2002117310 A JP2002117310 A JP 2002117310A JP 2002117310 A JP2002117310 A JP 2002117310A JP 2003313169 A JP2003313169 A JP 2003313169A
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Application number
JP2002117310A
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Hiroshi Manabe
寛 真鍋
Nobuyoshi Takahashi
宣好 高橋
Yasuhiro Endo
康弘 遠藤
Yasuhiro Sasama
康弘 笹間
Naoki Ishii
直樹 石井
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Otsuka Chemical Holdings Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Chemical Holdings Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 哺乳動物に対しては安全性が高く、農園
芸用殺虫及び殺ダニ剤として有効な新規物質、ならびに
該新規物質を有効成分とする農園芸用殺虫・殺ダニ剤を
提供する。 【解決手段】 式(1)で表される4,4−ジフルオロ
−3−ブテニル化合物、およびこれを有効成分とする農
園芸用殺虫・殺ダニ剤組成物。 【化1】 [式中、Qは置換基を有することのある、少なくとも1
つの窒素原子を有する複素環基を示し、窒素原子上で結
合している。ただしQ=フタルイミド基を除く。]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有害生物防除剤、
特に農園芸用殺虫・殺ダニ剤として有用な新規な4,4
−ジフルオロ−3−ブテニル化合物及び該化合物を有効
成分とする農園芸用殺虫・殺ダニ剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】4,4-ジフルオロ−3−ブテニル基を有
する化合物としては、US 5,081,287、WO
92/15555、WO 94/06777、WO 9
4/06782、WO 94/04727、WO 95
/19352、WO 95/24403、GB 228
7465、WO 97/08130、WO 98/40
352、JP H11−140063、WO 99/5
2874、WO 99/52882、JP H12−3
09580 に殺虫、殺ダニ、又は殺線虫活性を有する
化合物が記載されている。しかしながら本発明の化合物
のように、少なくとも1つの窒素原子を有する複素環基
の窒素原子上に4,4−ジフルオロ−3−ブテニル基が
直接置換されたものについては開示されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】殺虫、殺ダニ剤は長年
にわたる使用により、害虫が抵抗性を獲得し、防除が困
難になってきており、新規な殺虫、殺ダニ剤の開発が期
待されている。本発明の課題は哺乳動物に対しては安全
性が高く、農園芸用殺虫及び殺ダニ剤として有効な新規
物質、ならびに該新規物質を有効成分とする農園芸用殺
虫・殺ダニ剤を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は式(1)で表さ
れる4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物に係る。
また、式(1)で表される4,4−ジフルオロ−3−ブ
テニル化合物を有効成分とする農園芸用殺虫・殺ダニ剤
組成物に係る。
【0005】
【化3】 [式中、Qは置換基を有することのある、少なくとも1
つの窒素原子を有する複素環基を示し、窒素原子上で結
合している。ただしQ=フタルイミド基を除く。]
【0006】本発明者らは新規な有害生物防除剤を創出
すべく鋭意研究を重ねた結果、文献未記載の新規化合物
である本発明の式(1)で表される4,4−ジフルオロ
−3−ブテニル化合物が各種農業分野における害虫、特
にハダニ類に対して低薬量で優れた効果を示すことを見
出し、本発明を完成させたものである。尚、上記 WO
92/15555 には第10頁にフルオロアルケニ
ル化合物製造用中間体として、Q=フタルイミド基の化
合物が記載されているが、その生物試験結果(200p
pm、死虫率)はナミハダニ(0%)、ツマグロヨコバ
イ(0%)、モモアカアブラムシ(0%)であり、何ら
殺虫・殺ダニ活性のないものであった。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において、請求項1に記載
の少なくとも1つの窒素原子を有する複素環基Qとして
は、例えばピロリル、ピロリニル、ピロリジニル、オキ
サゾリニル、オキサゾリジニル、イソキサゾリニル、チ
アゾリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリニル、ピラ
ゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、イミダゾリ
ル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、オキサジアゾ
リニル、チアジアゾリニル、トリアゾリル、トリアゾリ
ニル、トリアゾリジニル、テトラゾリル、テトラゾリニ
ル、ジヒドロピリジル、テトラヒドロピリジル、ピペリ
ジル、オキサジニル、ジヒドロオキサジニル、モルホリ
ノ、チアジニル、ジヒドロチアジニル、チアモルホリ
ノ、ジヒドロピリダジニル、テトラヒドロピリダジニ
ル、ヘキサヒドロピリダジニル、オキサジアジニル、ジ
ヒドロオキサジアジニル、テトラヒドロオキサジアジニ
ル、チアジアジニル、ジヒドロチアジアジニル、テトラ
ヒドロチアジアジニル、ジヒドロピリミジニル、テトラ
ヒドロピリミジニル、ヘキサヒドロピリミジニル、ジヒ
ドロピラジニル、テトラヒドロピラジニル、ピペラジニ
ル、ジヒドロトリアジニル、テトラヒドロトリアジニ
ル、ヘキサヒドロトリアジニル、ジヒドロテトラジニ
ル、インドリル、インドリニル、イソインドリル、イン
ダゾリル、ジヒドロキナゾリル、テトラヒドロキナゾリ
ル、カルバゾリル、ベンゾオキサゾリニル、ベンゾイソ
オキサゾリニル、ベンゾイソチアゾリニル、ベンゾイミ
ダゾリル、インダゾリニル、ジヒドロキノリニル、テト
ラヒドロキノリニル、ジヒドロイソキノリニル、テトラ
ヒドロイソキノリニル、ピリドインドリル、ジヒドロベ
ンゾオキサジニル、ジヒドロシンノリニル、テトラヒド
ロシンノリル、ジヒドロフタラジニル、テトラヒドロフ
タラジニル、ジヒドロキノキサリニル、テトラヒドロキ
ノキサリニル、プリニル、ジヒドロベンゾトリアジニ
ル、ジヒドロベンゾテトラジニル、フェノチアジニル等
が挙げられる。これら複素環基は置換可能な任意の位置
にオキソ体又はチオケトン体となっているものも含むこ
とができ、また、これら複素環基は置換可能な任意の位
置に適当な置換基が置換されてもよい。更に詳しくは、
例えば下記のものを例示することができる。本発明にお
いて上記少なくとも1つの窒素原子を有する複素環基Q
としては例えば下記のものを例示することができる。
【0008】
【化4】
【0009】[式中、R、R、R、R、及びR
は同一又は異なって水素原子、C −4アルキル基、
3−8シクロアルキル基、C1−4ハロアルキル基、
1− アルキルチオ基、C1−4アルコキシカルボニ
ル基、フェニル基、ベンジル基、複素環基を示す。また
ハロゲン原子、C1−4アルキル基、C1−4ハロアル
キル基、C1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルコキ
シ基、C1−4アルキルチオ基、C1−4アルキルスル
フィニル基、C1−4アルキルスルフォニル基、ニトロ
基、シアノ基、アミノ基、ホルミル基、C1−4アシル
基、カルボキシル基、C1−4アルコキシカルボニル
基、C1−4アルキルアミノカルボニル基、フェノキシ
基、フェニル基、基R−OCONH−、基R−CO
NH−、基−C(R)=NOR、基−C(R10
(OR11)(OR12)の群から選ばれる基が置換さ
れたフェニル基、ベンジル基又は複素環基を示す。R
及びR はC1−4アルキル基を示す。R、R及び
10は水素原子又はC1−4アルキル基を示す。R
11及びR12はC1−4アルキル基を示すが、一緒に
なって環を形成しても良い。Xは酸素原子又は硫黄原子
を示す。]
【0010】R〜Rで示される複素環基としては、
例えば ピロリル、フラニル、チエニル、ピラゾリル、
イソキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、オキ
サゾリル、チアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾ
リル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジニル、ピリ
ダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、オキサジニル、
チアジニル、オキサジアジニル、チアジアジニル、トリ
アジニル、テトラジニル、インドリル、イソインドリ
ル、ベンゾフラニル、ベンゾチオフェニル、インダゾリ
ル、ベンゾイソキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベ
ンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾ
リル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フ
タラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル等が挙げら
れる。
【0011】本明細書において示される各基は、具体的
には以下のものを例示できる。C1−4アルキル基と
は、炭素数1〜4の直鎖状又は分枝状のアルキル基を示
し、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、ter
t−ブチル基等が挙げられる。C3−8シクロアルキル
基とは、例えばシクロプロピル基、シクロペンチル基、
シクロヘキシル基、シクロオクチル基等が挙げられる。
1−4ハロアルキル基としては、1以上の同一又は異
なっても良いハロゲン原子により置換された炭素原子数
1〜4の直鎖状又は分枝状のアルキル基を示し、例えば
フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、
ヨードメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメ
チル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、
1−フルオロエチル基、1−フルオロプロピル基、2−
クロロプロピル基、3−フルオロプロピル基、3−クロ
ロプロピル基、1−フルオロブチル基、1−クロロブチ
ル基、4−フルオロブチル基等が挙げられる。
【0012】ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。C1−4アル
コキシ基としては、炭素数1〜4の直鎖状又は分枝状の
アルコキシ基を示し、例えばメトキシ基、エトキシ基、
イソプロポキシ基、tert−ブトキシ基等が挙げられ
る。C1−4ハロアルコキシ基としては、1以上の同一
又は異なっても良いハロゲン原子により置換された炭素
原子数1〜4の直鎖状又は分枝状のアルコキシ基を示
し、例えばジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキ
シ基、クロロジフルオロメトキシ基、2,2,2−トリフ
ルオロエトキシ基、2,2,2−トリクロロエチル基、
1,2−ジブロモエトキシ基等が挙げられる。
【0013】C1−4アルキルチオ基とは、炭素数1〜
4の直鎖状又は分枝状のアルキルチオ基を示し、例えば
メチルチオ基、エチルチオ基等が挙げられる。C1−4
アルキルスルフィニル基とは、炭素数1〜4の直鎖状又
は分枝状のアルキルスルフェニル基を示し、例えばメチ
ルスルフィニル基、イソプロピルスルフィニル基、n−
ヘキシルスルフィニル基等が挙げられる。C1−4アル
キルスルフォニル基とは、炭素数1〜4の直鎖状又は分
枝状のアルキルスルフォニル基を示し、例えばメチルス
ルフォニル基、エチルスルフォニル基、イソプロピルス
ルフォニル基等が挙げられる。
【0014】C1−4アシル基とは、炭素数1〜4の直
鎖状又は分枝状のアルキルカルボニル基を示し、例えば
アセチル基、プロピオニル基、ピバロイル基等が挙げら
れる。C1−4アルコキシカルボニル基とは、例えばメ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、イソプロ
ポキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基
等が挙げられる。C1−4アルキルアミノカルボニル基
とは、例えばメチルアミノカルボニル基、エチルアミノ
カルボニル基、n−ブチルアミノカルボニル基等を示
す。これら複素環基が結合した式(1)で表される4,
4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物は、具体的には下
記式(I)〜(XIII)で表される化合物である。
【0015】
【化5】
【0016】以下に本発明の式(1)で表される4,4
−ジフルオロ−3−ブテニル化合物の代表的な製造方法
について説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。例えば本発明の式(I)で表される1,3−チ
アゾリン−2−(チ)オン化合物は下記反応式で示され
る方法によって製造される。
【0017】
【化6】 [式中、R、R及びXは前記に同じ。Yは脱離基を
示す。]
【0018】反応式−1によれば、式(2)で表される
1,3−チアゾリン−2−(チ)オン化合物を無溶媒又
は不活性溶媒中、塩基の存在下で式(3)で表されるジ
フルオロブテニル化合物と反応させることによって、式
(I)で表される本発明の1,3−チアゾリン−2−
(チ)オン化合物を製造することができる。
【0019】本反応に用いられる溶媒としては、反応に
対して不活性な溶媒を用いることができる。例えば、ヘ
キサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ベ
ンゼン、クロロベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類、塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エ
チル、酢酸メチル等のエステル類、ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、アセ
トニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、メタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコ
ール類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチ
ルホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等
のスルホキシド類及び水等を挙げることができ、これら
の2種以上の混合溶媒、これらの1種又は2種以上と水
との混合溶媒等を使用できる。これら溶媒の使用量とし
ては、式(2)で表される1,3−チアゾリン−2−
(チ)オン化合物 1重量部に対して、1〜500重量
部、好ましくは10〜100重量部とすればよい。
【0020】本反応に使用される塩基としては、例えば
ナトリウムメトキシド、カリウムtert−ブトキシド
等のアルカリ金属アルコキシド類、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸
化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウム等のアルカリ金属炭酸塩、水素化ナトリウム、水素
カルシウム等の金属水素化物等の無機塩基、トリエチル
アミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0]ウンデセン、n−ブチルリチウム、リチウム ジイ
ソプロピルアミド等の有機塩基が用いられる。これら塩
基は1種単独で使用でき、2種以上を併用してもよい。
塩基として、ピリジン、トリエチルアミン等の有機塩基
を用いる時は、これらをそのまま溶媒として用いても良
い。これら塩基の使用量としては、通常式(2)で表さ
れる1,3−チアゾリン−2−(チ)オン化合物に対し
て0.1〜100当量、好ましくは0.5〜5当量とすれ
ばよい。
【0021】本反応においては必要に応じて、例えばテ
トラブチルアンモニウム ブロマイド、ベンジルトリエ
チルアンモニウム クロライド等の4級アンモニウム塩
やクラウンエーテル類等の相関移動触媒を使用すること
もでき、これら触媒は1種を単独で又は2種以上を併用
して使用できる。これら触媒の使用量を通常式(2)で
表される1,3−チアゾリン−2−(チ)オン化合物に
対して0.0001〜10当量、好ましくは0.001〜
1当量とすればよい。
【0022】式(2)の1,3−チアゾリン−2−
(チ)オン化合物と式(3)のジフルオロブテニル化合
物の使用量は、それぞれ任意の割合で使用することがで
きるが、好ましくは前者1モル当量に対し、後者を0.
5モル当量以上、好ましくは0.8〜1.5モル当量とす
るのがよい。本反応は−20℃から使用される溶媒の沸
点温度までの温度範囲で行うことができ、また、一般に
0.1〜24時間程度で完結する。
【0023】本反応において、式(2)で表される1,
3−チアゾリン−2−(チ)オン化合物の種類によって
はカルボニル基の酸素原子又はチオカルボニル基の硫黄
原子に式(3)のジフルオロブテニル化合物が置換した
異性体が副生することがあるが、カラムクロマトグラフ
ィー等の分離手段により、容易に単離することができ
る。
【0024】式(3)で表されるジフルオロブテニル化
合物において、Yで表される脱離基としては、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子、アルキル
スルホネート基、アリールスルホネート基等が挙げられ
る。これら式(3)で表されるジフルオロブテニル化合
物は例えばWO94/04727に記載の方法又は公知
の方法に準じて製造することができる。
【0025】本反応の出発物質である式(2)で表され
る1,3−チアゾリン−2−(チ)オン化合物はジャー
ナル オブ オーガニック ケミストリー(Journ
alof Organic Chemistry),
,1053(1992)に記載の方法又は公知の方法
に準じて製造することができる。
【0026】
【化7】 [式中、R及びRは前記に同じ。]
【0027】反応式−2によれば、前記反応式−1で得
られた式(Ia)で表される1,3−チアゾリン−2−
オン化合物に適当な溶媒中でチオノ化試薬を反応させる
ことで式(Ib)で表される1,3−チアゾリン−2−
チオン化合物を製造することができる。
【0028】本反応に用いられる溶媒としては、反応に
対して不活性な溶媒を用いることができ、例えば、ヘキ
サン、シクロヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ベン
ゼン、クロロベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロホ
ルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸メチル等のエステル類、ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、アセト
ニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、メタノー
ル、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコー
ル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチル
ホルムアミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等の
スルホキシド類が挙げられ、これらの2種以上の混合溶
媒、これらの1種又は2種以上と水との混合溶媒等を使
用できる。溶媒の使用量としては式(Ia)で表される
1,3−チアゾリン−2−オン化合物1重量部に対して
0.1〜500重量部、好ましくは10〜100重量部
とすればよい。
【0029】本反応に使用するチオノ化試薬としては、
ローソン試薬、硫化ホウ素、五硫化二燐、硫化水素等が
挙げられる。本反応には式(Ia)で表される1,3−
チアゾリン−2−オン化合物とチオノ化試薬とを任意の
割合で使用することができるが、好ましくは前者1モル
に対し、後者を0.1〜5モルとするのがよい。本反応
は−20℃から使用される溶媒の沸点温度までの温度範
囲で行うことができ、0.1〜40時間程度で完結す
る。
【0030】式(II)で示される4,5−ジヒドロピラ
ゾール−5−(チ)オン化合物は、例えば、下記の反応
式−3によって製造できるが、これらの方法に限定され
るものではない。
【0031】
【化8】 [式中R、R、R、及びYは前記に同じ。]
【0032】式(II)で表される4,5−ジヒドロピラ
ゾール−5−(チ)オン化合物の原料となる式(5)で
示される4,5−ジヒドロピラゾール−5−オン化合物
は、ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー
(Journal of Organic Chemi
stry), 56, 2587 (1991)に記載
の、安息香酸エステル類とブロモ酢酸エステル類とのリ
フォマトスキー(Reformatsky)反応によっ
て得られるβ−ケトエステル類(4)とヒドラジンヒド
ラートとを反応させることにより得られる。4,5−ジ
ヒドロピラゾール−5−オン化合物(5)を、無溶媒又
は不活性溶媒中、塩基存在下で式(3)で表されるジフ
ルオロブテニル化合物と反応させることによって、式
(IIa)で表される本発明の4,5−ジヒドロピラゾー
ル−5−オン化合物を得ることが出来る。本反応に用い
られる溶媒、塩基、それらの使用量、並びに必要に応じ
て使用される相関移動触媒については反応式−1と同様
とすることができる。式(5)で表される4,5−ジヒ
ドロピラゾール−5−オン化合物と式(3)のジフルオ
ロブテニル化合物の使用量は、それぞれ任意の割合で使
用することができるが、好ましくは前者1モル当量に対
し、後者を0.5モル当量以上、好ましくは0.8〜1.
5モル当量とするのがよい。本反応は−20℃から使用
される溶媒の沸点温度までの温度範囲で行うことがで
き、また、一般に0.1〜24時間程度で完結する。
【0033】本発明化合物(IIb)は本発明化合物(II
a)のカルボニル基のチオノ化(thionatio
n)を行うことにより得られる。本反応に用いられるチ
オノ化試薬、溶媒、それらの使用量については反応式−
2と同様とすることができる。本反応は−20℃から使
用される溶媒の沸点温度までの温度範囲で行うことがで
き、0.1〜40時間程度で完結する。
【0034】例えば本発明の式(III)で表されるピラ
ゾール化合物は下記反応式で示される方法によって製造
される。
【0035】
【化9】 [式中、R、R、R及びYは前記に同じ。]
【0036】反応式−4によれば、式(6)で表される
ピラゾール化合物を無溶媒又は不活性溶媒中、塩基の存
在下で式(3)で表されるジフルオロブテニル化合物と
反応させることによって、式(III)で表される本発明
のピラゾール化合物を製造することができる。
【0037】本反応に用いられる溶媒、塩基、それらの
使用量、並びに必要に応じて使用される相関移動触媒に
ついては反応式−1と同様とすることができる。
【0038】式(6)のピラゾール化合物と式(3)の
ジフルオロブテニル化合物の使用量は、それぞれ任意の
割合で使用することができるが、好ましくは前者1モル
当量に対し、後者を0.5モル当量以上、好ましくは0.
8〜1.5モル当量とするのがよい。本反応は−20℃
から使用される溶媒の沸点温度までの温度範囲で行うこ
とができ、また、一般に0.1〜24時間程度で完結す
る。
【0039】本反応において、式(6)で表されるピラ
ゾール化合物の種類によってはジフルオロブテニル化合
物の置換位置の違う異性体〔本発明化合物(IIIa)〕
が副生することがあるが、カラムクロマトグラフィー等
の分離手段により、容易に単離することができる。本反
応の出発物質である式(6)で表されるピラゾール化合
物はオーストラリアン ジャーナル オブ ケミストリ
ー (Australian Journal of
Chemistry),36,135(1983)に記
載の方法又は公知の方法に準じて製造することができ
る。
【0040】式(IV)で示される1,2,4−トリゾール
誘導体は、例えば、下記の反応式−5によって製造でき
るが、これらの方法に限定されるものではない。
【0041】
【化10】 [式中R、R及びYは前記に同じ。]
【0042】式(7)で表される1,2,4−トリアゾー
ル化合物を、無溶媒又は不活性溶媒中、塩基存在下で式
(3)で表されるジフルオロブテニル化合物と反応させ
ることによって、式(IV)で表される本発明1,2,4−
トリアゾール化合物を得ることができる。本反応に用い
られる溶媒、塩基、それらの使用量、並びに必要に応じ
て使用される相関移動触媒については反応式−1と同様
とすることができる。
【0043】式(7)の1,2,4−トリアゾール化合物
と式(3)のジフルオロブテニル化合物の使用量は、そ
れぞれ任意の割合で使用することができるが、好ましく
は前者1モル当量に対し、後者を0.5モル当量以上、
好ましくは0.8〜1.5モル当量とするのがよい。本反
応は−20℃から使用される溶媒の沸点温度までの温度
範囲で行うことができ、また、一般に0.1〜24時間
程度で完結する。
【0044】なお、本反応においてはジフルオロブテニ
ル化合物の置換位置の異なる異性体である本発明化合物
(IVa)を生成することがあるが、カラムクロマトグラ
フィー等の分離手段により容易に単離することができ
る。式(IV)で表される1,2,4−トリアゾール誘導体
の原料となる式(7)で表される1,2,4−トリアゾー
ル化合物(7)は、ヨーロピアンパテント(EP213
718)又はジャーナル オブ ケミカル ソサイエテ
ィ(Journalof Chemical Soci
ety),518(1961)等に記載の方法又は公知
の方法により、合成することができる。
【0045】本発明の式(V)で表される1,2,4−ト
リアゾリン−5−(チ)オン化合物は下記反応式で示さ
れる方法によって製造される。
【0046】
【化11】 [式中、R、R、X及びYは前記に同じ。]
【0047】反応式−6によれば、式(8)で表される
1,2,4−トリアゾリン−5−(チ)オン化合物を無溶
媒又は不活性溶媒中、塩基の存在下で式(3)で表され
るジフルオロブテニル化合物と反応させることによっ
て、式(V)で表される本発明の1,2,4−トリアゾリ
ン−5−(チ)オン化合物を製造することができる。
【0048】本反応に用いられる溶媒、塩基、それらの
使用量、並びに必要に応じて使用される相関移動触媒に
ついては反応式−1と同様とすることができる。
【0049】式(8)の1,2,4−トリアゾリン−5−
(チ)オン化合物と式(3)のジフルオロブテニル化合
物の使用量は、それぞれ任意の割合で使用することがで
きるが、好ましくは前者1モル当量に対し、後者を0.
5モル当量以上、好ましくは0.8〜1.5モル当量とす
るのがよい。本反応は−20℃から使用される溶媒の沸
点温度までの温度範囲で行うことができ、また、一般に
0.1〜24時間程度で完結する。
【0050】本反応において、式(V)で表される1,
2,4−トリアゾリン−5−(チ)オン化合物の種類に
よってはカルボニル基の酸素原子又はチオカルボニル基
の硫黄原子に式(3)のジフルオロブテニル化合物が置
換した異性体が副生することがあるが、カラムクロマト
グラフィー等の分離手段により、容易に単離することが
できる。本反応の出発物質である式(8)で表される
1,2,4−トリアゾリン−5−(チ)オン化合物はシン
セシス(Synthesis),912(1987)及
びジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリ
ー(Journal ofHeterocyclic
Chemistry)26,1723(1989)に記
載の方法又は公知の方法に準じて製造することができ
る。
【0051】また、式(8)で表される1,2,4−トリ
アゾリン−5−(チ)オン化合物のXが酸素原子、トリ
アゾール環上置換基Rがトリフルオロメチル基である
式(8a)で表される1,2,4−トリアゾリン−5−オ
ン化合物、又はXが硫黄原子、トリアゾール環上置換基
がトリフルオロメチル基である式(8b)で表され
る1,2,4−トリアゾリン−5−チオン化合物は以下の
反応式−7に示す反応によっても製造することができ
る。
【0052】
【化12】 [式中、Rは前記に同じ。Zはハロゲン原子を示
す。]
【0053】反応式−7によれば、式(9)で表される
アミノ化合物に、四ハロゲン化炭素中、トリフェニルホ
スフィン及び塩基の存在下、トリフルオロ酢酸を反応さ
せることにより、式(10)で表されるトリフルオロア
セトイミドイルハライド化合物を製造し、次いで無溶媒
下又は適当な溶媒下でヒドラジンを反応させることで式
(11)で表されるトリフルオロアセトアミドラゾン化
合物を製造できる。得られた式(11)で表されるトリ
フルオロアセトアミドラゾン化合物に適当な溶媒下でホ
スゲン及びホスゲン等価体からなる群より選ばれた少な
くとも1種を反応させることで式(8a)で表される3
−トリフルオロメチル−1,2,4−トリアゾリン−5−
オン化合物を製造することができる。又、得られた式
(11)で表されるトリフルオロアセトアミドラゾン化
合物に適当な溶媒下でチオホスゲンを反応させることで
式(8b)で表される3−トリフルオロメチル−1,2,
4−トリアゾリン−5−チオン化合物を製造することが
できる。
【0054】式(9)で表されるアミノ化合物は、市販
のもの、もしくは公知のものを利用できる。式(9)か
ら式(10)で表されるトリフルオロアセトイミドイル
ハライド化合物を製造する反応に関しては,ジャーナル
オブ オーガニック ケミストリー(Journal
of Organic Chemistry)53
32(1993)に記載の方法または公知の方法に従っ
て行うことができる。式(9)で表されるアミノ化合物
から式(10)で表されるトリフルオロアセトイミドイ
ルハライド化合物を製造する反応については、使用され
る四ハロゲン化炭化水素としては、例えば四塩化炭素、
四臭化炭素等が挙げられる。
【0055】四ハロゲン化炭化水素の使用量としては、
式(9)で表されるアミノ化合物に対して通常1〜10
0当量、好ましくは2〜20当量とすればよく、溶媒と
して兼用することができる。本反応で使用するトリフェ
ニルホスフィンは市販品を使用することができ、使用量
は式(9)で表されるアミノ化合物に対して通常1.5
〜10当量、好ましくは2〜5当量とすればよい。
【0056】本反応で使用する塩基としては、例えばト
リエチルアミン、ピリジン、4−N,N−ジメチルアミ
ノピリジン、4−N,N−ジエチルアミノピリジン、1,
8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン等の
公知の有機塩基が挙げられ、これらの2種以上を併用し
てもよい。これら塩基の使用量は式(9)で表されるア
ミノ化合物に対して、通常0.8〜10当量、好ましく
は1〜2当量とすればよい。本反応で使用するトリフル
オロ酢酸は市販品を使用することができ、使用量は式
(9)で表されるアミノ化合物に対して通常0.3〜2
当量、好ましくは0.5〜1.5当量とすればよい。本反
応は、通常−20〜190℃、好ましくは0〜80℃で
行われ、反応時間は特に限定されないが、一般に0.5
〜24時間程度で完結する。
【0057】式(10)で表されるトリフルオロアセト
イミドイルハライド化合物から式(11)で表されるト
リフルオロアセトアミドラゾン化合物を製造する反応に
おいて、使用されるヒドラジンとしては無水ヒドラジ
ン、ヒドラジン1水和物、塩酸ヒドラジン、臭化水素酸
ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、炭酸ヒドラジン等が挙げ
られ、これらの内、安全性、反応の利便性等からヒドラ
ジン1水和物が好ましい。ヒドラジン1水和物の濃度は
特に制限されないが、60〜100%(w/w)品が好
ましく使用できる。これらヒドラジンは市販品を使用す
ることができる。本反応におけるヒドラジンの使用量と
しては、式(10)で表されるトリフルオロアセトイミ
ドイルハライド化合物に対して通常1〜10当量、好ま
しくは2〜5当量とすればよい。本反応はハロゲン化水
素が生成するが、過剰量のヒドラジンでトラップできる
ようにすればよい。なお、塩酸ヒドラジン等のヒドラジ
ン塩は使用に先立ち塩基で中和して用いるのがよい。
【0058】本反応において溶媒を使用する場合、溶媒
としては不活性溶媒が好ましく、例えば、ヘキサン、シ
クロヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ベンゼン、ク
ロロベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロホルム、四
塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸
メチル等のエステル類、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類、アセトニトリ
ル、プロピオニトリル等のニトリル類、メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルム
アミド等のアミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホ
キシド類及び水等を挙げることができ、これらの2種以
上の混合溶媒、これらの1種又は2種以上と水との混合
溶媒等を使用できる。溶媒の使用量としては式(10)
で表されるトリフルオロアセトイミドイルハライド化合
物1重量部に対して、0.5〜100重量部、好ましく
は1〜30重量部とすればよい。
【0059】本反応は、通常−20℃から使用する溶媒
の沸点程度、好ましくは0〜30℃で行われ、反応時間
は特に限定されないが、一般に0.5〜24時間程度で
完結する。なお、次に示す式(8a)で表される3−ト
リフルオロメチル−1,2,4−トリアゾリン−5−オン
化合物、又は式(8b)で表される3−トリフルオロメ
チル−1,2,4−トリアゾリン−5−チオン化合物の製
造反応に用いる場合には、本反応で製造された式(1
1)で表されるトリフルオロアセトアミドラゾン化合物
を単離及び精製することなくそのままもしくは反応液を
水洗する程度で使用することができる。
【0060】式(11)で表されるトリフルオロアセト
アミドラゾン化合物から式(8a)で表される3−トリ
フルオロメチル−1,2,4−トリアゾリン−5−オン化
合物を製造する反応において、ホスゲン等価体とは、例
えばトリクロロメチルクロロホルメート、トリホスゲン
等のホスゲンと同等の反応を生じさせることのできる化
合物である。本反応においては安全性及び取り扱いの容
易性から、ホスゲンよりもこれらホスゲン等価体を用い
るのが好ましい。
【0061】本反応においてホスゲン及び/又はホスゲ
ン等価体の使用量は、式(11)で表されるトリフルオ
ロアセトアミドラゾン化合物に対して通常0.5〜2当
量、好ましくは0.7〜1.5当量とすればよい。
【0062】本反応において使用される溶媒としては不
活性溶媒が好ましく、例えば、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、ヘプタン等の炭化水素類、ベンゼン、クロロベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メ
チレン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等
のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸メチル等の
エステル類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等のエーテル類、アセトニトリル、プロピオ
ニトリル等のニトリル類、メタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコール等のアルコール類、N,N−ジメ
チルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド等の
アミド類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類及
び水等を挙げることができ、これらの2種以上の混合溶
媒、これらの1種又は2種以上と水との混合溶媒等を使
用できる。
【0063】溶媒の使用量としては式(11)で表され
るトリフルオロアセトアミドラゾン化合物1重量部に対
して、0.5〜100重量部、好ましくは1〜30重量
部とすればよい。本反応は、通常−70℃から使用する
溶媒の沸点程度、好ましくは0〜30℃で行われ、反応
時間は特に限定されないが、一般に0.5〜24時間程
度で完結する。
【0064】式(11)で表されるトリフルオロアセト
アミドラゾン化合物から式(8b)で表される3−トリ
フルオロメチル−1,2,4−トリアゾリン−5−チオン
化合物を製造する反応においては、前記式(11)で表
されるトリフルオロアセトアミドラゾン化合物から式
(8a)で表される3−トリフルオロメチル−1,2,4
−トリアゾリン−5−オン化合物を製造する反応におけ
るホスゲン又はホスゲン等価体に替えてチオホスゲンを
使用することを除き、使用する溶媒の種類とその使用
量、反応温度、反応時間と同様とすればよい。チオホス
ゲンの使用量は、式(11)で表されるトリフルオロア
セトアミドラゾン化合物に対して通常0.5〜2当量、
好ましくは0.7〜1.5当量とすればよい。
【0065】また、式(V)で表される本発明の1,2,
4−トリアゾリン−5−(チ)オン化合物のXが硫黄原
子である式(Vb)で表される1,2,4−トリアゾリン
−5−チオン化合物は、式(V)で表される本発明の
1,2,4−トリアゾリン−5−(チ)オン化合物のXが
酸素原子である式(Va)で表される1,2,4−トリア
ゾリン−5−オン化合物から下記反応式で示される方法
によって製造することができる。
【0066】
【化13】
【0067】本反応に用いられるチオノ化試薬、溶媒、
それらの使用量については反応式−2と同様とすること
ができる。本反応は−20℃から使用される溶媒の沸点
温度までの温度範囲で行うことができ、0.1〜40時
間程度で完結する。
【0068】以下に本発明の式(VI)で表される1,3,
4−オキサジアゾリン−5−(チ)オン化合物の代表的
な製造方法について説明するが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。本発明の式(VI)で表される1,3,
4−オキサジアゾリン−5−(チ)オン化合物は下記反
応式で示される方法によって製造される。
【0069】
【化14】 [式中、R、X及びYは前記に同じ。]
【0070】反応式−9によれば、式(12)で表され
る1,3,4−オキサジアゾリン−5−(チ)オン化合物
を無溶媒又は不活性溶媒中、塩基の存在下で式(3)で
表されるジフルオロブテニル化合物と反応させることに
よって、式(VI)で表される本発明の1,3,4−オキサ
ジアゾリン−5−(チ)オン化合物を製造することがで
きる。
【0071】本反応に用いられる溶媒、塩基、それらの
使用量、並びに必要に応じて使用される相関移動触媒に
ついては反応式−1と同様とすることができる。
【0072】式(12)の1,3,4−オキサジアゾリン
−5−(チ)オン化合物と式(3)のジフルオロブテニ
ル化合物の使用量は、それぞれ任意の割合で使用するこ
とができるが、好ましくは前者1モル当量に対し、後者
を0.5モル当量以上、好ましくは0.8〜1.5モル当
量とするのがよい。本反応は−20℃から使用される溶
媒の沸点温度までの温度範囲で行うことができ、また、
一般に0.1〜24時間程度で完結する。
【0073】本反応において、式(12)で表される
1,3,4−オキサジアゾリン−5−(チ)オン化合物の
種類によってはカルボニル基の酸素原子又はチオカルボ
ニル基の硫黄原子に式(3)のジフルオロブテニル化合
物が置換した異性体が副生することがあるが、カラムク
ロマトグラフィー等の分離手段により、容易に単離する
ことができる。本反応の出発物質である式(12)で表
される1,3,4−オキサジアゾリン−5−(チ)オン化
合物はジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミス
トリー(Journal of Heterocycl
ic Chemistry),32,123(199
5)及び特開平9−157259号に記載の方法又は公
知の方法に準じて製造することができる。
【0074】また、式(VI)で表される本発明の1,3,
4−オキサジアゾリン−5−(チ)オン化合物のXが硫
黄原子である式(VIb)で表される1,3,4−オキサジ
アゾリン−5−チオン化合物は、式(VI)で表される本
発明の1,3,4−オキサジアゾリン−5−(チ)オン化
合物のXが酸素原子である式(VIa)で表される1,2,
4−トリアゾリン−5−オン化合物から下記反応式で示
される方法によって製造することができる。
【0075】
【化15】 [式中、Rは前記に同じ。]
【0076】本反応に用いられるチオノ化試薬、溶媒、
それらの使用量については反応式−2と同様とすること
ができる。本反応は−20℃から使用される溶媒の沸点
温度までの温度範囲で行うことができ、0.1〜40時
間程度で完結する。
【0077】以下に本発明の式(VII)で表される1,
3,4−チアジアゾリン−2−(チ)オン化合物の代表
的な製造方法について説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。例えば本発明の式(VII)で表さ
れる1,3,4−チアジアゾリン−2−(チ)オン化合物
は下記反応式で示される方法によって製造される。
【0078】
【化16】 [式中、R、X及びYは前記に同じ。]
【0079】反応式−11によれば、式(13)で表さ
れる1,3,4−チアジアゾリン−2−(チ)オン化合物
を無溶媒又は不活性溶媒中、塩基の存在下で式(3)で
表されるジフルオロブテニル化合物と反応させることに
よって、式(VII)で表される本発明の1,3,4−チア
ジアゾリン−2−(チ)オン化合物を製造することがで
きる。
【0080】本反応に用いられる溶媒、塩基、それらの
使用量、並びに必要に応じて使用される相関移動触媒に
ついては反応式−1と同様とすることができる。
【0081】式(13)の1,3,4−チアジアゾリン−
2−(チ)オン化合物と式(3)のジフルオロブテニル
化合物の使用量は、それぞれ任意の割合で使用すること
ができるが、好ましくは前者1モル当量に対し、後者を
0.5モル当量以上、好ましくは0.8〜1.5モル当量
とするのがよい。本反応は−20℃から使用される溶媒
の沸点温度までの温度範囲で行うことができ、また、一
般に0.1〜24時間程度で完結する。
【0082】本反応において、式(13)で表される
1,3,4−チアジアゾリン−2−(チ)オン化合物の種
類によってはカルボニル基の酸素原子又はチオカルボニ
ル基の硫黄原子に式(3)のジフルオロブテニル化合物
が置換した異性体が副生することがあるが、カラムクロ
マトグラフィー等の分離手段により、容易に単離するこ
とができる。本反応の出発物質である式(13)で表さ
れる1,3,4−チアジアゾリン−2−(チ)オン化合物
はジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリ
ー(Journal of Heterocyclic
Chemistry),31,1439(1994)
に記載の方法又は公知の方法に準じて製造することがで
きる。
【0083】また、本発明の式(VII)で表される1,
3,4−チアジアゾリン−2−(チ)オン化合物のXが
硫黄原子である式(VIIb)で表される1,3,4−チア
ジアゾリン−2−チオン化合物は、本発明の式(VII)
で表される1,3,4−チアジアゾリン−2−(チ)オン
化合物のXが酸素原子である式(VIIa)で表される1,
3,4−チアジアゾリン−2−オン化合物から下記反応
式で示される方法によって製造することができる。
【0084】
【化17】 [式中、Rは前記に同じ。]
【0085】本反応に用いられるチオノ化試薬、溶媒、
それらの使用量については反応式−2と同様とすること
ができる。本反応は−20℃から使用される溶媒の沸点
温度までの温度範囲で行うことができ、0.1〜40時
間程度で完結する。
【0086】以下に式(VIII)で表される本発明のテト
ラゾリノン化合物の代表的な製造方法について説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば式
(VIII)で表される本発明のテトラゾリノン化合物は下
記反応式で示される方法によって製造される。
【0087】
【化18】 [式中、R及びYは前記に同じ。]
【0088】反応式−13によれば、式(14)で表さ
れるテトラゾリン−5−オン化合物を無溶媒又は不活性
溶媒中、塩基の存在下で式(3)で表されるジフルオロ
ブテニル化合物と反応させることによって、式(VIII
a)で表される本発明のテトラゾリン−5−オン化合物
を製造することができる。本反応に用いられる溶媒、塩
基、それらの使用量、並びに必要に応じて使用される相
関移動触媒については反応式−1と同様とすることがで
きる。
【0089】式(14)で表されるテトラゾリン−5−
オン化合物と式(3)のジフルオロブテニル化合物の使
用量は、それぞれ任意の割合で使用することができる
が、好ましくは前者1モル当量に対し、後者を0.5モ
ル当量以上、好ましくは0.8〜1.5モル当量とするの
がよい。本反応は−20℃から使用される溶媒の沸点温
度までの温度範囲で行うことができ、また、一般に0.
1〜24時間程度で完結する。
【0090】また、式(VIIIb)で表される本発明のテ
トラゾリン−5−チオン化合物は、式(VIIIa)で表さ
れる本発明のテトラゾリン−5−オン化合物から下記反
応式で示される方法によって製造することができる。
【0091】
【化19】 [式中、Rは前記に同じ。]
【0092】本反応に用いられるチオノ化試薬、溶媒、
それらの使用量については反応式−2と同様とすること
ができる。本反応は−20℃から使用される溶媒の沸点
温度までの温度範囲で行うことができ、0.1〜40時
間程度で完結する。式(VIIIa)で表される本発明のテ
トラゾリン−5−オン化合物の原料となる式(14)で
表されるテトラゾリン−5−オン化合物は、ジャーナル
オブ オーガニック ケミストリー(Journal
of Organic Chemistry)45
5130(1980)に記載の方法により、イソシアナ
ート類とアジ化トリメチルシランとから製造することが
できる。
【0093】以下に式(IX)及び(X)で表される本発
明のテトラゾール化合物の代表的な製造方法について説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。式
(IX)及び(X)で示されるテトラゾール化合物は、例
えば、下記の反応式−13によって製造できるが、これ
らの方法に限定されるものではない。
【0094】
【化20】 [式中R及びYは前記に同じ。]
【0095】反応式−15によれば、式(15)で表さ
れるテトラゾールを、無溶媒又は不活性溶媒中、塩基の
存在下で式(3)で表されるジフルオロブテニル化合物
と反応させることにより、式(IX)及び(X)で表され
る本発明のテトラゾール化合物を混合物で得ることがで
きる。本反応に用いられる溶媒、塩基、それらの使用
量、並びに必要に応じて使用される相関移動触媒につい
ては反応式−1と同様とすることができる。式(15)
で表されるテトラゾール化合物と式(3)のジフルオロ
ブテニル化合物の使用量は、それぞれ任意の割合で使用
することができるが、好ましくは前者1モル当量に対
し、後者を0.5モル当量以上、好ましくは0.8〜1.
5モル当量とするのがよい。本反応は−20℃から使用
される溶媒の沸点温度までの温度範囲で行うことがで
き、また、一般に0.1〜24時間程度で完結する。本
反応により混合物として得られた式(IX)及び(X)で
表される本発明のテトラゾール化合物は、シリカゲルク
ロマトグラフィーにより分離することができ、各々純粋
な化合物として得ることができる。式(IX)及び(X)
で表される本発明のテトラゾール化合物の原料となる式
(15)で表されるテトラゾール化合物は、ジャーナル
オブ ジ アメリカンケミカル ソサイエティ(Jo
urnal of the AmericanChem
ical Society)80,3908(195
8)に記載の方法により、R−CNで表されるニトリ
ル類とアジ化ナトリウムとの反応から製造することがで
きる。
【0096】以下に式(XI)で表される本発明のピリダ
ジン−3(2H)−(チ)オン化合物の代表的な製造法
について説明するが、本発明はこれに限定されたもので
はない。例えば式(XI)で表される本発明のピリダジン
−3(2H)−(チ)オン化合物は、下記反応式で示さ
れる方法によって製造される。
【0097】
【化21】 [式中、R,R,R,X及びYは前記に同じ。]
【0098】反応式−16によれば、式(16)で表さ
れるピリダジン−3(2H)−(チ)オン化合物を無溶
媒又は不活性溶媒中、塩基の存在下で式(3)で表され
るジフルオロブテニル化合物と反応させることによっ
て、式(XI)で表される本発明のピリダジン−3(2
H)−(チ)オン化合物を製造することができる。
【0099】本反応に用いられる溶媒、塩基、それらの
使用量、並びに必要に応じて使用される相関移動触媒に
ついては反応式−1と同様とすることができる。
【0100】式(16)のピリダジン−3(2H)−
(チ)オン化合物と式(3)のジフルオロブテニル化合
物と使用量は、それぞれ任意の割合で使用することがで
きるが、好ましくは前者1モル当量に対し、後者を0.
5モル当量以上、好ましくは0.8〜1.5モル当量とす
るのがよい。本反応は−20℃から使用される溶媒の沸
点温度までの温度範囲で行うことができ、また、一般に
0.1〜24時間程度で完結する。
【0101】本反応において、式(16)で表されるピ
リダジン−3(2H)−(チ)オン化合物の種類によっ
てはカルボニル基の酸素原子又はチオカルボニル基の硫
黄原子に式(3)のジフルオロブテニル化合物が置換し
た異性体が副生することがあるが、カラムクロマトグラ
フィー等の分離手段により、容易に単離することができ
る。本反応の出発物質である式(16)で表されるピリ
ダジン−3(2H)−(チ)オン化合物はジャーナル
オブ メディシナル ケミストリー(Journal
of Medicinal Chemistry),
,2707(2001)に記載の方法又は公知の方法
に準じて製造することができる。
【0102】また、本発明の式(XI)で表されるピリダ
ジン−3(2H)−(チ)オン化合物のXが硫黄原子で
ある式(XIb)で表されるピリダジン−3(2H)−チ
オン化合物は、本発明の式(XI)で表されるピリダジン
−3(2H)−(チ)オン化合物のXが酸素原子である
式(XIa)で表されるピリダジン−3(2H)−オン化
合物から下記反応式で示される方法によって製造するこ
とができる。
【0103】
【化22】 [式中、R、R及びRは前記に同じ。]
【0104】反応式−17によれば、前記反応式−14
で得られた式(XIa)で表されるピリダジン−3(2
H)−オン化合物に適当な溶媒中でチオノ化試薬を反応
させることで式(XIb)で表されるピリダジン−3(2
H)−チオン化合物を製造することができる。本反応に
用いられるチオノ化試薬、溶媒、それらの使用量につい
ては反応式−2と同様とすることができる。本反応は−
20℃から使用される溶媒の沸点温度までの温度範囲で
行うことができ、0.1〜40時間程度で完結する。本
反応は−20℃から使用される溶媒の沸点温度までの温
度範囲で行うことができ、0.1〜40時間程度で完結
する。
【0105】以下に式(XII)で表される本発明の6H
−1,3,4−オキサジアジン−5−(チ)オン化合物の
代表的な製造方法について説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。例えば式(XII)で表される
本発明の6H−1,3,4−オキサジアジン−5−(チ)
オン化合物は下記反応式で示される方法によって製造さ
れる。
【0106】
【化23】 [式中、R、R、R、X及びYは前記に同じ。]
【0107】反応式−18によれば、式(17)で表さ
れる6H−1,3,4−オキサジアジン−5−(チ)オン
化合物を無溶媒又は不活性溶媒中、塩基の存在下で式
(3)で表されるジフルオロブテニル化合物と反応させ
ることによって、式(XII)で表される本発明の6H−
1,3,4−オキサジアジン−5−(チ)オン化合物を製
造することができる。
【0108】本反応に用いられる溶媒、塩基、それらの
使用量、並びに必要に応じて使用される相関移動触媒に
ついては反応式−1と同様とすることができる。
【0109】式(17)の6H−1,3,4−オキサジア
ジン−5−(チ)オン化合物と式(3)のジフルオロブ
テニル化合物の使用量は、それぞれ任意の割合で使用す
ることができるが、好ましくは前者1モル当量に対し、
後者を0.5モル当量以上、好ましくは0.8〜1.5モ
ル当量とするのがよい。本反応は−20℃から使用され
る溶媒の沸点温度までの温度範囲で行うことができ、ま
た、一般に0.1〜24時間程度で完結する。
【0110】本反応において、式(17)で表される6
H−1,3,4−オキサジアジン−5−(チ)オン化合物
の種類によってはカルボニル基の酸素原子又はチオカル
ボニル基の硫黄原子に式(17)のジフルオロブテニル
化合物が置換した異性体が副生することがあるが、カラ
ムクロマトグラフィー等の分離手段により、容易に単離
することができる。
【0111】本反応の出発物質である式(17)で表さ
れる6H−1,3,4−オキサジアジン−5−(チ)オン
化合物はジャーナル オブ メディシナル ケミストリ
ー(Journal of Medicinal Ch
emistry),1157(1993)及びアメリカ
特許第4508718号に記載の方法又は公知の方法に
準じて製造することができる。
【0112】また、式(XII)で表される6H−1,3,
4−オキサジアジン−5−(チ)オン化合物のXが硫黄
原子である式(XIIb)で表される6H−1,3,4−オ
キサジアジン−5−チオン化合物は、Xが酸素原子であ
る式(XIIa)で表される6H−1,3,4−オキサジア
ジン−5−オン化合物から以下の反応式−19に示す反
応によっても製造することができる。
【0113】
【化24】 [式中、R、R及びRは前記に同じ。]
【0114】本反応に用いられるチオノ化試薬、溶媒、
それらの使用量については反応式−2と同様とすること
ができる。本反応は−20℃から使用される溶媒の沸点
温度までの温度範囲で行うことができ、0.1〜40時
間程度で完結する。
【0115】
【化25】 [式中、R、R、R、R、R、X及びYは前
記に同じ。]
【0116】反応式−20によれば、式(18)で表さ
れる3H−キナゾリン−4−(チ)オン化合物を無溶媒
又は不活性溶媒中、塩基の存在下で式(3)で表される
ジフルオロブテニル化合物と反応させることによって、
式(XIII)で表される本発明の3H−キナゾリン−4−
(チ)オン化合物を製造することができる。
【0117】本反応に用いられる溶媒、塩基、それらの
使用量、並びに必要に応じて使用される相関移動触媒に
ついては反応式−1と同様とすることができる。式(1
8)の3H−キナゾリン−4−(チ)オン化合物と式
(3)のジフルオロブテニル化合物の使用量は、それぞ
れ任意の割合で使用することができるが、好ましくは前
者1モル当量に対し、後者を0.5モル当量以上、好ま
しくは0.8〜1.5モル当量とするのがよい。本反応は
−20℃から使用される溶媒の沸点温度までの温度範囲
で行うことができ、また、一般に0.1〜24時間程度
で完結する。
【0118】本反応の出発物質である式(18)で表さ
れる3H−キナゾリン−4−(チ)オン化合物は市販さ
れている物を用いる事ができるし、又はヘテロサイクル
ズ(Heterocycles),11,139(19
78)に記載の方法又は公知の方法に準じて製造するこ
とができる。
【0119】上記各反応で得られる各化合物は、通常の
分離手段、例えば、有機溶媒抽出法、クロマトグラフィ
ー法、再結晶法等の慣用の単離精製手段により、反応混
合物から容易に単離、精製することができる。
【0120】本発明の式(1)で表される4,4−ジフ
ルオロ−3−ブテニル化合物は、低薬量で各種の有害生
物に対して所望の効力を発現する。その有害生物として
は、以下に示すダニ類、半し目虫、アザミウマ目虫、双
し目虫等の各種の農園芸分野における害虫類を例示でき
る。
【0121】ダニ類としては、例えば、ナミハダニ、ニ
セナミハダニ、ミカンハダニ、リンゴハダニ、カンザワ
ハダニ、ミカンサビダニ等が挙げられる。半し目虫とし
ては、例えば、ヒメトビウンカ、トビイロウンカ等のウ
ンカ類、ツマグロヨコバイ等のヨコバイ類、オンシツコ
ナジラミ、タバココナジラミ等のコナジラミ類、フジコ
ナカイガラムシ、クワコナカイガラムシ、ヤノネカイガ
ラムシ等のカイガラムシ類、ツツジグンバイ、ナシグン
バイ等のグンバイ類、モモアカアブラムシ、ナシアブラ
ムシ、ユキヤナギアブラムシ、ワタアブラム等のアブラ
ムシ類が挙げられる。アザミウマ目虫としては、例え
ば、チャノキイロアザミウマ、ミカンキイロアザミウ
マ、ミナミキイロアザミウマ等が挙げられる。双し目虫
としては、例えば、マメハモグリバエ等が挙げられる。
【0122】また、本発明の式(1)で表される4,4
−ジフルオロ−3−ブテニル化合物は、上記各種の農園
芸分野における害虫に止まらず、イエバエ、アカイエカ
等の各種衛生害虫の駆除にも有効である。本発明の式
(1)で表される4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化
合物は、上記害虫に対して極めて強い殺虫・殺ダニ活性
を有するにも拘わらず、哺乳動物に対しては安全性が高
いという優れた性質を備えている。
【0123】本発明化合物を殺虫・殺ダニ剤として使用
する場合、他の成分を加えずにそのまま使用してもよい
が、通常は液体状、固体状、ガス状等の各種担体と混合
し、更に必要に応じて界面活性剤やその他製剤用補助剤
を添加して、乳剤、水和剤、ドライフロアブル剤、フロ
アブル剤、水溶剤、粒剤、微粒剤、顆粒剤、粉剤、塗布
剤、スプレー用製剤、エアゾール製剤、マイクロカプセ
ル製剤、燻蒸用製剤、燻煙用製剤等の各種製剤形態に製
剤して用いることができる。これら製剤において、有効
成分である本発明化合物の含有量は、その製剤形態や使
用場所等の各種条件に応じて広い範囲から適宜選択でき
るが、通常0.01〜95重量%程度、好ましくは0.1
〜50重量%程度とすればよい。
【0124】これら製剤を調製するに当たって用いられ
る固体状担体としては、例えばカオリンクレー、珪藻
土、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土、活性白
土、ゼオライト、クレー、アタパルガスクレー等の粘土
類、タルク類、セラミック、セライト、石英、硫黄、活
性炭、炭酸シリカ、水和シリカ、ホワイトカーボン、炭
酸カルシウム、二酸化チタン、バーミキュライト、パー
ライト、軽石等の無機鉱物、塩化カリウム、硫酸アンモ
ニウム、硫酸ナトリウム等の水溶性塩類、木粉、トウモ
ロコシ穂軸、クルミ殻、粉末セルロース、デンプン、デ
キストリン、糖類等の植物由来の担体、化学肥料等の微
粉末、粒状物等が挙げられる。
【0125】液状担体としては、例えば水、エタノー
ル、シクロヘキサノール等のアルコール類、エチレング
リコール、ジエチレングリコール等の多価アルコール
類、プロピレン系グリコールエーテル等の多価アルコー
ルの誘導体類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトン類、ヘキサン、シクロヘキサン、
灯油、軽油、ノルマルパラフィン、マシン油等の炭化水
素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、ナフタレン、C
アルキルベンゼン、アルキルナフタレン等の芳香族炭
化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル、ヤシ油脂肪酸メチ
ルエステル等のエステル類、アセトニトリル、イソブチ
ロニトリル等のニトリル類、ジイソプロピルエーテル、
ジオキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−アルキルピ
ロリドン等の酸アミド類、ジクロロメタン、トリクロロ
エタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジメチ
ルスルホキシド、大豆油、綿実油、ヤシ油、菜種油等の
植物油等が挙げられる。ガス状担体としては、一般に噴
射剤として用いられているものであり、例えば、ブタン
ガス、液化石油ガス、ジメチルエーテル、炭酸ガス等が
挙げられる。
【0126】界面活性剤の具体例として、例えば、非イ
オン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等の糖エ
ステル型のもの、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等
の脂肪酸エステル型のもの、ポリオキシエチレンヒマシ
油等の植物油型のもの、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル等のアルコール型のもの、ポリオキシエチレンア
ルキル(C8−12)フェニルエーテル・ホルマリン縮
合物等のアルキルフェノール型のもの、ポリオキシエチ
レン・ポリオキシプロピレンブロックポリマー等のポリ
オキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックポリマ
ー型のもの、フェニルフェニルエーテル等の多芳香環型
のもの等を、陰イオン界面活性剤としては、アルキルベ
ンゼンスルホネート、アルキルスルホサクシネート、ア
リルスルホネート等のスルホネート型のもの、アルキル
サルフェート、ポリオキシエチレンアルキルサルフェー
ト等のサルフェート型のもの、リグニン亜硫酸塩等が挙
げられる。
【0127】製剤用補助剤としては、例えば、固着剤、
分散剤、増粘剤、防腐剤、凍結防止剤、安定剤、アジュ
バンド等が挙げられる。固着剤や分散剤としては、例え
ば、カゼイン、ゼラチン、多糖類(澱粉、アラビアガ
ム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導
体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸
類等)等が挙げられる。増粘剤としては、例えば、キサ
ンタンガム、カルボキシメチルセルロース等の水溶性高
分子化合物、高純度ベントナイト、ホワイトカーボン等
が挙げられる。防腐剤としては、例えば、安息香酸ナト
リウム、パラヒドロキシ安息香酸エステル等が挙げられ
る。凍結防止剤としては、例えば、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール等が挙げられる。安定剤とし
ては、例えば、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、B
HT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェ
ノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキ
シフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフ
ェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、
脂肪酸又はそのエステル等が挙げられる。アジュバンド
としては、例えば、大豆油、コーン油等の植物油、マシ
ン油、グリセリン、ポリエチレングリコール等が挙げら
れる。
【0128】これら製剤は、有機又は無機染料を用いて
着色してもよい。このようにして得られる製剤は、その
まま又は水等で希釈して用いることができる。但し、粒
剤、粉剤等は通常希釈することなくそのまま使用され
る。また、乳剤、水和剤、フロアブル剤等を水等で希釈
して使用する場合には、通常有効成分濃度が0.000
1〜100重量%、好ましくは0.001〜10重量%
程度となるようにすればよい。
【0129】また、本発明の化合物は、他の殺虫剤、殺
線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤、
共力剤(例えばピペロニルブトキシド等)、土壌改良剤
等と予め混合して製剤化してもよい。或いは、本発明の
製剤と上記各剤とを、使用の際に併用してもよい。
【0130】本発明の化合物を殺虫・殺ダニ剤として用
いる場合、その施用量は特に制限されず、製剤の形態、
施用方法、施用時期、施用場所、施用作物の種類、防除
対象の害虫、ダニの種類等の各種条件に応じて広い範囲
から適宜選択されが、通常100mあたり0.1g〜
1000g、好ましくは10〜500gである。また、
乳剤、水和剤、フロアブル剤等を水で希釈して用いる場
合は、その施用濃度は、通常1ppm〜1000pp
m、好ましくは10〜500ppmであり、粒剤、粉剤
等は何ら希釈することなく製剤のままで施用される。
【0131】
【実施例】以下に、本発明化合物の製造原料の製造例、
製剤例及び試験例を挙げて、本発明を一層明らかにする
が、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、以
下において、単に「部」とあるのは「重量部」を意味す
る。
【0132】製造例1 4−(2,4−ジクロロフェニル)−3−(4,4−ジフ
ルオロ−3−ブテニル)−1,3−チアゾリン−2−オ
ン(化合物番号:I−7)の合成 2’,4’−ジクロロアセトフェノン 1.0g(5.3
mmol)とメトキシカルボニルスルフェニルクロライ
ド 0.67g(5.3mmol)とクロロホルム20m
lを30℃で24時間撹拌した。減圧下濃縮し、得られ
た残査を展開溶媒をヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒
(8/1)としたシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、2−(メトキシカルボニル)スルフェニル−
2’,4’−ジクロロアセトフェノンを淡黄色油状物と
して得た。 収量:620mg 収率:42.0% NMR(300MHz、CDCl、δppm):
7.56(d,1H),7.46(d,1H),7.35
(dd,1H),4.26(s,2H),3.82(s,
3H)
【0133】2−(メトキシカルボニル)スルフェニル
−2’,4’−ジクロロアセトフェノン 0.30g
(1.08mmol)と酢酸アンモニウム 0.9g(1
0.8mmol)を酢酸 20mlに懸濁し、80℃で
2時間撹拌した。室温まで冷却し、200mlの氷水に
滴下した後、30mlの酢酸エチルで3回抽出した。得
られた酢酸エチル溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液
50mlで洗浄後、飽和食塩水 30mlで洗浄し
た。得られた酢酸エチル溶液に無水硫酸マグネシウムを
加え、脱水乾燥後、これを濾過により除き、減圧下濃縮
した。得られた残査をn−ヘキサンで洗浄し、4−
(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−チアゾリン−2
−オンをベージュ色固体で得た。 収量:0.13g 収率:49.1% NMR(300MHz、DMSO−d、δppm):
11.4(brs,1H),7.48(d,1H),
7.43(d,1H),7.32(dd,1H),6.3
5(s,1H)
【0134】4−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3
−チアゾリン−2−オン 130mg(0.53mmo
l)と4−ブロモ−1,1−ジフルオロ−1−ブテン
90mg(0.53mmol)と炭酸カリウム 110
mg(0.8mmol)をアセトニトリル 30mlに
懸濁し、一晩加熱環流した。室温に戻した後、減圧下ア
セトニトリルを除き、得られた残査を水 30mlに懸
濁後、酢酸エチル 10mlで3回抽出した。得られた
酢酸エチル溶液を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、
減圧下乾固した。得られた残査を展開溶媒をヘキサンと
酢酸エチルの混合溶媒(6/1)としたシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製し、目的化合物の4−
(2,4−ジクロロフェニル)−3−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−1,3−チアゾリン−2−オンを
橙色油状物として得た。 収量:61.5mg 収率:34.6%
【0135】製造例2 3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−フェ
ニル−1,3−チアゾリン−2−チオン(化合物番号:
I−3)の合成 製造例1において、2’,4’−ジクロロアセトフェノ
ンをアセトフェノンに替えて、以下同様に反応させて3
−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−フェニ
ル−1,3−チアゾリン−2−オン(化合物番号:I−
2)をベージュ色固体で得た。 全収率:21.6% 得られた3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
4−フェニル−1,3−チアゾリン−2−オン 0.68
g(2.55mmol)とローソン試薬 0.52g
(1.29mmol)をトルエン 20mlに懸濁し、
4時間加熱環流した。室温に戻した後、濾過して不溶物
を除き、減圧下濃縮し、得られた残査を展開溶媒をヘキ
サンと酢酸エチルの混合溶媒(4/1)としたシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーで精製し、3−(4,4−
ジフルオロ−3−ブテニル)−4−フェニル−1,3−
チアゾリン−2−チオンを橙色油状物として得た。 収量:0.03g 収率:4.2%
【0136】製造例3 4−(3−アミノフェニル)−3−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−1,3−チアゾリン−2−オン
(化合物番号:I−21)の合成 製造例1において、2’,4’−ジクロロアセトフェノ
ンを3’−ニトロアセトフェノンに替えて、以下同様に
反応させて3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)
−4−(3−ニトロフェニル)−1,3−チアゾリン−
2−オン(化合物番号:I−20)を黄色油状物で得
た。 全収率:3.53% 還元鉄 0.5g(8.0mmol)を5%酢酸水溶液
12mlに懸濁し、75−80℃で撹拌しつつ、3−
(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−(3−ニ
トロフェニル)−1,3−チアゾリン−2−オン 0.5
g(1.6mmol)を酢酸と酢酸エチル(1/1)の
混合溶液36mlに溶解させた溶液を30分かけて滴下
し、その後30分撹拌した。反応溶液をセライトで濾過
し、得られた反応溶液に水 100mlを加えて酢酸エ
チル 20mlで3回抽出した。得られた酢酸エチル溶
液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 50mlで洗浄
し、水洗後、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、濾過
により硫酸マグネシウムを除き、減圧下乾固した。得ら
れた残査を展開溶媒をヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒
(2/1)としたシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、4−(3−アミノフェニル)−3−(4,4
−ジフルオロ−3−ブテニル)−1,3−チアゾリン−
2−オンをベージュ色固体として得た。 収量:0.29g 収率:64.2%
【0137】製造例4 4−(3−アセチルアミノフェニル)−3−(4,4−
ジフルオロ−3−ブテニル)−1,3−チアゾリン−2
−オン(化合物番号:I−22)の合成 製造例3で得た4−(3−アミノフェニル)−3−
(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−1,3−チアゾ
リン−2−オン 0.145g(0.514mmol)を
テトラヒドロフラン 20mlに溶解し、ピリジン
0.05mlを加えた。0℃に冷却し、撹拌しつつ、ア
セチルクロライド 0.04ml(0.514mmol)
のテトラヒドロフラン 5ml溶液を10分間で滴下し
た。反応溶液を室温で1時間撹拌した後、減圧下乾固し
て、得られた残査を水 50mlに懸濁し、酢酸エチル
15mlで3回抽出した。水洗後、無水硫酸マグネシ
ウムで脱水乾燥後、濾過により硫酸マグネシウムを除
き、減圧下乾固した。得られた残査を展開溶媒をヘキサ
ンと酢酸エチルの混合溶媒(1/1)としたシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製し、4−(3−アセチ
ルアミノフェニル)−3−(4,4−ジフルオロ−3−
ブテニル)−1,3−チアゾリン−2−オンを橙色油状
物として得た。 収量:0.165g 収率:100%
【0138】製造例5 4−(3−エトキシカルボニルアミノフェニル)−3−
(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−1,3−チアゾ
リン−2−オン(化合物番号:I−23)の合成 製造例3で得た4−(3−アミノフェニル)−3−
(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−1,3−チアゾ
リン−2−オン 0.145g (0.514mmol)
をテトラヒドロフラン 20mlに溶解し、ピリジン
0.05mlを加えた。0℃に冷却し、撹拌しつつ、エ
チル クロロホルメート 0.05ml(0.514mm
ol)のテトラヒドロフラン 5ml溶液を10分間で
滴下した。反応溶液を室温で1時間撹拌した後、減圧下
乾固して、得られた残査を水 50mlに懸濁し、酢酸
エチル 15mlで3回抽出した。水洗後、無水硫酸マ
グネシウムで脱水乾燥後、濾過により硫酸マグネシウム
を除き、減圧下乾固した。得られた残査を展開溶媒をヘ
キサンと酢酸エチルの混合溶媒(1/1)としたシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、4−(3−エ
トキシカルボニルアミノフェニル)−3−(4,4−ジ
フルオロ−3−ブテニル)−1,3−チアゾリン−2−
オンをベージュ色固体として得た。 収量:0.18g 収率:100%
【0139】製造例6 3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−{4
−(メチルスルフィニル)フェニル}−1,3−チアゾ
リン−2−オン(化合物番号:I−12)の合成 製造例1において、2’,4’−ジクロロアセトフェノ
ンを4’−メチルチオアセトフェノンに替えて、以下同
様に反応させて3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニ
ル)−4−(4−メチルチオフェニル)−1,3−チア
ゾリン−2−オン(化合物番号:I−11)を黄色油状
物で得た。 全収率:4.91% 得られた3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
4−(4−メチルチオフェニル)−1,3−チアゾリン
−2−オン 0.32g(1.02mmol)をクロロホ
ルム 30mlに溶解し、室温で撹拌しつつ、80%メ
タクロロ過安息香酸 0.22g(1.02mmol)を
加えた。反応溶液を室温で2時間撹拌した後、飽和炭酸
ナトリウム水溶液 20mlと水 20mlで順次洗浄
した。水洗後、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、濾
過により硫酸マグネシウムを除き、減圧下乾固した。3
−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−{4−
(メチルスルフィニル)フェニル}−1,3−チアゾリ
ン−2−オンを橙色油状物として得た。 収量:0.19g 収率:54.5%
【0140】製造例7 3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−{4
−(メチルスルフォニル)フェニル}−1,3−チアゾ
リン−2−オン(化合物番号:I−13)の合成 3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−(4
−メチルチオフェニル)−1,3−チアゾリン−2−オ
ン(化合物番号:I−11) 0.15g(0.48mm
ol)をクロロホルム 30mlに溶解し、室温で撹拌
しつつ、80%メタクロロ過安息香酸 0.31g(1.
44mmol)を加えた。反応溶液を室温で4時間撹拌
した後、飽和炭酸ナトリウム水溶液 20mlと水 2
0mlで順次洗浄した。水洗後、無水硫酸マグネシウム
で脱水乾燥後、濾過により硫酸マグネシウムを除き、減
圧下乾固した。3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニ
ル)−4−{4−(メチルスルフォニル)フェニル}−
1,3−チアゾリン−2−オンを淡黄色粘稠液体として
得た。 収量:0.04g 収率:24.2%
【0141】製造例8 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4,4−ジ
メチル−3−フェニル−4,5−ジヒドロピラゾール−
5−オン(化合物番号:II−1)の合成 α−ベンゾイルイソ酪酸エチル 1.8g(8.0mmo
l)とヒドラジン一水和物 1.2g(24.0mmo
l)とをエタノール 5ml中で18時間加熱還流し
た。反応液を減圧下で濃縮し、得られた粗生成物をメタ
ノール、水、エーテル、ヘキサンで順次洗浄し、減圧下
で乾燥して、白色固体の4,4−ジメチル−3−フェニ
ル−4,5−ジヒドロピラゾール−5−オンを得た。 収量:0.88g 収率:58% NMR(300MHz、CDCl、δppm):8.
93(brs,1H),7.7−7.8(m,2H),
7.4−7.5(m,3H),1.53(s,6H)
【0142】4,4−ジメチル−3−フェニル−4,5−
ジヒドロピラゾール−5−オン 0.56g(3.0mm
ol)、4−ブロモ−1,1−ジフルオロ−1−ブテン
0.51g(3.0mmol)及び炭酸カリウム 0.
50g(3.6mmol)をアセトニトリル 10ml
に加え、一晩加熱還流した。室温に戻した後、固形物を
濾別し、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=4:1)で精製して、無色油状の1−(4,4−ジフ
ルオロ−3−ブテニル)−4,4−ジメチル−3−フェ
ニル−4,5−ジヒドロピラゾール−5−オンを得た。 収量:0.48g 収率:57%
【0143】製造例9 エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
3−フェニルピラゾ−ル−5−カルボキシレ−ト(化合
物番号:III−7)及びエチル 1−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−5−フェニルピラゾール−3−カ
ルボキシレート(化合物番号:III−37)の合成 水素化ナトリウム(60%オイル懸濁物)3.3gをト
ルエン 30mlに懸濁させた溶液を攪拌しつつ、アセ
トフェノン 10g(83.2mmol)とジエチル
オキザレート 12.2g(83.2mmol)の混合溶
液を反応溶液の内温が10℃以下に保つように滴下し
た。滴下終了後、室温で2時間撹拌した。0℃に冷却
し、希塩酸水溶液で中和した。反応溶液を水洗した後、
減圧下乾固して、エチル 2−ベンゾイルピルベートを
茶色油状物として得た。 収量:15.4g 収率:82.6% NMR(300MHz、CDCl、δppm):1
5.35(brs,1H),8.10−7.95(m,2
H),7.70−7.45(m,3H),7.20−7.1
0(m,1H),4.40(q,2H),1.42(t,
3H)
【0144】100%(w/w)ヒドラジン ヒドラー
ト 3.4ml(70.0mmol)のエタノール 40
mlの溶液を0℃に冷却し、上記反応で得たエチル 2
−ベンゾイルピルベート 15.1g(68.6mmo
l)のエタノール 20ml溶液を1.5時間かけて滴
下した。そのまま室温で3時間攪拌した後、減圧下乾固
し、得られた残査を展開溶媒をヘキサンと酢酸エチルの
混合溶媒(2/1)としたシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製し、エチル 3−フェニルピラゾール−
5−カルボキシレートを黄色固体として得た。 収量:6.39g 収率:43.1% NMR(300MHz、CDCl、δppm): 1
2.0−10.0(brs,1H),7.80−7.72
(m,2H),7.50−7.30(m,3H),7.1
0(s,1H),4.38(q,2H),1.38(t,
3H)
【0145】上記で得たエチル 3−フェニルピラゾー
ル−5−カルボキシレート 0.5g(2.31mmo
l)と4−ブロモ−1,1−ジフルオロ−1−ブテン
0.4g(2.31mmol)と炭酸カリウム 0.48
g(3.5mmol)をアセトニトリル 30mlに懸
濁し、一晩加熱環流した。室温に戻した後、減圧下アセ
トニトリルを除き、得られた残査を水 30mlに懸濁
後、酢酸エチル 10mlで3回抽出した。得られた酢
酸エチル溶液を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、減
圧下乾固した。得られた残査を展開溶媒をヘキサンと酢
酸エチルの混合溶媒(3/1)としたシリカゲルカラム
クロマトグラフィーで精製し、目的化合物のエチル 1
−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−3−フェニ
ルピラゾール−5−カルボキシレートを無色油状物とし
て得た。同時にエチル 1−(4,4−ジフルオロ−3
−ブテニル)−5−フェニルピラゾール−3−カルボキ
シレートも黄色油状物として得た。エチル 1−(4,
4−ジフルオロ−3−ブテニル)−3−フェニルピラゾ
ール−5−カルボキシレート(化合物番号:III−7) 収量:570mg 収率:80.5% エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
5−フェニルピラゾール−3−カルボキシレート(化合
物番号:III−37) 収量:50mg 収率:7.06%
【0146】製造例10 エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
3−(3−アミノフェニル)ピラゾール−5−カルボキ
シレート(化合物番号:III−30)の合成 製造例9において、アセトフェノンを3’−ニトロアセ
トフェノンに替えて、以下同様に反応させてエチル 1
−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−3−(3−
ニトロフェニル)ピラゾール−5−カルボキシレート
(化合物番号:III−29)を白色固体で得た。 全収率:71.2% 得られたエチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテ
ニル)−3−(3−ニトロフェニル)ピラゾール−5−
カルボキシレートを出発原料とし、製造例3と同様に行
って茶色油状物として得た。 収率:100%
【0147】製造例11 エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
3−(3−アセチルアミノフェニル)ピラゾール−5−
カルボキシレート(化合物番号:III−31)の合成 製造例10で得たエチル 1−(4,4−ジフルオロ−
3−ブテニル)−3−(3−アミノフェニル)ピラゾー
ル−5−カルボキシレートを出発原料として、製造例4
と同様に行って白色固体として得た。 収率:83.0%
【0148】製造例12 エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
3−(3−メトキシカルボニルアミノフェニル)ピラゾ
ール−5−カルボキシレート(化合物番号:III−3
2)の合成 製造例10で得たエチル 1−(4,4−ジフルオロ−
3−ブテニル)−3−(3−アミノフェニル)ピラゾ−
ル−5−カルボキシレート 0.33g(1.03mmo
l)をテトラヒドロフラン 10mlに溶解し、0℃で
撹拌しつつ、ピリジン 0.1mlを加えた。さらに0
℃で撹拌しつつ、メチル クロロホルメート 0.08
ml(1.03mmol)のテトラヒドロフラン 5m
lの溶液を10分間で滴下した。反応溶液を室温で1時
間撹拌した後、減圧下乾固して、得られた残査を水 1
0mlに懸濁し、酢酸エチル 15mlで3回抽出し
た。水洗後、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、濾過
により硫酸マグネシウムを除き、減圧下乾固した。得ら
れた残査を展開溶媒をヘキサンと酢酸エチルの混合溶媒
(2/1)としたシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブ
テニル)−3−(3−メトキシカルボニルアミノフェニ
ル)ピラゾール−5−カルボキシレートをベージュ色固
体として得た。 収量:0.37g 収率:95.0%
【0149】製造例13 エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
3−(4−メチルスルフィニルフェニル)ピラゾール−
5−カルボキシレート(化合物番号:III−14)の合
成 製造例9において、アセトフェノンを4’−メチルチオ
アセトフェノンに替えて、以下同様に反応させてエチル
1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−3−
(4−メチルチオフェニル)ピラゾール−5−カルボキ
シレート(化合物番号:III−13)を無色油状物で得
た。同時に、エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−
ブテニル)−5−(4−メチルチオフェニル)ピラゾー
ル−3−カルボキシレート(化合物番号:III−43)
を橙色粘稠液体で得た。 エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
3−(4−メチルチオフェニル)ピラゾール−5−カル
ボキシレート(化合物番号:III−13) 収率:53.0% エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
5−(4−メチルチオフェニル)ピラゾール−3−カル
ボキシレート(化合物番号:III−43) 収率:29.8% 得られたエチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテ
ニル)−3−(4−メチルチオフェニル)ピラゾール−
5−カルボキシレートを出発原料として、製造例6と同
様に反応を行い、淡桃色固体として得た。収率:92.
5%
【0150】製造例14 エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
3−(4−メチルスルフォニルフェニル)ピラゾール−
5−カルボキシレート(化合物番号:III−15)の合
成 エチル 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
3−(4−メチルチオフェニル)ピラゾール−5−カル
ボキシレート(化合物番号:III−13)を出発原料と
して、製造例7と同様に反応を行い、白色固体として得
た。 収率:92.0%
【0151】製造例15 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−5−メチ
ル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール(化合物番
号 III−4)及び1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテ
ニル)−3−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピラ
ゾール(化合物番号:III−36)の合成 ヒドラジン ヒドラート 1.12ml(23.2mmo
l)とエタノール 30mlの混合溶液を0℃で攪拌し
つつ、1,1,1−トリフルオロ−2,4−ペンタンジオ
ン 3.5g(22.7mmol)のエタノール 10m
l溶液を1.5時間かけて滴下した。そのまま室温で1
時間した後,減圧下乾固して、5−メチル−3−(トリ
フルオロメチル)ピラゾールを白色固体として得た。 収量:3.67g 収率:96.1% NMR(300MHz、CDCl、δppm):1
0.0−8.0(brs,1H),6.33(s,1
H),2.36(s,3H)
【0152】上記反応で得た5−メチル−3−(トリフ
ルオロメチル)ピラゾール 0.4g(2.4mmol)
と4−ブロモ−1,1−ジフルオロ−1−ブテン 0.4
1g(2.4mmol)と炭酸カリウム 0.5g(3.
6mmol)をアセトニトリル 30mlに懸濁し、一
晩加熱環流した。室温に戻した後、減圧下アセトニトリ
ルを除き、得られた残査を水 30mlに懸濁後、酢酸
エチル 10mlで3回抽出した。得られた酢酸エチル
溶液を無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥後、減圧下乾固
した。得られた残査を展開溶媒をヘキサンと酢酸エチル
の混合溶媒(3/1)としたシリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製し、目的化合物の1−(4,4−ジフ
ルオロ−3−ブテニル)−5−メチル−3−(トリフル
オロメチル)ピラゾールを淡黄色油状物として得た。ま
た、1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−3−
メチル−5−(トリフルオロメチル)ピラゾールを淡黄
色油状物として得た。 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−5−メチ
ル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール(化合物番
号:III−4) 収量:3.2mg 収率:0.52%1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニ
ル)−3−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピラゾ
ール(化合物番号:III−36) 収量:0.29g 収率:47.2%
【0153】製造例16 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−5−メチ
ルチオ−3−フェニル−1,2,4−トリアゾール(化合
物番号:IV−1)および2−(4,4−ジフルオロ−3
−ブテニル)−3−メチルチオ−5−フェニル−1,2,
4−トリアゾール(化合物番号:IV−2)の合成 チオセミカルバジド 5.0g(55.0mmol)、水
酸化ナトリウム 2.2g(55.0mmol)、水
9.2ml及びジオキサン 10mlの混合物にベンゾ
イルクロライド 57.1g(51.0mmol)を室温
で滴下した。滴下終了後、30分攪拌し、固体を濾取し
た。濾過物に水酸化ナトリウム 4.5g(112.5m
mol)及び水 19mlを加え、この混合物を90℃
で1時間攪拌した。室温まで冷却した後、反応液に濃塩
酸 20mlを加えた。析出した固体を濾取し、水で洗
浄した後、減圧下で乾燥して、黄色粗結晶の5−メルカ
プト−3−フェニル−1,2,4−トリアゾール12.7
gを得た。5−メルカプト−3−フェニル−1,2,4−
トリアゾール 12.7g、ヨウ化メチル 7.2g(5
1.0mmol)とをエタノール 20ml中で4時間
加熱還流した。室温まで冷却した後、反応液を減圧下で
濃縮し、氷水に注ぎ込んだ。飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で中和した後、酢酸エチル 50ml2回抽出し
た。合わせた酢酸エチル抽出液を飽和食塩水で洗浄し、
更に無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧下で溶媒
を留去した。得られた残渣をヘキサンで洗浄して白色固
体の5−メチルチオ−3−フェニル−1,2,4−トリア
ゾールを得た。 収量:5.1g 収率:52% NMR(300MHz、DMSO−d、δppm):
7.9−8.0(m、2H)、7.4−7.5(m、3
H)、2.68(s、3H)
【0154】5−メチルチオ−3−フェニル−1,2,4
−トリアゾール 0.62g(3.0mmol)、4−ブ
ロモ−1,1−ジフルオロ−1−ブテン 0.51g
(3.0mmol)及び炭酸カリウム 0.50g(3.
6mmol)をアセトニトリル10mlに加え、一晩加
熱還流した。室温に戻した後、固形物を濾別し、濾液を
減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精
製して、目的の1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニ
ル)−5−メチルチオ−3−フェニル−1,2,4−トリ
アゾールおよび2−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニ
ル)−3−メチルチオ−5−フェニル−1,2,4−トリ
アゾールを得た。 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−5−メチ
ルチオ−3−フェニル−1,2,4−トリアゾール(化合
物番号:IV−1) 収量:0.62g 収率:73% 2−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−3−メチ
ルチオ−5−フェニル−1,2,4−トリアゾール(化合
物番号:IV−2) 収量:0.14g 収率:17%
【0155】製造例17 3−(3−ブロモフェニル)−1−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−4−メチル−1,2,4−トリアゾ
リン−5−オン(化合物番号:V−35)の合成 3−ブロモ安息香酸エチル 11.3g(49.5mmo
l)と100%(w/w)ヒドラジン1水和物 7ml
(144mmol)とを攪拌下30分間加熱環流した。
室温(25℃)まで冷却し、生成した固形物をろ過して
とり、水洗後、減圧下乾燥して3−ブロモベンゾイルヒ
ドラジンを白色固体で得た。 収量:9.9g 収率:86.7% NMR(300MHz、DMSO−d、δppm):
9.89(brs,1H),7.99(dd,1H),
7.81(dd,1H),7.70(dd,1H),7.
43(dd,1H),4.53(brs,2H)
【0156】3−ブロモベンゾイルヒドラジン 0.5
g(2.33mmol)をテトラヒドロフラン 20m
lに溶解させ、室温(25℃)で攪拌しながらメチルイ
ソシアネート 0.15ml(2.33mmol)を加え
た。室温(25℃)で2時間攪拌した後、ジエチルエー
テル 20mlを加え、析出した固形物をろ過してと
り、1−(3−ブロモベンゾイル)−4−メチルセミカ
ルバジドを白色固体で得た。 収量:0.6g 収率:94.8% NMR(300MHz、DMSO−d、δppm):
10.2(brs,1H),8.09(brs,1
H),7.93−7.86(m,2H),7.75−7.6
5(m,1H),7.48−7.40(m,1H),6.
55−6.40(brs,1H),3.34(d,3H)
【0157】1−(3−ブロモベンゾイル)−4−メチ
ルセミカルバジド 0.5g(1.92mmol)を5%
(w/w)水酸化ナトリウム水溶液 20mlに投入
し、一晩(12時間)加熱還流した。室温(25℃)ま
で冷却した後、10%(w/w)塩酸水溶液で反応溶液
を酸性(pH1)に調整し、析出した固形物をろ過して
とり、水洗後、減圧下乾燥して3−(3−ブロモフェニ
ル)−4−メチル−1,2,4−トリアゾリン−5−オン
を白色固体で得た。 収量:0.2g 収率:43% NMR(300MHz、DMSO−d、δppm):
12.1−12.0(brs,1H),7.87(d,
1H),7.80−7.70(m,2H),7.53(d
d,1H),3.24(s,3H)
【0158】3−(3−ブロモフェニル)−4−メチル
−1,2,4−トリアゾリン−5−オン 0.5g(1.8
4mmol)、4−ブロモ−1,1−ジフルオロ−1−
ブテン 0.33g(1.93mmol)及び炭酸カリウ
ム 0.35g(2.8mmol)をアセトニトリル20
mlに加え、一晩(12時間)加熱還流した。室温(2
5℃)に戻した後、減圧下濃縮し、残渣に水 20ml
を加え、酢酸エチル7mlで3回抽出した。得られた酢
酸エチル溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下
濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し
て、目的の3−(3−ブロモフェニル)−1−(4,4
−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−メチル−1,2,4
−トリアゾリン−5−オンを淡黄色油状物で得た。 収量:0.18g 収率:28%
【0159】製造例18 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−フェ
ニル−3−(トリフルオロメチル)−1,2,4−トリア
ゾリン−5−オン(化合物番号:V−3)の合成 トリフェニルホスフィン 262g(0.999mo
l)に四塩化炭素 150mlを加え、0℃に冷却し、
トリフルオロ酢酸 38.0g(0.333mol)をゆ
っくり加えた。次いでトリエチルアミン 40.5g
(0.400mol)を加え、氷冷下20分撹拌した
後、アニリン 37.3g(0.400mol)及び四塩
化炭素 150mlを加えて3時間加熱還流した。冷却
後、減圧下濃縮し、残査をを吸引濾過して沈澱物を除
き、n−ヘキサンで洗浄した。濾液を減圧下濃縮し、得
られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:n−ヘキサン)で精製し、無色油状物として、
1−アザ−2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−
フェニル−1−プロペンを得た。 収量:40.7g 収率:59.0% NMR(300MHz、CDCl、δppm):
7.44(d,2H),7.30(t,1H),7.10
(d,2H)
【0160】上記で得た1−アザ−2−クロロ−3,3,
3−トリフルオロ−1−フェニル−1−プロペン10.
0g(0.048mol)をテトラヒドロフラン 10
0mlに溶解し、0℃に冷却下、100%(W/W)の
ヒドラジン1水和物 7.21g(0.144mol)を
徐々に加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水 50
ml及び酢酸エチル 50mlを加えて分液した。有機
層を飽和食塩水 50mlで3回洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。有機層を減圧下で濃縮して、得ら
れた濃縮残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:酢酸エチル:n−ヘキサン=1:3)で精
製し、無色油状物として、1−アザ−3,3,3−トリフ
ルオロ−1−フェニル−1−プロペン−2−イルヒドラ
ジンを得た。 収量:9.69g 収率:99.0% NMR(300MHz、CDCl、δppm):
7.28−7.39(m,2H),6.98(t,1
H),6.67(d,2H),5.52(brs,3H)
【0161】1−アザ−3,3,3−トリフルオロ−1−
フェニル−1−プロペン−2−イルヒドラジン 1.0
g(0.005mol)のテトラヒドロフラン溶液 3
0mlにトリホスゲン 0.73g(0.0025mo
l)を加えて,室温で3時間攪拌した。反応液に水 2
0ml及び酢酸エチル 20mlを加えて分液した。有
機層を飽和食塩水 20mlで3回洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。有機層を減圧下濃縮し、析出し
た固体を吸引濾過し、n−ヘキサン 10mlで3回洗
浄して、白色固体として、4−フェニル−3−(トリフ
ルオロメチル)−1,2,4−トリアゾリン−5−オンを
得た。 収量:1.02g 収率:90% NMR(300MHz、CDCl、δppm): 1
0.75(s,1H),7.60−7.51(m,3
H),7.32−7.42(m,2H)
【0162】4−フェニル−3−(トリフルオロメチ
ル)−1,2,4−トリアゾリン−5−オン 0.46g
(2.0mmol)、4−ブロモ−1,1−ジフルオロ−
1−ブテン 0.34g(2.0mmol)及び炭酸カリ
ウム 0.42g(3.01mmol)をアセトニトリル
20mlに加え、一晩(12時間)加熱還流した。室
温(25℃)に戻した後、減圧下濃縮し、残渣に水 2
0mlを加え、酢酸エチル 7mlで3回抽出した。得
られた酢酸エチル溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1)
で精製して、目的の1−(4,4−ジフルオロ−3−ブ
テニル)−4−フェニル−3−(トリフルオロメチル)
−1,2,4−トリアゾリン−5−オンを黄色油状物で得
た。 収量:0.18g 収率:28%
【0163】製造例19 3−(3−アミノフェニル)−1−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−4−メチル−1,2,4−トリアゾ
リン−5−オン(化合物番号:V−41) 製造例17において、3−ブロモ安息香酸エチルを3−
ニトロ安息香酸エチルに替えて、以下同様に反応させて
3−(3−ニトロフェニル)−1−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−4−メチル−1,2,4−トリアゾ
リン−5−オン(化合物番号:V−40)を黄色油状物
で得た。 全収率:25.3% 得られた3−(3−ニトロフェニル)−1−(4,4−
ジフルオロ−3−ブテニル)−4−メチル−1,2,4−
トリアゾリン−5−オンから製造例3と同様に行って黄
色油状物として得た。 収率:100%
【0164】製造例20 3−(3−アセトアミノフェニル)−1−(4,4−ジ
フルオロ−3−ブテニル)−4−メチル−1,2,4−ト
リアゾリン−5−オン(化合物番号:V−42) 製造例19で製造した3−(3−アミノフェニル)−1
−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−メチル
−1,2,4−トリアゾリン−5−オンから製造例4と同
様に行って乳白色固体として得た。 収率:59%
【0165】製造例21 1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−メチ
ル−3−{2−(メチルスルフォニル)フェニル}−
1,2,4−トリアゾリン−5−オン(化合物番号:V−
45) 製造例17において、3−ブロモ安息香酸エチルを2−
メチルチオ安息香酸エチルに替えて、以下同様に反応さ
せて1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−4−
メチル−3−(2−メチルチオフェニル)−1,2,4−
トリアゾリン−5−オン(化合物番号:V−44)を無
色油状物で得た。 全収率:29.7% 得られた1−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
4−メチル−3−(2−メチルチオフェニル)−1,2,
4−トリアゾリン−5−オンから製造例7と同様に行い
無色油状物として得た。 収率:58%
【0166】製造例22 5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(4,4−ジフ
ルオロ−3−ブテニル)−1,3,4−オキサジアゾリン
−2−オン(化合物番号:VI−15)の合成 3,5−ジクロロ安息香酸 25g(131mol)と
濃硫酸 15mlとエタノール 150mlの混合溶液
を24時間加熱還流した。室温まで冷却した後,減圧下
濃縮した。濃縮後の溶液に水 200mlを加え、酢酸
エチル 40mlで3回抽出した。得られた酢酸エチル
溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水
で順に洗った後、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過
により無水硫酸マグネシウムを除き、得られた溶液を減
圧下濃縮して、無色油状物として、エチル 3,5−ジ
クロロベンゾエートを得た。 収量:27.0g 収率:94.2% NMR(300MHz、CDCl、δppm):
7.91(d,2H),7.54(d,1H),4.39
(q,2H),1.40(t,3H)
【0167】エチル 3,5−ジクロロベンゾエート
27.0g(123mmol)と100%ヒドラジンヒ
ドラート 30mlの混合溶液を1時間加熱還流した。
室温まで冷却した後、精製した白色固体を濾過後、水洗
し、減圧下乾燥して、白色固体として3,5−ジクロロ
ベンゾイルヒドラジンを得た。 収量:25.0g 収率:100% NMR(300MHz、DMSO−d、δppm):
10.07(brs,1H),7.89(d,2H),
7.85(d,1H),4.65(brs,2H)
【0168】3,5−ジクロロベンゾイルヒドラジン
2.2g(9.95mmol)とトリエチルアミン 2.
7mlをテトラヒドロフラン 70mlに懸濁し、0℃
に冷却した。1,1’−カルボニルジイミダゾール 3.
8g(23.4mmol)を加えた後、室温で12時間
攪拌した。減圧下濃縮し、得られた残査をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エ
チル=1/1)で精製して、5−(3,5−ジクロロフ
ェニル)−1,3,4−オキサジアゾリン−2−オンを白
色固体として得た。 収量:2.05g 収率:97.4% NMR(300MHz、CDCl+DMSO−d
δppm): 12.63(brs,1H),7.68
(d,2H),7.65(d,1H)
【0169】5−(3,5−ジクロロフェニル)−1,
3,4−オキサジアゾリン−2−オン0.3g(1.30
mmol)、4−ブロモ−1,1−ジフルオロ−1−ブ
テン0.22g(1.30mmol)及び炭酸カリウム
0.3g(2.1mmol)をアセトニトリル 20ml
に懸濁し、一晩(12時間)加熱還流した。室温(25
℃)に戻した後、減圧下濃縮し、残渣に水 20mlを
加え、酢酸エチル7mlで3回抽出した。得られた酢酸
エチル溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃
縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製して、
目的の5−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(4,4
−ジフルオロ−3−ブテニル)−1,3,4−オサジアゾ
リン−2−オンを白色固体で得た。 収量:0.15g 収率:37.1%
【0170】製造例23 5−(3−アミノフェニル)−3−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−1,3,4−オキサジアゾリン−2
−オン (化合物番号:VI−30) 製造例22において、3,5−ジクロロ安息香酸を3−
ニトロ安息香酸に替えて、以下同様に反応させて3−
(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−5−(3−ニ
トロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾリン−2−オ
ン(化合物番号:VI−29)を淡黄色固体で得た。 全収率:48.7% 得られた3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
5−(3−ニトロフェニル)−1,3,4−オキサジアゾ
リン−2−オンから製造例3と同様に行って白色固体と
して得た。 収率:59.0%
【0171】製造例24 5−{3−(アセトアミノ)フェニル}−3−(4,4
−ジフルオロ−3−ブテニル)−1,3,4−オキサジア
ゾリン−2−オン(化合物番号:VI−31)製造例23
で製造した5−(3−アミノフェニル)−3−(4,4
−ジフルオロ−3−ブテニル)−1,3,4−オキサジア
ゾリン−2−オンから製造例4と同様に行って白色固体
として得た。 収率:83.0%
【0172】製造例25 3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−5−{3
−(エトキシカルボニルアミノ)フェニル}−1,3,4
−オキサジアゾリン−2−オン(化合物番号:VI−3
2) 製造例23で製造した5−(3−アミノフェニル)−3
−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−1,3,4−
オキサジアゾリン−2−オンから製造例5と同様に行っ
て白色固体として得た。 収率:59.0%
【0173】製造例26 3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−5−{2
−(メチルスルフォニル)フェニル}−1,3,4−オキ
サジアゾリン−2−オン(化合物番号:VI−35) 製造例22において、3,5−ジクロロ安息香酸を2−
メチルチオ安息香酸に替えて、以下同様に反応させて3
−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−5−(2−
メチルチオフェニル)−1,3,4−オキサジアゾリン−
2−オン(化合物番号:VI−34)を白色固体で得た。 全収率:84.6% 得られた3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
5−(2−メチルチオフェニル)−1,3,4−オキサジ
アゾリン−2−オンから製造例7と同様に行い白色固体
として得た。 収率:100%
【0174】製造例27 3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−5−(3
−クロロフェニル)−1,3,4−チアジアゾリン−2−
オン(化合物番号:VII−10)の合成 3−クロロ安息香酸 15gと濃硫酸 15mlとエタ
ノール 150mlの混合溶液を24時間加熱還流し
た。室温まで冷却した後、減圧下濃縮した。濃縮後の溶
液に水 200mlを加え、酢酸エチル 40mlで3
回抽出した。得られた酢酸エチル溶液を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、水、飽和食塩水で順に洗った後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過により無水硫酸マグネ
シウムを除き、得られた溶液を減圧下濃縮して、無色油
状物として、エチル 3−クロロベンゾエートを得た。 収量:17.6g 収率:84.6% NMR(300MHz、CDCl、δppm):
8.02(dd,1H),7.93(dd,1H),7.
51(dd,1H),7.38(dd,1H),4.39
(q,2H),1.40(t,3H)
【0175】エチル 3−クロロベンゾエート 17.
6g(95.4mmol)と100%ヒドラジンヒドラ
ート 20mlの混合溶液を1時間加熱還流した。室温
まで冷却した後、生成した白色固体を濾過後、水洗し、
減圧下乾燥して、白色固体として3−クロロベンゾイル
ヒドラジンを得た。 収量:14.0g 収率:86.1% NMR(300MHz、DMSO−d、δppm):
10.12(brs,1H),8.06(dd,1
H),7.99(dd,1H),7.81(dd,1
H),7.71(dd,1H),4.76(brs,2
H)
【0176】3−クロロベンゾイルヒドラジン 2.0
g(11.7mmol)とアンモニウム チオシアネー
ト 2.7g(35.1mmol)をエタノール 220
mlに懸濁し,濃塩酸 5mlを加えた。攪拌下、22
時間加熱還流した後、室温に戻し、減圧下濃縮した。水
60mlを加えた後、固形物を濾取し、水洗した。減
圧下、乾燥し、1−(3−クロロベンゾイル)−チオセ
ミカルバジドを白色固体として得た。 収量:0.63g 収率:23.4% NMR(300MHz、DMSO−d、δppm):
10.32(brs,1H),9.19(brs,1
H),7.80−7.30(m,6H)
【0177】濃硫酸 10mlを室温で攪拌しつつ、1
−(3−クロロベンゾイル)−チオセミカルバジド
0.63g(2.75mmol)を加えた。反応溶液を1
時間、100℃で撹拌した後、氷水 100mlに注い
だ。固形物を濾取し、エタノールから再結晶して、2−
アミノ−5−(3−クロロフェニル)−1,3,4−チア
ジアゾールを白色固体として得た。 収量:0.38g 収率:65.5% NMR(300MHz、DMSO−d、δppm):
8.00−7.55(m,4H),4.60(brs,
2H),
【0178】濃硫酸 8mlを室温で攪拌しつつ、2−
アミノ−5−(3−クロロフェニル)−1,3,4−チア
ジアゾール 0.39g(1.70mmol)を加えた。
反応溶液を10−15℃に保ちながら,亜硝酸ナトリウ
ム 0.53g(7.63mmol)の水溶液 2mlを
15分間で滴下した。滴下後室温で30分間攪拌した
後、50%(w/w)の酢酸水溶液 6mlを加えた。
室温で24時間攪拌後、反応溶液を氷水 50mlに注
ぎ、生成した固形物を濾取し、水洗後、メタノールから
再結晶して、で撹拌した後、氷水 100mlに注い
だ。固形物を濾取し、メタノールから再結晶して、5−
(3−クロロフェニル)−1,3,4−チアジアゾリン−
2−オンを黄色固体として得た。 収量:0.25g 収率:69.4% NMR(300MHz、DMSO−d、δppm):
14−13(brs,1H),8.1−7.5(m,4
H)
【0179】5−(3−クロロフェニル)−1,3,4−
チアジアゾリン−2−オン 0.25g(1.2mmo
l)、4−ブロモ−1,1−ジフルオロ−1−ブテン
0.21g(1.23mmol)及び炭酸カリウム 0.
23g(1.76mmol)をアセトニトリル 20m
lに懸濁し、一晩(12時間)加熱還流した。室温(2
5℃)に戻した後、減圧下濃縮し、残渣に水 20ml
を加え、酢酸エチル 7mlで3回抽出した。得られた
酢酸エチル溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧
下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製し
て、目的の3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)
−5−(3−クロロフェニル)−1,3,4−チアジアゾ
リン−2−オンを黄色固体で得た。 収量:0.09g 収率:25.2%
【0180】製造例28 4−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−1−フェ
ニル−5(4H)−テトラゾリノン(化合物番号:VIII
−1)の合成 フェニルイソシアナート 1.2g(10.0mmol)
及びトリメチルシリルアジド 2.3g(20.0mmo
l)の混合物を12時間加熱還流した。室温まで冷却し
た後、反応混合物を氷水中に注ぎ込んだ。水層を酢酸エ
チル 30mlで2回抽出した。合わせた酢酸エチル抽
出液を飽和食塩水で洗浄し、更に無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、減圧下で溶媒を留去した。得られた残渣
を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶することにより1−
フェニル−5(4H)−テトラゾリノンを得た。 収量:1.4g 収率:86% NMR(300MHz、CDCl、δppm): 1
4.2(brs、1H)、7.8−7.9(m、2H)、
7.3−7.6(m、3H)
【0181】1−フェニル−5(4H)−テトラゾリノ
ン 0.48g(3.0mmol)、4−ブロモ−1,1
−ジフルオロ−1−ブテン 0.51g(3.0mmo
l)及び炭酸カリウム 0.50g(3.6mmol)を
アセトニトリル 10mlに加え、一晩加熱還流した。
室温に戻した後、固形物を濾別し、濾液を減圧下濃縮し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して、無色
油状の4−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−1
−フェニル−5(4H)−テトラゾリノンを得た。 収量:0.50g 収率:66%
【0182】製造例29 5−(4−クロロフェニル)−1−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−(1H)−テトラゾール(化合物
番号:IX−4)および5−(4−クロロフェニル)−2
−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−(2H)−
テトラゾール(化合物番号:X−3)の合成 4−クロロベンゾニトリル 2.1g(15.0mmo
l)、アジ化ナトリウム2.9g(45.0mmol)、
塩化アンモニウム 2.4g(45.0mmol)及びジ
メチルホルムアミド 20mlの混合物を100℃で1
2時間攪拌した。室温まで冷却した後、反応混合物を氷
水中に注ぎ込み、その水層を希塩酸で酸性にした。析出
した固体を濾取し、減圧下で乾燥して白色固体の5−
(4−クロロフェニル)−(1H)−テトラゾールを得
た。 収量:2.4g 収率:88% NMR(300MHz,DMSO−d,δppm):
8.07(d,2H)、7.51(d,2H)
【0183】5−(4−クロロフェニル)−(1H)−
テトラゾール 0.54g(3.0mmol)、4−ブロ
モ−1,1−ジフルオロ−1−ブテン 0.51g(3.
0mmol)及び炭酸カリウム 0.50g(3.6mm
ol)をアセトニトリル 10mlに加え、一晩加熱還
流した。室温に戻した後、固形物を濾別し、濾液を減圧
下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し
て、目的の5−(4−クロロフェニル)−1−(4,4
−ジフルオロ−3−ブテニル)−(1H)−テトラゾー
ルおよび5−(4−クロロフェニル)−2−(4,4−
ジフルオロ−3−ブテニル)−(2H)−テトラゾール
を得た。 5−(4−クロロフェニル)−1−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−(1H)−テトラゾール(化合物
番号:IX−4) 収量:0.64g 収率:79% 5−(4−クロロフェニル)−2−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−(2H)−テトラゾール(化合物
番号:X−3) 収量:0.05g 収率:6%
【0184】製造例30 6−(4−クロロフェニル)−1−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−ピリダジン−3(2H)−オン
(化合物番号:XI−9)の合成 4’−クロロアセトフェノン 5.0g(32mmo
l)と40%グリオキシル酸水溶液 20mlとを攪拌
下4時間加熱環流した。氷浴にて0℃まで冷却し、冷却
しながら25%アンモニア水 50mlを少しづつ加え
た。エーテル 100mlを加え、分液ロートで有機層
と水層に分離した。有機層を25%アンモニア水 50
mlで抽出し、水層を合わせて、エーテル 100ml
で洗浄した。水層にヒドラジン1水和物 20ml加
え、一晩加熱環流した。生じた結晶を吸引濾過後、減圧
下乾燥し、6−(4−クロロフェニル)−ピリダジン−
3(2H)−オンを白色結晶として得た。 収量:4.2g 収率:63% NMR(300MHz,CDCl ,δppm):
10.90(brs,1H),7.8−7.7(m,3
H),7.46(dd,2H),7.07(d,1H)
【0185】6−(4−クロロフェニル)−ピリダジン
−3(2H)−オン0.61g(2.9mmol)、4−
ブロモ−1,1−ジフルオロ−1−ブテン 0.50g
(2.9mmol)及び炭酸カリウム 0.45g(3.
2mmol)をアセトニトリル20mlに加え、一晩加
熱還流した。セライト濾過した後、減圧下濃縮した。得
られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘ
キサン:酢酸エチル=1:2)で精製して、目的の6−
(4−クロロフェニル)−1−(4,4−ジフルオロ−
3−ブテニル)−ピリダジン−3(2H)−オンを淡黄
色油状物で得た。 収量:0.69g 収率:79%
【0186】製造例31 2−(3,5−ジクロロフェニル)−4−(4,4−ジフ
ルオロ−3−ブテニル)−6H−1,3,4−オキサジア
ジン−5−オン(化合物番号:XII−10)の合成 3,5−ジクロロベンゾイルヒドラジン 1.56g
(7.61mmol)をテトラヒドロフラン 30ml
に懸濁し、ピリジン 0.75ml(9.13mmol)
を加え、0℃に冷却した。攪拌しつつ、2−クロロアセ
チル クロライド0.61ml(7.61mmol)のテ
トラヒドロフラン 5mlの溶液を10分間で滴下し
た。室温で1.5時間攪拌後、減圧下濃縮し、得られた
残査に水 50mlを加えた後、酢酸エチル 15ml
で3回抽出した。得られた酢酸エチル溶液を硫酸マグネ
シウムで乾燥後、濾過によりこれを除き、減圧下乾固し
た。得られた固形物をヘキサンで洗浄し、白色固体とし
てN−{(3,5−ジクロロフェニル)カルボニルアミ
ノ}−2−クロロエタンアミドを得た。 収量:2.14g 収率:100% NMR(300MHz,DMSO−d ,δpp
m): 10.8(brs,1H),10.5(brs,
1H),7.95(d,2H),7.75(d,1H),
4.18(s,2H)
【0187】N−{(3,5−ジクロロフェニル)カル
ボニルアミノ}−2−クロロエタンアミド 2.30g
(8.85mmol)と炭酸カリウム 3.42g(2
6.5mmol)をアセトニトリル 3.5mlに懸濁
し、攪拌下、12時間加熱還流した。反応溶液を室温に
戻した後、減圧下濃縮し、得られた残査に水 50ml
を加えた後、ジエチルエーテル 15mlで3回抽出し
た。得られたジエチルエーテル溶液を水、飽和食塩水で
順に洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下乾
固した。得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で
精製し、白色固体として、2−(3,5−ジクロロフェ
ニル)−4H,6H−1,3,4−オキサジアジン−5−
オンを得た。 収量:0.41g 収率:20.5% NMR(300MHz,DMSO−d+CDCl
,δppm): 11.2−11.0(brs,1
H),7.88(dd,2H),7.45(d,1H),
4.74(s,2H)
【0188】2−(3,5−ジクロロフェニル)−4H,
6H−1,3,4−オキサジアジン−5−オン 0.3g
(1.22mmol)と4−ブロモ−1,1−ジフルオロ
−1−ブテン 0.23g(1.35mmol)を無水
N,N−ジメチルホルムアミド 20mlに溶解した。
室温(25℃)で撹拌しつつ、水素化ナトリウム(60
%オイル懸濁物) 0.03g(1.25mmol)を加
えた。そのまま室温で12時間撹拌した後、氷水 20
0mlに注いだ。得られた溶液をジエチルエーテル 2
0mlで3回抽出した後、得られたジエチルエーテル溶
液を水、飽和食塩水で順に洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。濾過により無水硫酸マグネシウムを除
き、減圧下乾固し、得られた残査をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=
2/1)で精製して、淡黄色固体として、2−(3,5
−ジクロロフェニル)−4−(4,4−ジフルオロ−3
−ブテニル)−6H−1,3,4−オキサジアジン−5−
オンを得た。 収量:0.13g 収率:31.7%
【0189】製造例32 2−(3−アミノフェニル)−4−(4,4−ジフルオ
ロ−3−ブテニル)−6H−1,3,4−オキサジアジン
−5−オン (化合物番号:XII−31) 製造例31において、3,5−ジクロロベンゾイルヒド
ラジンを3−ニトロベンゾイルヒドラジンに替えて、以
下同様に反応させて4−(4,4−ジフルオロ−3−ブ
テニル)−2−(3−ニトロフェニル)−6H−1,3,
4−オキサジアジン−5−オン(化合物番号:XII−3
0)を淡黄色固体で得た。全収率:5.74% 得られた4−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
2−(3−ニトロフェニル)−6H−1,3,4−オキサ
ジアジン−5−オンから製造例3と同様に行ってベージ
ュ色固体として得た。 収率:100%
【0190】製造例33 5−{3−(アセトアミノ)フェニル}−4−(4,4
−ジフルオロ−3−ブテニル)−6H−1,3,4−オキ
サジアジン−5−オン (化合物番号:XII−32) 製造例32で得られた2−(3−アミノフェニル)−4
−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−6H−1,
3,4−オキサジアジン−5−オンから製造例4と同様
に行って白色固体として得た。 収率:86.5%
【0191】製造例34 4−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−2−{4
−(メチルスルフィニル)フェニル}−6H−1,3,4
−オキサジアジン−5−オン(化合物番号:XII−1
4) 製造例31において、3,5−ジクロロベンゾイルヒド
ラジンを4−メチルチオベンゾイルヒドラジンに替え
て、以下同様に反応させて4−(4,4−ジフルオロ−
3−ブテニル)−2−(4−メチルチオフェニル)−6
H−1,3,4−オキサジアジン−5−オン(化合物番
号:XII−13)を淡黄色油状物で得た。 全収率:6.23% 得られた4−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−
2−(4−メチルチオフェニル)−6H−1,3,4−オ
キサジアジン−5−オンから製造例6と同様に行って白
色固体として得た。 収率:63.4%
【0192】製造例35 4−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−2−{4
−(メチルスルフォニル)フェニル}−6H−1,3,4
−オキサジアジン−5−オン(化合物番号:XII−1
5) 4−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−2−(4
−メチルチオフェニル)−6H−1,3,4−オキサジア
ジン−5−オン(化合物番号:XII−13)から製造例
7と同様に行って白色固体として得た。 収率:63.4%
【0193】製造例36 3−(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−2−メチ
ルチオ−3H−キナゾリン−4−オン (化合物番号:
XIII−1) 2−メチルチオ−3H−キナゾリン−4−オン 0.51
g(2.6mmol)、4−ブロモ−1,1−ジフルオロ
−1−ブテン 0.53g(3.1mmol)及び炭酸カ
リウム 0.43g(3.1mmol)をアセトニトリル
10mlに加え、一晩加熱還流した。室温に戻した
後、固形物を濾別し、濾液を減圧下濃縮した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル=4:1)で精製して、目的の3−
(4,4−ジフルオロ−3−ブテニル)−2−メチルチ
オ−3H−キナゾリン−4−オンを白色固体で得た。 収量:0.16g 収率:22%
【0194】上記製造例の何れかの方法に準じて、下記
表1〜21に記載の本発明化合物を製造した。表におい
て、Me:メチル基、Et:エチル基、Pr:n−プロ
ピル基、iPr:イソプロピル基、cPr:シクロプロ
ピル基、tBu:tert−ブチル基、cHex:シク
ロヘキシル基、Ph:フェニル基、Py:ピリジル基を
示す。上記各反応で得られる各化合物は、通常の分離手
段、例えば、有機溶媒抽出法、クロマトグラフィー法、
再結晶法等の慣用の単離精製手段により、反応混合物か
ら容易に単離、精製することができる。得られた本発明
化合物の物理学的性質等を下記表22〜54に示した。
尚、H−NMRスペクトルはテトラメチルシラン(T
MS)を基準物質として測定した。
【0195】
【表1】
【0196】
【表2】
【0197】
【表3】
【0198】
【表4】
【0199】
【表5】
【0200】
【表6】
【0201】
【表7】
【0202】
【表8】
【0203】
【表9】
【0204】
【表10】
【0205】
【表11】
【0206】
【表12】
【0207】
【表13】
【0208】
【表14】
【0209】
【表15】
【0210】
【表16】
【0211】
【表17】
【0212】
【表18】
【0213】
【表19】
【0214】
【表20】
【0215】
【表21】
【0216】
【表22】
【0217】
【表23】
【0218】
【表24】
【0219】
【表25】
【0220】
【表26】
【0221】
【表27】
【0222】
【表28】
【0223】
【表29】
【0224】
【表30】
【0225】
【表31】
【0226】
【表32】
【0227】
【表33】
【0228】
【表34】
【0229】
【表35】
【0230】
【表36】
【0231】
【表37】
【0232】
【表38】
【0233】
【表39】
【0234】
【表40】
【0235】
【表41】
【0236】
【表42】
【0237】
【表43】
【0238】
【表44】
【0239】
【表45】
【0240】
【表46】
【0241】
【表47】
【0242】
【表48】
【0243】
【表49】
【0244】
【表50】
【0245】
【表51】
【0246】
【表52】
【0247】
【表53】
【0248】
【表54】
【0249】次に製剤例を示す。 製剤例1(乳剤) 本発明化合物の各々10重量部を、ソルベッソ150の
45重量部およびN−メチルピロリドン 35重量部に
溶解し、これに乳化剤(商品名:ソルポール3005
X、東邦化学株式会社製)10重量部を加え、撹拌混合
して各々の10%乳剤を得た。
【0250】製剤例2(水和剤) 本発明化合物の各々20重量部を、ラウリル硫酸ナトリ
ウム 2重量部、リグニンスルホン酸ナトリウム 4重
量部、合成含水酸化珪素微粉末 20重量部およびクレ
ー 54重量部を混合した中に加え、ミキサーで撹拌混
合して20%水和剤を得た。
【0251】製造例3(粒剤) 本発明化合物の各々5重量部に、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム 2重量部、ベントナイト 10重量
部およびクレー 83重量部を加え十分撹拌混合した。
適当量の水を加え、更に撹拌し、造粒機で造粒し、通風
乾燥して5%粒剤を得た。
【0252】製造例4(粉剤) 本発明化合物の各々1重量部を適当量のアセトンに溶解
し、これに合成含水酸化珪素微粉末 5重量部、PAP
(酸性リン酸イソプロピル)0.3重量部およびクレー
93.7重量部を加え、ジュースミキサーで撹拌混合
し、アセトンを蒸発除去して1%粉剤を得た。
【0253】製剤例5(フロアブル剤) 本発明化合物の各々20重量部とソルビタントリオレー
ト 1.5重量部とを、ポリビニルアルコール 2重量
部を含む水溶液 28.5重量部と混合し、サンドグラ
インダーで微粉砕(粒径3ミクロン以下)した後、この
中にキサンタンガム 0.05重量部及びアルミニウム
マグネシウムシリケート 0.1重量部を含む水溶液4
0重量部を加え、さらにプロピレングリコール 10重
量部を加えて攪拌混合して20%水中懸濁液を得た。
【0254】次に本発明化合物が殺虫剤、殺ダニ剤の有
効成分として有用であることを試験例を掲げて示す。
尚、本発明化合物は表1に記載の化合物番号で示した。
【0255】試験例1 ナミハダニに対する殺虫試験 不織布(4.5×5.5cm)をプラスチックカップの蓋
に付けた切り込みを通してカップ内に垂らし、カップに
水道水を入れ、蓋をした。十分吸水した不織布にインゲ
ンマメ葉片(約3.5cm×4.5cm)をのせ、その上
にさらにナミハダニの寄生(約20個体)したインゲン
マメ葉片をのせ、25±2℃、湿度40%の恒温室に静
置した。次に本発明化合物のメタノール溶液にソルポー
ル 355(東邦化学製)水溶液(100ppm)を加
え、本発明化合物の薬液(200ppm)を調製した。
次に、この薬液を散布した後風乾し、恒温室内(25±
2℃、湿度50%)で静置し、処理2日後にナミハダニ
の死虫率を調査した。
【0256】結果、以下の化合物がナミハダニに対し
て、100%の殺ダニ活性を示した。 II−1,II−2,II−3,II−4,II−5,II−6,II
−7,II−9,II−10,II−11,II−12,II−1
3,II−14,II−16,II−17,II−18,II−1
9,II−20,II−21,II−24,II−25,II−3
1,II−32,II−33,II−35, III−11,III−24,III−41,III−45, V−4,V−6,V−7,V−8,V−11,V−1
2,V−13,V−14,V−15,V−17,V−1
9,V−20,V−21,V−22,V−24,V−2
5,V−26,V−27,V−35,V−36,V−3
8,V−39,V−40,V−41,V−43,V−4
7,V−48,V−49,V−50,V−51,V−5
2,V−53,V−54,V−55,V−56,V−5
7,V−58, VI−4,VI−5,VI−7,VI−8,VI−9,VI−10,
VI−11,VI−12,VI−13,VI−14,VI−15,
VI−16,VI−17,VI−19,VI−21,VI−22,
VI−25,VI−26,VI−27,VI−28,VI−29,
VI−33,VI−34,VI−35, VII−10, VIII−3,VIII−14,VIII−21, IX−6,IX−10,IX−12,IX−16,IX−21,IX
−22, XI−6,XI−8,XI−9,XI−13,XI−15,XI−1
8,XI−24,XI−26,XI−27, XII−1,XII−2,XII−4,XII−5,XII−6,XII−
7,XII−9,XII−10,XII−11,XII−12,XII
−13,XII−14,XII−16,XII−18,XII−2
2,XII−23,XII−24,XII−26,XII−27,XI
I−28,XII−30,XII−31,XII−34,XII−3
5,XII−36,XII−37,XII−42,XII−43,XI
I−44,XII−45,XII−46,XII−47
【0257】試験例2 ツマグロヨコバイに対する殺虫試験 ポット(3×4×4cm)植えイネに試験例1で記載し
た本発明化合物の薬液2.5ml(濃度 200pp
m)を土壌表面に滴下した。薬液が土壌に浸透した後、
アクリルカップをかぶせ上部の穴からツマグロヨコバイ
2齢幼虫を放虫(約7個体/カップ)し、穴を脱脂綿で
ふさぎ、恒温室内(25±2℃、湿度50%)で静置
し、処理後6日後にツマグロヨコバイの死虫率を調査し
た。結果、以下の化合物がツマグロヨコバイに対して、
100%の殺虫活性を示した。 I−2,I−3,I−4,I−5,I−7,I−8,I
−9,I−10,I−11,I−12,I−13,I−
14,I−15,I−16,I−19,I−20,I−
22,I−24, II−1,II−4,II−5,II−6,II−10,II−1
3,II−14,II−18,II−21,II−28,II−2
9,II−32, V−1,V−2,V−4,V−10,V−11,V−1
2,V−15,V−18,V−21,V−22,V−2
5,V−29,V−33,V−36,V−37,V−3
9, VI−2,VI−4,VI−5,VI−7,VI−8,VI−9,VI
−11,VI−12,VI−13,VI−21,VI−27,VI
−30,VI−34,VI−35, VIII−10,VIII−13,VIII−26, XII−2,XII−4,XII−5,XII−9,XII−10,XII
−25,XII−26,XII−27,XII−28,XII−47
【0258】試験例3 モモアカアブラムシに対する殺虫試験 不織布(4.5×5.5cm)をプラスチックカップの蓋
に付けた切り込みを通してカップ内に垂らし、カップに
水道水を入れ、蓋をした。十分吸水した不織布にモモア
カアブラムシの寄生したキャベツ第2葉の葉片(2cm
×3cm)をのせ、アクリルカップをかぶせて25±2
℃、湿度40%の恒温室に静置した。翌日、試験例1で
記載した薬液(200ppm)を散布した後風乾し、恒
温室内(25±2℃、湿度50%)で3日間静置し、モ
モアカアブラムシの死虫率を調査した。結果、以下の化
合物がモモアカアブラムシに対して,100%の殺虫活
性を示した。 I−1,I−2,I−3,I−4,I−5,I−6,I
−8,I−9,I−10,I−11,I−12,I−1
3,I−14,I−15,I−16,I−17,I−1
9,I−20,I−21,I−22,I−23, II−16,II−21,II−32, XII−9,XII−11,XII−12,XII−13,XII−1
6,XII−23,XII−24,XII−25,XII−27,XI
I−28,XII−31,XII−35,XII−37,XII−3
8,XII−39,XII−40,XII−41,XII−42,XI
I−43,XII−44,XII−46,XII−47
【0259】
【発明の効果】本発明によれば、哺乳動物に対しては安
全性が高く、農園芸用殺虫及び殺ダニ剤として有効な新
規物質、ならびに該新規物質を有効成分とする農園芸用
殺虫・殺ダニ剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 43/653 A01N 43/653 A Q 43/713 43/713 43/78 43/78 F 43/824 43/88 43/88 47/20 Z 47/20 C07D 231/20 Z C07D 231/20 237/04 237/04 237/14 237/14 239/95 239/95 249/08 535 249/08 535 249/12 504 249/12 504 506 506 509 509 511 511 257/04 A 257/04 E G 271/10 271/10 273/04 273/04 277/36 277/36 401/04 285/13 405/10 401/04 413/10 405/10 417/04 413/10 A01N 43/82 101E 417/04 C07D 285/12 C (72)発明者 遠藤 康弘 徳島県鳴門市里浦町里浦字花面615 大塚 化学株式会社鳴門研究所内 (72)発明者 笹間 康弘 徳島県鳴門市里浦町里浦字花面615 大塚 化学株式会社鳴門研究所内 (72)発明者 石井 直樹 徳島県鳴門市里浦町里浦字花面615 大塚 化学株式会社鳴門研究所内 Fターム(参考) 4C033 AD01 AD02 AD09 AD17 4C036 AD16 AD18 AD19 AD20 AD21 AD22 AD24 AD27 4C056 AA01 AB02 AC07 AD01 AE03 AF04 4C063 AA01 BB01 BB06 CC22 CC28 CC41 CC47 CC67 CC81 DD11 DD22 DD59 EE03 4H011 AC01 AC04 BA01 BB09 BB10 BB13 BC01 BC03 BC05 BC07 BC08 BC09 BC17 BC18 BC19 BC20 DA02 DA15 DA16 DC01 DC05 DC06 DC08 DH02 DH10 DH14

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で表される4,4−ジフルオロ
    −3−ブテニル化合物。 【化1】 [式中、Qは置換基を有することのある、少なくとも1
    つの窒素原子を有する複素環基を示し、窒素原子上で結
    合している。ただしQ=フタルイミド基を除く。]
  2. 【請求項2】 QがQ1〜Q13で表される複素環基群
    から選ばれる1種である請求項1記載の4,4−ジフル
    オロ−3−ブテニル化合物。 【化2】 [式中、R、R、R、R、及びRは同一又は
    異なって水素原子、C −4アルキル基、C1−4シク
    ロアルキル基、C1−4ハロアルキル基、C1− アル
    キルチオ基、C1−4アルコキシカルボニル基、フェニ
    ル基、ベンジル基、複素環基を示す。またハロゲン原
    子、C1−4アルキル基、C1−4ハロアルキル基、C
    1−4アルコキシ基、C1−4ハロアルコキシ基、C
    1−4アルキルチオ基、C1−4アルキルスルフィニル
    基、C1−4アルキルスルフォニル基、ニトロ基、シア
    ノ基、アミノ基、ホルミル基、C1−4アシル基、カル
    ボキシル基、C1−4アルコキシカルボニル基、C
    1−4アルキルアミノカルボニル基、フェノキシ基、フ
    ェニル基、基R−OCONH−、基R−CONH
    −、基−C(R)=NOR、基−C(R10)(O
    11)(OR12)の群から選ばれる基が置換された
    フェニル基、ベンジル基又は複素環基を示す。R及び
    はC1−4アルキル基を示す。R、R及びR
    10は水素原子又はC1−4アルキル基を示す。R11
    及びR12はC1−4アルキル基を示すが、一緒になっ
    て環を形成しても良い。Xは酸素原子又は硫黄原子を示
    す。]
  3. 【請求項3】 Qが式(Q1)で表される請求項1記載
    の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  4. 【請求項4】 Qが式(Q2)で表される請求項1記載
    の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  5. 【請求項5】 Qが式(Q3)で表される請求項1記載
    の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  6. 【請求項6】 Qが式(Q4)で表される請求項1記載
    の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  7. 【請求項7】 Qが式(Q5)で表される請求項1記載
    の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  8. 【請求項8】 Qが式(Q6)で表される請求項1記載
    の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  9. 【請求項9】 Qが式(Q7)で表される請求項1記載
    の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  10. 【請求項10】 Qが式(Q8)で表される請求項1記
    載の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  11. 【請求項11】 Qが式(Q9)で表される請求項1記
    載の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  12. 【請求項12】 Qが式(Q10)で表される請求項1
    記載の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  13. 【請求項13】 Qが式(Q11)で表される請求項1
    記載の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  14. 【請求項14】 Qが式(Q12)で表される請求項1
    記載の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  15. 【請求項15】 Qが式(Q13)で表される請求項1
    記載の4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の化合物を含有する農園
    芸用殺虫・殺ダニ剤組成物。
  17. 【請求項17】 請求項2記載の化合物を含有する農園
    芸用殺虫・殺ダニ剤組成物。
JP2002117310A 2002-04-19 2002-04-19 4,4−ジフルオロ−3−ブテニル化合物及び農園芸用殺虫・殺ダニ剤 Pending JP2003313169A (ja)

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